2017年09月19日
【 切断砥石用の高速切断機に鉄工用チップソーを装備した切断 】に関する検証
この記事に到達された方は、
【 鉄工用チップソー iron−saw54t 】を検索されている方か、
鉄工用チップソーで木を切るとどうなるかを検索されている方か、
切断砥石用の高速切断機にチップソーを装備して使うとどうかを検索されている方と推察します。
お役にたてれば幸いです。
2017年9月現在での情報で記述します。
kurobo工房の作業場整備の際に、作家が、
「高速切断機に木を切る為にチップソーを付けて、あわよくばステンレスも切りたい」
と言い出す。
手持ちの高速切断機は切断砥石用で3800回転。
木工用の丸のこ等の切断機は5000回転位が多い気配。
仕上げ材を切る訳ではないので、木の切断は大丈夫かも・・・
安ければ試しに買っても良いと判断。
ステンレスを切れると表記されていて安くて直径305mmのチップソーを検索。
まずは、305mm用切断砥石用高速切断機につくか。
無事装備完了。無事回転もする。
軸穴は一緒でしたし。当たり前か・・・
次に、木を切ってみる。
回転数はそのまま。
垂木を切ってみた所、軽く切れる。
ただ、ささくれがしっかり発生。
そのままでは綺麗に切れない模様。
仕上げ材は切らないほうが良さそう。
それか、養生テープを巻いて切ればあるいは・・・
木を切ってみた動画はこちら。(アヤダ商会扱い)
次に、鉄の単管(直径48.6mm)を切ってみる。
スピードコントローラー(格安パーツで作成)で回転数を大体で下げて切断。
スピードコントローラーの可動試験の動画はこちら。(アヤダ商会扱い)
このチップソーの最大回転数は2500回転と明記されているので、
機体の最高回転数から割合的に2500回転以下になるように回転を調整。
無事切れる。
音質は違うが(甲高い)騒音は切断砥石と同等、うるさい。
慎重になっている分を加味しても、切断砥石より切断に時間がかかる。
切断面は綺麗、焼き色も少ない。
ただ、バリがとても大きい。
ついでに切り粉が細かい針状で大量発生。
服に付着させて洗濯に出したら怒られそう・・・危ないし・・・
鉄単管を切ってみた動画はこちら。(アヤダ商会扱い)
次に、SUS304・直径32mm・肉厚1.2mmを切ってみる。
こちらもスピードコントローラー(格安パーツで作成)で回転数を大体で下げて切断。
手ごたえが超硬い。
こちらも音質は違うが(さらに甲高い)騒音は切断砥石と同等、うるさい。
鉄の単管より切断に時間がさらにかかる。
だが、無事切れる。刃も傷んでいる様子はない。
切断面は綺麗だが、こちらもバリがとても大きい。
こちらも切り粉が細かい針状で大量発生。
ステンレスの切り粉なので、もちろん錆び難い。
加工熱によって多少錆易くはなっていると思うが、朽ち果てるまでの時間は結構かかると思われる。
一般家庭においては危険度が跳ね上がります・・・・
動画、撮りそびれました・・・
DIYのイベントで加工機器屋さんがいたので聞いてみた所、
チップソー用の切断機を使用した方が安定して使える、と言われてしまいました。
切断砥石用の切断機では無理がある、という感じの事を言っていました。
確かに、鉄の単管を切っている際に、
負荷を多めにかけると回転が遅くなるのがハッキリとわかる。
トルクが不足している手ごたえでした。
それと、回転数を回転数を測定できる機器を持っていないのであれば、
音と気配を頼りに回転数を合わせる事になる。
実際にチップソーで金属を切った経験を積んだ人間でなければ、
そんな感覚で適切な回転数に合せるのは困難と思われます。
しかし、
チップソー用切断機、高い・・・
「まとめ」
【 鉄工用チップソー iron−saw54t 】
時々稀にステンレスを切るという人、鉄だけ切るという人、には良いと思います。
優しく使って目立てを自分でできれば、切断砥石より経費がかからなくなると思います。
ただ、
チップソー用切断機を持っている・よく使用しているか、
スピードコントローラーと回転数を測定する機器をもっているか、
という条件付きなので、
切断砥石用高速切断機しか使用した事が無くてこれから入手、という人には荷が重いかもしれません・・・
そして、捨てる為に木を切る以外の用途での木材切断には適さないかと。
【 鉄工用チップソー iron−saw54t 】を検索されている方か、
鉄工用チップソーで木を切るとどうなるかを検索されている方か、
切断砥石用の高速切断機にチップソーを装備して使うとどうかを検索されている方と推察します。
お役にたてれば幸いです。
2017年9月現在での情報で記述します。
kurobo工房の作業場整備の際に、作家が、
「高速切断機に木を切る為にチップソーを付けて、あわよくばステンレスも切りたい」
と言い出す。
手持ちの高速切断機は切断砥石用で3800回転。
木工用の丸のこ等の切断機は5000回転位が多い気配。
仕上げ材を切る訳ではないので、木の切断は大丈夫かも・・・
安ければ試しに買っても良いと判断。
ステンレスを切れると表記されていて安くて直径305mmのチップソーを検索。
チップソー 鉄工用 305mm 54T 12インチ 超硬炭化 タングステンチップソー 鉄 ステンレス 刃 替刃 価格:4,150円 |
まずは、305mm用切断砥石用高速切断機につくか。
無事装備完了。無事回転もする。
軸穴は一緒でしたし。当たり前か・・・
次に、木を切ってみる。
回転数はそのまま。
垂木を切ってみた所、軽く切れる。
ただ、ささくれがしっかり発生。
そのままでは綺麗に切れない模様。
仕上げ材は切らないほうが良さそう。
それか、養生テープを巻いて切ればあるいは・・・
木を切ってみた動画はこちら。(アヤダ商会扱い)
次に、鉄の単管(直径48.6mm)を切ってみる。
スピードコントローラー(格安パーツで作成)で回転数を大体で下げて切断。
スピードコントローラーの可動試験の動画はこちら。(アヤダ商会扱い)
このチップソーの最大回転数は2500回転と明記されているので、
機体の最高回転数から割合的に2500回転以下になるように回転を調整。
無事切れる。
音質は違うが(甲高い)騒音は切断砥石と同等、うるさい。
慎重になっている分を加味しても、切断砥石より切断に時間がかかる。
切断面は綺麗、焼き色も少ない。
ただ、バリがとても大きい。
ついでに切り粉が細かい針状で大量発生。
服に付着させて洗濯に出したら怒られそう・・・危ないし・・・
鉄単管を切ってみた動画はこちら。(アヤダ商会扱い)
次に、SUS304・直径32mm・肉厚1.2mmを切ってみる。
こちらもスピードコントローラー(格安パーツで作成)で回転数を大体で下げて切断。
手ごたえが超硬い。
こちらも音質は違うが(さらに甲高い)騒音は切断砥石と同等、うるさい。
鉄の単管より切断に時間がさらにかかる。
だが、無事切れる。刃も傷んでいる様子はない。
切断面は綺麗だが、こちらもバリがとても大きい。
こちらも切り粉が細かい針状で大量発生。
ステンレスの切り粉なので、もちろん錆び難い。
加工熱によって多少錆易くはなっていると思うが、朽ち果てるまでの時間は結構かかると思われる。
一般家庭においては危険度が跳ね上がります・・・・
動画、撮りそびれました・・・
DIYのイベントで加工機器屋さんがいたので聞いてみた所、
チップソー用の切断機を使用した方が安定して使える、と言われてしまいました。
切断砥石用の切断機では無理がある、という感じの事を言っていました。
確かに、鉄の単管を切っている際に、
負荷を多めにかけると回転が遅くなるのがハッキリとわかる。
トルクが不足している手ごたえでした。
それと、回転数を回転数を測定できる機器を持っていないのであれば、
非接触赤外線式 デジタルタコメーター 回転計 テスター プロペラ モーター回転数などの測定に DT-2234C 価格:1,580円 |
音と気配を頼りに回転数を合わせる事になる。
実際にチップソーで金属を切った経験を積んだ人間でなければ、
そんな感覚で適切な回転数に合せるのは困難と思われます。
しかし、
チップソー用切断機、高い・・・
新ダイワ チップソー切断機 LA120-C (鉄工用チップソーΦ308) 価格:53,800円 |
「まとめ」
【 鉄工用チップソー iron−saw54t 】
時々稀にステンレスを切るという人、鉄だけ切るという人、には良いと思います。
優しく使って目立てを自分でできれば、切断砥石より経費がかからなくなると思います。
ただ、
チップソー用切断機を持っている・よく使用しているか、
スピードコントローラーと回転数を測定する機器をもっているか、
という条件付きなので、
切断砥石用高速切断機しか使用した事が無くてこれから入手、という人には荷が重いかもしれません・・・
そして、捨てる為に木を切る以外の用途での木材切断には適さないかと。
チップソー 鉄工用 305mm 54T 12インチ 超硬炭化 タングステンチップソー 鉄 ステンレス 刃 替刃 価格:4,150円 |
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砥石用の切断機でも工夫すればかなり使えますので、使用頻度が低ければ低速用のチップソー切断機は不要ですよ。
私は主にアルミの丸棒、40ミリくらいまでのムクを切りますが、次の方法できれいに切断できます。
先ず、スピコンは必須、トルクが落ちるので2500回転の刃なら2700くらいにセットします。
クーラントは必要で、「ノガ、ミニクール」で検索するとありますが、切削液を霧にして供給する装置を使ってチップの焼けを止めます。
アルミ、鉄、木工、それぞれに専用のノコ刃は必須ですね。
木工で正確な切断が必要なときは「トメ切用」を必ず使ってください、ささくれはまったく出ないので始めて使ったときは感動モノです。
鉄用の刃でアルミを切るとアルミの融点が低いので溶融してカジリでガタガタの切り口になります、クーラントと専用刃だとピカピカの切断面で精度もでます。
鉄やステンの切断は少し良い刃物、F1カッターなどでも良いのですが、砥石切断機に1.6ミリ厚の刃は薄すぎて付きません、フランジをかまして強引につけても割れる可能性が高くて危険、砥石切断機には2.8以上の厚みの刃が必要です。
安価な切断機で刃物や冷却に投資するのも結構良いですよ、私はスライド丸鋸や低速チップソー切断機、砥石用の高速切断機と3台をそろえるのは嵩張るし、専用機でも刃物をケチれば仕上がりは悪いので、安上がりでも精度良く出来る方法を工夫してやってます。
ご参考まで。