「答えのある問い」に対して
早く、正確に答えに辿り着く能力ではなく
「答えのない問い」に対して
その問いの問いを続けることが
出来る能力が求めてきているからこそ
そこにどのように向き合っていくのか、に
価値が見いだされていくことになります。
そこには精神的な粘り強さが求められるものがありますが
その視点のヒントとなり得るところを
書籍「変革の知」から紐解いてみたいと思います。
その秘訣となるところを
5つの視点から紹介されているところがありますが
ここでは、その5つ目となる柱に注目してみます。
(第5の視点)
「知と知の分離」「知と行の分離」「知と情の分離」という
「三つの分離の病」を克服した、統合的知性である。
それぞれを更に言い換えるとすると
「専門主義」「分業主義」「客観主義」の病だと述べられています。
それぞれが専門性を追求していく結果
その全体性が見えなくなる。
分業によって効率化が進んでいく一方で
その繋がりが見られなくなる。
専門や分業があってこそ
豊かさを実感させられるところがあるものの
そこに統合した視点から再解釈も求められるところがありますよね。
そこに客観性の病の克服の大切さという意味では
理性的なメッセージの裏側にも
1人の人としての共感や愛情があって
そこに意味を見いだしていくことの大切さがある。
誰が何を言うのか、というところで
その信念体系に注目して
言葉を受け取ることがあってこそ
見えてくるものを大切にする姿勢が
一層、大切になるところだと感じています。
メッセージだけが一人歩きする可能性があるからこそ
そこに知と情をという視点を持ち
言葉の意味を深いところから捉えようとする姿勢が
これから生き抜くうえで
大きな意味を持つところがありますよね!
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