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マツムラローハイの留意点

今日は全空連第二指定形の「マツムラローハイ」について、現役部員のみなさんに注意点を説明させていただきます。

尚、第二指定形としての「マツムラローハイ」と、第二指定形が定められる前の、「糸東会のマツムラローハイ」は若干動きが異なります。

まず、この形は、特徴的な動きが3回繰り返されます。

その部分だけをまとめて先に取り上げますと、注意点は「つま先の向き」です。

この片足で立つ立ち方を「鷺(さぎ)足立ち」と言います。

右の写真は、時系列的に左から右へと並べていますが。。。

左側の写真:つま先は「正面」

中央の写真:つま先は「真横」

右側の写真:つま先は「斜め45度」

となっています。

実は、このつま先の向きを忠実に守ろうとすると、技を出すとき非常に窮屈になり、極めるのが難しいです。



下の写真ですが、鷺足立ちから開手外受けの後の動作は「巻き込み」といい、非常に重要です。

掛け手ではありませんので、動作を間違えないようにしてください。

マツムラローハイは他の第二指定形と比較すると、取り組みやすいのですが、この巻き込みの動作はなかなか難しく、競技などでも適当にごまかしながらやっている人を時々見かけます。

巻き込みの後は「鉤突き」です。

鷺足立ちから鉤突きまでの一連の動きについては、分解動作を行えるようにしてください。

詳細はまた、道場へ上がった折に説明します。



基本的なことですが、諸手突きの後の立ち方は「結び立ち」です(右の写真)

バッサイダイで似たような動作がありますが、そちらは「閉足立ち」です。

間違えないようにしてください。







最後の中段蹴りからの動作(右の写真)も、正確に行おうとすると結構難しいのですが。。。

蹴りは正面で、左掌に当てる(軸脚を回転させてから当てない)

蹴りは下から上に出して左掌に当てる(真横から当てた勢いで回転しない)

。。。ということです。

競技においてはともかく、本学における審査等ではやはり見栄えよりも正確さを重視して演武した方がいいと思います。


あと、全般的なことですが、マツムラローハイという形は、開始位置よりも前方で終わってしまいやすいので、注意してください。

前進は歩幅を狭く、後退は歩幅を広めに取るのがコツですが、それでも開始線にきっちり戻るのは難しいです。

個人的には、開始線より少し前で終わるくらいなら許容範囲かと思います。

では、最後にマツムラローハイの演武を動画でご覧ください。

但しこの動画は、第二指定形として定められる以前の「糸東会のマツムラローハイ」です。

ご容赦ください。




尚、「ローハイ」は本来泊手の古伝の形と言われますが、様々な形で伝承されています。

ちなみに糸洲流には「ローハイ初段」〜「ローハイ三段」まであり、「マツムラローハイ」とは演武線も動作も全く異なります。

特に興味深いのは、「ローハイ初段」に見られる鷺足立ちです。

上げた足を、軸脚の前に置いていますが、これを「前鷺(さぎ)足立ち」と言います。

では糸洲流宗家・坂上節明先生が演武されている動画をこちらからご覧ください。

(形は後半に出てきますので、前半は早送りしてください)

明日はニーパイポについて書かせていただきます。
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