2018年05月14日

認知症利用者の夕暮れ症候群の対策と事例!カルシウムも問題か?

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私は10年以上、介護福祉士として施設の管理者と勤務していますが、夕方になるとソワソワして落ち着きがなくなる利用者さんの対応は今も苦しんでいます。
特別養護老人ホームなら毎日の接することで、多少の対策が生まれますが、デイサービスでは夕暮れ症候群対策は、とても難しいと言われています。
また、ソワソワが行き過ぎた場合、利用者さんが思わぬ行動をされることがあり、その結果としてヒヤリハットや事故を起こす事があります。

この症状は【夕暮れ症候群】と呼ばれます。
日が暮れてくるにつれて言動が荒くなったり
「今日はもう家に帰ります」と言い、出口から歩いて外に出ようとされるなど落ち着きが無くなります。

働いている職員としても夕方になると夕食の準備やデイサービスなら帰宅前の準備、他にも日誌や支援記録を書いたりするので、とてもじゃないですが付きっきりで傾聴や付き添いを行うのは難しいと思います。

そこで、今回は私が工夫した夕暮れ症候群の利用者さんを落ち着いていただくために行って効果のあった対策について、事例を含めてお話させていただきます。
個人情報保護にて多少のフェイクを含みます。
この記事を読まれた職員さんの役に少しでも立てばと思います。

デイサービス利用の女性利用者Aさんの事例

ADLに大きな問題はありませんが、足元も物につまずいたり歩き始めにふらつきがあります。
この方は普段から穏やかな方で尿意や便意もありますが、時折便がゆるい時に少し下着を汚されることもあります。

日常の動作も問題なく行えますが、夕方になると急にカバン内の鍵を探したりまたカバン内に直したりと明らかにソワソワし始めます。
そして急に立ち上がり、「今日はもう帰りますので、ここから自宅までの道を教えて」と立ち上がり出口に向かって歩き始めます。

もちろん外に出てしまえばエスケープになり階段や道路がありますので危険です。
それでは、Aさんがこの夕方の帰宅前までの時間をソワソワせず、穏やかに過ごして貰うために私が行った対処を紹介します。

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●お皿洗いやお茶の配膳、テーブルを拭いてもらうなどの家事に関する動作をお願いする。

これは良くありがちかと思いますが、夕暮れ症候群になる利用者さんからの理由の多くは「ご飯を作らないと」や「こんな時間まで遊んでいたら主人に怒られる」と主婦の頃に戻っておられ、旦那様や子供さんが帰ってくるまでにご飯やお風呂を沸かさないとと思われる事です。

その場合、少し傾聴して夕飯は何にしますか?から話をそらして気持ちを紛らせるのも効果的ですが、皆が皆、そうではないですよね。
Aさんはそのパターンでしたので、話をそらしたところですぐに帰宅モードに戻ってしまいます。

そこで私はテーブルを拭いてもらったり、一緒にコップなどを洗ってもらったり、洗濯物のタオルを干す、たたむという家事に関する動作をお願いしてみました。

「すいません、少しでもAさんを早く自宅にお送りできるようにこちらの洗濯物をお願いしてもいいですか?そしたら私は違うところを掃除できますので凄く助かるんです」

すると、

「これね。すぐにやっておくわ。あなたもよろしくね。」とたたむ、干すということに集中してソワソワが無くなりました。

そして完了後に、「ありがとうございます。凄く助かりました。もうすぐ出ますので帰り前にトイレに行っておきませんか?その間に私も出発の準備しておきますので」と帰宅前のトイレ誘導も関係させて完了させるのです。

ソワソワしているときにトイレ誘導をするものなら、「トイレなんかありません。それより早く帰らないと行けないので…」とそれどころじゃないので余計にトイレ誘導をかける手間が増えてしまうのです。

家事をしてもらうことで、家に帰る理由の準備に関する事が意味は違えど同じ動作ですので落ち着くのです。

ここで声掛けの方法もただ、「お願いします。」だけではなく、これをしてもらうことで私はこんなに助かって早く帰る事が出来ると言うことをきちんと伝えるのです。

ただ時間が過ぎるのを待つのは辛いと思います。そこで利用者さんを巻き込んで可能な限りの掃除、片付けをお願いしてお互いいい気分で過ごせたらいいですよね。

●AさんよりADLが低い他者のお手伝いをお願いする。

これは他の利用者に関係するので、全員が全員に有効ではないですが、ADLの高いAさんの特徴を活かした対処方法です。

Aさんの座席近くに腰が曲がり腕や足が痛い、荷物を取るのにも一苦労の方がいらっしゃいました。
その方のお手伝いをお願いしてみました。

「この方ちょっと手足が痛むそうなので、ちょっと困ってらっしゃったら助けて上げてもらっていいですか?私も気にはしていますが、もし気付かなかったらお願いします」と声掛けを行いました。

するとカバンを取ったりは勿論、その方にお茶を出してあげたりティッシュをとってあげたりと手伝ってくれました。

助けてもらった利用者さんも笑顔で「ありがとう」などと、楽しそうに会話をされていました。

このように誰かの面倒を見るという事は、自分の子供や祖父母に行ってきた事ですのでこちらも夕暮れ症候群の原因の解消に繋がりますよね。

●まとめ

夕暮れ症候群と一言で言っても色んな症状があります。
今回は夕暮れ症候群になる原因の家事をしなければいけないと思われる事の動作をしていただくことで、落ち着きを戻されました。
他にもトイレに行きたいから、パンツが汚れて気になっているからなどと理由は様々ですが、少しでもその方が夕暮れ症候群になっている理由を見つけて職員も利用者さんも楽しく過ごせたらいいですね。
夕暮れ症候群に関しては、カルシウムも影響しているという研究データもあります。
カルシウムに関しては、今後詳しく説明する予定ですが、15時のおやつのタイミングで乳製品などカルシウムを含むものを食べてもらう事も夕暮れ症候群対策になるかもしれません。


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