2008年03月22日
高額医療・医療費控除の違い
「高額医療」と「医療費控除」を勘違いされている人は多いようですね。高額医療・医療費控除と、語調が似ていることから、混乱するのは仕方がないことかもしれません。別のページでも触れていますが、ここで改めて高額医療・医療費控除の違いを説明します。
高額医療とは、自分が加入している健康保険組合へ申請するものです、保険証には「保険者」(保険の機関)の名称や住所が記載してありますね。たとえば、国民健康保険の方は市町村の役所へ、社会健康保険の方は保険者となっている会社、または社会保険事務所が「保険者」です。高額医療の申請手続きは、保険者にすることになります。申請対象となる医療費は、月別・病院別・診療科別・入院、通院別にそれぞれ計算します。ベッド代などの、保険適用外の費用は含まれないので、その点注意してください。申請は2年以内。近年、過去に高額な治療で入院や通院をした覚えがあれば、申請に間に合うかもしれません。
医療費控除とは、確定申告で税務署へ申請するものです。1年の間に、一世帯の医療費の支払いが10万円以上あった場合に、申告することができる制度です。手続は、1年間に受け取った医療機関の領収書を、税務署へ提出することになります。さて、問題点はここからです。
医療費控除では、「医療費」以外の出費も計算に含むことができます。保険適用外のものや、医療機関までの通院に要した「交通費」も含まれるのです。幅が広いですね。ただし、保険金(給付金)は医療費から差し引きます。すでに「医療」の補助金としてあなたに支払われているお金は、医療費控除の計算に入れてはいけないのです。これには、前述の高額医療で還付された分も該当します。注意が必要ですね。
申請の時期にも注意してください。高額医療も年末に申請すれば良いと思っている人も多いようです。高額医療と医療費控除の違いを一言でいえば、高額医療と医療費控除では、申請先が違うということ。医療費控除は税金の還付であり、高額医療は保険の還付。そのように考えてください。
高額医療とは、自分が加入している健康保険組合へ申請するものです、保険証には「保険者」(保険の機関)の名称や住所が記載してありますね。たとえば、国民健康保険の方は市町村の役所へ、社会健康保険の方は保険者となっている会社、または社会保険事務所が「保険者」です。高額医療の申請手続きは、保険者にすることになります。申請対象となる医療費は、月別・病院別・診療科別・入院、通院別にそれぞれ計算します。ベッド代などの、保険適用外の費用は含まれないので、その点注意してください。申請は2年以内。近年、過去に高額な治療で入院や通院をした覚えがあれば、申請に間に合うかもしれません。
医療費控除とは、確定申告で税務署へ申請するものです。1年の間に、一世帯の医療費の支払いが10万円以上あった場合に、申告することができる制度です。手続は、1年間に受け取った医療機関の領収書を、税務署へ提出することになります。さて、問題点はここからです。
医療費控除では、「医療費」以外の出費も計算に含むことができます。保険適用外のものや、医療機関までの通院に要した「交通費」も含まれるのです。幅が広いですね。ただし、保険金(給付金)は医療費から差し引きます。すでに「医療」の補助金としてあなたに支払われているお金は、医療費控除の計算に入れてはいけないのです。これには、前述の高額医療で還付された分も該当します。注意が必要ですね。
申請の時期にも注意してください。高額医療も年末に申請すれば良いと思っている人も多いようです。高額医療と医療費控除の違いを一言でいえば、高額医療と医療費控除では、申請先が違うということ。医療費控除は税金の還付であり、高額医療は保険の還付。そのように考えてください。
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