近代のギリシャの三大巨頭の２人目には、カントが挙げられています。
カントといえば、｢純粋理性批判｣で有名ですが
その中でも物自体に対する概念を変えたことでも知られています。
認識するからものがある、という意味で
認識が対象に従うのではなく
対象は認識に依存するというものです。
私達の暮らしの中でも
経験していなくてもすでに持っている先天的、自明的な認識があるから
そこにものがあると見ているところもあるのではないでしょうか？
さらに、カントは共通認識があるということで
ものがあると見ていることを、アプリオリと呼んでいます。
物事を認識するときにもものにある客観性と
自分の見ている主観性は一致しているわけではない、ということになります。
人生を豊かにするためのマインドセットにおいても
自分が当たり前だと思っていることがあって
その思い込みが思考（認識）を決めている、というのも
アプリオリを作り出していることから
生み出されているものだと見ることも出来ます。
だからこそ、現状の思考の枠組みの外側に視点を置くことによって
これまでの世界の見え方に変化が生み出されるというのも
そんな認識が先にあるからこそ、と言えるものがあります！
人生の意志決定において大切になるのも
そんな自分がどんな問題意識を持って
目の前の問題を認識しているのか、によって
そこに広がる心象風景も変わってくることになります。
思考の枠組みを疑ってみるといことから
自分の知らない可能性を意識に上げることが出来るからこそ
そこにチャンスの目も生まれてくるのも
カントの思想から見ることで
その意味も深まるところも出てくるでしょう！
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*こちらは拙書になりますが、マインドセットの秘訣にも
哲学思想を踏まえて、解説をしています。
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