2019年12月15日
亀戸天神と絶品くず餅船橋屋
この時期、多くの受験生やその親御さんが訪れる『天神様』『天満宮』
ここに祀られているのは学問の神様『菅原道真公』です
菅原道真公が学問の神様といわれる理由の記事はこちら >>百七十年間に合格者わずか数十人超難関の試験に合格した学問の神様
亀戸天神は、元々本社にあたる九州太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」や「亀戸宰府天満宮」と呼ばれていたのものが、昭和11年に今の「亀戸天神社」となったそう
歩いてみると亀戸天神の境内はとても広く、早朝に参拝したこの日は気持ち良く晴れていたのもあって、心身ともにすっきりとした爽快な気持ちで境内の様々な場所を見て回ることができた
受験生の我が子の為に合格祈願のお守りを受けるのが第一の目的。それが無事済み、次に第二の目的である『松尾芭蕉』の碑へ
碑に書かれているのは
『 しばらくは 花の上なる 月夜哉 』
松尾芭蕉については亀戸天神のあと訪れる「松尾芭蕉記念館」の記事で詳しく書きたいので、ここでは碑と句のみ
二つの目的の為に訪れた亀戸天神社には他にも見所が沢山あって、「書道の神様」としても知られる菅原道真公らしく『筆塚』と呼ばれる廃筆を納める場所もありました。書家や書道に励む人等が筆の労に感謝するとともに、一層の上達を願うのだそう
その他、境内は池の上を趣のある橋がかかり、そこをゆっくり歩けば、鳥が綺麗な声でさえずり、池には鯉が優雅に泳いで、今では珍しいアメンボが水面をスイスイ滑るところも見られる
受験シーズンだけじゃなく亀戸天神はゆっくり日本人の心を養い癒してくれる、そんな神社でした
この後訪れる第三の目的である「老舗くず餅屋」を目指し、亀戸天神をあとに
絶品くず餅を目指し
亀戸天神に参拝したあとに是非おすすめしたいのがここ、老舗のくず餅屋として亀戸天神から徒歩5分の近さにある『くず餅船橋屋』
後から調べてみたところこのくず餅、江戸時代から214年間守り続けているのだそう。和菓子唯一の発酵食品である関東のくず餅は、以前の記事「川崎大師名物『関東のくず餅』は発酵食品」で川崎大師のものは食べ済み、次はこの老舗くず餅屋である『船橋屋』のものを頂きたいとこの日の第三の目的とした
早朝に亀戸天神に参拝したのもあって、店に着いた時にはまだ開店前。晴れ渡った太陽の光が木漏れ日となって船橋屋ののれんや店先を心地よく差している
開店後まだ他にお客さんのいない店内に入る。想像以上に広く天井が高い。濃い木の色が気持ちいいテーブル席はゆったりくつろぐには申し分ない。丁寧な定員さんが差し出したメニューには色々種類があって、これもいいこれもいいと目移りしながらも定番の基本のくず餅を無事注文
朱の色が美麗な大きい器で運ばれたくず餅。思ってた以上に沢山積まれた綺麗な形のくず餅と、なによりその大きさに驚いた。きな粉も黒蜜もたっぷりとかかっていて、食べる期待MAX。ひと口食べて、あー来てよかった、と思わず唸る。くず餅は程よい弾力があってもちもちとしていて、きな粉も黒蜜もしっかり纏うのでひとつひとつがしっかり味わえる。とても甘い。見逃せないのはこの器の形、広い皿の端がくるんと内側へ向いていて、きな粉と黒蜜を外へこぼさないようにできている。だから最後まで気持ちよく食べられる。最後には残ったきな粉と黒蜜をしっかりスプーンですくっていただきフィニッシュ。このスプーンの大きさも絶妙な大きさで、器と合わせてくず餅を最大限に楽しめるものとなっている
お店もあちこちにありネット注文などもできる船橋屋のくず餅ですが
亀戸天神に参拝した折には、船橋屋本店のくず餅を年内でゆっくりいただく
これリピート確定です
亀戸天神公式ホームページ
くず餅船橋屋公式サイト