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2020年05月18日
宅配業を始めるにあたって
宅配業者とは?
宅配業と言っても色々な業者が存在します。
1 食材を届けるサービス(〇協 等)
2 出来上がった食品(寿司、ピザ、弁当等)を届けるサービス
3 ネットで購入したものを届けるサービス
4 大手スーパーの宅配サービスetc・・・
まだまだ、色々存在しますが、今回は、3 に限定して進めたいと思います。
皆さんが、ネットで商品を購入すると以下の業者がドアtoドアでお手元に届けてくれると思います。
5 ヤ〇ト運輸
6 佐〇急〇
7 日本〇便
地方では、ほぼ3社ではないでしょうか。
一方、都市圏では
8 ア〇ゾ〇
9 モ〇タ〇ウ
10 楽〇
8~10に台頭される上記の企業(8は特に巨人)独自の配送ルートを構築しつつあります。
このような流れになったのは、ヤ〇ト運輸がア〇ゾ〇の当日配達から撤退等、ドライバーの疲弊を和らげるべく採ったヤ〇ト運輸の働き方改革に始まり、採算が合わないため佐〇が撤退したのも記憶に新しいと思います。
最近では、ア〇ゾ〇の賃料改正により現在は、佐〇も運んでますが・・
とにかく、ネット通販の活況により既存の業者のみでは、キャパオーバーとなりつつある昨今、8~10の独自配達網を構築する企業があっても何ら不思議ではありません。
そこで、独自の配達網を確立するためにどうしたのか?
以前からヤ〇ト、佐〇では、大元の運送業者を介した委託業者を採用していました。
今もヤ〇ト、佐〇で働いてらっしゃる委託業者さんも多数おみえですが、ヤ〇トは今、委託業者枠を縮小し始めています。それに伴い、8〜10の企業の配達に人が流れました。
※かくいう私もその一人でヤ〇トの委託をやっていました。
委託契約とは?
文字通り、大元の配送業者と委託契約を結ぶ個人事業主です。
先述のヤ〇トも大元の配送業者及び、直接、個人事業主と委託契約を結んでいますが、配達経験もない個人事業主といきなりヤ〇トは契約しません。つまり、信用も配達のノウハウもないからです。
ノウハウを得るには
〇〇カーゴ、〇〇急配、〇〇キャリーといった大元の配送業者と委託契約を結び個人事業主として働くことです。あくまでも社員ではありません。個人事業主です。
でも、大元の業者が介在することにより配達に関するノウハウが身に付きます。
また、ネットをググると、宅配は稼げない、やるだけ時間の無駄とか、多少かじってすぐ辞めてしまった方々の意見もよく目にします。
確かに、慣れないうちは体力的にもきついですし、配達個数も捌けません。
何でもそうですが、初めてすぐ魔法の様に稼げる仕事ってあるでしょうか?
あと、求人欄のキーワードでスポット便なる仕事もあります。
例えば、愛知の拠点から大阪とか、それこそ九州等へ依頼が入ると荷物を運ぶあれは除外します。
求人の項目欄に、殆ど軽貨物運送経験者と記載されています。
また、常にそういった仕事があるわけでなく、不定期です。
例えば、バスの運転手になりました。
いきなり観光バスの運転手にはなれませんよね?まずは路線バスの運転手から始まります。
業者選びとしては、通販サイトの荷物・運ぶものはCDや〇〇・置配(実際そんな軽いものばかりでもないですが)これらのキーワードが入っているところですとほぼ巨人の荷物です。
今後、運ぶ荷物は増えることはあっても減ることはありません。
下記にて宅配 業務委託で調べていただくとたくさん出てきます。
はたらいく
独立・開業・起業を助けるマイナビ独立
委託金(収入)は?
大元業者にもよりますが、大体、一個130円〜140円です。多いところはもう少し多いかもしれません。
つまり、一日の配達で100個荷物があったとします。140円換算だと100個×140円=14,000円が個人事業主としての一日の売り上げになります。
200個なら200個×140円=24,000円です。
ただ、最初から1日に200個も配ることは不可能です。
配達エリアの地理的条件にもよりますが、最初の数週間〜1ヵ月位は100個がボーダーラインです。初日〜数日は3〜40個程度なんて日もありました。
しかし、慣れてくると(数週間)徐々に100個に近づいてきます。
100個の壁を超えると、それこそ、130個とか当たり前に配れるようになってきます。
130個×140円=18,200円です。
※エリア、個人の能力によって増減があります。
前述の1個140円で100個で月間の収支を見てみましょう。
一日の売り上げ14,000円、週6日稼働したとして24日
14,000円×24日=336,000円です。
年売上336,000円×12=4,032,000円
経費は?
1 車両
2 燃料(ガソリン)
3 消耗品(タイヤ・オイル等)
4 車検
5 税金
6 任意保険
1 の車両については、俗に言う軽バンを使用します。
・ス〇キ エブリ〇
・ダイハ〇 ハイ〇〇トetc
・ニッ〇ン クリッパー※ス〇キのOEM車です。(エブリ〇と同じ)
・ス〇ル サ〇バー※近年の車両は、ダイハ〇のOEM車。(ハイ〇〇トと同じ)
・ホ〇ダ NV〇N※この車両は私も使用しましたが、宅配には向かないかも後日理由をアップします。
a 持ち込み(自分で購入)
b リース
c 大元業者による自社リース等
以上3つくらいの選択肢があります。これも最初の内は自社リースの方が良いと思います。
理由として、大抵の場合は、車検も込み込みの価格になっていますし、業者にもよりますが
20,000円〜30,000円といったところでしょうか。
自分自身で用意するとなると陸運局で営業ナンバーを自分で登録しなければなりません。
(代行でやってくれる業者もあるにはありますが)
つまり、自社リースですと、貨物軽自動車運送業(軽貨物運送)開業に必要な手続きを全てやってくれます。
休日にプライベートで使用できますし、今所有している車を処分して、経費節減できます。
※黄色ナンバーでは営業できません。後述してありますが、税金はかなり安いです。
2 燃料(ガソリン)については、配達エリアと通勤距離(配送センターまで)により左右
されますが、大体30,000円位でしょうか。私は、配送センターまで、距離がありましたので、40,000円位かかっていました。
3 消耗品(タイヤ・オイル等)については、軽のバンですので、耐摩耗性の高いバン用の
タイヤのため、3万キロくらいは使用可能。私は、前後ローテ―ションして4万キロくらい使用しました。
オイルは最低でも5000キロに一回は交換します。
※結構な距離を年間走りますので、オイル交換は重要です。(耐久性維持)
マフラーから煙を吐きながら走っている宅配の軽バンを目にしますが、殆ど交換してないと思います。
4 車検、こちらは、リースでしたら込々ですが、自前の車両としても乗用車と同じで2年車
検ですし、金額的にもほとんど軽乗用と変わりません。
5 税金、こちらは、なんと年額3,800円で済みます。
6 任意保険、こちらは、やはり働く車で、事故率が高いので安くはないです。
私が入っていた営業ナンバー用で初年度が12,200円(月額)→2年目8,250円
以上経費を合計すると
・リース車前途で25,000円×12=300,000円
※2~3万円の中間で試算します。
・燃料30,000円×12=360,000円
・消耗品12,500円
※とりあえずオイルのみ5000キロ交換
1回交換料金2,500円で試算
年間2万5千キロ走行として換算
・タイヤは、1年に一回交換するとしてざっとですが、
4本20,000円
・車検※リース代に含む
・税金3,800円
・任意保険1年目として換算12,200円×12=146,400円(リース代と込みでもう少し高いと
ころもある)
以上 合計 830,200円
あと、他に労災保険や積み荷の賠償保険等の掛け金もありますが、ここでは割愛します。
所得金額
年収入金額4,032,000円−経費830,200円=3,201,800円となります。
これを単純12ヵ月で割るとして月平均26〜7万円になります。
ここから2月の確定申告で国税として支払いがありますし、市町村民税、国民年金等、社会保障費等の支払いも絡んできます。
そうすると、な〜んだ思ったより少ないのでは?と思われるかもしれません。
しかし、これはあくまでも平均であって、やりようによっては、月50万円以上とかにできます。
前述の配達個数です。
一日平均150個配達したとすると150個×140円=21,000円、1ヵ月25日稼働で=525,000円になります。
単純に年の売り上げ額にすると525,000円×12ヵ月=6,300,000円となります。
実際に月額500,000円をコンスタントにあげてらっしゃる方はザラにいましたので、まんざらこの商売も悪くないと言えます。
元業者によっては、配達個数に関係なく日額15,000円と固定して、90個以上から1個150円+とインセンティブがつくところもありますので、これは、それぞれのライフスタイルに合わせて業者を選ぶことも可能となります。
因みに、日額15,000円固定+インセンティブですが、こちらは、もう少し収入アップになります。
先ほどの150個を基準にインセンティブがつくと、90個以上からですから、60個分×150円=7,500円が歩合給として加算されます。
つまり、15,000円+7,500円=22,500円が1日で、手に入ります。
最後に
この職種の最大のメリットとして、自由に自分のペースで仕事ができる点です。
何の束縛もされることもありません。
決められた荷物をその日のうちに配達し終えれば良いわけです。
もちろん、慣れるまでは、大変です。
現在の日本の状況を鑑みると日々厳しくなっていると思います。
特にコロナの影響もあります。
この中においても、運送、特に宅配業界は活況です。
思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
はたらいく
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次回は、巷で有名なネット通販の某巨大企業のお話をしていこうと思います。
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