2021年01月23日
女性の為のセックス書A
快楽を知らない女性たち 〜女性のためのセックスバイブル〜
『快楽を知らない女性たち』
クリニックを訪れる女性たちの話を聞いていて感じることは、「性の快楽」と言っても、
何のことを指しているのかピンときていない人が案外多いことです。
若い女性はまだ経験が浅いので、
大脳新皮質の刺激に対する認識が深まっていないということもあるでしょう。
性交痛の訴えは、更年期以降の女性だけでなく、若い世代にも多いのです。
そうした若い女性たちに痛みの内容を聞いてみると、たいてい
「挿入されて、膣の奥を突かれると、何かに当たって痛い」
などと答えます。
つまり、子宮頸部に当たることを言っているのです。
ここを突かれると子宮がブラブラと揺さぶられるので、
その感覚を痛いと感じているのかもしれませんが、性の解説書などを見れば、
Uスポット(ポルチオ)と呼ばれ、快感のツボと教えられている部分です。
そこで、まず内診などで調べたうえで異常がないことを告げて安心させ、
次に「慣れればそれが快感になる女性もいるけど、痛みが強いなら彼と相談して、あまり深く挿入せず、奥に当たらないような体位を工夫してみたらどうかしら」などと提案します。
また、膣の深さやペニスの大きさによっても感じ方は変わりますから、
相手によって違うかもしれないとも説明します。
性的快感に関しては、女性は歯がゆいくらい自分を後回しにして、
男性を優先させる傾向が強く、そのために自分自身の快感を意識できない場合も少なくありません。
「彼がその気になっているので、私もそれらしい声を出しています。でも感じるっていったいどういうことなのか、本当はわからないのです」
という告白はよく聞きます。
また、こうした感覚は夫婦関係においてもみられ、性の快楽どころか、
夫へのお義理で性生活に付き合っている妻が意外に多いのではないでしょうか。
実は、私にも覚えがないとは言えないことなのです。
もしもそんな性生活であれば、お役ごめんとばかりに「卒業」を決めこむのはむしろ当然でしょう。
「オーガズムを得る方法を教えてほしい」という声は、
多くの女性たちがひそかに抱く性の快楽への願望を代弁しているような気がします。
セックスの女神が降りてくる 〜女性のためのセックスバイブル〜
◆第1章 女性にとってのSEXとは
セックスの必要性
精神的なつながりだけのもろさ
セックスはテクニックよりメンタル
快楽だけを求める女性たち
◆第2章 SEXの理想と現実
セックスレスについて
熟年夫婦のセックス事情
快楽を知らない女性たち
女性に性欲があるのは自然なこと
オーガズムを求める女性たち
オーガズムの感覚
◆第3章 SEXの女神が降りてくる
セックスに積極的な女性のからだ
セックスの合図を送るのは女性
恥ずかしくないSEXの誘い方
快楽を楽しむための演出と工夫
・ 行為の前に
・ 男性が喜ぶフェラチオ
・ ムードをあげる表情と声
・ 男性を満足させる演出と工夫
・ 理想の体位
マスターベーションのすすめ
飽きないセックスのコツ
◆第4章 SEXでキレイになる
第二のセックスとは
セックスすると美肌になる
セックスするとやせる
セックスするとよく眠れる
セックスで便秘が治る
セックスが病気発見のきっかけになる
セックスでキレイになる
セックスの感度を上げるハイヒール
◆第5章 正しい避妊
女性が知っておくべき避妊法
女性が知っておくべき避妊薬
望まない妊娠を防ぐ緊急避妊薬
望まない妊娠をしてしまったら
◆第6章 付録 人に言えない悩み Q&A
『こころ』についての質問
『からだ』についての質問
『妊娠』『避妊』についての質問
セックスの女神が降りてくる 〜女性のためのセックスバイブル〜
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10490228
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック