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2012年03月26日

原発事故対応は大失敗

原発事故対応は大失敗
管直人前首相インタビュー
2012/2  http://www.jiji.com/jc/v?p=politician-interview_kan_01-01

あの震災から1年を迎えるのを前に
時事通信のインタビューに応じ、
当時の政府の対応を振り返った。

-東北大震災から間もなく一年を迎える-

原発事故は事前の備えが余りにも不十分だった。
備えが無かった政府の対応は大失敗だった。

-首相官邸の初動には厳しい評価があるが-

自衛隊への派遣要請については、
阪神大震災の時の遅れが頭にあった為に、
いち早く、救命活動に即座に入ることを要請した。
10万人態勢を取ってもらったが、自衛隊の初動は非常に迅速だった。

大地震という状況の中で言えば、
自己完結的な能力を持ち、いろいろな被災に対応できる自衛隊の活動は非常に効果的だったと思う。


原発事故では、原子炉の中で何が起きているのか分り、予測できて初めて次の対策が可能だ。

原子力災害対策特別措置法・10条、15条の報告があって、
すぐに動き出し、まずは事態の把握に努めようと、東電
経済産業省原子力安全保安院、原子力安全委員会の責任者に、それぞれ官邸に来てもらったが、どういう状況にあるのか、報告があがって来ない。

それには二つの原因がある。
計測器などの損壊により、本当に解らないから情報があがって来ないという部分と、現場に情報があっても伝わらなかった部分があった。

そういう中で、どういう施策があるか、という提案が出てこない。普通だったら、「こういう状況だからこうすべき」という提案が出てくるが、それが出てこない。
これがある意味一番大変な事だった。

翌3/12朝、現地に視察に行った。
鑑定にきちっと情報があがって来て、
誰かが的確な対応をしているのであれば、任せる事は可能だったが、あの時は災害対策拠点のオフサイトセンターも機能していない。

私としては黙って見ている時ではなく、現場で実際に対応している福島第一原発の所長に、きちんと話を聞かないといけないと思った。


-政府は阪神大震災などを教訓に鑑定の危機管理体制を強化した。危機管理官の動きも見えなかった。
ほとんど機能しなかった。-

危機管理官の責任はあるだろう。
しかし、原発事故の状況を一番わかるのは、
事業者(東電)だ。それ以外なら、保安院の現地情報だ。
しかし、情報はこなかった。情報そのものが極めて不十分だった。

東電はトップ2(会長、社長)が居なかった。
その影響も解らない。

地震、津波に対してはある程度やれたと思う。

原発に対しては、極めて不十分だった。
つまり、東電から上がってくる情報そのものが極めて不十分だった。

原因はどうしても、全部3.11前にある。
つまりは原発の全電源喪失を一切想定していなかったからだ。電源が喪失すればメーターが見えない。
メーターが見えなくなることを想定していない訳だから、
危機管理が結果としてうまくいかなかった。

最大の問題は備えが無いことだった。


-首相が前面に出る事に批判もあった。-

首相が陣頭指揮を執るのは例外だ。
今回は例外になるから、やらざるを得なかった。
野党も国会で「将たるものはあそこ
(官邸執務室)に座るべきだ」
と言っていたが、黙って座っていても何にも情報が来ない。そこをじーっと待ってと言う人はそういう政治家であって、陣頭指揮が一般的にいいのか悪いのかではなく、
私は必要だと思ったやった。

-震災関連会議の議事録が見作成だったことをどう思うか。

知らなかった。恥ずかしい限りだ。
しかし、議事録の有無の問題と情報開示の問題は若干違う。会議はほとんど、冒頭にテレビカメラが入り、決定したことは直後に官房長官が発表した。

議事録が無いことは弁明のしようが無いが、情報を隠したとか、情報がその時点で出ていないかというと、ほとんど出ていた。


-原発事故が深刻になった場合を想定した
「最悪シナリオが昨年3月25日に作成されたが、公表されなかった。-

セカンドオピニオンというのか、現場に直接かかわっていなくても原子力に詳しい人たちの意見も聞いておくことが必要だと判断した。

最悪の状態が重なった時、どういう状況が起き得るか、私自身の参考にしたいと思った。

-首都が壊滅的な破壊を受けた場合の首都機能バックアップは必要か。

それも含めて備えの問題だ。
今回、本当に最悪の場合は、首都圏からも非難しなければいけない可能性もあった。

3000万人の人間が避難することが、通常の対応で可能だろうか。関東大震災の時は戒厳令をしいた。

日本が3分の1も、しかも首都という一番の敵が見えない敵にやられる訳だ。それに対応できる体制が何なのか。

今回、10万人や20万人に避難して貰ったが、それでも大変だった。
もしそれが1000万人、2000万人だったら私は今の備え、法律、制度を含めて全く不十分だと思う。実際に経験してみて。
私はその後、小松左京のに損沈没を読んだ。
何千万ノ人間が動くと言うのは、たんに動くだけでない。
そういう緊急事態の時に、自衛隊や警察に対してどうするか、場合によっては個人に対してどう規制をかけるか。
今の制度でも出来るが、とても十分だとは思えない。

-自民党は災害・テロ時に首相の権限を強化し、私権を制限する緊急事態条項を創設する憲法改正案を検討している。こうした法制面の検討は必要か。-

当然そうだろう。唯今回のこと自体を、野党も検証してくれなければ。その事もあって、野党にも「強力してくれと言った」まさに危機だから、危機状態にあるのだから、もっと協力してほしいと思った。そういう問題はまだ残っている。


時事ドットコム






posted by ケメ at 14:14 | Comment(0) | 震災
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