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2024年04月07日

日本を愛する外国人 東京スカイツリー

このタイミングでNHK新プロジェクトXを見られたことは、運が良いというほかありません。
建設中の東京スカイツリーが首都高から東北道へ、東日本大震災の被災地三陸海岸に向かう途中で、視界に入りました。
名古屋から仮設住宅建設の応援に行くところでした。
スタジオに登場した鳶職人の方たちは、役者以上のカッコ良さがありました。
日本の技術力、チーム力、成し遂げる力はやはり秀逸です。
今思い出しても目頭が熱くなります。
同時に、NHKの取材、とりわけ震災当日の現場状況の臨場感、極限に置かれた作業員の緊迫性、インタビューそのどれをとっても映画にはないドキュメンタリーの生々しさ。
私事、25年放置したハウスの復活事業が何でもなく思え、故郷に帰って、農業者を目指し、いろんな人に再び出会い、その人たちと関わる。改めて自分の立ち位置を確認することになりました。
過去があって現在につながり、そして将来への方向を誘導してくれています。
人を動かすのは、上手い話でもなく、長い話でもなく、それらしい引喩でもなく、感動なんだと改めて思います。
その人自身から伝わる人間性なんだと、わかります。

2024年03月28日

日本を愛する外国人 寿命を生きる

昨今起きている事を見ていて、これからの世の中が今より良くなることはないなと思う。
誰もが、良くなることを願っているにもかかわらず、不安になる事件ばかりが続く。
地球に優しいと言いながら、実はその代償は計り知れない。
人口が減り続けて経済は立ち行かなくなること自体がおかしい。
どうして毎年国家予算が膨らんでゆくのか?
何故に健康食品を求めるのか。肥満になったのは自分のせいではないか。
誰よりも元気で、賢明に、豊かな暮らしがしたい。でも欲深くないですか?
山が好きで、万一遭難しても仕方ないし、東京に住みたくて、大地震が来て逃げ場を失っても、都や国の防災が行き届かなかったためではない。
AI開発を加速した先に、何が見えて来るのだろう。
どうして現憲法下で第三国に戦闘機を輸出できるのだろうか。
住めなくなった地球を捨てて、火星に移住したい人たちがいるのだろうか。
「もう自分たちの未来は自分たちで創っていこうではありませんか?」と訴える政治家が登場してもおかしくない。
思えば、人類は石器を武器に変えた時から、良からぬ方向へ突き進んでいる。

2024年02月24日

日本を愛する外国人 ヴィム・ヴェンダース監督

昨年9月に予告編を観て、封切りを楽しみにしていました。その9月に仕事を辞めて、もう稼ぐこともないので東京にまた来ることはない。そう思い、両国で大相撲を見ようと浅草のホテルに泊まることにしました。歩いて30分の近くに国技館はありました。館内の大声援や興奮も冷めやらぬ中、帰りは隅田川のライトアップされた橋を眺めながら歩きました。すぐ近くにスカイツリーがあることは知らなかったです。カメラに収めました。
役所広司さん演ずる主人公は押上近くの古アパートで独り暮らしをしています。
ついこの前見てきた風景が映画に映り、何かしら引き寄せてくれたような感覚に陥りました。役所さんは同い年。昔から好きな俳優です。
ヴィム・ヴェンダース監督はロードムービーを草分けとして、数々のドキュメンタリー映画で受賞されています。
『東京物語』の小津安二郎監督に強い影響を受け、笠智衆さんの大ファンと聞きます。
宗教色の強い映画かもしれません。「平山」さんはモンク(僧侶)の名から来てるようです。
流れるテーマは、「生活、魂、音、光、時間、繰り返す」ということではないでしょうか。
『ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』の映像を見ると、まさに田中泯氏の『名付けようのない踊り』に重なります。すぐさま田中泯さんに出演をお願いされたような気がします。
軽バンのカセットテープから流れる音楽はこのドラマの旋律でもあります。
「朝日のあたる家」「ペール ブルー アイズ」「ドック オブザ ベイ」「目覚めの街」「青い魚」「ブラウンアイド ガール」「サニーアフタヌーン」「フィーリング グッド」「スリーピーシティ」「パーフェクト デイズ」。
名曲は世代とは無関係。いろんなことを教えてくれる映画。
住みにくい世の中にはなりましたが、まだ日本人に生まれてきて良かったと思える作品です。



2024年02月10日

日本を愛する外国人 ハビタブルゾーン

habitable zoneの訳語として「生存可能領域」というのがあることを知りました。
最近までは、銀河系だけでもこれだけの星があるのだから、地球外生命はきっとあるだろう、と踏んでいましたが、大地震や森林火災が発生したり、巨大なサイクロンの前に人間は太刀打ちできません。
月面着陸に成功したSLIMは、マイナス170℃の夜に入ってしばらく活動できないといいますから、平穏な毎日を送れるのが、どれだけ有難いか判ります。
生命体が存在できるのは、恒星(太陽)からの距離、大気が存在し、水が0〜100℃の範囲の液体であること、中心恒星の質量と年代、惑星の質量、自転速度、自転軸の傾き、大気の量と組成などいくつもの条件が揃わないとかなわないということです。極めて稀有な場合に限られるというべきでしょう。
生命体にとって、熱くも寒くもない、ちょうどよいという意味で引き合いに出される「ゴルディロックスと3匹の熊」。
この物語の教訓は何なのでしょうか?なぜおばあさんと熊なのでしょうか?不思議なお話でもあります。







2024年02月08日

日本を愛する外国人 徹心香雲さん

演歌歌手だった香田晋さんへのインタビュー記事を読ませていただき、胸が洗われました。
バラエティ出演が続く日々、さぞ辛かったんでしょうね。もうあの人の歌声がテレビでは聴けないのは寂しいことですが、今は人生を大事に生きておられることを知って安堵しました。
奥さまとの出会い、ファンであられたお義母さまとの暮らしと別れ。
「自分に接するように人に接する」
「大きなものを捨てると、大きなものが入ってくる」
何回も噛み締めて、いまの生き方がこれでよいのか、省みる日となりました。私は、かみさんを幸せにできなかった末に亡くしています。いまから、ああしとけばよかったと、いくら涙を流しても足りません。
ずっと、頭で考えても分からなかった「人に寄り添う」ことの意味を、徹心さんから教えていただきました。







2024年02月01日

日本を愛する外国人 古都を託せる人

市長選挙を3日後に控えた京都。
市民はどんな選択をするのでしょうか。
争点は現市長16年にわたる市政に対する評価、内外からの観光客の増加に処する施策、行財政改革、北陸新幹線延伸の是非と言われています。
支持政党ではなく候補者の本気度で決めてほしいです。
ごった返す街、急ぐ人が後回しにされる交通、住民は嬉しくない。
行政は陽の当たらない人たちの力になることが第一。
ここは、自分でなんとかするということではなく、取り囲む市や町とじっくり対話できる首長を゙推したいところです。




2023年11月09日

日本を愛する外国人 台湾と韓国

最近、台湾からみえている日本人と話す(もちろん日本語で)機会があって、台湾には日本に対して友好的な感情をもつ人たちが多いと聞き、安心しました。彼によれば、日本の統治が終わってからの台湾は必ずしも民主的な方向には向かっていないとの見方をする民が多いということです。
逆に、日本に併合された韓国では、戦後民主化が進み、良好な発展を遂げていると実感している人たちが多いと見ています。
政治的に解決していない問題は未だにありますが、民間での両国関係は双方とも友好的な状態が、今は保たれているのではないでしょうか。
いずれにしても、東アジアの牽引役となるべき中国、日本、韓国、台湾は領土や軍事力を背景に敵対している時間はないと考えます。お互いが支え合う関係になって行ってほしいものです。

2023年10月22日

日本を愛する外国人 京都駅

久しぶりの京都駅は人で溢れていました。コロナ禍で閑散とした時期があったと聞いていましたが、日曜日の今日、横切ったり、先を急いだりすることはまずできませんでした。
京都を発着する路線は東京の新宿ほど多くはないのですが、市内はもちろん、各方面の観光地への起点になっているようです。奈良、大阪、琵琶湖、山陰地方や北陸へと。しかも新幹線は神戸、岡山方面に乗換なしで繋がっています。すれ違う海外からの旅行者がざっと2割方おられるように感じます。まさに国際都市と言えるでしょう。
この度Uターンした私にとって、電車でわずか40分で行ける距離は誰よりもハッピーと思わずにいれません。
そういうごった返しの京都駅ですが、この中をかいくぐって目的地に辿り着くのも、旅行の愉しみのひとつかもしれません。
また外国の方に話しかけるきっかけを探して、語学力を試す機会は十分にあると言えます。
AIには、あらたまった場所に出てきちんと質問するのを推奨していますが、相手の迷惑にならないことを考慮した上で、まず日本語で気さくに話しかけるなどして、最初の一歩を踏み出してみてはどうでしょうか?
今年は環境の激変により、思うように学習できませんでしたが、(言い訳は卒業しよう) 来たる年は必ず英検準1級に挑戦しよう。
晴耕雨読を掲げ、直売所への目標も見失うことなく。

2023年10月06日

日本を愛する外国人 農業者として

当ブログ主宰者 lessthanoccurred は先月末、農業者として再スタートを切ることになりました。日本の自然と文化、日本人の特性が世界の人たちを魅了するのはなぜか、のテーマは今後も変わらず、生涯追い求めていきます。
このページに尚も訪問していただいている読者の方々に厚く感謝申し上げます。
静岡県から京都府へ。実家の家族が25年以上前にやっていたハウスを復活させるのが小生のタスクになりました。
現ハウスはビニールが剥げ落ち、内部は樹木と蔦が繁茂した状態です。
1年半ないし2年後を目途に「道の駅」出荷を目標としています。当面副業は前提としておらず、工期短縮が生命線になります。
やり残している課題は山程ありますが、最近になってやっと気づいたことは、結果が当人にとって良ければ、やってきたことは間違ってなかったと理解すべきであるということです。これを言い換えると意味が変わってしまうかもしれませんが、「なんて私は幸運なんだろう」と、感謝の気持ちが持てれば、この先の道は開けてくることにつながるのではないか、と思い至ったわけです。
さあ、明日も早起きして、荒れたハウスの整備をしよう。そして日が暮れないうちに帰ってこよう。読みかけた本の続きを読まなくては。

2023年08月06日

日本を愛する外国人 スティーブ ジョブズ

ジョブズ氏は、生後まもなく養子に出され、常に自分はなぜ生まれてきて、どういう生き方をすべきなのか意識していました。高校ではLSDを試し幻覚体験をし、リード大学時代では導師を求めてインドを訪れたりしていました。その旅費の捻出のため、アタリ社に力づくで入社したほどでした。実際には、インドが、探し求めていたものとかけ離れていたために帰国します。その後は東洋の禅に特別な関心を持つようになります。
そしてサンフランシスコ ロスアルトスの禅堂で鈴木俊雄、知野弘文との出会いがありました。
『宿無し弘文 スティーブ ジョブズの禅僧』柳田由紀子著 を読み終え、弘文禅師がどのような方であったのかを知ることになりました。
著作に載せておられるだけでも、31人の方とインタビューされている。
6年以上をかけ、日本、アメリカ、スイス、オーストリアを何回も往復して。
曹洞宗北アメリカ国際布教総監、ジョブズの友人、弘文の養母、永平寺雲水時代の同期、弘文の最初の妻、スイス フェルゼンタール禅堂主宰者、カトリック修道女、そしてやっとの思いで会ってくれた再婚したあとの長女 タツコ乙川。
タツコさんのお話を聴いて、事情は一変します。今も重くのしかかってきます。
英文の参考文献が34、和文68が巻末にあります。禅宗に留まらず仏教の成り立ちとその奥へと迫ります。
ジョブズが自ら創業したアップルを彼の『傲慢さ』のゆえに追放されたのですが、その不遇の時代を乗り越えられたのは弘文から学んだところによるものと言っていいのかと思います。
膵臓がんが見つかりましたが、東洋医術に傾倒していたため西洋の外科手術を拒み、死期を早めたことにつながりました。
乙川弘文氏は「円を描くような呼吸」(自我と宇宙が持ちつ持たれつ影響しあっているということでしょうか)、を追い求めたがゆえに、非業の死を遂げたのかもしれません。
著者は、アメリカの若者に少なからず影響を与えてきた宗教家に、どこかにあると信じる救いをいまなお求め続けています。
この事例だけを鑑みて、道元禅師の説いた教えがこうであったとはいまの私には到底考えが及ばないところです。


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