物事の本質を捉えるときには
抽象的にざっくりと大枠を理解できる視点と
具体的な細部から詳細を掴む視点の行き来にポイントがあります。
抽象的に理解する側からいえば、視点を高めれば、それだけ見えてくる世界も抽象的なものになり
大きな枠組みでみることが出来ることで、概念の輪郭を掴みやすくなります。
逆にそこから視点を下げていくことで、見えてくるものが
具体的なものになり、詳細の細かい情報が入ってくるようになります。
物事の理解を難しくさせてしまっている要因としては
大きな枠組みの認識が必要なときに、細部にこだわってしまったり
細部を詰めたいときに、大きな枠組みで見ていたり、といった
抽象度の視点のピントのズレが原因としてあることがあります。
会社の仕事であれば、社長の目線では実務をこなすには知識が足りないし
若手の担当社員の目線だけでは業界を取り巻く情勢など大局観が足りないということになります。
今、置かれている立場がどこにあるにしても
その上下の立場からみる視点があることで
自分の立ち位置を上手く掴むことにも繋がっていきます。
自分の力だけで全てを知る必要はなくても
ビジネスのスピードを上げていきたいときには
抽象度の視点の上下運動は、状況を的確に判断する際には生きてくることになります。
そうした意味で、自分とは違う立場の人の視点ではどう感じられるのだろうか、と
その距離感を調整していくことが
身近なところで抽象と具体を行き来する視点の上下運動のトレーニングにも繋がります。
立場の違いによって同じ情報を知っても、その感じ方が違うように
必要なものの見方が違うことを知っているだけでも
相手を説得するときの大きな実装力に繋がるはずです!
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