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2016年07月04日

映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」

TOO YOUNG TO DIE! を映画館で観てきました。
面白いのはもとより、何かちょっと心に引っかかった・・・映画でした。

忘れないよう、感想をまとめておきます。
ネタバレも含みますので、映画の内容を1ミリたりとも知りたくない!聞きたくない!という方はご注意ください。

映画の概要紹介(1回観て、覚えている範囲で・・・)


17才の高校生が不慮のバス事故で死んでしまい、地獄に行く…から始まる映画です。

バス事故の原因は劇中で明らかにされますが、
主人公がおやつのバナナを喉に詰まらせてしまい、座っていた最前列の座席から苦しさのあまり運転席へ倒れこみ、はずみでハンドルを谷方向に切ったことでバスが谷底へ転落したこと」
というギャグのような理由です。
その「自分でハンドルを切った」ことで、地獄の閻魔大王に「自分で死ぬ原因を作った=つまり自殺」とみなされて、地獄へ落とされたというのが本作の主人公です。

随分とぶっ飛んだ設定です。

序盤からのこんなぶっ飛んだ感じが映画の中では終始続いて、何だかきつ〜〜いお酒を手当たり次第に混ぜて飲まされるような感覚を受けました。
結構、酔えますよ。
(飲まされる、ではなく、こんなに上手くて楽しいものがあるんだぜと見せ付けられて、気が付いたら一緒に飲んでいた、という感じだったかもしれません。)

さて、あらすじの続きですが、最初は自分自身の生前の恋の行方を確かめたい主人公が、輪廻転生で人間界に戻ることを目指します。その途中で長瀬演じる鬼(キラーK)たちとの絡みがあったり、地獄ロック大会みたいなものへの出場を目指したりといったことをしていきます。

その中で主人公は、他人の生き様や歌に次第に感化され、いつしか輪廻転生の目的が「キラーKの歌を死に別れた彼女に届けてあげたい」という思いへと変化していきます。

ようやく主人公がキラーKの死に別れた彼女と子供とがいる天国に辿り着き・・・というのが、大まかなあらすじです。

そうそう、地獄のシーンで繰り返し出てくるロック音楽のシーンが印象的でした。シャウトが効いたハードロックが何度も映画館に響き、まるでハードロック・ミュージカルのような様相でした。

ここが面白かった


色々と面白い点はありましたが、3点を触れておきたいと思います。

◯長瀬が演じる地獄の鬼「キラー・K」

ヘビメタ色の濃い格好とドスの効いた話し方が特徴で、とにかくキャラが濃かったです。それでいて自己中的な主人公をそれとなく導いていく人間味のあるキャラなんですよね。

実は、死ぬ前は主人公が通っていた貸しスタジオの店員でした。これが明らかにされるなかで、生きていた時に持っていた人間的に弱いところや、付き合っていた女性とのエピソードが明かされ、急に人間臭くなってきます。

生前のどこか情けない男の感じと、死んで鬼になった後の突き抜け感のギャップが強く、また、それが急にまた人間の時のような弱い性格になったりと、この変化が見ていてとても楽しい!
むしろこっちが主人公なんじゃないか?って思いました。

怖くてカッコよくて、それでいて人間臭い、長瀬さん演じる「キラー・K」は最高に面白かったです。
歌も良かった。

◯散りばめられた大人のギャグ

下ネタとまでは言いませんが(一部は完全にそうでしたが)、結構大人な感じのギャグがそこかしこに散りばめられていました。

詳しくは割愛しますけれど、劇場でも結構笑いが起きてました。
爆発的な笑いではなく、「クスクス・・・」といった小さな笑いでしたが、そういったテイストが好きな人にはツボに嵌ると思います。
(親と一緒に家で見る時にはちょっと笑い方に困るかもしれません。)

面白かったポイントとして、ここも挙げておきたいと思います。

◯人の一生を俯瞰で見る

映画のストーリー上の仕掛けとして「地獄は時間の流れが早く、地獄で少しの時間でも、人間界ではかなりの時間が過ぎている」という設定がありました。

主人公は定期的に輪廻転生で地獄を離れますが(そのほとんどは「畜生道」つまり動物としての転生ですが・・・)、その度に何年単位で時間が過ぎてしまった人間界を見ることになります。

貸しスタジオの若い女店員にはいつしか子供が生まれ、その子供も大きく成長します。
主人公が好きだった女の子は、最後に高校生の娘を持つ母親として登場します。

主人公の視点を通じてこの時間の流れを見ていくことで、人間の一生を俯瞰の視点で見るという体験をすることになります。
「色々あったけど、人間の一生って、結局はまあ終わってみたら一瞬の出来事みたいなもんだよなあ」
そんな考えが浮かびました。

同時に、世は無常だなあとも思いました。
頑張って生きようとしていた親子が火事であっさりと死んでしまったり、初恋の相手の女の子は誰かと結婚して子供を産んで年老いていたり。
バス事故で生き残った友人(男)は不倫して会社の金を使い込んでいたり。


それらには意味がありそうで、意味がない。少なくとも主人公は「そうなった」という事実のみを体験するんですよね。これはある意味で冷徹な「現実」の有り様を観客に突き付けているのかな、とも思いました。
見方を変えると、人間の一生なんてまあこんなもんだから、あまり深く考えすぎるのは意味がないよ的なメッセージだったのかもしれません。

主題って何だろう


色々とテーマは込められているのだろうと思いますが、最後に主人公が言った「行った奴じゃないと分かんないよ」という台詞は一つのテーマだといえます。

地獄にいる者達はみな「人間道」そして最上の「天国」に行きたいという渇望を持って描かれています。
そんな中、映画で描かれた天国の姿は決して魅力的なものではありませんでした。天国に行った主人公は、自ら天国での「自殺」を選び、鬼として地獄に戻ってしまいます。

そこでさっきの台詞を言い、
「地獄の方が面白い」と言うのです。

ところで劇中でキラー・Kは生前に「天国」という曲を作ります。
この曲のサビでは、
「あなたがいれば ここは天国
 あなたがいない そこは地獄」

という様な(ごめんなさい!1回だけしか見てないので記憶がアヤシイです)
歌詞が流れますが、まさに主人公が天国から堕天して戻ってくるそのシーンは、「楽しい仲間がいる地獄が、自分にとっては天国」というメッセージに他ならないな、と。

若者よ!ここではないどこかの天国なんて無いんだよ。
今いるところこそが、一見苦しそうに見えるかもしれないけど、楽しいことだってある天国なんだよ。

という事が主題だなというのが私の感想です。
エンターテイメントの中にさりげなくメッセージを感じることができる、面白い映画でした。

ロック好きで、力を抜いたギャグが楽しめる人。
何だか世界が灰色に見えて形の見えない苛立ちに苦しんでいる人。
きっと楽しめる映画だと思います。
posted by 霧島もとみ at 2016年07月04日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2016年04月27日

映画「バクマン。」はとても面白い「漫画エンターテイメント映画」でした。


映画「バクマン。」をBDで見ました。

これは、「漫画エンターテイメント映画」として、かなり楽しめる映画だと思いました。
ただ、メッセージ性や、感動を求める映画ではないですね。

原作ファンや、漫画好きな方、佐藤健ファンなら見て損はない作品です。
では、幾つかのポイントに沿って感想を書きたいと思います。

ストーリーは省略されてちょっと分かりにくいかも・・・


 主なストーリーは、原作&作画ペアの結成、手塚賞準入選、ジャンプでの連載開始、アンケート1位争い&サイコーの入院までと、かなり省略された構成でした。
 「バクマン。」は単行本で全20巻のボリュームがある漫画です。
 それを約2時間の映画で再現できるはずはないので、どのシーンをメインに描くのかなと楽しみにしていました。原作を全部読んでいますので、「おお、ここを来たか」という感覚で見れましたが、原作を読んだことの無い人には話の展開がやたらと早く、少し分かりにくいかもしれません。

 ですが原作を読んでいる人や、「ジャンプ」「アンケート主義」「下書き→ペン入れ→ベタ塗り」などの漫画に関する予備知識がある人なら、特に気にせずに映画「バクマン。」の世界に没頭できると思います。

漫画を全面に押し出した演出が秀逸


かなりの情熱がこの「漫画を使った演出」に注ぎ込まれたんではないかと思わせる、徹底的にこだわりぬかれた演出が秀逸です。

・漫画を描くシーン
 鉛筆で下書きされた紙にペン入れをするシーンが多く出てきます。ペン入れで漫画が実際に絵になっていく様子を映像で見るのは初めてで、「こうやって漫画が作られていくんだ」という溢れんばかりの臨場感が出ています。ある時はゆっくりと感情を込めて、ある時はシャッと一気に動きを出してペンを動かし、またその線が美しい。
 これは佐藤さんが実際に書いているのだろうか?もしそうだとしたら相当練習したんだろうなあ・・・。

・紙とペンの音が頭に残る
 Gペンで線を引いていくときの「カリカリ」という音が凄い。描くというか、擦り付ける、あるいは叩き付けるといったような表現がしっくりくるような生々しい音が再現されています。
 紙に顔が付くくらいまで近づけて実際にペンを走らせたらこんな音が耳に飛び込んでくるんだろうな、というような音です。作画シーンではこの音がひたすら続き、臨場感を大いに盛り上げます。漫画を描くシーンの臨場感に大きく貢献していると思います。

・漫画バトルの演出
 漫画のコマ・原画を映画の演出にダイナミックに取り入れた演出が光りました。
 中でも印象的だったのはライバルである「新妻との漫画バトル」のシーンです。
 画面の中を主人公たちのペンによって描き出される漫画のコマが縦横無尽に行きかい、その中で主人公たちはひたすら漫画を書き続けるというシーン。大きな筆を持ってまるで時代的の殺陣のような体捌きで漫画を書くという演出が、やたらと格好良く見えました。
 演出だけでなく、2人の体捌きもなんだか格好良い。キレがあり、ペンを振るというよりもむしろ刀を振っているようにも見えました。
 それもそのはず。佐藤健、神木隆之介のコンビ・・・そう、「るろうに剣心」のコンビです。さすがの体捌きが、迫力ある画面演出によりいっそうのインパクトを加味していたわけですね。

漫役者の演技が光る


 役者さんの演技が素晴らしかったのは言い出したらキリがないので、少しだけ紹介します。
 佐藤健さん。
「連載漫画を描く高校生」というレアなキャラクターを見事に演じきっていると感じました。漫画を描く行為に没頭している様子は鬼気迫るものがあり、また、高校に通いながらの連載で身体が疲弊していくシーンでのげっそり振りは思わず目を背けたくなるほどのものでした。
 これぞサイコー!という見事な仕上がりだったと思います。
 ほか、リリー・フランキーさん演じるジャンプ編集長の、編集会議での「あり」「なし」という短い台詞が印象的でした。
 宮藤官九郎さん演じる漫画家「川口たろう」も雰囲気バリバリで凄かったです。。。

まとめ


映画界に残る名作!という訳ではありませんが、久し振りに楽しい映画だなーと無邪気に思うことができた映画でした。
また見たいです。劇場に足を運ばなかったのが悔やまれるなあ・・・。
posted by 霧島もとみ at 2016年04月27日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2015年08月03日

実写版「進撃の巨人」と「4DX」

進撃の巨人の実写版映画が封切られました。

どのようにあの世界観が・・・「巨人」が、「立体機動装置」が、実写で再現されるのか。
といってもVFXなので本当に実写と言えるかどうかはよく分かりませんが・・・。
”アニメ”と”実写”の線引ってどこなんでしょうね?
登場人物が実際の人間か、アニメ画か、の違いなんでしょうか。

さて、映画館に行くのは久し振りです。
劇場には「IMAX」や「4DX」など新しい技術が導入されています。一体どんな体験が得られるんだ?と別の興味も湧いてきます。

見に行こうと思った映画館では「4DX」が最近導入されたということで、せっかくだからプラス1,100円を支払って「4DX」を体験してみることにしました。
※心の中では「せっかくだから俺はこの4DXのシートを選ぶぜ!!」とつぶやきながら・・・

というわけで、進撃の巨人4DXとの両方の感想を書きたいと思います。

まず4DX。
「座席が動く」「風が吹き付ける」「水飛沫が飛ぶ」「匂いがする」という特別なシートで、映画の世界を視覚以外の5感で体感できる!という設備です。
どんなものかな・・・と思っていましたが。

予想以上に動きます。
シートが振動するだけでなく、前後、左右に、自由自在に揺れ動きます。
映画が始まると「ふわ〜っ」とシートが軽く浮上します。それから映画のシーンにあわせてガンガン動いてきます。ディズニーランドとかで映像見ながらシートが動くアトラクションがありますが、あんな感じですね。4DXの方が大きく動くような気がします。
結構楽しい!です。

そして水飛沫。結構「うわっ!!」となります。水飛沫には前から来るやつと、上から落ちてくるやつがあるみたいです。前から来るのは、例えば川なんかでボートが飛び込むシーン。映像で水飛沫が来るのにあわせて「プシュッッ!!」と来ます。
上から来るのは、洞窟や廃墟で上から水が垂れてくるシーンですね。
「ポチョッ・・・」と来ます。
これがなかなかの臨場感です。映像で見る液体の感覚が、実際に水飛沫を浴びることによって増幅されるような感じです。

これが残念なことに、進撃の巨人では・・・
巨人が人間を食うときに飛ぶ血飛沫や、
巨人に人間が潰されるときの血飛沫や、
(たまに)立体機動装置で巨人を切るときの血飛沫など、
主に「血飛沫」の時に動作します。

これねー、正直イヤでした。
飛んでくるのはただの水だってことは分かってるんですが、まるで実際に血飛沫を浴びているかのような錯覚がするんですよ。なんかイヤなニオイさえする気がしましたし・・・。
気持ち悪さ倍増です。
ということは、それだけ臨場感が増してるって事なんでしょうね。

あと風ですね。
予想以上に吹きます。天井を見てみたら、大型サーキュレーターが幾つも並んでいました。結構な風量があって、冷房が効いていることもあり、正直寒いです。
でもいいですね。
戦いのシーンや、気持ちいい風が吹いてそうな原っぱでのシーンや、臨場感を大いに盛り上げてくれました。
薄い上着を1枚持っていくことをオススメしますが、寒いよりも楽しいの方が大きい仕掛けだと思いました。

+1,100円の価値があるかどうか?ということが4DXの問題になりますが、
「好きな映画で、より映画の世界に没頭したい!!」
という時には有りかな、と思います。
映画が体験型アトラクションとして新しい楽しみ方を出来ますので、好きな映画なら、+1,100円の価値は十分にあると感じました。

逆にホラー系や、気味悪い系はちょっとおすすめ出来ないですね・・・
いや、これ、相当怖いし、気持ち悪くなると思うんですよ。

まあそういうのが好きだ!!って人には大丈夫なんでしょうけど、このシートで「呪怨」を見ることを想像するとちょっと大変かなあ・・・って思いますねえ・・・。

さて実写版「進撃の巨人」についてですが、
これはまあ、特に言うことはないですね。。。

シナリオは「??」ですし、
立体機動装置の疾走感は出ていないし、
突然エロシーンが挿入されようとするし、
そもそも主人公たちは訓練された兵士なのかどうかも良く分からないし、
ハンジさんはただの奇声をあげる変な人になってるし、
突っ込みドコロばかりです。

でも、巨人の気持ち悪さ、世界の荒廃感は抜群に出ていましたね。
グロくて人間ぽい、気持ち悪い巨人を見事に描き切っています。
これは漫画やアニメの比ではありません。
必見です。
これだけで観に行った価値はあったと思います。
劇場の大スクリーンでなければこの気持ち悪さは体感できないでしょう。

そう、この映画は、「進撃の巨人ワールドを楽しむ一つのパラレルワールド」だといえるでしょう。

そういう見方で見れば、100点満点の出来です。
オススメです。

逆に、原作の進撃の巨人をこよなく愛するファンの人や、これから進撃の巨人を見てみようと思っている人には、オススメしません。
初めての人には「結局主人公は何がしたいの?そもそも何者なの?全然良くわかんない・・・」となってしまいますし、原作の激しいファンの人は「何kろえ$%&%J%!!!」となって怒り狂ってしまうでしょう。

さて、続編がすぐに出てくることになると思いますが・・・
まあ、見なくてもいいかなあ・・・と思ってます。
posted by 霧島もとみ at 2015年08月03日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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霧島もとみ
他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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