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2017年10月11日

伝えるための文章を書くことの本質に迫る!「10倍速く書ける 超スピード文章術」上阪 徹

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ブログを書きはじめて何年かが過ぎました。
その中で「書くことって難しいなあ」という感想を持っていました。

それは、ブログの記事を書くのに気がつけば一時間があっという間に過ぎていたり、その割には伝えたいことが上手く表現できずに力不足だと悶えたりすることがザラにあったからです。

そんな中で2つの問題意識を持っていました。
・速く文章を書けるか。
・伝えたいことを的確に表す文章が書けるか。

この本は、その問題意識にズバッと切り込む力のある本でした。

どんな本だった?


本の要点は次のことだと受取りました。

・文章はテクニックではなく、素材だ。
・素材を集めること、整理すること、文章に形作ること。書かれているのはこれらの内容に集約できる。


言われてみたらその通リで、当たり前といえば当たり前のことがこの本には書かれています。
でもそのことを当たり前と認識できていなかったのは事実です。
グサッ、と痛感させられました。

自分の書く姿勢を振り返って、「文章」という言葉を漠然とだけ捉えて、良く分からないイメージのまま書こうとしていたのだと思いました。
それは”何となく分かったつもりになっていた”ということです。
書くことの本質がよく分かっていないから、書いたものも何だか良く分からないものになってしまっていたのです。

いい気付きだなあと思いました。

書くことが確立出来ている人には今更という内容だと思います。
でも、私のように、
・速く文章を書けるか。
・伝えたいことを的確に表す文章が書けるか。
という悩みを持っている人には良いヒントになる良書です!

ついでに言うと、
・書きたいけど書きあぐねている。
という人にも背中を押す一冊になると思います。
読後の発見

タイミングよく至急の資料が必要になり、短時間で資料をまとめることがありました。
その時に改めて自覚したのが、同じように「素材を集め、整理して、文章にまとめる」というスキームを自分も持っていたことでした。
ただその認識は漠然としたもので自身の中で言語化していなかったので、本を読んだ時には気づかなかったのだと思います。

この本を読むことでその点が言語化され、明確化されたことを実感しました。
意味があった!と確信しました。
posted by 霧島もとみ at 2017年10月11日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2016年09月20日

本って何のために読むの?と道を見失いかけていた僕に一筋の光を照らした「星野リゾートの教科書」中沢 康彦

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このブログのメインコンテンツは今のところ書評です。
ブログの目指すところは「人生を素敵に面白く生きるためのツールとして、自分自身の心と体に響いたものを広く紹介していく」ことですが、同時に読書記録としての用途も兼ねて、書評を多めに書かさせていただいています。

そこそこ多くの本を読んでいるのではないかと思っていますが、本を読みブログを書き、仕事をして人生を生きている中でとある疑問を常に抱えています。

「本を読んだことのうち実生活で使えていることが相当少ない」
「自分は一体、何のために本を読んでいるのか」


興味があって本を読むわけですが、例えば会社経営やマネジメントに関する本を読んで知識を得たとしても、会社経営者でない以上は本の内容を大々的に活用できる機会なんてありません。

しまいには、
本を読む意味なんてないんじゃないかなあ。
何ならこのブログももう止めてしまってもいいんじゃないかなあ。


なんてことも考えるようになっていました。

そんな時に書店で手に取ったのがこの「星野リゾートの教科書」で、内容的に、本について、本との付き合い方について、大いに悩んでいる私にはぴったりの本でした。

これはぜひ紹介したい!
ということで、記事を書かせていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。

衝撃を受けた導入部


課題に直面するたびに、私は教科書を探し、読み、解決する方法を考えてきた。それは今も変わらない。星野リゾートの経営は「教科書通り」である。


星野リゾートの星野社長については、NHKの「プロフェッショナル」で見て以来何度もテレビや書籍で目にすることがあり、私の中では「旅館再生の達人」「高級旅館ブームの火付け役」といった認識をしていました。
更に言えば、「星野社長独特の視点・考えで会社を動かし、その実行力で次々と成功を収めてきた」という天才的な人物だと考えていました。

「型破りな人物」というイメージで見ていました。

ところが、星野社長自身はそれを「教科書通り」の経営であるというのです。
それが本当だとすると、型破りではない。むしろ型通り・・・。私の認識はガツンと大きく揺さぶられました。

それは一体どういうことなんだろう?
具体的には?

気が付けばこの本の世界に一気に引き込まれていました。

教科書としての”本の使い方”


星野社長の考えは先ほど引用した部分に端的に表されています。
それを補強する根拠として、星野社長はこのように語っています。

私が参考にする教科書の多くは、米国のビジネススクールで教える教授陣が書いたものだ。彼らは「ビジネスを科学する」という思想の下、数多くの企業を対象に手間と時間をかけて事例を調査し、そこから”法則”を見つけ出し、理論として体系化している。その内容は学問的に証明され、一定条件のもとでの正しさはお墨付きなのだ。


改めて言われるとその通りです。
でもそれは本当なんだろうか?というような、考えがいつもどこかにありました。


今までの自分の読書体験


読んだ時は「なるほど」「面白い」「勉強になった」と感じます。
印象深い本を読んだときは興奮した状態のようになり、一時的に「何かをしよう・・・!」というやる気のようなモノが自分の中に湧いてきたような感覚を覚えます。

・・・で、それで終わり。
というのが自分の読書体験の大半だったように思います。

名著として名前が知られている本、今年一番売れている本、有名なあの人の本。
そんな本を読み、自分の知らない知識を得て、自分の中の何かを変えられるのではないか・・・期待を抱きながら、それを満たすことはほとんど出来ていませんでした。

そして、
本を読む意味なんてないんじゃないかなあ。
何ならこのブログももう止めてしまってもいいんじゃないかなあ。
と考えるようになっていたのは最初に書いたとおりです。

それを星野社長は、本をビジネスの教科書として読み込み(読書)、課題を解決するための手法として用いてビジネスを動かしているという(結果)・・・。

自分が読書を通じてしたかった事は、正にこれだと思いました。
読書という行為は無駄なものなんかではなく、自分自身を前へ進めるための道具であり、武器になるんだと。

じゃあなぜ星野さんにとって読書は意味のあるものになり、自分にとっては意味の薄いものになっているのだろうか?と考えました。
その答えも実はこの本の中に書かれていたんです。

本への向き合い方


まず第一に、本を読むという行為の目的がどこにあるのかです。
再び引用します。

課題に直面するたびに、私は教科書を探し、読み、解決する方法を考えてきた。


この箇所から、読書をするにあたっての目的意識が明確化されているということが分かります。
星野社長は「課題を解決するための手段とするため」に本を読むのです。

一方、自分は、「何となく面白そうな」「ためになりそうな」本を読んでいるに過ぎないと感じました。

次に、読書を行うにあたっての具体的な方法論です。
自分は「手当たり次第に本を読む」、ただそれだけでした。
読書論的な本を読んだこともありますが、実際に取り組むにはちょっと難しい(手間がかかると感じる・・・)ものも多く、結果的には「ただ読んで印象的だったことをメモするだけ」という状態でした。
あとはこのブログに記事を書くくらい・・・ですね。

これについても星野社長は明確な方法論を示しています。
紹介すると長くなるので見出しのみ引用しますと、
”ステップ1 本を探す 書店に1冊しかないような古典的な本ほど役に立つ”
”ステップ2 読む 1行ずつ理解し、分からない部分を残さず、何度でも読む”
”ステップ3 実践する 理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りにやってみる”

という事です。

特にステップ3に凄みを感じました。言うのは簡単ですが、これ、本当に難しい事だと思います。勉強方法とかなら分かりますが、星野さんは経営者ですから、それはつまり会社の動きを「100%教科書通りにやってみる」という事で、相当な信頼を置かなければ出来ません。
相当な信頼を・・・あ、そうか、つまりそれをステップ1,ステップ2で確かめているのかもしれません。

どれだけ本に対して真摯に向き合っているのかを痛感させられます。
でもそれは逆に言えば、それだけ本から得るものが大きいということを星野社長は知っているという事です。

まとめると、
・明確な課題・問題意識を持つ
・それを解決するための教科書として相応しい本を探す
・その内容を全力で理解し、徹底的に実践する


これが星野さんが行い、そして自分自身が出来ていなかった「本への向き合い方」です。

まとめ


本を「教科書として使う」という考え方は、自分にとって衝撃的な内容でした。
そして具体的な方法論も端的に書かれている。

この本を読むことで、私は、
・読書という行為の可能性を知る。
・本を自分自身の糧に変えていくために必要な事柄を知る。

という2つの大きな気付きを得ることが出来ました。

この本に出会えて良かったです。
また今日から、本を読み、ブログを更新していく意欲が湧き上がってきました。
頑張ります!(勝手に・・・)
posted by 霧島もとみ at 2016年09月20日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2016年05月05日

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」  荒木香織


ラグビー日本代表の五郎丸選手の”五郎丸ポーズ”の写真が表紙にドドンと載せられた、インパクトのある表紙。

しかしながら、五郎丸さんの本ではなく、五郎丸さんをはじめ、ラグビー日本代表を「メンタルコーチ」としてサポートした荒木香織さんの本です。

ルーティンのことは”五郎丸ポーズ”で一躍注目を浴びましたが、それが実際にはどういうものなのか、どういう効果があるのか、ちゃんとした解説はあまりされていなかったように思います。

前々から興味はありましたが、「何かブームに乗らされている感」がどうしても自分の中で拭えなくて、これまでは読んでいませんでした。
でも、ある程度時間が過ぎ、ラグビーブームも落ち着いてきた中で、改めて「読んでみたいな」と静かな気持ちが湧き上がってきたことから、買うことにしました。

どんな本だった?


とても面白い本でした。

荒木さんはスポーツ心理学を専門に研究し、アメリカで博士号を取った人です。
また、ご自身も陸上でインターハイや国体に出場した優秀なアスリートとのこと。
自分自身のアスリートとしての経験をベースに、ラグビー日本代表のワールドカップでのエピソードを交えることで、スポーツ心理学をとても分かりやすく説明しているなと感じました。

スポーツ心理学を8年間学んだ後、かつてのアスリートとしての自分を振り返った荒木さんは、こう分かったそうです。

かつての私に必要だったものは、強い気持ちを持つことではなく(もちろん、それも絶対に必要ですが)、「心の準備」だったということ。


私はこの1フレーズに”スポーツ心理学”というものの考え方が凝縮されていると感じました。

世間一般には(私も含めて)、どちらかというと「強い気持ちを持つこと」が必要なことだと強く考えられていると思います。
そんな中、これは新しい考え方であり、目から鱗的な説得力のある表現だなと。

この本には、この「心の準備」を具体的にどうやっていくかということが詳しく紹介されています。

読むことで得られるもの


ラグビー日本代表の多くのエピソードに触れながら、荒木さんが学んだスポーツ心理学のエッセンスを知ることができます。

荒木香織さんのことは、去年の年末にテレビ「日本くぎづけ大学」で知っていました。
この番組は、ルーティンに関するエピソードや、ラグビー代表の選手たちが荒木さんのサポートで助けられた事などを紹介するなど、「メンタルコーチ」という荒木さんの存在に焦点を充てたもので、大変面白かったです。

(その感想はこちら。記事「日本くぎづけ大学に考える”言葉の力”」

この本ではさらに詳しく、具体的に、スポーツ心理学のエッセンスを紹介しています。

印象に残ったのは「第三章 目標を達成するためのメンタルスキル」の内容です。

スポーツをするにあたり、

・結果に関する目標

を立てることは普通にあることですが、荒木さんはこれに加えて

・パフォーマンスに関する目標
・過程に関する目標


を立てることが重要だと説明していました。

この2つの目標には、
・自分でコントロールできる内容が多いこと。
・自分自身の成長度合いや必要なスキルを確認できること。
・パフォーマンスを向上させるために考える力がつく。
・意欲を持ち続けることや集中することにつながる。
というような性格・効果があり、この3つの目標を常にセットで考えることで、結果を出せる行動につながるそうです。

なるほどなあ、と思いました。
結果だけの目標を立てていても、強い相手が多くいれば結果を残すことは難しいし、そうなると「何のためにこれをやっているんだ・・・」とモチベーションが下がるということは容易に想像できますし、自分自身にも思い当たるところがあります。
目標を細分化することで、最終的な結果に至るための過程を考えていくことができるし、一つ一つの目標を達成するたびに「これが出来た」という喜びを感じることができそうです。

また、駄目な例として「精一杯がんばります」「一生懸命取り組みます」が挙げられており、ガツンと来ました。
普段何気なく言っているなあ、、、
反省することしきりでした。

どんな人にオススメできる?


ラグビー日本代表に興味がある人をはじめ、スポーツに関わる人にはぜひ読んで欲しいなあと思います。
また、それ以外の人にとっても、スポーツ心理学によって解説されるメンタルについての考え方は、とても参考になります。そもそもスポーツ心理学と言っても、「スポーツ」という一瞬の勝負の場面で結果を出すための学問かもしれませんが、多くの一般人にとっても基本的な理論は共通して適用されるはずです。

また、本書の最後にスポーツ指導においてメンタルの専門家がサポートすることの重要性を説いていました。
「スポーツ指導についての専門知識を持たないままスポーツを指導している」という趣旨の指摘には大いに納得できるところがありました。

スポーツ選手として結果を出したことと、指導者として適切な指導が出来るかどうかは別の話であり、それぞれに必要な専門知識があるということなんですね。

この認識が広がっていくことでスポーツについての見方が大きく変わっていくかもしれないという可能性を感じました。
posted by 霧島もとみ at 2016年05月05日 | Comment(0) | TrackBack(1) | 本:実用書

2016年04月25日

アイディアの神が降りてくる 「3」の思考法 齋藤 孝


とある事情で1時間半ほど時間待ちをしなければならなくなりました。
時間待ち・・・それはとても退屈な時間です。

しかし、普段からバッグの中に本を1冊忍ばせていれば、それを取り出すことでたちまち有意義な時間へと様変わりします。
私も常日頃から心がけていることです。
今読んでいる「ゴールは偶然の産物ではない」という本をここ最近は外出刷る時はいつもバッグに忍ばせていました。

よし、続きを読もう!
・・・と思いましたが、バッグに入っていない。
何と今日に限って家に置いたままという失態を演じてしまったのです。

そこでスマホで何か時間つぶしを・・・ということでこの本をKindleで購入し、読んでみました。

どんな本だった?


「3」の思考法というタイトルが表しているとおり、この本はとにかく「3」にこだわった内容になっています。
思考法と数字の「3」を結びつけて、それを具体的なツールとして仕上げ、紹介しています。
著者の齋藤さんも普段から使っている方法だとの事です。

内容自体はとても分かりやすいです。
本当に効果があるのかどうかは自分で実践してみないと分かりませんが、

つまり「選ぶ」という作業を始めると、自ずと頭が動き出して考える作業に入りこんでいくのです。「考えろ」と言われてもなかなか頭は考えようとしません。でも「選びなさい」と言われると自然と考え始める。


という説明には説得力があるような気がします。

「思考に一定の型を持つ」ということの効果は、色々な本で主張されているところであり、異論を挟む余地はありません。
本書ではその手法の一つとして「3」を活用したメソッドを提案しています。

読むことで得られるもの


「3」をうまく使った思考法について、著者の齋藤さんが使ってきた経験・ノウハウを知ることができます。
補強する根拠として歴史の中での例(孔子の「智仁勇」など)や、話題になったエピソード(東京オリンピック招致のプレゼンなど)が書中に散りばめられ、これらを知ると、斎藤さんの主張する「3」の効果もあるのかもしれないなと考えさせられます。

紹介されているメソッドは具体的でかつ明確です。
再現しようと思えば、努力は必要だと思いますが、おそらく誰でも簡単に再現することは出来るでしょう。

どんな人にオススメできる?


何かアイデアを捻り出したいけど、ウンウン唸るだけで時間がすぎ、なかなか具体的なアイデアに辿りつけない・・・という人。

自分の考えをなかなか他人に上手く説明できないという悩みを抱える人。

・・・これって、自分のことじゃん!!

「頭のいい人は「短く」伝える」(樋口裕一)
では思考ツールとして「4行メソッド」を紹介していて、実験的に自分でもやっていましたが、今度はこの「3」を使ったまとめ方・考え方を試してみようと思います。
posted by 霧島もとみ at 2016年04月25日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2016年02月06日

ブログ飯 個性を収入に変える生き方 染谷 昌利


「武器としての書く技術」(イケダハヤト)に続いて、ブログを主題に書かれた本を紹介します。
 記事を書くのは少し間が空きましたが、「武器としての書く技術」と一緒に買いました。
 何かを勉強しようと言う時には同じテーマの本を複数読むのが効果的で、こういう時にAmazonは勝手にオススメしてくれるので便利です

どんな本だった?


面白い本でした。
基本的なエッセンスは「武器としての書く技術」(イケダハヤト)に近く、ブログを「飯を食えるブログ」に変えるための考え方や工夫を紹介しています。
共通して書かれているのは、
・ブログをお金に換えるということは簡単なものではない
・しかし、誰でも努力次第で実現できる可能性がある
・そのための心構え、技術、背景


次に、違いはこんな感じです。
・武器としての書く技術・・・書く技術により踏み込んだ内容
・ブログ飯・・・ブログ運営全般の心構え

2つを合わせ読みすることでより理解が進むと思います。
興味深かったエピソードは、おふたりとも、ブログが急上昇したのが「Xperiaの使い方のページを作ったこと」だと紹介していたことです。
見事に波に乗ったんでしょうね。
それはしかし、決して運が良かっただけの話ではありません。その時に波に乗ることができるだけの基礎体力をそれまでに付けておくことが重要だということが、この2冊から学ぶことができました。
勿論、波を敏感に察知するセンスも必要ですね。

読むことで得られるもの


ブログを運営していくための当たり前だけど認識しておくべき事項。
儲かるブログを運営している人の視点を知ることは、成功例を把握するだけではなく、自分の物事を見る視点のレベルアップにも繋がります。

どんな人にオススメできる?


ブログを書いている人、これから書こうという人。
また、アフィリエイトの項目では「いかに商品を売るか」ということを筆者の視点で踏み込んで書いたのも面白かったので、ネットショップ運営者にも。

posted by 霧島もとみ at 2016年02月06日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2016年01月31日

武器としての書く技術 イケダハヤト


副題は「30万人に届けて月50万円稼ぐ!新しいマル秘文章術」と何とも刺激的なもの。
そんなタイトルを見た僕自身は、”ブログを書き始めて1年と10ヶ月が過ぎながら一向にアクセス数が増えないなあと悩んでいる”という状況でした。

このとき頭に浮かんだシンプルな欲望は、
「もっと見られるブログになるためのヒントが欲しい。」という事で、
「1行バカ売れ」(川上徹也)を買ったときと同じ動機でした。
買うまでにかかった時間はそれから1分です。

どんな本だった?


面白い本でした。
本のタイトルのとおり「書く」ための、具体的に言えばブログの記事を書くためのノウハウがシンプルに纏められています。
そのノウハウはブログを運営することを生業の一つにしてきた筆者が主に経験と分析によって得てきたもの。つまり「30万人に届けて月50万稼ぐ」ことのノウハウで、抜群の説得力が文章から滲み出ています。

書かれていることはどれも具体的で、かつ手の届く内容なのが良いですね。
例えば「分かりやすく面白い文章が3分で出来る黄金レシピ」というものが紹介されていて、その中身は「その文章で何を伝えたいか(料理名を決める)、まず書きたいことを箇条書きにしてみる(材料を集めてくる)・・・」というようなもので、
・言われてみればそのとおりだ!
・でも普段は全く意識してなかったなあ!
・早速取り入れてやってみよう!
という気持ちになること、ウケアイです。

決して目新しくはないんですよね。
例えば「タイトルに数字を入れて強調する」ということも書かれていますが、これはもう世間では散々言われていることで、例えばマーケティング関係の本を読むとこのエッセンスは必ず入ってくるといっても過言ではない内容です。
しかし、そういった内容を「ブログを書くためのツール」というパッケージにまとめて、かつイケダハヤトさんの考えや技法・経験を付け加えて、美味しい一つの料理に仕上げています。だから美味しく食べられる(読みやすい)し、栄養になる(得る事柄が多い)というわけで、これはなかなか凄い本ですよ。


読むことで得られる効果


本書の中でも書かれているとおり、文章を書くというのは社会で絶対に必要なスキルです。
ブログを書くだけではなく、勉強するのにも、仕事で企画書を作る際にも、友人にメールするなど、とにかくあらゆることに「書く」ということは絡んできます。
本書では、更にそこから一歩踏み込んで、「インターネットの普及によって「文章」を取り巻く環境もがらっと変わり、それに合わせた書き方はこうだ。そのための手法は例えばこうだ」ということを説明しています。

参考にならない訳はありません。
この本を読んで実践していけば、必ず効果があるはずです。


どんな人にオススメできる?


ブログを書いている人、これから書こうという人、上司に「お前の文章は何を言いたいのかよく分からない。これはお前しか内容が分からない駄文だ」といつも指摘されて凹んでいる人にオススメします。
僕も、これからこの本の内容を意識して記事を書いていきます。

ちなみにこの記事を書くのにかかった時間は30分ほど。
イケダハヤトさんはこれくらいの記事なら15分以内で仕上げてしまうのだろうなあと思うと、この書く技術を積み上げていくことの面白さ・凄さが想像できてワクワクします。


posted by 霧島もとみ at 2016年01月31日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2016年01月29日

1行バカ売れ (角川新書)  川上 徹也


人の心に響く言葉の選び方、つまり
「キャッチコピー力」
を身に付けるためにはどうするかということを解説した本です。

構成としては、衝撃的に売れた商品のキャッチコピーを紹介しながらの解説という形が取られています。
とても分かりやすく読みやすいなあ、という印象です。
各章の副題(最後の一つは主題です)は次のとおり。

・自分に関係あると思ってもらう
・ニュースを知らせる
・得することを提示する
・欲望を刺激する
・恐怖と不安でやさしく脅す
・信用を売りにつなげる
・思わず反応してしまうキャッチコピー10の型 5W10H

さすがキャッチコピー力を解説する本だけあり、的確な題名です。
読むとそれがよく分かります。
これらのタイトルについて「なるほどなあ」と納得させるだけのエピソードや実際のキャッチコピーが収められていて、読んでいるうちに何となく「キャッチコピーが分かったような気」になってしまいます。
実際に自分が商品を買ってしまう時、イベントに参加したいなあと思ってしまう時、これらの事柄を思い返してみることで確実にキャッチコピー力があがるような気がします。

私自身キャッチコピーと言うものに対しては漠然と「何かカッコイイことを言って人の気を引くもの」というイメージしか持っていませんでしたが、本書を読むことでそのイメージが少し具体化したと感じました。

例えばこの本の「1行バカ売れ」というタイトル、これも一つのキャッチコピーだということができると思いますが、先の副題の
・得することを提示する
・欲望を刺激する
ということや、キャッチコピー10の型の
・圧縮して言い切る
・数字やランキングを使う
というテクニックが込められているなあ、と考えることが出来るようになりました。

あと、キャッチコピーというと「宣伝」というニュアンスが強い気がしていましたが、ちょっと考えれば、例えば文章を書く作業だったりとか、お笑い力だったりとか、要は「人の心を動かすための言葉を使うスキル」という事であり、それは万能のスキルなんだということを思うようになりました。

興味があれば読んでみてよい本だと思います。

<演習>
この本にキャッチコピーを付けるとしたら?
<例えばの回答>
これで押せる、欲望スイッチ!

込めたエッセンス
・得することを提示する
・欲望を刺激する
・圧縮して言い切る

・・・何だかイマイチですね。私のキャッチコピー力はまだヨチヨチ歩きの赤ちゃんということみたいです。
こう考えてみると、「1行バカ売れ」という書名、凄いです!
posted by 霧島もとみ at 2016年01月29日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2016年01月02日

頭のいい人は「短く」伝える 樋口 裕一


書店を散策している時に目に入って買いました。
600円+税と安かったのと、「4行メソッド」で短く伝えるというキーワードに惹かれて買ったものです。

というのも文章を書くのがなかなか苦手なのに、最近特に「短い時間で、要件を伝える文書を作る」という必要性に迫られていることが多くなってきているという感覚があったからです。

内容は・・・じっくりは読んでいません。
必要なノウハウが書かれているところを飛ばし読みして、その解説だとか根拠づけの場所とかは読まないという感じですね。
でもそれなりに価値はあったかな?と思います。
600円ですし、少しでも参考になることがあれば十分でしょう。

著者が訴えていることは「4行の定型文書を身につけることで文書力がつく」というもの。

というわけで4行でこの本を紹介してみることにします。

基本形の4行として紹介されている、
・問題提起
・意見提示
・展開
・結論
でいきます。

<問題提起>
この本は600円を出して買う価値がある本だったと思います。
<意見提示>
それは、この本に紹介されているメソッドを使うことで、文書を短くかつ早く作るスキルがコンマ数%でもアップすれば、600円は簡単にペイできるからです。
<展開>
実際に紹介されているメソッドは具体的で、パターン化されており、身に付けておくことは有用だと考えられます。
<結論>
文書を書くことがある人で、少しでも気になったら、迷わず読むべし。

・・・まだまだですね。
posted by 霧島もとみ at 2016年01月02日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2015年05月08日

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) 新書  荒木 飛呂彦

言わずと知れた「ジョジョの奇妙な冒険」の作者が漫画の作り方を解説した本です。

一体どのようにしてあれ程魅力的な漫画を書くことができるのだろうか?と吸い込まれるように手に取ってみました。
「最初のページをめくらせろ!」
「押さえておきたい漫画の『基本四大構造』」
「キャラクターの作り方」
「ストーリーの作り方」
・・・
など、ジョジョの力強さ、非日常さからは想像がつかない理論的な見出しが目に入り、あ、これは良い意味で期待を裏切る本だなと感じ、そのままレジへ持ち込みました。
読んでみると、著者の漫画に対する真摯な思い、情熱が込められながら、具体的にどのような手法で漫画を作っていくかという事が分かりやすく書かれています。
漫画術といっても、絵の技術的な解説ということではなく、ストーリーやキャラクターや構成のしかたなど漫画という作品をどう組み立てていくかという解説が主となっています。「基本四大構造」という言い方がされていますね。これらの解説が実際の例を挙げながら詳細に解説されています。

私は漫画を書くわけではありませんが、ストーリーや普段のちょっとした文書を作るときにも、かなり参考になる内容だと思いました。
人に読んでもらう文章をどう作るか?と自分に問いかけると、この本で解説されている手法がそのまま運用できると思います。

また、こういう視点で漫画家は作品を作っているんだと考えると、漫画を読む楽しみが深くなりますね。分析する楽しみが追加されるといったところでしょうか。

手塚治虫の「マンガの描き方」はとても面白く、勉強になった本で「さすが手塚先生だなあ・・・」と感動しましたが、この本にも同じような感覚を覚えました。
手塚先生の本よりかはライトな書き方がされているので読みやすいと思います。

漫画好きなら損はない。
ジョジョ好きなら必須!というくらい、おすすめできる本ですね。
いろいろ参考にしたいところがあるので、何度も読み返したいと思います。
posted by 霧島もとみ at 2015年05月08日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書

2015年02月11日

雑談力が上がる話し方ー30秒でうちとける会話のルール

テレビでもよく見かけます、齋藤 孝さんの本です。
個人的には「あさチャン」の一分間コラムが毎朝とても楽しみです

雑談とはコミュニケーション力である、と訴える本です。

自分は雑談が苦手だなあと常々感じていました。話のストック自体がそれほど多くはないし、限られた時間の中で起承転結を付けて、オチまでまとめあげる技術がないと思っていたからです。

でもこの本はそうじゃないんですよと諭しています。
雑談とは、
「中身がない」ことに意味がある
「あいさつ+α」でできている
「結論」はいらない
サクッと切り上げるもの
訓練すれば誰でもうまくなる

ということを本の冒頭で5つの基本ルールとして挙げ、以降で細かい内容を論じていっています。
自分にとってはこの5つのルールを意識させられただけでも十分に意味があったと思いました。これまで「コミュニケーション能力が高い」と思っていた人たちは、思い返せば、皆雑談が上手かったように思います。


でも思い出してみると、自分はその話の内容を聞いていたことはほとんどありませんでした。ただ、よく雑談をしている姿を見かけていただけじゃないかな?と。それを見て、自分で勝手に「あれだけ話しているのだから、さぞ話の内容も面白いのだろう。凄いなあ」と考えていただけなのかもしれません。

コミュニケーションのための雑談であるのならば、内容にそれほどこだわる必要はなく、自分にも出来るかもしれない。基本5つのルールの最後、「訓練すれば誰でもうまくなる」のなら、やらない手はない。

そんな風に感じる本でした。
オススメです。
posted by 霧島もとみ at 2015年02月11日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本:実用書
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他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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