毎日新聞 6月11日(月)21時26分配信
http://satehate.exblog.jp/18090575/
原発事故責任者の刑事裁判を求め、福島地方検察庁へ告訴状の提出に向かう福島原発告訴団=2012年6月11日、石井諭撮影
東京電力福島第1原発事故で被ばく被害を受けたとして、発生時の福島県民1324人が11日、東電の勝俣恒久会長や原子力安全委員会の学者ら33人について、業務上過失致傷容疑などで福島地検に告訴状を出した。原発事故の責任を問う大規模告訴は初めて。【清水勝】
◇業過致傷容疑などで
市民団体などが東京地検に同様の告発をしたが立件されていない中、被害者である県民が自ら処罰を求めた形だ。避難中に亡くなった入院患者や自殺者を巡っては同致死傷容疑で告発状も出した。地検は内容を精査して捜査するかどうか判断する。
33人は▽勝俣会長や清水正孝社長(発生時)ら東電幹部15人▽原子力安全委員会の班目春樹委員長、経済産業省原子力安全・保安院の寺坂信昭院長(同)ら国の機関の責任者ら15人▽県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一・県立医大副学長ら専門家3人。
告訴状は、東電幹部らが津波による過酷事故の対策を怠ったと指摘。事故後、国の責任者らは「緊急時迅速放射能影響予測システム」(SPEEDI)データを公表せず、専門家は「安全」との説明を繰り返して、避難を遅らせ多くの人を被ばくさせたと主張した。東電と東電幹部については放射性物質を排出させた公害犯罪処罰法違反容疑でも訴えた。
東電広報部は取材に対し、班目委員長は記者会見で、いずれも「詳細を知らないのでコメントは控えたい」などと話した。
集団告訴は今年3月結成の「福島原発告訴団」が呼びかけた。今後も告訴人を募る。同県浪江町も、業務上過失致死容疑で国担当者の告発を検討している。
◇告訴団「傷、あまりに深い」
「原発事故の責任をただす」と記された横断幕を先頭に約200人の告訴人らが11日、福島市の福島地検を訪れた。告訴・告発状を担当者に手渡した後、弁護団の河合弘之弁護士が地検前で「刑事責任を問う世論を作る一歩」と声を上げる。続く記者会見や報告集会で参加者は、怒りや悔しさを口にした。
告訴団長の武藤類子さん(58)は会見で「県民が一つになり『黙っていないぞ』と行動することで力を取り戻したい」と話した。
保田行雄弁護士は
「家族がバラバラにされ、古里を奪われた罪深さを問う必要がある」
と意義を語った。
福島県浪江町で被災し、避難所など9カ所を転々とした告訴人の橘柳子さん(72)は集会で「私は国策によって2度も棄民された」と訴えた。1度目は、中国東北部・旧満州からの引き揚げのこと。敗戦後、生活を立て直そうと苦労していた両親に、今の避難者の姿がダブり、「国に捨てられた」と感じるという。
告訴人は、裁判とは縁のない生活を送ってきた市民たち。集会では「被災者はもっと怒りを表すべきです。事故によって受けた傷は、あまりにも深すぎます」との声も聞かれた。原発事故で県民は、10万2045人が県内に、6万2038人が県外に避難し、3万2589人が仮設住宅の生活を余儀なくされている。【清水勝、深津誠、三村泰揮】
☆
とうとうはじまりますね。
この国は、かつて首相までもが愚民化が進んでいて扱い易いとの賜ったほど、
徹底的に、闇が社会の要を牛耳っています。
検察にも裁判所にも闇がのさばっています。
けれど何処にでも正義を尊ぶ人がいます。
それぞれの立場で精一杯、この国の闇を晴らすべく
行動を起こしましょう。
☆
生田暉雄弁護士よる『最高裁の裏ガネ問題と日本の裁判
制度』の話は主権者国民が知るべき基本中の基本!
どんなに苦しくても、世の中が真実で満ちていれば、それでいい。
どんなに辛くとも、信じるに足る社会であれば、人々は生きていける。
生田暉雄弁護士よる[最高裁の裏ガネ問題と日本の裁判制度]のお話は主権者国民が知るべき基本中の基本! 杉並からの情報発信です H.24/6/9
あれ!
「大飯再稼動待った!」国会議員119人署名に菅直人前首相の名前がない
【政治・経済】2012年6月12日 掲載
<しょせん、口先だけがまたも露呈>
野田首相が民意無視で宣言した関西電力大飯原発再稼働。消費増税と同じく、こちらも民主党内を二分する騒ぎになっている。当たり前の話で、福島原発の事故原因もハッキリしなければ、国会事故調の報告もまとまっていない。原子力規制庁も発足していないのに、安全基準も何もないからだ。そのため、多くの国民が今なお、再稼働に反対し、民主党の国会議員119人(6月11日現在)が「慎重に判断すべし」と申し入れている。ところが、この署名に肝心の名前がなかった。脱原発にあれだけこだわった菅直人前首相だ……。
この署名は民主党の衆院議員、荒井聰元国家戦略担当相と福島選出の増子輝彦参院議員が中心となって呼びかけたもの。羽田孜元首相、鳩山由紀夫元首相、小沢一郎元代表、渡部恒三元衆院副議長、江田五月党最高顧問、馬淵澄夫元国交相ら119人が署名している。
顔ぶれを見て分かるのは、反野田とか、小沢系だとかは関係なく、党内の派閥を超えて、賛同者が集まったということ。首相経験者も入っているし、前首相である菅が現首相の野田に遠慮して、署名を拒否する理由はない。そのうえ、荒井といえば、菅が閣僚に起用した“お気に入り”だ。なぜ、子分の呼びかけに応じないのか。ますます、菅の名前が名簿にないことが不自然に見えてくるのである。