2018年06月11日
酵素とは?酵素の性質と役割を知ることで間違いだらけのダイエットを止めよう!
あなたは「酵素」について、どこまでご存知ですか?
流行した「酵素ダイエット」ということばを聞いたことがあると思いますが、酵素が直接、脂肪をどんどん燃焼させて瘦せていくイメージを持っていませんか?これは、正しい知識とは言えません。
【酵素とは?】
まず、酵素はタンパク質の一種で、大きく分けると、3種類あります。
それは、
・体内で作られる「消化酵素」と「代謝酵素」
・体外から補う「食物酵素」 になります。
「消化酵素」は、人間の身体の中で、食べ物の消化・吸収を助け、「代謝酵素」は新陳代謝を促す働き(細胞の生成やホルモンバランスの調整、呼吸、免疫力の活性など)を行なってくれています。「食物酵素」は、生の果物や野菜、発酵食品に含まれていて、血液を循環させて消化を促進する働きを持っています。
体内酵素の種類は、3,000種類もあると言われていて、その酵素一つ一つには、決められた役割があります。
例えば、
アルコールを飲酒したとき、肝臓でアルコールの分解を担当する酵素( アルコール脱水素酵素)の働きでアセトアルデヒドに分解され、 さらにアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素の働きで酢酸に分解され、 酢酸はアセチルCoA合成酵素の働きなどを経て水と二酸化炭素に分解されます。
例)
・アルコールアルコール脱水素酵素の働きアセトアルデヒドに分解
・アセトアルデヒドアセトアルデヒド脱水素酵素の働き酢酸に分解
・酢酸アセチルCoA合成酵素の働き水と二酸化炭素に分解
このように、一つの酵素に一つの働きが与えられていて、日ごろ私たちの身体の中のあらゆる箇所で生命化学反応が行われています。その反応を触媒をしているのが「酵素」になります。
【酵素不足】
しかし、飽食の時代と言われる現代で、体内の「酵素」不足が起きているのです。
酵素不足が起きている原因として、加齢や暴飲暴食、「酵素は熱に弱い」という性質があるにもかかわらず、食材を焼く・煮る・炒めるなどの調理法で失わせて食べている。加工食品やインスタント食品の普及で、野菜(食物酵素)を摂取する機会が減ってきていることも事実です。
このようにして、足りない酵素があるならば、あなたの身体のどこかで、本来の生体化学反応が十分に行われておらず、バランスが崩れている個所があるかもしれません。
だから、特に病気ではないのに、何となく身体がだるい、元気が出ない、風邪を引きやすい、などの不調が出てくることがあるそうです。
実は、以前の私もそうでした。身体が弱いのではなく、酵素がいろいろ足りていなかったみたいなのです。
「酵素ダイエット」という言葉に惹かれて飲み始めたのですが、すぐにでも痩せる効果が出たとかではなく、
・朝の目覚めが気持ちよく起きれるようになった!
・何となく身体を動かすのが楽になってきた!
・元気が出てきた!
・ストレスが多い時でも、夜の眠りが良くなった!
などの諸症状の改善が感じられるになりました。
1か月ほど続けて、痩せる効果がないから止めようかな?と思い始めたころ、ある朝、寝起きに
頬がモチモチしてみずみずしい手触りに!
40代のこの年齢でアンチエイジングされてる?!
と驚きの効果が突然始まったのです。
しかも、高価な美容液なら、首から上の塗ったところだけしか保湿されませんが、何だか全身の皮膚がイイ感じ!
このまま飲んで、痩せられなかったとしても、美容のために飲み続けたい!と思えるほどの効果の現われでした。
そのうえ、通常は、「早ければ飲んだ翌日や2〜3日中にでも効果を実感できるでしょう!」と説明書に書いてあったのですが、私が実感できたのは、1か月を過ぎるころからで、しかも、通常量の2倍(実感できない人は飲む量を増やすように書いてあったため)を飲んでいたにも関わらず、こんなに効果を実感できる期間が長くかかったのは、やはり相当量の「酵素不足」の状態だったのでしょう。
今思うと、確かにスイーツ・炭水化物系(お寿司やパンや麺類など)が好きで、野菜は生野菜よりも蒸したり・煮たり・炒めた野菜の方が野菜繊維がいっぱい摂れるからという理由で、ほとんど加熱していたように思います。
熱を通していなかったのは、せいぜい果物とキュウリやトマトくらいでしょうか。生ものはお腹を下しやすい体質なので、魚も刺身系は食べませんし、生卵も食べません。牛乳もホットミルク、レモンはホットレモンティなど、内臓を冷やさないように、できるだけ温かい飲み物を飲んでいたくらいです。
酵素を飲んでから、身体が楽になり、とても活動的に身体を動かせるようになりました。
その後、肌の調子も良くなり、一年後は、髪の毛にも天使の輪が見えるほど髪質が改善されました。
体重が減った理由も、それまでは一生懸命痩せるための運動しても効果が出なかったのに、運動したら運動した分だけ、100g・200gと減っていき、その積み重ねから9キロ減に成功したのです。
軽い運動でもちゃんと運動すれば減るので、継続するためのモチベーションもずいぶん上がっていきました。
運動しても痩せられない!という人の中には、この正しい新陳代謝が行われない状態にあるのかもしれません。
【体内で作られる酵素の一日の量は決まっている!】
また、体内で作られる酵素量は人それぞれの体質で決まっていて、年齢とともにその生産量は減少していきます。
そして、大事なポイントとして、体内で作られる酵素は、消化酵素が優先されるということです。
例)一日に作られる体内酵素を100%とイメージするとしたら、
*消化酵素を70%作ると、代謝酵素は30%
*消化酵素を30%作ると、代謝酵素は70%、作ることが出来る。
というように考えられています。
だから、脂っこいものや肉類などを大量に食べると、消化酵素がたっぷり必要になるので、その間、代謝酵素の生産量が減ることになります。
しかし、肉と一緒に野菜(食物酵素)を摂取していれば、その食物酵素で消化の働きを助け、消化酵素の生産を抑えることが出来ます。(注意:「食物酵素」自体が身体に直接働きかけると勘違いしがちですが、そうではなく、食材の酵素は、その食材自身を分解し、新たな栄養を生成する作用があり、それを食べれば身体に必要な微量の栄養成分を効率的に摂れるということです。出典:「スロビlabo」より)
※また、お酒が好きな方の場合、アルコールを大量に摂取すると、アルコール分解酵素が大量に必要になるので肝臓が分解酵素の生産に集中し、通常時に行う糖分の貯蔵を行うことができずに、その結果、糖分が不足し二日酔いになりやすくなるそうです。
このような食べ過ぎ・飲み過ぎも正常な新陳代謝が行われなくなり、不調の原因となるそうなので、日常の食生活を、まず見直し、気を配りたいところです。
以上のようなことから、私は、酵素が足りず、身体中が不調を起こしていたとみられる中、酵素のバランスが良くなったことで、全身の不調が改善され、正しい生体化学反応=新陳代謝が行われるようになり、上手く痩せることが出来たと言えます。
だから、痩せたい方だけではなく、健康や美容にも興味のある方にも、この酵素生活をお勧めしたいと思っています。
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く