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2020年09月06日

平野 5度目登板で初失点 指揮官の信頼変わらず「基本的には9回を投げさせる」

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 ◇ア・リーグ マリナーズ―レンジャーズ(2020年9月4日 シアトル)

 マリナーズ・平野は今季5度目の登板で初失点を喫した。5点リードの9回に四球と3安打、犠飛などで2点を失った。ただ不運な当たりが連続した中で、リードは守り切った。

 これまで4度の登板では安定感を示しており、信頼感は変わらず。スコット・サービス監督は「経験のある投手。基本的には9回を投げさせる」と方針を語った。
今後の活躍にも期待がかかる。



【ヤクルト】歳内宏明と正式契約「チャンスをつかみたい」背番号91

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 ヤクルトは6日、昨季限りで阪神を退団し、今季は四国アイランドリーグplus香川でプレーしていた歳内宏明投手(27)と正式に契約を結び、都内で会見を行った。年俸は600万円で背番号は「91」。8日からファームに合流し、9日にイースタン、DeNA戦(横須賀)で先発する。

 阪神では通算57試合に登板。今季は香川で9登板し、5勝0敗、防御率0・42をマークしていた。先発で起用される方針。「拾っていただいて、去年阪神をクビになって、またプロ野球、NPBに戻りたい気持ちで香川でプレーしていたので本当にうれしいです。阪神戦に投げたい気持ちがありますし、楽しみです。チャンスをもらったと思っていますし、それをつかみたい思いが強いです」と語った。
今後の活躍に期待したい。



DeNA・ラミレス監督、不振の山崎2軍調整を再否定「絶対的に必要な存在」

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 DeNAのアレックス・ラミレス監督が5日、広島16回戦(マツダ)の試合前にオンラインで報道陣の取材に対応。不振が続く山崎康晃投手の2軍再調整の可能性について、改めて否定した。

 「ホームでは防御率10点台で3敗だが、アウェーでは2・63と昨日は打たれてしまったが、よくやってくれている。もちろん彼の存在は大きく、優勝するためには絶対的に必要な存在なことは変わらないので、復調してくれるまでしっかりやってほしい」

 不動の守護神は、今季は不調で7月29日に中継ぎに配置転換。チームは山崎を2軍で調整させるのではなく、緊迫した局面で投げ続けることで復調を期す選択をとってきた。

 しかし、前日も9−5の七回に4番手で登板し、3安打2四球で3失点。プロ6年目、マツダスタジアムでは28試合目の登板で初失点を喫するなど、防御率は6・33と苦しい投球が続いている。

山崎の今後の復活に期待したい。



前田健太“ツインズ史上初”の不運な記録…8K被安打2で好投も白星ならず 後続打たれ今季最多タイ3失点

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◇5日 ツインズ4―3タイガース(ミネアポリス)

 ツインズの前田健太投手(32)は先発して6イニング0/3で2安打しか許さなかったが、今季最多タイの3失点。試合はツインズが4―3でサヨナラ勝ちし、前田に勝敗はつかなかった。

 中継局FSノースによれば、バルデリ監督は「きょうもすごい投球だった。今季、うちは先発投手を引っ張らないが、ケンタのような投球ならば、長いイニングを任せるチャンスを与えようという気持ちになる。登板日はいつも『きょうはどんなことが起きるんだろう』と待ち切れない気分にさせてくれる」と称賛を惜しまなかった。

 前田は今季の生命線となっているチェンジアップとスライダーを中心に組み立て、8奪三振(K)。そのうち5個をチェンジアップで、3個をスライダーで奪い、1回に先頭打者アーチを浴びて以降、打者18人連続で凡退させた。

 舞台が暗転したのは1―1と同点の7回。先頭打者に8球粘られた末、この日唯一の四球で歩かせると、続く2012年の三冠王カブレラは外角低めの84マイル(約135キロ)スライダーを引っ掛けさせたが、打球は無情にも左前へ。指揮官はこの時点で91球だった前田の降板を決断した。

 だが、これが裏目と出る。2番手クリッパードが連打を浴び、残っていた走者2人はともに生還。前田は許した3人の走者がいずれもホームを踏み、3失点がついた。8月18日のブルワーズ戦も9回途中まで1安打、12Kだったが勝敗はつかず、米スポーツ専門局ESPNは「先発投手が被安打2以下、8K以上でシーズン2度の白星がつかず」は、前身のセネターズを含めても球団史上初だと報じた。
次回の登板にも期待したい。



【特別企画】「素直にうれしい」通算1000安打達成…坂本勇人2000安打への道 あと56本

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 巨人の坂本勇人内野手(31)の通算2000安打達成が期待される今季。スポーツ報知では「坂本勇人2000安打への道」と代位して、これまでの勇人の活躍を、当時の記事で振り返る。

 * * *

 10年目を迎えたセ・パ交流戦がスタート。巨人は、西武に大勝した。初回、坂本の1000安打となるヒットでチャンスを広げ、セペダの犠飛で先制すると、3回には古巣相手に燃える片岡の2点三塁打で加点。セペダは2号ソロを放った。先発の杉内は7回1失点で4勝目。原監督の積極采配が実って、投打ががっちりかみ合った。

 ◆巨人9−1西武(2014年5月20日・西武ドーム)[勝]杉内 9試合4勝2敗[敗]牧田 8試合2勝4敗▼[本]=セペダ2号(西口・8回)▼[三]=片岡▼[二]=阿部

 敵も味方も関係ない。坂本は西武ドーム中の大歓声を背中に受け、大きな花束を掲げた。プロ8年目で、通算1000安打を達成した。

「素直にうれしいです」。普段は表情を変えない若きリーダーが、一塁ベースで照れくさそうに笑った。

 難なく決めた。初回1死一塁。牧田の外角へ逃げる113キロスライダーに食らいつき、左前へ落とした。25歳5か月での達成はセ・リーグ最年少。球界では西鉄・豊田泰光、オリックス・イチロー(現ヤンキース)に並び歴代3位だ。「(スピード記録に)意識はないですね。若い時から試合に出させてもらって、大きなけがをせずにやってきた結果」。快挙の一打は同1死一、三塁のセペダの先制犠飛へつながり、打線の9安打9得点の呼び水となり交流戦は2年ぶりの白星発進だ。

 高卒2年目の08年から不動の遊撃手となった。4度のリーグ優勝、2度の日本一と実績を積んだが、最初はプロでやっていく自信はなかった。高校3年の06年6月。練習試合で、小学生時代のチームメートだった駒大苫小牧・田中将大(現ヤンキース)の球に圧倒された。「ライバルとかそんな意識も持てない。『こんな選手がプロで活躍するんだろうな』と見ていた」。上には上がいる―。負けず嫌いの原点だ。

 強烈に印象に残る一打がある。新人だった07年9月6日の中日戦(ナゴヤD)で放ったプロ初安打だ。「左の高橋聡さんからで延長12回の決勝打。去年まで高校生だった選手が優勝争いの時期に1軍に呼ばれて、初安打が決勝打。奇跡としか言いようがないです」

 出だしの頃は「3年間レギュラーでやって初めてプロ」と思っていた。年を重ねる度に、中心選手の自覚が芽生えてきた。12年オフからの本格的な筋力トレは故障に負けない体作りが狙い。腰や下半身に違和感を感じることもあるが、痛み止めの注射は絶対にしない。「見えないところで体に負担をかけているかもしれない。けがをしないのは簡単そうで難しい」。休日も体のケアに時間を費やす。ジャンクフード好きだが、最近は食事の栄養価を考える。長く第一線で活躍するためだ。

 「いずれは1500本、2000本安打を狙えるように、これからも頑張っていきたいです」。勇人は勇人らしくあれば、夢ではない。勝利へ結びつくヒットを積み重ねていく。

これからの活躍にも期待したい。



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