2012年10月23日 | Posted by 公 at 05:02 | 日本社会 | この記事のURL |
日下公人語録35
小泉総理の1日の動静は、朝昼晩の食事まですべて新聞に載っている。世界中を探してもこんな国はない。普通の国なら生命が危ない。(略)なぜ日本の首相は暗殺されないか。1932年(昭和7年)に5.15事件で暗殺された犬養毅以来、1人もいない。これは、首相を暗殺しても、代わりがいくらでもいて大して変わらないからである。暗殺した甲斐がない。 ということは、やはり文明化しているわけだ。「誰がなっても同じ」というのは、普通は見下したり揶揄する言い方だが、見上げて言ってもいい。両方の意味が含まれるのである。 現状に満足できない人々からすれば、「誰がなっても同じ」では困る。しかし社会の大多数の人が満足している場合は、それがいいのである。
「人口減少」で日本は繁栄する―22世紀へつなぐ国家の道
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