2018年01月01日
『子どもたちに伝えたいこと』
【宮崎駿監督】の其之二
あの『風立ちぬ』から約4年
”宮崎駿監督”が引退を撤回し『君たちはどう生きるか』で再び長編アニメーションの制作に立つというニュースが飛び込んできた時は日本国民のみならず海外の宮崎駿ファンも両手を叩いて喜んだに違いない
その『風立ちぬ』公開後の2013年9月、「宮崎駿引退記者会見」で、記者からこんな質問が監督に投げかけられていた
「全ての作品を通して”こういうメッセージを入れよう”と意識してきた事があれば教えて下さい」
その質問に対し宮崎駿監督は
「自分は児童文学の多くの作品に影響を受けてこの世界に入った人間ですので…」
という話しから始まり
「子どもたちに『この世は生きるに値するんだ』ということを伝えるのが自分たちの仕事の『根幹』になければいけないと思ってきました。それは今も変わっていません」
と、静かながらも力強い、魂が込められた言葉で答えてくれた
この言葉を聞いて過去のジブリ作品を振り返ってみると、確かに全ての作品に入っていると感じられる
また他の番組内で宮崎駿監督が
「絵を描いて動かしていくというのは自分が体を使って体験したことが出てくるんです」
と言っていたことがある
ジブリ作品から感じる『あの感覚』は、宮崎駿監督はじめ、制作に関わる全ての人の体験や思いの伝わりなのだ
また、ジブリ作品を観た大人が子どもに戻ったような感覚になるのは『この世は生きるに値するんだ』という ”子ども達に伝えたいメッセージ” を、大人も子どもになって受け取っているのだと改めて感じることができる
2018年、年明け早々にもテレビ(一部地域)でジブリ映画が放映される
何度も観てきたジブリ作品を、今回の宮崎駿監督の言葉を思い返しながら、改めて観て感じてみたい
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