志（こころざし）先生の寿司ブログ

呼子のヤリイカ

こんにちは。。

志（こころざし）先生です。

今日は『呼子のヤリイカ』についてすこし。。

ワタクシ福岡で寿司職人として働いていると当たり前のように使っているヤリイカ。。

このイカは小さな港町『呼子』で水揚げされます。

呼子の場所ですが九州の北部に位置しています。

正式には　佐賀県唐津市呼子町　です。

このヤリイカは玄界灘の荒波にもまれて身は引きしまっていて、通常は『活き造り』で食べるのが主流。

活き造りはイカの身から透けて裏側に飾りつけられた大葉が透けて見えるほど透明です。

まだ生きて動いているゲソは後で天麩羅や塩焼き、はたまた刺身などで後造りされます。

現地で食べると結構なお値段がするのですが、福岡市内で食べると価格競争が激しくいろんなお店で売っているのでお安く食べれて福岡で食べる方がオススメ。

このヤリイカ、お刺身やお寿司はもちろんですが明太子とあえて食べたり一夜干しにしたり塩辛などにして食べても美味！

最近では漁獲量が少なくなってきたためか　福岡県宗像市鐘崎町　のヤリイカも結構出回っています。

水揚げされる場所が違うだけで同じ玄界灘で獲れるものです。

ワタクシが感じるの鐘崎のイカより呼子のイカの方が生が強いと思います。
活き造りにしても呼子のヤリイカの方が長い時間動いていると思います。

あと、職人の見地で言わせてもらうと生簀で活かしておいても呼子産のい方が長生きしているようにおもいます。

PS・福岡で食べる方がお得ですよ（笑）

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感想(1件)

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投稿者：志（こころざし）先生｜08:36 ｜ブランド魚

2011年12月14日

大分県佐賀関産『関アジ』について

こんにちは。。

志（こころざし）先生です。

ワタクシ生まれは大分県です。

ワタクシの修業時代は今ほどお値段が高くなかったと思います『関アジ』について少し。

みなさんも名前だけは聞いたことがあるが食べた事はないという方がいらっしゃると思いますので特長を書いていきます。

まず『関アジ』と呼ばれるにあたりいくつかの条件があるんですが絶対的条件の一つに大分県の佐賀関半島と四国の佐田岬に挟まれた海峡でとれたものという事。
この海峡は狭くなっていて急流を生みます。そこで獲れたアジは身が締まっていて最高の歯ごたえになるわけです。。

魚体の形としての特徴は尾びれが大きい事。
これは先ほど述べた急流のなかで育つために流されないように大きくなったもの。
青魚特有のやわらかくなりやすい腹の部分もしっかりと固く身も歯ごたえがよく甘みがあります。

『関アジ』は漁獲されたあとはすべて漁協が買い取りブランドを確保しています。
獲れた後のアジは沖の生簀にいれて1日泳がせストレスを取り除いて出荷するという徹底さです。

出荷時には漁協が発行しているシリアルナンバーがついたシールがはられ個体情報が管理されている。

『美味しく育つ環境で美味しい魚に徹底的に人間がこだわりを持って手をかけた魚』それが佐賀関産の関アジです。。

みなさんも機会があれば是非ご賞味ください。。