2010年10月31日
変動金利のリスクヘッジ
住宅ローンのFP相談でつぎの相談を受けました。
今ならば、市場の低金利と銀行の優遇金利のおかげで、当初の金利が年1.0%前後で借りることができるので、全期間変動金利で住宅ローンを借りようと考えている。しかし、将来の金利が上昇した場合のことが心配だ。金利上昇リスクをヘッジするためにはどうすればよいか。
確かに現在の変動金利の低金利は非常に魅力的です。しかし住宅ローンは一般に長期にわたって返済をしていくものなので、将来の金利を予測することはたいへん困難です(将来の金利がわかれば、それに合わせて投資をすることができるので、こんなラクなことはありません)。
それでも「これで絶対大丈夫」とまでは言いきれませんが、
同じ借入額を、金利年3.0%で計算した場合の毎月の返済額と、
現在の金利での毎月の返済額との差額を毎月貯蓄して、
将来、金利が大きく上昇したときに返済額軽減型の繰上げ返済をする
ことで、ある程度のリスクヘッジができると思われます。
金利年3.0%で計算する根拠は、平成バブル崩壊後から現在までの、
変動金利の住宅ローンの金利の平均が3.0%くらいであることです。
もちろん、3.0%のラインを4.0%等に拡大すればより
リスクがヘッジできます(毎月貯蓄する額も増えますが・・・)。
結論としましては、変動金利で住宅ローンを借りる場合は、
「金利上昇リスクに対して、どれだけ適応(ヘッジ)できるか」
が重要であり、金利上昇リスクに適応できない場合は、当初の金利は
変動金利より高めですが、将来の金利が約束されている固定金利で
借りたほうが安心であると言えます。
P.S. ここのところ、天気が悪く急激に寒くなりだしました。
お互いお体には気をつけましょう
今ならば、市場の低金利と銀行の優遇金利のおかげで、当初の金利が年1.0%前後で借りることができるので、全期間変動金利で住宅ローンを借りようと考えている。しかし、将来の金利が上昇した場合のことが心配だ。金利上昇リスクをヘッジするためにはどうすればよいか。
確かに現在の変動金利の低金利は非常に魅力的です。しかし住宅ローンは一般に長期にわたって返済をしていくものなので、将来の金利を予測することはたいへん困難です(将来の金利がわかれば、それに合わせて投資をすることができるので、こんなラクなことはありません)。
それでも「これで絶対大丈夫」とまでは言いきれませんが、
同じ借入額を、金利年3.0%で計算した場合の毎月の返済額と、
現在の金利での毎月の返済額との差額を毎月貯蓄して、
将来、金利が大きく上昇したときに返済額軽減型の繰上げ返済をする
ことで、ある程度のリスクヘッジができると思われます。
金利年3.0%で計算する根拠は、平成バブル崩壊後から現在までの、
変動金利の住宅ローンの金利の平均が3.0%くらいであることです。
もちろん、3.0%のラインを4.0%等に拡大すればより
リスクがヘッジできます(毎月貯蓄する額も増えますが・・・)。
結論としましては、変動金利で住宅ローンを借りる場合は、
「金利上昇リスクに対して、どれだけ適応(ヘッジ)できるか」
が重要であり、金利上昇リスクに適応できない場合は、当初の金利は
変動金利より高めですが、将来の金利が約束されている固定金利で
借りたほうが安心であると言えます。
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