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2015年05月24日

DRAGON QUEST―ダイの大冒険―





もう随分前の漫画です。
でも今でも鮮明に思い出すことができる、ずっと記憶に残る名作です。

「DRAGON QUEST」というのは勿論あのゲームの「ドラゴンクエスト」のことです。

これね、相当流行ったんですよ。
今でも人気あるゲームですが、当時の人気は今の比ではないと思います。
ゲームの新作が発売されるごとに徹夜の大行列…。
新しいiphoneの発売の時には行列がニュースで映りますが、あれはあくまで一部のコアな人、あるいは並ぶことが好きな人が万全の準備で並んでるって感じですよね。
(間違ってたらすみません。。。現場を見た訳ではないので…)
でもドラクエの時は、とにかく誰もが並んだんですよ。
学校や仕事を休んで並ぶ人も続出しました。初日に手に入れた奴はもう英雄扱いです。そいつの家に皆で集まって、一人でやるゲームを皆で見て楽しむというのが全国津々浦々で繰り広げられていました。

そのドラゴンクエストですが、人気にあやかり、とにかくたくさんのスピンオフ作品が世に出ました。小説、漫画、アニメ・・・。
(そういえばアニメでは徳永英明がエンディングテーマ「夢を信じて」を歌い、大ヒットしました)
さてこの「ダイの大冒険」もそんなスピンオフ作品の一つです。
しかしこれはもう、勇者が主人公という設定、ベギラマなどの魔法の呪文などはドラゴンクエストの世界観を感じさせますが、全くの別物語です。すっかり本来のドラゴンクエストを超えてしまったと思っています。

登場人物は皆魅力的なんですが、中でもポップという魔法使いの少年が格好いいんです。
この「ダイの大冒険」の主人公はポップだと僕は思っているくらいです。
彼は最初強力な魔法を使うことが出来ていたものの、鼻持ちならない威張った奴で、そのくせ根性がなくすぐに逃げ出してしまう情けない奴だったんですよね。まあ、主人公が「勇者」ダイですから、対比のため脇には勇気のないやつを置いとくという手法だったんでしょう。
ところが途中から風向きが変わります。
幾つもの戦い、人との出会いを繰り返すうちに、いつしか彼の中に勇気が育ち、気づけば自分を犠牲にして仲間を守るという立派な魔法使いに成長していくんです。

そして終盤では、最後に彼こそが勇者の象徴である「勇気」の持ち主であることが明らかにされます。
もう涙が止まりませんよ。
なぜって、どちらかというと普通の人は主人公みたいな勇気はないわけで、きっとこのポップに感情移入しながら物語を見ていると思うんですよね。そのポップが、足を震わせながら、鼻水を流しながら、なけなしの勇気を振り絞り、成長していく・・・まるで自分自身が成長していくかのような体験を味わうことができるでしょう。
そして強いんです、このポップ。
どんどん才能を発揮しはじめ、大魔導師マトリフが編み出した「極大消滅呪文(メドローア)」をも習得し、あらゆる呪文を状況に応じて使い分けてパーティーの機器を救う、究極の魔法使いになっちゃうんですよ。

今思い出しても格好良いなあ、としみじみと思います。
ヒュンケルの冷徹な格好良さも痺れますが、人間の弱さを克服していくポップがやっぱり一番格好良い!!

ワンピースでいうと、ウソップみたいなポジションになるんですかね?
ウソップも最初は弱々でしたが、すっかり頼れる男に成長していますし。
でもやっぱりポップです!!
もし「歴代の少年漫画の登場人物の中で誰が一番好きか?」と問われたら、それはポップかもしれません。

この漫画、不思議と、あまりハマった人の話は聞いたことないんですよね。
でも絶対に面白い!
また読み返したいです。
posted by 霧島もとみ at 2015年05月24日 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックー冒険
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他人との距離感をいつも遠く感じながら生きてきました。高校の体育祭のフィナーレでは、肩を抱き合って大はしゃぎする光景に「何でこんなに盛り上がれるんだろう・・・?」と全く共感できませんでした。共感できない自分が理解できず、いつも悩んでいます。そんな私でも面白いと思うことはこの世界に一杯あります。それが私の生きる糧でした。面白いことが増えていけば、よりたくさんの人が楽しく生きられるはず。そんな世界を夢見ています。
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