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2020年09月01日

田中将大は「2番手に変わらない」 今季未勝利も投球内容にNYメディアは絶大な信頼

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今季は最大でも71球、5イニングしか投げていない


 シーズン前半戦を終え、今季未勝利のヤンキース・田中将大投手。懸念されたサマートレーニング中の頭部死球の影響はないものの、初勝利が遠い日が続いている。そんな中、地元メディア「NJ.com」では、ヤンキース投手陣の中間成績を発表。好投しながらも勝ち星に恵まれない田中は「B」の評価となっている。

 前回登板となった26日(日本時間27日)のブレーブス戦では5回3安打無失点4奪三振と好投しながら、66球で降板となった田中。試合は逆転負けを喫し今季初勝利を逃した。

 そんなブレーブス戦での田中について、「NJ.com」のヤンキース番、ランディ・ミラー記者は「キャリアを通して安定していたタナカが前回の登板で5回無失点、66球で疲れたことが不思議だった。今季現時点で、最大で71球、5イニングだからかもしれない」と頭部死球から復帰後の調整時間の不足を指摘。「ヤンキースの分析チームがタナカがラインナップの3巡目と対戦できないと考えているのかと思ってしまう。それでも、彼はヤンキース2番手の先発投手であることに変わりない」とチームの分析班に疑問を投げかけつつ、「B」の評価を与えている。

 同じくヤンキース番のブレンダン・クティー記者も「タナカはこれまでとは異なる形で素晴らしい投球をしている。しかし、ヤンキースが彼に60、70球以上投げさせない理由は分からない」とし、「B」評価。好投を続けながら長いイニングを投げさせないチームの方針に疑問を抱いているようだ。

 ここまで5試合に登板し0勝1敗、20回2/3を投げ10失点(自責8)、17奪三振、防御率3.48の成績を残している田中。前回登板でブーン監督は「素晴らしい球を投げたが、体力が残っていなかったと思う」とも話しており、今後後半戦が進むにつれ登板回数が増すことを期待したい。(Full-Count編集部)
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