2012年09月22日
ホンダ:自動車販売600万台、小型強化で16年度−新興国で大幅増(2)
ホンダ:自動車販売600万台、小型強化で16年度−新興国で大幅増(2)
9月21日(ブルームバーグ):ホンダは2016年度に四輪車の世界販売で、今年度計画比4割増の600万台以上を目指す。主力の「フィット」など小型車で販売の底上げを図りながら、新興国の販売を大幅に引き上げる計画だ。
伊東孝紳社長は21日の記者会見で、目標達成はフィットシリーズの販売にかかっていると述べたほか、アジアで小型戦略車「ブリオ」の展開も重要と指摘した。16年度の販売目標の内訳は、新興国・成熟市場とも300万台以上としている。
世界最大市場の中国では13年から3年間で10モデル以上を投入し、ハイブリッド車(HV)など
環境技術を積極的に導入する。アジアでは新型フィット(ジャズ)シリーズに加え、ブリオのプラットフォームを活用し、セダンや多目的タイプを追加していく。インドでは新型ディーゼルエンジンを13年度以降の発売モデルに順次搭載する。
ホンダの最大市場である北米では、9月に投入した新型「アコード」が販売の押し上げに寄与するとみている。14年春に稼働予定のメキシコ新工場で新型フィットと派生モデルを生産するなど、ラインアップの拡充と競争力強化で、伊東社長は「北米事業を盤石なものにする」と述べた。
一方、日本市場では、軽自動車を含む小型車のラインアップを強化する。15年までに軽自動車6モデルを投入するほか、軽自動車のオープンスポーツカーを14年に発売する。
妥当な目標
独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高田悟アナリストは、成長分野の小型車でフィットの販売拡大を目指すなどの戦略を評価し、「きちんとした理論に基づき組み立てている目標数字だ」と指摘した。
生産体制について、伊東社長は、国内100万台の生産能力維持の計画は変えない方針だと述べた。来年7月に稼働する寄居工場(埼玉県)では、新型フィットシリーズなど小型車を集中生産し、鈴鹿製作所では効率的な開発・生産体制を構築して、軽自動車を主に生産する予定。鈴鹿と、寄居など埼玉の工場が個性ある生産をすることで、事業を継続する考えだと語った。
環境技術面では、新型アコードをベースとしたプラグインHVを13年初めに米国で発売し、日本などにも展開していく。究極の環境対応車と期待している燃料電池電気自動車は、新型モデルを15年から日米欧で順次販売する。また、高級車ブランド「アキュラ」は今後3年で全モデル刷新を予定。
二輪車販売は840万台上乗せ
二輪車事業では、16年度に今年度計画から840万台を上乗せした2500万台以上の世界販売を目指す。インドでは最大セグメントの100ccバイク市場に競争力のあるモデルを投入するほか、13年前半に第3工場が稼働予定で事業拡大を図る。アフリカや中南米諸国などの新成長市場にも参入していく。ブラジルでは中・大型バイク販売を強化する。また、新コンセプトの大型バイクの第一弾を来年2月に熊本製作所で生産を開始し、北米を皮切りに販売していく。
発電機や耕うん機などの汎用パワープロダクツ事業は、16年度に世界で800万台以上の販売を目指す。
一方、足元の状況について、伊東社長は、欧州事業は厳しいが新商品投入などで対応する考えを示した。
反日デモのあった中国では、工場の操業を一時停止したが、現在は再開。ただ、フル稼働ではなく、部品メーカーへの影響や販売店の状況も十分に把握できていないため、様子をみながら対応していくとした。さらに、中国で通関手続き遅延の懸念などが出ている問題については認識しているとし、事業に影響ないように準備しているという。伊東社長は中国での開発・事業強化の考えは変わらないと強調した。
ホンダの株価は21日終値で、前日比0.9%安の2600円。年初来では11%の上昇となっている。
http://www.bloomberg.co.jp/news 引用流用
9月21日(ブルームバーグ):ホンダは2016年度に四輪車の世界販売で、今年度計画比4割増の600万台以上を目指す。主力の「フィット」など小型車で販売の底上げを図りながら、新興国の販売を大幅に引き上げる計画だ。
伊東孝紳社長は21日の記者会見で、目標達成はフィットシリーズの販売にかかっていると述べたほか、アジアで小型戦略車「ブリオ」の展開も重要と指摘した。16年度の販売目標の内訳は、新興国・成熟市場とも300万台以上としている。
世界最大市場の中国では13年から3年間で10モデル以上を投入し、ハイブリッド車(HV)など
環境技術を積極的に導入する。アジアでは新型フィット(ジャズ)シリーズに加え、ブリオのプラットフォームを活用し、セダンや多目的タイプを追加していく。インドでは新型ディーゼルエンジンを13年度以降の発売モデルに順次搭載する。
ホンダの最大市場である北米では、9月に投入した新型「アコード」が販売の押し上げに寄与するとみている。14年春に稼働予定のメキシコ新工場で新型フィットと派生モデルを生産するなど、ラインアップの拡充と競争力強化で、伊東社長は「北米事業を盤石なものにする」と述べた。
一方、日本市場では、軽自動車を含む小型車のラインアップを強化する。15年までに軽自動車6モデルを投入するほか、軽自動車のオープンスポーツカーを14年に発売する。
妥当な目標
独立系調査会社ティー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高田悟アナリストは、成長分野の小型車でフィットの販売拡大を目指すなどの戦略を評価し、「きちんとした理論に基づき組み立てている目標数字だ」と指摘した。
生産体制について、伊東社長は、国内100万台の生産能力維持の計画は変えない方針だと述べた。来年7月に稼働する寄居工場(埼玉県)では、新型フィットシリーズなど小型車を集中生産し、鈴鹿製作所では効率的な開発・生産体制を構築して、軽自動車を主に生産する予定。鈴鹿と、寄居など埼玉の工場が個性ある生産をすることで、事業を継続する考えだと語った。
環境技術面では、新型アコードをベースとしたプラグインHVを13年初めに米国で発売し、日本などにも展開していく。究極の環境対応車と期待している燃料電池電気自動車は、新型モデルを15年から日米欧で順次販売する。また、高級車ブランド「アキュラ」は今後3年で全モデル刷新を予定。
二輪車販売は840万台上乗せ
二輪車事業では、16年度に今年度計画から840万台を上乗せした2500万台以上の世界販売を目指す。インドでは最大セグメントの100ccバイク市場に競争力のあるモデルを投入するほか、13年前半に第3工場が稼働予定で事業拡大を図る。アフリカや中南米諸国などの新成長市場にも参入していく。ブラジルでは中・大型バイク販売を強化する。また、新コンセプトの大型バイクの第一弾を来年2月に熊本製作所で生産を開始し、北米を皮切りに販売していく。
発電機や耕うん機などの汎用パワープロダクツ事業は、16年度に世界で800万台以上の販売を目指す。
一方、足元の状況について、伊東社長は、欧州事業は厳しいが新商品投入などで対応する考えを示した。
反日デモのあった中国では、工場の操業を一時停止したが、現在は再開。ただ、フル稼働ではなく、部品メーカーへの影響や販売店の状況も十分に把握できていないため、様子をみながら対応していくとした。さらに、中国で通関手続き遅延の懸念などが出ている問題については認識しているとし、事業に影響ないように準備しているという。伊東社長は中国での開発・事業強化の考えは変わらないと強調した。
ホンダの株価は21日終値で、前日比0.9%安の2600円。年初来では11%の上昇となっている。
http://www.bloomberg.co.jp/news 引用流用
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投稿者:Bugs Bunny|09:18
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