2008年09月27日
日下公人語録9
いったい日本は、今後どのような国として歩んでいけばいいのか。はっきりしているのは、いまや日本人は総体として、先の大戦に敗れて以後、不要なものとして遠ざけてきたナショナリズムに目覚めてきたことである。 その切っ掛けをつくってくれた"恩人"は、アメリカのクリントン前大統領、中国の江沢民前国家主席、北朝鮮の金正日総書記、ロシアのプーチン大統領の4人。彼らに共通していたのは、「孤立」と「摩擦」を恐れる日本に対して、どれほど無礼な振る舞いをしても、どんな嘘をついても、いかなる要求をしても構わないと思っていたことである。(略)いかにお人よしの日本人であろうとも、彼らが日本の前に積み重ねた理不尽を思えば、否も応もなく変わらざるを得ない。
アメリカに頼らなくても大丈夫な日本へ―「わが国」の未来を歴史から考える
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