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「チンクチ」と「ガマク」?

沖縄の空手を語るとき、必ずといっていいほど出てくるのが、「チンクチ」「ガマク」という言葉です。

例えば「チンクチを掛けろ!」「そこでガマクを入れろ!」という言い方をされます。

この「チンクチ」「ガマク」とは一体何なのでしょうか?

右の写真において、上の円で囲まれた部分が「チンクチ」、下の円で囲まれた部分が「ガマク」です。

小生のような半端なレベルで説明するのはおこがましいので、JKFan最新号(2009年3月号)の久場良男先生のインタビュー記事から言い回しを引用させていただきます。


まず、「チンクチ」というのは、脇から背にかけての筋肉群のことで、足から伝わってチンクチを通り、肩から拳に抜ける力のルートの使い方を、「チンクチを掛ける」と言うそうです。

三戦(サンチン)の鍛錬では、肩に力を入れず、チンクチを締めます。以前、映像でもご紹介したように、稽古では、後ろから先生が肩をバシッと叩きおろしますが、これは肩に力が入らないように、つまり力まないようにするためです

巻き藁突きの稽古も、チンクチの掛け方を覚えるのに適しています。よく相手の中段突きをもらって、ズドーンと重く内蔵に鈍い痛みの残るような場合がありますが、これはチンクチの掛かった突きです。

次に「ガマク」ですが、これは部位としては、丹田を中心とした腰全体を指します。

「ガマクを入れる」「ガマクを使う」とは、丹田に集めたエネルギーを、左右の股関節を使うことによって「力」に変化させることを意味します。

沖縄空手道無想会・新垣清先生の言い回しを引用するなら、まず、腹部から腰の左右と中央にかけて、水を入れた風船が存在している状態をイメージして下さい。

この風船の中にある水は流動性を持っているため、重心を変化させる場合には、風船の中の水を移動させることによって、外から見えないように身体内を変化させます。

例えば、右に重心を掛ける場合は、右のガマクを入れる、つまり風船の中の水を右側に移動させることによって、外から見えないように腰の右側を重力落下させるのです。

やや説明が難しくなってしまったかも知れませんね。

この「チンクチ」「ガマク」というのは、決して個別のものではなく、連動して動作の中に表れるものです。

また、我々も普段の稽古の中で、自然に身についていることもありますので、決して新しい技法というわけでもないと思います。

では最後に上地流の稽古の様子を動画でご覧下さい。

特に三戦の稽古で、先生が体を叩きながらチンクチを掛けさせる場面をご覧いただきたいと思います。

本土ではなかなかこのような稽古風景を見ることはないかも知れませんね。

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