2020年09月15日
『ドラフト673番目の男』がノーヒットノーラン! カブス・ミルズ、大学ではスポーツ推薦もらえず
◇13日 ブルワーズ0―12カブス(ミルウォーキー)
カブスの右腕アレク・ミルズ(28)が13日、ブルワーズ戦でノーヒットノーランを達成し、今季5勝目(3敗)を挙げた。内容は114球中74球ストライク、5奪三振、3与四球。試合はカブスが12―0で大勝した。ノーヒットノーランは8月25日、ホワイトソックスのジオリトがパイレーツ戦で達成して以来、今季メジャー2人目。チーム4年ぶり16度目だった。
ピッチャー返しの打球がシフトを敷いた遊撃バエスの正面へ。ゲームセットの瞬間、中継局MARQのキャスパー・アナウンサーは「元大学の普通進学者が歴史をつくった!」とシャウト。舌を出し、両手を挙げたミルズに、ナインがソーシャルディスタンスも忘れて群がった。
米スポーツ専門局ESPN(電子版)などによれば、ミルズは「びっくりした。とにかく、まだピンと来ない。若いころから夢はメジャーで投げることだった。ノーヒッターなんて、人生で一度も考えたことがなかった」と率直に語った。
この日最速91マイル(約146キロ)の直球にカーブとチェンジアップを混ぜ、最大の武器はピンポイント制球。この日5球の空振りは、直近30年の一人で達成したノーヒットノーランでは最少タイだった。
大学進学でスポーツ推薦を受けられず、テネシー大学マーティン校でトライアウトを受験して野球部入部を許された。2012年ドラフト全体673番目(22巡目)指名でロイヤルズ入団。13年は右肘を手術し、17年はロイヤルズから事実上の戦力外通告を受け、カブスに移籍した。メジャー通算4年間、計28試合(15先発)で6勝4敗、防御率3・85。
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