先日、安曇野に住む人が、首をかしげながら言っていた。
最近黄砂なんだか、花粉みたいな粉がベランダとかに
いっぱいつくんだけど・・・、
それってもしかしたら、
原発から出てる放射性物質の可能性あるから、
気をつけた方がいい・・・
4年も経ってから、
いまさら公認された福島原発の
メルトスルー・・・してました、のさりげないニュースと
あまりにもそれに伴う空気の悪さで、
今まで耳を傾けなかった人々も、
ようやく真剣に聞く耳を持つようになったようだ。
◆2015/05/28(木)
チャイナ・シンドロームが止まった!
デブリを冷却する大量の海水
フクイチの地下から連日のように噴き上がる大量の水蒸気
これは、フクイチの地下に高熱の熱源があるからだ。
噴出する水蒸気は半端な量ではない。
気流の流れに沿って風下に吹き流される水蒸気は、
風下一帯の湿度を何時間も100%にする。
九州の宮崎市も風下になったときは
何時間も湿度100%の気象状態になった。
5月なのに!である。
はるか太平洋上の八丈島は、
40時間以上も湿度100%の状態が続いた。
これは、途轍もない量の水蒸気が
フクイチから宮崎や八丈島まで
海上を這うように吹き流されて行ったからだ。
とにかく、フクイチの地下から噴出する水蒸気は
半端な量ではない。
おそらく何十万トンという膨大な量の水蒸気は、
陸地の山の方から流れてくる地下水脈の地下水ではない。
海水だ!
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これから鷲は、恐ろしいフクイチの現況について書く。
東海アマ氏が↓断定していたこと。
原発が全電源喪失すれば3時間でメルトダウンすること
一度メルトダウンすれば
チャイナ・シンドロームが避けられないこと
東海アマ氏の言うとおりに、
数千度の超高熱を発するデブリ
(溶融して地下に落下した核燃料の塊)は、
地盤を溶かしながら地下深くに沈みつつあった。
チャイナ・シンドロームである。
ところが、このチャイナ・シンドロームは昨年末までで…、
いま、フクイチの3号機のデブリは、
チャイナシンドロームが止まっている。
というのは、本年の3月、4月、5月と、
水蒸気が大量に噴出し続けているが、
この傾向が収まらないからだ。
鷲は、世界中の核物理学者・原子炉災害の専門家たちと
個別に内密な議論を重ねているが、
どの学者も「チャイナ・シンドロームが止まっている!」と、
答は一様である。
チャイナ・シンドロームが止まった原因は、発熱不足だ。
チャイナ・シンドロームとは、
数千度の発熱によって地盤・岩盤が溶かされて、
デブリが下へ下へと地下を沈んでいく現象だ。
しかし、現在、フクイチのデブリは
中心部は数千度の高熱を発しているが、
周辺部は1000℃前後だと言う。
このデブリの低温化の原因は、二つある。
ひとつ。
中性子を激しく発生させるプルトニウムMOX燃料が、
地下で臨界を繰り返すうちに劣化し、
中性子の発生が少なくなっていること。
ふたつ。
大量の海水がデブリを冷却するので、
デブリが地盤を溶かす温度にまで達しない。
上の二つの原因により、
3号機のデブリは現在の深さに居座ったまま、
放射性水蒸気を発し続ける!と。
東京大学の大学院で核物理学と高等数学を修め…、
現在は自営業を営むC氏は言う。
「関東・東北の各地に降る黄色い粉が
放射性硫黄(S35)だったら、
8月から人口が激減し始める!」と。
鷲も、そのように思う。
地下のデブリに触れて、
水(H2O)までが放射化してしまった放射性水蒸気には
中性子を発する核種が含まれていて、
この致命的な放射性水蒸気を、
いま現在も数千万人の日本人が吸っているのだから、
人口激減の開始時期は近い!
いや、それは、すでに始まっている。
国際社会も…、
「フクイチ発の放射性水蒸気の問題」を
放置することはないだろうし、
対策を打ち出してくる時期は近い。
われわれも、何としても生き延びねばならないが…、
どうしたら良いのか?!
稿を改めて書きたい。
飯山 一郎