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2018年03月15日

例の神社【祟り】【怖い話】





二十年ほど前、当時俺は大学生で、
夏休みに車で田舎の実家に帰省していたときだった。


その時はいつも帰省時に通ってる道とは別の道を通っていった。


見渡す限りの山や田んぼに囲まれた、
いかにも田舎って感じの道をしばらく運転していたとき、

少し先の山の入り口みたいなところに
赤い鳥居が建っているのを見かけた。


とても寂れた雰囲気がよかったので、車を停めて、
ぶらりと立ち寄ってみることにした。


赤い鳥居をくぐると、勾配のきつい石段があり、
山の上の方まで続いていた。


人気は全くなく、周りは木々に囲まれ、薄暗く、
石段にはびっしりと苔が生えて、
足元に気を付けながら登っていった。


階段を上りきると、すぐ目の前に小さな社があった。


もう何十年も人の手が入ってなかったのだろうか、
その社は酷く朽ち果てていた。


せっかくなので、手を合わせ参拝した後、石段を下りて、実家に帰省した。

その時は特に何もなかった。





しかし、
その日から変な夢を見るようになった。


夢の中で俺は例の神社に行き、鳥居をくぐって、石段を上がって、
社の前で参拝して、石段を下る、という全くあの時と同じ行動をしていた。

そして三日三晩その同じ夢をみた。


流石に気味が悪くなったが、4日目以降はその夢を見ることはなくなり、
気にはなっていたが、その後は特に何事もなく過ごしていた。


それから十年以上経ち、

結婚もし、子供はいなかったが、それなりに幸せな日々を過ごしていた。


あの神社も不可解な夢のこともすっかり忘れていた。






ある年のお盆に、
嫁と実家に帰ることとなった。


途中で近道をしようと見知らぬ山道を俺は進んでいったせいで、
道に迷ってしまった。


途方に暮れていると、お婆さんが道端で歩いていたので、
道を聞くとニコニコしながら丁寧に教えてくれた。


お婆さんに挨拶をして、
教えてもらった道をしばらく運転していくと、見覚えのある道に出た。


安心よりも、凄い嫌な気持ちになった。


なぜならその道は例の神社がある道だったからだ。


しかし、戻るわけにも行かないので、そのまま進むことにした。

赤い鳥居が見えてきた。


俺は気にせず通り過ぎようとしたが、赤い鳥居の前に誰かがいる。


見てはいけないと思いながら見ると、さっきのお婆さんだった。


お婆さんはニコニコこちらをずっと見ていた。


俺は怖くなって、車でスピードを上げ、すぐにその場所から去った。


しばらくすると、いつも通ってる道に出て、少し安心したところで、
ふと助手席の嫁を見ると、嫁の顔が蒼白になっていた。


アレを見たのか?と口には出さず心の中で思いながら、
どうしたのか聞いてみると、何かおかしい。


嫁が言うには、

確かに鳥居の前に人がいるのを見たが、俺が見た「お婆さん」ではなく、
嫁が高校時代に自殺した同級性の女だったというのだ。


自殺の原因はいじめらしく、嫁は直接はいじめに加担してなかったが、
見て見ぬふりをしてたとのことだった。


しかし、ずっとその事を気にはしていたらしい。


俺は嫁に気のせいだよと諭しながら、気丈に振る舞いながらも、
あのお婆さんが俺達をあの神社に誘ったのか?

など、いろいろ考えながら、運転していた。


俺はあの神社の事、
俺が見たのはお婆さんだったことなど嫁には黙っていた。

とにかくすごく怖かった。







その日から、嫁が夢をみるようになった。


内容を聞くと、例の神社に行き、石段をあがると、社があって・・・

実際に神社へ行ったわけでもないのに、俺がかつて見た夢と同じだった。

ただし大きく2つ違うところがあった。


一つは参拝して帰ろうと振り向くと、目の前に例の自殺した女が現れて、
そこで目が覚めるのと、

もう一つは、

もう数十日たっても同じ夢を見続けることだ。

嫁は元気もどんどんなくなり、病院につれていくと鬱と診断された。


ほとんど寝られてないせいか、目も虚ろになってる場合がほとんどだった。


俺があの神社に立ち寄り参拝してから十数年、ようやく理解した。

俺はずっと祟られていたのだと。


今思えば、帰省時、
あの道は普段絶対に通るはずのない道だった。

なのに何故か、通ってしまった。

何かに呼び寄せられたのか?

とにかく嫁に本当に申し訳ないことをしたと思っている。


さらに数年が経った今でもかつての幸せな日々は戻ってこない。

嫁が自殺しないか常に気を配る毎日だ。













タグ:神社 

今、家に誰もいないはず・・・【怖い話】




ガキの頃に体験した話だ。

俺がまだ小学生の頃、友達数人と伊藤君の家へ遊びに行った。


伊藤君の家は結構大きな一軒家で、
俺達はインターホンを押して伊藤君を呼んだ。


しかし伊藤君は中々出ず、
調子に乗った俺達はインターホンを連打する。


しばらくした頃、伊藤君が玄関から出てきた。


伊藤君は玄関の扉を開けたまま俺達の横に並び、

「・・・ったく、うるさい〜」

と少し怒った表情を見せた。


さらに調子に乗る俺達は、「ピザの宅配で〜す」などと、
インターホンを連打しながらふざけていた。


その間も伊藤君の家の玄関の扉は開きっぱなしだったため、
家の中の構造が良く見えた。


玄関を通って直ぐ右側に部屋の扉、その先にはトイレのドア。


さらに奥にはリビングへと繋がる扉が見える。


前述した通り伊藤君の家は広いため、リビングの先にもまた別の部屋があり、
いくつ部屋があるんだ?と考えていた。


伊藤君が出てきてからもインターホンで遊ぶ友達はさらにヒートアップし、


俺は家族に迷惑が掛かるんじゃないかとようやく思い始めた。









そんな時、

『ガチャッ、バタンッ!』と、

伊藤君の家の中から扉が開いて勢いよく閉まる音が聞こえた。

「家族の人かな?」

俺も悪乗りする友達も顔を見合わせた。

『ガチャッ、バタンッ!』

また聞こえる。

リビングの奥からだ。

『ガチャッ、バタンッ!』

次は2階から聞こえた。

(家族の人が怒ったのかな?)


俺は、

「お母さんたち居たんだ?」

と伊藤君を見た。



伊藤君は絶句した表情で俺を見ると、自分の家へと視線を移した。


「今、家に誰も居ない・・・」


悪乗りしていた友達もそれを聞いた。

もうインターホンには触っていない。


緊張した表情で伊藤君の家をじっと見る。

俺も見ていた。

『ガチャッ、バタンッ!』

リビングの扉が開いた。

開けた人は見えなかった。

(開けてすぐ隠れたのか?)


『ガチャッ、バタンッ!』

今度はトイレの扉が開いた。

(中にずっと入っていたのか?)

誰かが言った。


「近づいて来てる・・・」


『ガチャッ』

一番手前の部屋の扉が開いた。

今度はゆっくりと開く。


新しく、まだ綺麗な扉なのに、
古びたドアのような『キィィ』と響く嫌な音が聞こえてくる。

(誰も居ない・・・)


扉からは誰も出て来ないし、音も聞こえない。


安堵した俺達は口々に、

「故障か?」

「イタズラしてんだろ(笑)」

などと伊藤君を責めた。


伊藤君は未だに不安そうな表情で自分の家を見つめている。


俺もホっと一息ついた・・・その瞬間、

『バタンッ!!』

玄関の扉が勢いよく閉じた。


俺達はまた瞬時に固まって、伊藤君の家を見つめる。

誰も動き出せない。

伊藤君ですら動けない。







・・・その時、インターホンから音が聞こえた。


「お前まだインターホンで遊んでるのかよ!」

俺は悪乗りが過ぎる友達を叱咤する。


しかし友達は、

「インターホンになんて触ってない・・・」

と半べそで答えた。

(はあ?)

インターホンから音が聞こえる。


『・・ザザ・・・───ッザザ』

雑音ばかりで、
何を言っているのか分からない。


「お前・・・やっぱりお前がインターホンにイタズラしたんだろ!」

と俺はまた友達を責めた。


「インターホンの向こうから音が聞こえる・・・」

伊藤君がボソッと言った。


俺「だからこいつがイタズラしたんだって」


伊「それでも、誰が家の中からインターホンに応答したんだよ・・・」

俺達はまた固まって、伊藤君の家を見る。








玄関の扉にある郵便受けが、ゆっくりと開いているのが見えた。

最初に伊藤君が逃げた。

続いて友達が逃げた。


玄関の扉が少し開いたのを見て、俺も逃げた。


その後は人通りの多い公園で休んだ。


門限の時間になるまで、黙ってみんな一緒に居た。


みんなが帰って伊藤君のお母さん達が帰る時間まで、
俺は伊藤君と一緒に居た。


それからは、伊藤君の家には行っていない。


数年後、伊藤君は登校拒否になってしまった。


彼と最後に会った時には、ゲッソリと痩せていた記憶がある。









posted by kowaihanashi6515 at 14:21 | TrackBack(0) | 洒落怖

某温泉地の宿【怖い話】




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静岡県の某温泉地へ行った時の話。

法事がてら、彼女を連れて実家に近い静岡県の某温泉地へ行った。


ほぼ飛び込みで宿を決め、夕食朝食が付いて2万6千円。


飛び込みだとこんなもんかね?と思いながら、
部屋へ通してもらったら大きな部屋で驚いた。


リビングで12畳、襖で区切った寝室が別に8畳はある。

部屋風呂も檜造りで立派。


これは安いねぇと、部屋は古めかしいけど
何か威厳があるという感じで、早速大浴場でのんびり。


夜になって晩飯の部屋食を頼むと、凄く豪華。


新鮮な魚介に、何とか牛の鉄板焼き、お酒も何本か付いて、

「ここ良いんじゃない?絶対穴場だよ。大成功だね」

と2人して宴会。

酔っ払ってから部屋風呂で2人でうふふ。


襖の奥の寝室に移り、並んだ布団に2人並び、
電気を消して深夜テレビを見ていた。


そのうちに彼女が寝息を立て始め、俺もまどろみながらテレビを見ていて、
いつの間にか寝入っていた。








しばらくした頃、ふっと目が覚めた。


多分、真夜中。

障子を通した月の薄明かりだけで、辺りはほぼ闇。


テレビはスリープにしていたわけでもないのに、いつの間にか消えている。


彼女が消したのかな?


今何時?と携帯で時間を見ようと、手探りで枕元を探した。

すると、何か音がする。

「フーッ、フーッ」

と荒い息遣いのような音。

彼女が変ないびきをしている、なんて思いながら携帯を発見。

時間を確認すると、夜中2時少し過ぎ。


まだ寝れる、なんて思いながら、画面の明かりで彼女の顔を見ると、
彼女は起きていた。


携帯の明かりで微かに見える彼女の顔。

なんと、目を見開いて歯を剥いて笑っている。


さっきの荒い息遣いは、剥いた歯の間から漏れる彼女の息の音だった。


え?!と俺はパニックになりながら、彼女に

「大丈夫?どうしたの?」

と起こそうとすると、彼女は顔をこちらに向けたまま何かを指差した。


首だけをゆっくりとそっちへ向けて見ると、いつの間にか襖が開け放ってある。

奥のリビングはさらに真っ暗。


そして、彼女の指差した先に携帯を向けると、鴨居から首吊りの輪っかを作った
浴衣の帯らしきものがぶら下がっていた。


え?!何これ?どういうこと?!


もう俺は、頭の中で今起こっていることを処理出来ずにパニック。

身動きも出来ない。

彼女は相変わらず目をギラギラさせて満面の笑み。


そして、口だけを動かして小さな声で何か言い出した。


「使え、使え、使え、使え・・・」


オカルトは好きだけど怖がりな俺は、
脳が状況を処理出来ませんとばかりに昏倒。

そこから先の記憶は無い。

そして、微かに聞こえるテレビの音で目が覚めた。

同時に飛び起きた。


あれは夢だったのか・・・。

襖は閉じてあるし、変な帯もぶら下がっていない。

テレビもつけっぱなしだった。


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やっぱり夢か、良かった、と安堵した。

彼女はまだ寝入っている。


でも何か、顔がグチャグチャになっている。

とりあえず起こそうと彼女を揺すった。

すると、ビクっと体を揺らせて起きた彼女。


恐れと不信の入り混じったような顔で俺を伺っている。


「どうしたの?大丈夫?」

と言うと、恐る恐る話し出した。


昨日の夜、とても怖くて不思議な夢を見た、と。

夜中にふと目が覚めると、俺が布団にいなかった。


枕元のランプを点けると、暗い部屋の中で鴨居に帯を掛けていて、
まるで首を吊るような準備をしていた、と。


彼女は驚いて、

「何してるの?」

と声をかけたら、
振り向いた俺が満面の笑みで

「ほら、準備出来たよ。これを使いな」

と言ったという。

その話を聞いて、飛び上がるほど驚いた。


でもあえて、俺の夢の話は彼女へは伝えなかった。


2人で同じような夢を見たということが分かると、
何らかの呪い的なものを受けたような気がするから。

「怖い夢を見たんだね。よしよし。大丈夫」

と慰め、

「とりあえず朝食を食べに行こうか」

と部屋を後にした。


が、2人ともあまり朝飯に手を付けないまま、食堂を後にした。


部屋に帰る途中にあったレセプションカウンターで、

「すみません。僕らが泊まってる部屋って、 首吊りとかあった部屋ですか?」

と仲居さんの一人に訊いてみた。


もちろん言葉を濁されたけれど、
チェックアウトの時に何故か宿泊代が6千円引かれて安くなっていた。


細かい部分を端折ってしまいましたが、実話です。


静岡県の某温泉地にお泊りの際はご注意を。


部屋は素敵だし、料理も豪華で美味ですが、

無理心中する可能性もございます・・・。







posted by kowaihanashi6515 at 00:10 | TrackBack(0) | 洒落怖
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