結果的に良い結果に結びつくといった話を
耳にされたことがあるかもしれません。
直感やヒラメキと言われることも
普段の問題意識が成熟されていくことによって
あるところでパッと道筋が見えてくる、という意味で
日頃の問題意識があってこそ、生み出されるものであるとも言えます。
逆にちょっとした直感に違和感をおぼえたときには
本当にそれが正しいのだろうか?と推論を持たせられることによって
不安や恐怖がダミーの問題であることを意識にあげることも出来ます。
普段の思考のパターンを2つに分けるとしたら
瞬間的なものとじっくり考えて分析するのが必要な因果的推論があります。
(カーネマンがいうシステム1とシステム2と呼ばれるところでもありますね)
eで始まる動物をあげてください、と言われたときに
多くの方がエレファントと言葉が出てくるように
思考のプロセスを省略するのが前者。
選挙演説を聞いたときに、この人の主張は筋が通っているのだろうか?と
懐疑的に見つめ直してみることは、後者の例と言えるかもしれません。
何となく良さそう、と思って感覚的に思ったことでも
良く聴いて、言葉を繋げてみることによって
主張の矛盾が浮かび上がってくるところもあるかもしれません。
これまでの知識や経験をベースにすることから
直感の手触りが決まってくるところがあって
そうした習慣から逃れることが難しい、ということを
アリストテレスも触れています。
議論そのものが人を善良にするのであれば
彼らが多大な報酬を得るのも正当なことだ。(中略)
しかし現実には、多くの者を高潔さや善良さにいざなうことはできない。
どんな議論であれば、そのような人々を更生させることが出来るのか?
長い時間をかけて人格にすり込まれた特性を
議論によって取り去るのは不可能とは言わないまでも困難である。
違和感に気がつくためにも
これまでの思考からくるものが
見えなくさせてしまっている可能性があるかもしれない。
新しい問題を認識するときにも
これまでの思考のフレームに当てはめていることで
認識をずらしてしまっていることもあるかもしれない、と
内省的に捉えていくことが
どこまでも思考の課題だと感じさせられるところです。
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