2020年09月06日
前田健太“ツインズ史上初”の不運な記録…8K被安打2で好投も白星ならず 後続打たれ今季最多タイ3失点
◇5日 ツインズ4―3タイガース(ミネアポリス)
ツインズの前田健太投手(32)は先発して6イニング0/3で2安打しか許さなかったが、今季最多タイの3失点。試合はツインズが4―3でサヨナラ勝ちし、前田に勝敗はつかなかった。
中継局FSノースによれば、バルデリ監督は「きょうもすごい投球だった。今季、うちは先発投手を引っ張らないが、ケンタのような投球ならば、長いイニングを任せるチャンスを与えようという気持ちになる。登板日はいつも『きょうはどんなことが起きるんだろう』と待ち切れない気分にさせてくれる」と称賛を惜しまなかった。
前田は今季の生命線となっているチェンジアップとスライダーを中心に組み立て、8奪三振(K)。そのうち5個をチェンジアップで、3個をスライダーで奪い、1回に先頭打者アーチを浴びて以降、打者18人連続で凡退させた。
舞台が暗転したのは1―1と同点の7回。先頭打者に8球粘られた末、この日唯一の四球で歩かせると、続く2012年の三冠王カブレラは外角低めの84マイル(約135キロ)スライダーを引っ掛けさせたが、打球は無情にも左前へ。指揮官はこの時点で91球だった前田の降板を決断した。
だが、これが裏目と出る。2番手クリッパードが連打を浴び、残っていた走者2人はともに生還。前田は許した3人の走者がいずれもホームを踏み、3失点がついた。8月18日のブルワーズ戦も9回途中まで1安打、12Kだったが勝敗はつかず、米スポーツ専門局ESPNは「先発投手が被安打2以下、8K以上でシーズン2度の白星がつかず」は、前身のセネターズを含めても球団史上初だと報じた。
次回の登板にも期待したい。
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