毒のお箸、使っていませんか?「お箸の秘密」
2歳の末っ子に、近頃なんでも「はしでたべれた〜!!!」と
連日「おはし使える僕ってえらい」アピールをされてるせいか(−−;
珍しいジャンルの本がふと目にとまりました。
実は前から少し気になってたんです。お箸の安全性。
あなたのご家庭のお箸、安全ですか?
>>お箸の秘密
・・・という帯のことばに引き寄せられたこの本。
著者は三田村 有純(ありすみ)さん。
江戸蒔絵師の家に生まれ、漆を使った作品を作られている
芸術家の方で、東京藝術大学教授。
漆やお箸を通した国際交流と、世直し?の一環として
自分でカットし絵を書いた、漆塗りの「マイ箸」を手作りするという
「お箸知育教室」を推奨されています。
こんなイベント近くにあったら、ぜひ子どもと一緒に参加してみたいです。
一般的に、市販されているお箸の塗料は
エポキシ系塗料、アクリル塗料、ポリエステル系塗料など
ほぼ全て原油から合成されているそうです。
そういうお箸をライターであぶると、火がついて
溶けながら燃えていきます。
また、シンナーに漬けると、簡単に剥がれてしまいます。
でも漆だと、燃えず、剥がれないそうです。
だから、お手持ちの「漆塗り」と書いてある箸が本物かは
火を付けると分かる訳ですね^ ^;
市販のお箸、「若狭塗」「輪島塗」と書いてあっても
実はそのほとんどが漆ではなく、化学合成塗料なんだそうです。
「輪島塗」とかって書いてあったら、漆で作られてると思いません?
私、完璧、思い込んでましたわー@@;
お店側も、化学合成塗料と知らずに売ってる場合もあるとか。
筆者は、大学の工房で授業をする際
学生には防護マスクおよび二重の排気設備の中でのみ
化学塗料を扱わせるそうです。
「いかに化学塗料が美しく、強く、そして身体に入れてはいけないか」
本来、化学合成塗料は
決して身体に入れていいものではないんですね。
これはちょっと衝撃だった話。
中国では、そもそも「漆」イコール「塗り物」の意味なんだそうです。
ペンキは「油漆」と書くらしい@@;
また、天然漆液を使った場合でも、非常に固いために
かなり大量の様々な合成油を投入しているらしく
それでも一文字の「漆」と表示されてしまうことに問題があります。
中国製。安いけど。
お箸購入を検討中、幾つか電話で確認したんですが
表向き「日本製」をうたっていても、つっこんで聞いてみると
実際は「漆塗りの素地までは中国です」、っていう会社さんもいました。
比較的安価なものは、大抵そうなんでしょうか。。
日本で作られてきた割り箸は、間伐材を使うので無駄がなく
またそもそもヒノキや杉など抗菌性のある素材で安全なのですが
ロシアや中国で大量に作られているものは白樺やアスペンなど
木自体にパワーが無いため、そのままではカビてしまいます。
その分、漂白剤をはじめとする色んな薬品処理など
(筆者いわく、「この場では言い尽くせない程」の)
問題があるようです。
「白くいつまでもカビないお箸」を
当たり前に思っていた
自分の感覚を正す必要性を感じました。
子どもって、お箸の先をかじっちゃうんですよね。
うちでも、保育所や家で使う毎日のお箸の先が
知らぬ間にガジガジ噛まれてボロボロになってたり。します。
んで、「もー、噛まないのよ?!」と新しいお箸をあげても
やっぱり先っちょはどんどん傷んできます。。
剥がれた塗料は、どこに?!
・・・食べちゃってますよね、もちろん(−−;
この本を読んで、ネットですぐに
伝統的な漆を使った製法のお箸を調べましたが
いやー、すごいのなんのって
その手間の掛かること!!50工程とかザラです。
手が込んでいる分、お値段も相当高くなるのかなー・・・と
思いきや、意外に手が出せる範囲内のもあって安心しました。
安全でしかも丈夫で長持ちするなら、少々高くても納得出来るんですけど。
箸は記念日のギフトなどに良いかも知れません。
そか、もうすぐ父の日があるから、漆のお箸ペアセットもいいかも。
今プレゼント用に検討中なのが
売れ筋らしい、この桐箱入りの夫婦箸。
漆の塗りなおしサービスとかもあるらしく
永いお付き合いが出来るお箸っぽいな、と思いつつ。
自分達用には、もちょっと安いのがいいかなー
と思って探してたら、なんだか他と比べて安いのを発見。
レビュー多いし、なんでこんなに安いんだろうと思いきや、
なんと、納豆をかき混ぜる為の「納豆専用お箸」?!
この商品ページ、笑っちゃったんですけど
気合入れて、ひたすら納豆を高速で混ぜる連続写真が^ ^;
あるある大辞典?で納豆は50回以上混ぜると良いと言われてたとかで
ひたすら、練るべし、練るべし。。。
出来上がった納豆は確かに、空気の入り具合が凄くてむっちゃ美味しそうでした。
で、そのままのお箸で納豆ご飯を食べていいんですって。
これは・・・贅沢だなあ。
でも家族全員、毎日食べるしなあ。個人的にすんごい惹かれる(o≧д≦)ノ
普通の漆塗りは、食洗機は無理ですよね。
でも、さっきのお店で見てたら「食洗機対応」って書いてるのがあって。
「えーーー、どうせ樹脂じゃないの(−−;」とかなり疑って調べてたら
どうも、MR漆ってのが開発されてて(株式会社佐藤喜代松商店の特許)
本物の漆には間違いないみたい。
箸だけ別洗いしないで済むなら、そして漆の品質が落ちる訳でもないのなら
5人家族の我が家はMR漆製の、食洗機対応のお箸がベストかなー
正真正銘安全な、本物の漆塗りのお箸を探すのは
ひょっとすると少し大変かもしれません。
一見、ネット上で「手ごろだしいいかも!」と思っても
電話したら適当な受け応えをされる会社さんもあったので・・
「漆塗り」として売られていても
本当に漆なのか、調べれば調べるほど疑心暗鬼になりそうです・・・
本来の目的である、子ども用の安全な箸とか
もし「これはいいかも!」と言うのが見つかったら追記しますね
追記:
読者さまに、コメント欄で教えて頂いた
「兵左衛門」さん、とってもよさげなお店でした!次はここで買います♪
この本にも書かれていた、箸を通じた食育活動もされていて、好感度大です。
こいずみ様、ありがとうございましたm(_ _)m
連日「おはし使える僕ってえらい」アピールをされてるせいか(−−;
珍しいジャンルの本がふと目にとまりました。
実は前から少し気になってたんです。お箸の安全性。
あなたのご家庭のお箸、安全ですか?
>>お箸の秘密
お箸は食と自分をつなぐ命のかけはし
・・・という帯のことばに引き寄せられたこの本。
著者は三田村 有純(ありすみ)さん。
江戸蒔絵師の家に生まれ、漆を使った作品を作られている
芸術家の方で、東京藝術大学教授。
漆やお箸を通した国際交流と、世直し?の一環として
自分でカットし絵を書いた、漆塗りの「マイ箸」を手作りするという
「お箸知育教室」を推奨されています。
こんなイベント近くにあったら、ぜひ子どもと一緒に参加してみたいです。
化学合成塗料のお箸
一般的に、市販されているお箸の塗料は
エポキシ系塗料、アクリル塗料、ポリエステル系塗料など
ほぼ全て原油から合成されているそうです。
そういうお箸をライターであぶると、火がついて
溶けながら燃えていきます。
また、シンナーに漬けると、簡単に剥がれてしまいます。
でも漆だと、燃えず、剥がれないそうです。
だから、お手持ちの「漆塗り」と書いてある箸が本物かは
火を付けると分かる訳ですね^ ^;
ポリエステル塗料の輪島塗って?!
市販のお箸、「若狭塗」「輪島塗」と書いてあっても
実はそのほとんどが漆ではなく、化学合成塗料なんだそうです。
「輪島塗」とかって書いてあったら、漆で作られてると思いません?
私、完璧、思い込んでましたわー@@;
お店側も、化学合成塗料と知らずに売ってる場合もあるとか。
筆者は、大学の工房で授業をする際
学生には防護マスクおよび二重の排気設備の中でのみ
化学塗料を扱わせるそうです。
「いかに化学塗料が美しく、強く、そして身体に入れてはいけないか」
本来、化学合成塗料は
決して身体に入れていいものではないんですね。
中国では、塗料はすべて「漆」
これはちょっと衝撃だった話。
中国では、そもそも「漆」イコール「塗り物」の意味なんだそうです。
ペンキは「油漆」と書くらしい@@;
また、天然漆液を使った場合でも、非常に固いために
かなり大量の様々な合成油を投入しているらしく
それでも一文字の「漆」と表示されてしまうことに問題があります。
中国製。安いけど。
お箸購入を検討中、幾つか電話で確認したんですが
表向き「日本製」をうたっていても、つっこんで聞いてみると
実際は「漆塗りの素地までは中国です」、っていう会社さんもいました。
比較的安価なものは、大抵そうなんでしょうか。。
キケンな割り箸、安全な割り箸
日本で作られてきた割り箸は、間伐材を使うので無駄がなく
またそもそもヒノキや杉など抗菌性のある素材で安全なのですが
ロシアや中国で大量に作られているものは白樺やアスペンなど
木自体にパワーが無いため、そのままではカビてしまいます。
その分、漂白剤をはじめとする色んな薬品処理など
(筆者いわく、「この場では言い尽くせない程」の)
問題があるようです。
「白くいつまでもカビないお箸」を
当たり前に思っていた
自分の感覚を正す必要性を感じました。
子どもは毒を食べているかも?
子どもって、お箸の先をかじっちゃうんですよね。
うちでも、保育所や家で使う毎日のお箸の先が
知らぬ間にガジガジ噛まれてボロボロになってたり。します。
んで、「もー、噛まないのよ?!」と新しいお箸をあげても
やっぱり先っちょはどんどん傷んできます。。
剥がれた塗料は、どこに?!
・・・食べちゃってますよね、もちろん(−−;
安全なお箸を父の日のプレゼントにしようか
この本を読んで、ネットですぐに
伝統的な漆を使った製法のお箸を調べましたが
いやー、すごいのなんのって
その手間の掛かること!!50工程とかザラです。
手が込んでいる分、お値段も相当高くなるのかなー・・・と
思いきや、意外に手が出せる範囲内のもあって安心しました。
安全でしかも丈夫で長持ちするなら、少々高くても納得出来るんですけど。
箸は記念日のギフトなどに良いかも知れません。
そか、もうすぐ父の日があるから、漆のお箸ペアセットもいいかも。
今プレゼント用に検討中なのが
売れ筋らしい、この桐箱入りの夫婦箸。
漆の塗りなおしサービスとかもあるらしく
永いお付き合いが出来るお箸っぽいな、と思いつつ。
自分達用には、もちょっと安いのがいいかなー
と思って探してたら、なんだか他と比べて安いのを発見。
レビュー多いし、なんでこんなに安いんだろうと思いきや、
なんと、納豆をかき混ぜる為の「納豆専用お箸」?!
この商品ページ、笑っちゃったんですけど
気合入れて、ひたすら納豆を高速で混ぜる連続写真が^ ^;
あるある大辞典?で納豆は50回以上混ぜると良いと言われてたとかで
ひたすら、練るべし、練るべし。。。
出来上がった納豆は確かに、空気の入り具合が凄くてむっちゃ美味しそうでした。
で、そのままのお箸で納豆ご飯を食べていいんですって。
これは・・・贅沢だなあ。
でも家族全員、毎日食べるしなあ。個人的にすんごい惹かれる(o≧д≦)ノ
食器洗い乾燥機に使えるお箸も!「MR漆」
普通の漆塗りは、食洗機は無理ですよね。
でも、さっきのお店で見てたら「食洗機対応」って書いてるのがあって。
「えーーー、どうせ樹脂じゃないの(−−;」とかなり疑って調べてたら
どうも、MR漆ってのが開発されてて(株式会社佐藤喜代松商店の特許)
本物の漆には間違いないみたい。
箸だけ別洗いしないで済むなら、そして漆の品質が落ちる訳でもないのなら
5人家族の我が家はMR漆製の、食洗機対応のお箸がベストかなー
正真正銘安全な、本物の漆塗りのお箸を探すのは
ひょっとすると少し大変かもしれません。
一見、ネット上で「手ごろだしいいかも!」と思っても
電話したら適当な受け応えをされる会社さんもあったので・・
「漆塗り」として売られていても
本当に漆なのか、調べれば調べるほど疑心暗鬼になりそうです・・・
本来の目的である、子ども用の安全な箸とか
もし「これはいいかも!」と言うのが見つかったら追記しますね
追記:
読者さまに、コメント欄で教えて頂いた
「兵左衛門」さん、とってもよさげなお店でした!次はここで買います♪
この本にも書かれていた、箸を通じた食育活動もされていて、好感度大です。
こいずみ様、ありがとうございましたm(_ _)m
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