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お節介オヤジ
サラリーマン生活で一番長い業界はコンビニ。そのコンビニで商品仕入れ、開発、マーケティングなどを務めてきましたが、コンビニ退職後は、デジタルサイネージの業界にその後は…映像関係の事は多少は知識があると思っています。
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2018年08月18日

ドラマ『婚外恋愛に似たもの』最終話終了 一気見できるのはdTV

それぞれのヲタクの“幸せ”のかたち――ドラマ『婚外恋愛に似たもの』最終話

日刊サイゾー2018.08.17 金配信記事より引用
栗原千明.jpegfilm180615_kongai_2-1200x801.jpg

 アイドル好きが高じて、アイドルに関わる仕事がしたくなる。ドルヲタならみんな考えたことはあるのではないだろうか。かくいう私も、若い頃は、アイドルをマネジメントする会社の社長になって、メンバーを自宅に下宿させることに憧れていた(当時はサンミュージックの社長が、所属アイドルを自宅に下宿させ育てるというのが話題になっていたのだ)。

 さすがにその夢は叶わなかったが、結果的にアイドルライターなどという職業につき、アイドルと仕事で接する機会も多くなっている。では、アイドルをファンとして見続けることと、スタッフ側に回ること、一体どちらが幸せなのだろうか?

 dTVで配信されている、栗山千明主演ドラマ『婚外恋愛に似たもの』。最終話では、ドルヲタメンバーがスタッフ側になるという驚きの展開を見せた。

 推しているアイドルユニット「スノーホワイツ」(通称・スノホワ)が、所属事務所・ディセンバーズの経営不振により解散するとの報道がなされる中、美佐代(栗山)と雅(平井理央)は、解散を阻止すべく立ち上がる。

 まず、経営コンサルタントである雅が、自らのツテをたどってディセンバーズに営業をかけ、アポ取りに成功する。応じたのは、改革に協力的な若手社員と、反対派の古株経理部長。雅は次々と会計報告の不明確なところを指摘する。そんな中、「有限会社マリキュン」という会社にお金が流れていることを突き止める。詳細がわからない中、会社の情報を、昌子(江口のりこ)、真弓(富山えり子)、真美(安達祐実)らとともに探し始める。


 証拠を見つけたのは真美だった。彼女の夫が行っていたキャバクラの領収書にあった会社名で、金の行き先は、事務所の社長の愛人だったのである。事務所の再建計画を提案する雅。まずはリストラの断行、そして出資者を募ることだ。美佐代の提案で、秘書となった昌子とともに、雅は精力的に会社立て直しを図る。

 一方、真美と真弓は、スノホワメンバーのレッスン場を訪ねる。解散の話が出て、その関係にもヒビが入りそうだったスノホワだが、経営再建の話を聞き、再び一つにまとまる。その姿を見て、真美と真弓も安心した気持ちになる。

 経営再建は無事に進み、雅はディセンバーズ事務所の新社長に就任する。社員に向かって彼女は訓示する。

「アイドルはビジネスマンです。そのつもりで接してください」

 実に雅らしい言葉だと思う。アイドルは一般の社会の中では特別な存在だろう。恋愛感情に近いものを抱く人も多いし、明確なタスクというものも曖昧である。しかし、一企業の立場で見れば、彼らは会社の利益を生む企業戦士なのだ。

 当然、費用対効果を見て、収益にならないということになれば、解散も含めた軌道修正がなされる。「将来的な活躍に向けての投資」という見方もあるだろう。ただ、その将来性も含めて見極め、戦略を考えていくのが法人としての使命なのだ。

 個人で活動しているアイドルを除けば、当然収益にはシビアにならざるを得ない。ファンも、そのあたりの事情は考慮した上で、要望を述べるべきだろう。CDの複数買いも、物販での散財も、グループの存続に役立っていると思えば、それはそれで嬉しいことだ。

雅が社長になって数カ月後、スノホワの単独ライブの日がやってきた。楽屋でスタッフとしてメンバーを送り出すドルヲタ5人、彼らがステージに向かうと、ヲタクの顔に戻って、喜びにむせぶのだった。

 雅の元へは、父親から電話があり、ディセンバーズの経営再建を褒められる。昌子の息子は、事務所のスクールに入ることになった。真弓は、新人文学賞を受賞し、再び作家へのスタートラインに立つ。すべてが幸せな方向に動き出した。

 半年が経ち、真弓は作家として、真美はそのマネジャーとしてディセンバーズ事務所と関わることになる。昌子は引き続き雅のマネジャーとなり、忙しい日々を送っていた。そしてこの物語の主役でもある美佐代はというと、経営には一切かかわらず、相変わらずいちファンとして、スノホワを応援していた。

「結局、あの人が一番優雅だよね」

 4人は美佐代のことをどこか羨ましくも感じるのだった。

 今回のエンディングは、原作にはないもので、ドラマのオリジナルだという。この、最後にいろいろな問題が収束していく流れは、見ていて実に気持ちがいい。良質の推理ドラマで、犯人が明らかになっていくような高まりを感じる。多少できすぎなくらいのほうが、ドラマとしては楽しめるのだ。

こうして、それぞれの方向で、ヲタクを極めた5人、スタッフ側に回った人も、ただのファンでい続けた人も、どちらも幸せそうだ。

 多分、どちらがいいかなどという正解は無いのだ。ただ一つ言えることは、アイドル自身は、スタッフにもファンにも、同じような感謝の気持ちを持ち、日々頑張っているということだ。どちらとの距離が近いということはない。それぞれにそれぞれの関係性を持って、アイドルと接していけばいいだけのことなのだ。

 少しだけアイドルに近いところに行ったヲタクから言わせてもらえば、私がお仕事させていただいたアイドルさんは、皆、とても可愛くていい方ばかりだった。それは、何より幸せなことだなと感じている。

 こうして幕を閉じたドルヲタの物語。あるあると共感したり、我が身を見るようで苦笑したりと楽しませてもらった。この世界にアイドルというものが存在する限り、ヲタクの苦悩と幸福の物語はまだまだ生まれるのである。

 すべてのアイドルとファンに幸多からんことを!






 
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