2008年09月29日 | Posted by 公 at 17:02 | 外交 | この記事のURL |
日下公人語録11
堪忍袋の緒を切った大東亜戦争から半世紀以上が経ったが、日本人は相変わらず「親善か、戦争か」「友好か、摩擦か」の両極端の心理状態しかないのかもしれない。それでも戦前の日本人は独立の尊さを知っていたが、戦後は独立の尊さを自覚できないまま、孤立を恐れて、常に親善、友好といった姿勢しか選択できないでいる。アメリカに対しても、中国に対しても、韓国・北朝鮮に対しても長くそうだったわけだが、これからの日本は、時により、場合に応じて、"適当な距離を保つ"という感覚とそのための技術を備えるべきである。
アメリカに頼らなくても大丈夫な日本へ―「わが国」の未来を歴史から考える
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