読書で大量の知識に触れることに大きな意味がある一方で
大量の読書が直接、価値観を変えることには繋がらないところもあります。
知識が増える＝世界観が広がる、のではなく
これまでの知識と知識が繋がっていくことで
そこに発見を見いだすことが出来るからこそ
価値観もアップデートさせていくことが出来るものです。
本を読み進めていく中で
同じような知識ばかりを集めてしまうのは、何故でしょうか！？
目の前には違ったことが書かれていたとしても
これまでと同じ視点で繰り返し本を読み返したとしても
入ってくる情報の価値が変わることはありません。
そこで、ポイントになってくるのが、｢著者の目｣にあります。
これまでの自分とは違った視点で
読書が出来るからこそ
これまでとは違う認識が生まれることになります。
あなたと著者の間では
これまでに培ってきた知識や経験に違いがあるからこそ
あなたには持っていないものを本を通して伝えようとしている。
そこでどれだけ自分の目線で捉えるのではなく
相手が見ているであろう心象風景を感じ取っていくことが
認識を変えていくために大切になってくるところです。
これまでの認識が変わることによって
目の前の情報に対する解釈に変化が生まれてきます。
これまでにサラッと流してきたことでも
著者が何に対して、興味、関心を向けているのか、と
視点を切り替えていくことが出来るからこそ
新しい発見というかたちで、情報が認識に上がってくることになります。
お互いにとって笑いのツボがずれていたら
そこでコミュニケーションが盛り上がらないように
驚きのツボがズレていたとしたら
心象風解を共有していくのは難しいですよね。
目の前の情報を読み解くときにも
実はもっと驚くことのあるものがあるのではないか！？と
アンテナを張り巡らせていくことから
読書の質も変わり始めていくことになるでしょう！
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