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2020年04月13日
アヒルの飼育について コロナに見るウイルス蔓延の側面
アヒルの飼育とコロナ蔓延という言葉を聞いて、ぴんと来る人は少ないかもしれない。
そもそもWHOが警戒していたのは、コロナではなく新型インフルエンザだった。インフルエンザはすでにいくつかの新型が現れることが予想されており、その中には強毒性のインフルエンザが現れることが危惧されていた。
2004年にWHOは、アヒルをペット煮することに警鐘を鳴らしている。
これは同年に、中国でアヒル飼育者が鳥インフルエンザに感染したという事実があったからだ。確かこのときの罹患者は2人。2人は家族だったため、人→人感染ではないかと騒然となったが、実際には2人の患者それぞれがアヒルの飼育に携わっており、2人ともアヒルからの直接感染と結論づけられた。
鳥インフルエンザと言えば鶏からの感染がすぐ頭に浮かぶ。
鶏の羽や糞などを吸い込んだことによって、人が鳥インフルエンザに感染することは知られている。ただかなりの量を恒常的に吸い込むことが必要なので、多くは養鶏業者などの専門家が対象になっている。日本では鶏は出荷時点でまず加工されるため、一般市民が鳥の羽や糞にさらされることはまずない。生の鳥といってもすでに食べやすく加工された商品だ。鶏肉を打っている小売店の従業員でさえほとんど問題はない。
現状では日本の養鶏場は、人と鶏が接することが最小限度にされ、外界からは隔離され、人や虫や動物によってインフルエンザウイルスが持ち込まれることを極力制御され、かなり厳密な飼育法をとられている。しかも鶏は卵の時点から管理されているため、日本の鶏が鳥インフルエンザにさらされる可能性は非常に低い。
しかも、鶏は鳥インフルエンザに罹患すると死ぬ。死んだ鶏が発見されると、その養鶏場のみならず、一定の地域の養鶏場すべてが検査され、鳥インフルエンザが原因なら、鶏はすべて殺処分となる。この方法によって鳥インフルエンザは外に出て行くことを阻まれる。
この鳥インフルエンザが、アヒルから人間に感染したわけだ。
2004年には人→人感染ではなかったが、それでもこの問題はとても大きい。
実は鳥インフルエンザウイルスは、水鳥の体内にある。弱毒性の鳥インフルエンザウイルスを、多くの水鳥が体内に持っている。しかも水鳥は鳥インフルエンザウイルスに感染しても、症状も出ないし、死にもしない。キャリア という状態になって、そのまま天寿を全うする。
これは水鳥であるアヒルも同じである。
WHOの調べによれば、鶏は生きているときより死んでしまった直後の方がたくさんのウイルスを放出する。しかしアヒルは、死んだときと生きているときと、まき散らすウイルスの量が変わらない。
水鳥が厄介なのは、ウイルスを持っていても症状に出ないところだ。つまりこの水鳥がウイルス保菌しているかどうか検査しないとわからない。
水鳥から人間にウイルスが感染するには、その羽や糞を吸い込むことが必要になる。普通は一瞬吸い込んだくらいでは感染しない。そもそも鳥のインフルエンザであって、ほ乳類の人間には移りにくい状態だからだ。
水鳥のほとんどは野鳥であるから、遠くからバードウオッチングしても感染はしない。さらに水鳥の肉を食べても、卵を食べても、感染はしない。(食べるのはOK)
野鳥を捕って食べる人は少数派だろうが、そういう人は鳥を殺した後、羽をむしって解体もするだろう。そういうときに排泄物や羽が空気中に待って吸い込む可能性がある。だからコロナ感染と同じく、マスクをして、解体後にはキチンと手洗いをして、解体に用いた道具や場所もきちんと除菌した方がいい。
だがこういう人はとっても少数派だ。
鳥からインフルエンザが感染しても、それだけでは人→人感染にはつながらない。多くは本人だかが鳥インフルエンザになる。だがこのインフルエンザはとても危険かもしれないし、人間の体内にウイルスが入るために、ウイルスに変異が起こり、高毒性煮なる可能性もある。だからやっぱり感染するようなことは避けなければならない。
アヒルも水鳥である。条件は同じだ。しかもアヒルはそもそも食用なので、飼育したアヒルを解体して食べるのが普通。当然業者の人は十分に鳥インフルエンザ対策をとらなければならない。
日本では、アヒルは日常的に食べるものではない。鶏はインフルエンザに罹患すると死ぬし、死んだ鶏は市場に出ない。鶏で鳥インフルエンザが一般人にもたらされることはまずあり得ない。
しかしアヒルはどうだろうか。
業者にもその点は十分に管理してもらいたいのだが、最も問題になるのは、一般人がアヒルと接する場合だ。
実はアヒルはペットとして人気が上がっている。
ペットとしてアヒルを飼う場合、それは食用として飼育するよりずっと濃密な接触が予想される。
濃密な接触をするからこそ、ペットである。
そのアヒルに鳥インフルエンザが保有されているのか、そんなことを知っている飼い主がどれだけいるのか。
だからこそ、WHOはアヒルをペットとして飼うことをやめてもらいたいと宣言している。
アヒルを安全に飼うための指針は示されていて、それはアヒルを食用として飼育する際のやり方と同じなのだが、それをペットのアヒルに行えるかというと、正直無理というのが実感だ。
アヒル1話に対して、畳1畳から2畳分の広さを確保し、外界から完全に遮断できる小屋を作り、他の生き物を無視に至るまで一切中に入れず、また他の動物の排泄物、羽なども一切入れず、風通しはよくし、常に清潔に掃除をし、掃除をする人間は、その際にはマスク、眼鏡、防護服(コロナと同じ)を必要とする。
この方法は養鶏場の鶏飼育と同じだ。
しかしこんなことを個人のペットにできるだろうか。
人によってはマンションのベランダで飼っている人もいるし、簡素な小屋に入れている人も多い。運動させるには外に出して、敷地内を話す人も多い。それが小さいベランダであったとしても、その時点で野鳥(雀とか烏)と接する可能性がある。水鳥でなくても、野鳥は鳥インフルエンザウイルスを持っている可能性がある。水鳥でなければ、全く症状が出ないというわけではなく、死んでしまうこともあるが、生きて移動して、その先でウイルスをまき散らす可能性もある。
養鶏場の場合は、空を飛んでいる野鳥との接触を断っているが、それと同じだ。
ベランダに飛んできた、もしくは上空を飛んでいた鳥からの落とし物に、アヒルが接しない保証はない。(私がアヒルを庭で飼っていたのは、2004年より前だが、庭の木の高いところにある実を、烏が落としていくことが多かった。それをアヒルが下で待っていて食べていた。
時々烏はパンも落としていった。
そして野鳥は、アヒルの食べ残しのえさをよく食べていた。そのまま放置してしまうと、アヒルはそのえさの残りを食べたりしたこともある。おおむね飼われているアヒルはえさが補給されることを知っているので、食べ残しを食べたり、汚れたえさを食べたりすることは少ないが、アヒルの食べ残しを食べに来る鳥は、そのとき羽毛を落としていったりもするので、それにアヒルが触れることは大いにある。
当時は、高い木の上の実を食べている烏が、おこぼれをちゃんと落としていって、それを下で待っているアヒルの姿はなかなかほほえましいものがあったが、今考えれば結構恐ろしい話だった。
鳥インフルエンザウイルスは、多くの場合、水鳥の体内では弱毒性として共存する。その方がウイルスも広い範囲に運んでもらえて、生きながらえ、子孫を増やすことができるからだ。しかし水鳥から水鳥以外の生物に感染してしまった鳥インフルエンザウイルスは、変異を起こし、高毒性煮なる可能性が高いようだ。さらに人間に感染すると、高毒性になる可能性が高いだけでなく(種が違う生物に感染すると、それだけ変異が促進されるという)人間の中で変異することで、人→人感染の性質を持ってしまう。
これによって高毒性のインフルエンザが生まれてしまう。
かつてはスペイン風邪と呼ばれたインフルエンザが世界を席巻して、大量の人が死んだが、現代にそれが起こればもっと広い範囲で、たくさんの人が死ぬだろうといわれている。
その恐怖は、今なら誰にでも身にしみてわかるのではないか。
コロナは、ここで想定される高毒性のインフルエンザよりも弱い。
ただ、弱く、致死率が低いウイルスは、それだけ感染力が強くなる。感染した宿主がすぐに死んでしまうと、それ以上感染するチャンスがなくなってしまうが、宿主が死なずに移動してしまうと、より大きい範囲で感染が可能になる。その先々で気まぐれのように人を殺しているのがコロナだ。
コロナは本当に厄介なウイルスだが、ウイルスの生存戦略としては非常に巧みでもある。
だから高毒性のインフルエンザはコロナと同じではないかもしれない。
だがおそらく高毒性のインフルエンザが蔓延したときの恐怖は、すでにコロナで実証済みだろう。
コロナよりもっと致死率の高いインフルエンザが、コロナように蔓延するのだ。
感染者の8割は軽傷と言われるコロナですら、社会生活がほとんどストップし、食料品の買い物や通院、一部の仕事など以外は、巣籠もりを強いられる。日本経済が今後どうなるかはとても心配だし、すでに医療崩壊を起こしかけている都心部は、死の恐怖がひしひしと広がっている。
コロナで死ななくても、医療崩壊を超したことで、他の何でもない病気でも治療が受けられずに死ぬかもしれない。
高毒性インフルエンザはもっと人が死ぬ。
こういう状況を想定するなら、WHOのアヒル飼育に対する宣言を、もっと真剣に考えてほしい。
少なくとも管理された食用の飼育以外で、アヒルと密に接することはやめてほしい。それはおおむねペットで飼うということだ。
もしアヒルから鳥インフルエンザが感染したら、まずそれは飼い主である可能性が高いのだが、その飼い主は結構な確率で死ぬのである。そして死ぬ前に、家族に移し、友人に移し、そして高毒性インフルエンザは、全く間に町に広がり、日本中に広がっていく。
コロナのように。
コロナが終わっても、感染症はまた来るだろう。
コロナで懲りた日本人は、他の感染症に対してももっと敏感になるべきだ。
そもそもWHOが警戒していたのは、コロナではなく新型インフルエンザだった。インフルエンザはすでにいくつかの新型が現れることが予想されており、その中には強毒性のインフルエンザが現れることが危惧されていた。
2004年にWHOは、アヒルをペット煮することに警鐘を鳴らしている。
これは同年に、中国でアヒル飼育者が鳥インフルエンザに感染したという事実があったからだ。確かこのときの罹患者は2人。2人は家族だったため、人→人感染ではないかと騒然となったが、実際には2人の患者それぞれがアヒルの飼育に携わっており、2人ともアヒルからの直接感染と結論づけられた。
鳥インフルエンザと言えば鶏からの感染がすぐ頭に浮かぶ。
鶏の羽や糞などを吸い込んだことによって、人が鳥インフルエンザに感染することは知られている。ただかなりの量を恒常的に吸い込むことが必要なので、多くは養鶏業者などの専門家が対象になっている。日本では鶏は出荷時点でまず加工されるため、一般市民が鳥の羽や糞にさらされることはまずない。生の鳥といってもすでに食べやすく加工された商品だ。鶏肉を打っている小売店の従業員でさえほとんど問題はない。
現状では日本の養鶏場は、人と鶏が接することが最小限度にされ、外界からは隔離され、人や虫や動物によってインフルエンザウイルスが持ち込まれることを極力制御され、かなり厳密な飼育法をとられている。しかも鶏は卵の時点から管理されているため、日本の鶏が鳥インフルエンザにさらされる可能性は非常に低い。
しかも、鶏は鳥インフルエンザに罹患すると死ぬ。死んだ鶏が発見されると、その養鶏場のみならず、一定の地域の養鶏場すべてが検査され、鳥インフルエンザが原因なら、鶏はすべて殺処分となる。この方法によって鳥インフルエンザは外に出て行くことを阻まれる。
この鳥インフルエンザが、アヒルから人間に感染したわけだ。
2004年には人→人感染ではなかったが、それでもこの問題はとても大きい。
実は鳥インフルエンザウイルスは、水鳥の体内にある。弱毒性の鳥インフルエンザウイルスを、多くの水鳥が体内に持っている。しかも水鳥は鳥インフルエンザウイルスに感染しても、症状も出ないし、死にもしない。キャリア という状態になって、そのまま天寿を全うする。
これは水鳥であるアヒルも同じである。
WHOの調べによれば、鶏は生きているときより死んでしまった直後の方がたくさんのウイルスを放出する。しかしアヒルは、死んだときと生きているときと、まき散らすウイルスの量が変わらない。
水鳥が厄介なのは、ウイルスを持っていても症状に出ないところだ。つまりこの水鳥がウイルス保菌しているかどうか検査しないとわからない。
水鳥から人間にウイルスが感染するには、その羽や糞を吸い込むことが必要になる。普通は一瞬吸い込んだくらいでは感染しない。そもそも鳥のインフルエンザであって、ほ乳類の人間には移りにくい状態だからだ。
水鳥のほとんどは野鳥であるから、遠くからバードウオッチングしても感染はしない。さらに水鳥の肉を食べても、卵を食べても、感染はしない。(食べるのはOK)
野鳥を捕って食べる人は少数派だろうが、そういう人は鳥を殺した後、羽をむしって解体もするだろう。そういうときに排泄物や羽が空気中に待って吸い込む可能性がある。だからコロナ感染と同じく、マスクをして、解体後にはキチンと手洗いをして、解体に用いた道具や場所もきちんと除菌した方がいい。
だがこういう人はとっても少数派だ。
鳥からインフルエンザが感染しても、それだけでは人→人感染にはつながらない。多くは本人だかが鳥インフルエンザになる。だがこのインフルエンザはとても危険かもしれないし、人間の体内にウイルスが入るために、ウイルスに変異が起こり、高毒性煮なる可能性もある。だからやっぱり感染するようなことは避けなければならない。
アヒルも水鳥である。条件は同じだ。しかもアヒルはそもそも食用なので、飼育したアヒルを解体して食べるのが普通。当然業者の人は十分に鳥インフルエンザ対策をとらなければならない。
日本では、アヒルは日常的に食べるものではない。鶏はインフルエンザに罹患すると死ぬし、死んだ鶏は市場に出ない。鶏で鳥インフルエンザが一般人にもたらされることはまずあり得ない。
しかしアヒルはどうだろうか。
業者にもその点は十分に管理してもらいたいのだが、最も問題になるのは、一般人がアヒルと接する場合だ。
実はアヒルはペットとして人気が上がっている。
ペットとしてアヒルを飼う場合、それは食用として飼育するよりずっと濃密な接触が予想される。
濃密な接触をするからこそ、ペットである。
そのアヒルに鳥インフルエンザが保有されているのか、そんなことを知っている飼い主がどれだけいるのか。
だからこそ、WHOはアヒルをペットとして飼うことをやめてもらいたいと宣言している。
アヒルを安全に飼うための指針は示されていて、それはアヒルを食用として飼育する際のやり方と同じなのだが、それをペットのアヒルに行えるかというと、正直無理というのが実感だ。
アヒル1話に対して、畳1畳から2畳分の広さを確保し、外界から完全に遮断できる小屋を作り、他の生き物を無視に至るまで一切中に入れず、また他の動物の排泄物、羽なども一切入れず、風通しはよくし、常に清潔に掃除をし、掃除をする人間は、その際にはマスク、眼鏡、防護服(コロナと同じ)を必要とする。
この方法は養鶏場の鶏飼育と同じだ。
しかしこんなことを個人のペットにできるだろうか。
人によってはマンションのベランダで飼っている人もいるし、簡素な小屋に入れている人も多い。運動させるには外に出して、敷地内を話す人も多い。それが小さいベランダであったとしても、その時点で野鳥(雀とか烏)と接する可能性がある。水鳥でなくても、野鳥は鳥インフルエンザウイルスを持っている可能性がある。水鳥でなければ、全く症状が出ないというわけではなく、死んでしまうこともあるが、生きて移動して、その先でウイルスをまき散らす可能性もある。
養鶏場の場合は、空を飛んでいる野鳥との接触を断っているが、それと同じだ。
ベランダに飛んできた、もしくは上空を飛んでいた鳥からの落とし物に、アヒルが接しない保証はない。(私がアヒルを庭で飼っていたのは、2004年より前だが、庭の木の高いところにある実を、烏が落としていくことが多かった。それをアヒルが下で待っていて食べていた。
時々烏はパンも落としていった。
そして野鳥は、アヒルの食べ残しのえさをよく食べていた。そのまま放置してしまうと、アヒルはそのえさの残りを食べたりしたこともある。おおむね飼われているアヒルはえさが補給されることを知っているので、食べ残しを食べたり、汚れたえさを食べたりすることは少ないが、アヒルの食べ残しを食べに来る鳥は、そのとき羽毛を落としていったりもするので、それにアヒルが触れることは大いにある。
当時は、高い木の上の実を食べている烏が、おこぼれをちゃんと落としていって、それを下で待っているアヒルの姿はなかなかほほえましいものがあったが、今考えれば結構恐ろしい話だった。
鳥インフルエンザウイルスは、多くの場合、水鳥の体内では弱毒性として共存する。その方がウイルスも広い範囲に運んでもらえて、生きながらえ、子孫を増やすことができるからだ。しかし水鳥から水鳥以外の生物に感染してしまった鳥インフルエンザウイルスは、変異を起こし、高毒性煮なる可能性が高いようだ。さらに人間に感染すると、高毒性になる可能性が高いだけでなく(種が違う生物に感染すると、それだけ変異が促進されるという)人間の中で変異することで、人→人感染の性質を持ってしまう。
これによって高毒性のインフルエンザが生まれてしまう。
かつてはスペイン風邪と呼ばれたインフルエンザが世界を席巻して、大量の人が死んだが、現代にそれが起こればもっと広い範囲で、たくさんの人が死ぬだろうといわれている。
その恐怖は、今なら誰にでも身にしみてわかるのではないか。
コロナは、ここで想定される高毒性のインフルエンザよりも弱い。
ただ、弱く、致死率が低いウイルスは、それだけ感染力が強くなる。感染した宿主がすぐに死んでしまうと、それ以上感染するチャンスがなくなってしまうが、宿主が死なずに移動してしまうと、より大きい範囲で感染が可能になる。その先々で気まぐれのように人を殺しているのがコロナだ。
コロナは本当に厄介なウイルスだが、ウイルスの生存戦略としては非常に巧みでもある。
だから高毒性のインフルエンザはコロナと同じではないかもしれない。
だがおそらく高毒性のインフルエンザが蔓延したときの恐怖は、すでにコロナで実証済みだろう。
コロナよりもっと致死率の高いインフルエンザが、コロナように蔓延するのだ。
感染者の8割は軽傷と言われるコロナですら、社会生活がほとんどストップし、食料品の買い物や通院、一部の仕事など以外は、巣籠もりを強いられる。日本経済が今後どうなるかはとても心配だし、すでに医療崩壊を起こしかけている都心部は、死の恐怖がひしひしと広がっている。
コロナで死ななくても、医療崩壊を超したことで、他の何でもない病気でも治療が受けられずに死ぬかもしれない。
高毒性インフルエンザはもっと人が死ぬ。
こういう状況を想定するなら、WHOのアヒル飼育に対する宣言を、もっと真剣に考えてほしい。
少なくとも管理された食用の飼育以外で、アヒルと密に接することはやめてほしい。それはおおむねペットで飼うということだ。
もしアヒルから鳥インフルエンザが感染したら、まずそれは飼い主である可能性が高いのだが、その飼い主は結構な確率で死ぬのである。そして死ぬ前に、家族に移し、友人に移し、そして高毒性インフルエンザは、全く間に町に広がり、日本中に広がっていく。
コロナのように。
コロナが終わっても、感染症はまた来るだろう。
コロナで懲りた日本人は、他の感染症に対してももっと敏感になるべきだ。
2020年01月03日
初心者向けHDDをSSDに換装する方法+起動と回復のトラブルを解決
動きの遅いパソコンのHDDをSSDに換装するだけで、かなり速く動くようになる。
SSDも安くなっているし、良い方法だと思って実行してみる。
結果から言うと、CPUがCeleronというのに、下手なCorei7よりよほど速くなった。
(その、下手なCorei7も後にSSDに換装。持ち主に喜ばれる)
ググってもらえれば、この手順に関しては丁寧なサイトがいくらでもあるので、ここでは注意点のみを重点的に記載しておく。
<準備>
まずクローンに際して準備する物
@クローン用のソフト
ASSD(クローン用)
BSSDもしくはHDD(システムイメージ用)
CUSBメモリー(16GB推奨)
DDVD-R 1枚
<準備の説明>
@クローン用ソフトは購入しても良いし、フリーソフトでも良い。よく言われているのが
EaseUS Todo Backup Free で、私もこれを使った。無料版でも単純なクローンならば問題ない。
Aクローン用のSSDだが、今回はPDDをまるっとクローンする事を前提にする。この場合は、HDDと同じかHDDより大きな容量のSSDが必要になる。 HDDより容量の小さいSSDの場合は、必要なファイルを選択的にコピーすることになるのだが、これはクローンソフトによってできなかったりす るし、ググってみると、クローンに失敗したケースでは、HDDより小さい容量のSSDを使って、選択的にコピーしているケースが多い。
初心者であるなら、HDDと同じか、それ以上の容量で、HDD全体をクローンする方が簡単だと思う。
BCDに関しては、それぞれのPCによって方法が違うので、事前に調べることが必要になる。
HDD内のデータバックアップを取ることはもちろんだが、[回復USB」[システムイメージ」[修復Disc」を必ず作っておく必要がある。これが クローン後に必要になるので。
特に、回復ドライブの作成は忘れずに。
システムイメージ
容量はパソコンによって違うが、私のパソコンでは、40GB前後だったようで、これ以上のHDDかSSDなどの媒体が必要になる。DVD-Rで分割して記録することもできるが、枚数が10枚を超える。
修復Disc
これはパソコンによってない場合もある。
普通はシステムイメージを記録すると、その後に修復Discを作るかどうか聞いてくるので、そのときに一緒に作る。しかしそれを求めてこない場合もある。
忘れてはいけないのは、これは回復ドライブとは別の物である事。
修復ディスクの目的は、パソコンが不具合を起こしたとき、消えてしまったり欠損したOSなどをしゅうふくすることで、リカバリーではないらしい。このディスクからの起動はできるが、リカバリーに必要なのは回復ドライブの方なので、これでは代用ができない。またディスクにしか記録できないため、DVDもしくはBDドライブがないと作れない。
回復ドライブの作成。
回復ドライブはクローン後に必要になる場合がある。
だから必ずクローン前に作っておく。実はクローン後には作れなくなる可能性が高い。必ずHDDをクローンする前に作る。
回復ディスクを作る途中で、HDD内の回復ディスクのデータを消去する項目にチェックを入れるところがある。これにチェックすると、HDD内の回復データは消えてしまう。その使える容量が増えるわけだが、私はそれを推奨しない。外に出したデータは必ずしも思うようにはたらかない時があるし、USBはHDDより破損しやすい。あくまでもバックアップとして考え、HDD内に回復データを残しておくことを強く推奨する。
<クローン作業>
データのバックアップと、回復の作成などが終わったところで、いよいよクローン作業に入る。
@-1 SSDのフォーマット。
新しいSSDを使う場合は、PCの管理でフォーマットを行えば良い。このとき、フォーマット形式は必ずMBRを選択する。
もう少し詳しく話すと、パソコンのBIOSのブートモードには2種類あり、legacyとUEFIになる。そしてlegacyはMBRに、UEFIはGPTに対応している。この関係がずれるとクローンはできるが、クローンしたSSDでは起動できなくなる。
この場合、BIOSでブートモードを変更することで対応できるらしいが、実はこれが良くわからない。慣れた人ならできると思うが、挑戦してみたがうまくいかなかった。
またHDDやPCのBIOSを事前に調べ、ブートモードに合わせて、MBRかGPTを選択することを推奨するサイトもあったが、実は自分のPCをクローン後に調べたところUEFIだった。しかしGPTでフォーマットしたときには起動しなかった。
と言うわけで、初心者なら、間違いなくMBRでフォーマットした方が良い。これならば、クローン後ほぼ間違いなく起動できる。
@-2 SSDのフォーマット コマンドプロンプト
もし、既にGPTにフォーマットしていたら、フォーマットをし直す方法がある。PCの管理からはできないので、コマンドプロンプトから行う。
クローン先のSSDをパソコンにつないだら、スタートボタンを右クリックするとコマンドプロンプトの項目が出る。
Windows10だと、Windows PowerShell (管理者)という項目になる。
これを選択する。
C:\WINDOWS\system32>diskpart
DISKPART>list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GTP
### ミック
ーーーー
ディスク0 オンライン 465 GB 0B
ディスク1 オンライン 232 GB 0B
ディスク2 オンライン 465 GB
DISKPART>select disk 2
ディスク2が選択されました
DISKPART>clean
DiskPartはディスクを正常にクリーンな状態にしました
DISKPART>exit
DiskPart を終了しています
C:\Windows\system32>exit
コマンドプロンプトが元の画面に戻る。
この場合SSDはディスク2である。
くれぐれも、関係ないHDDを初期化しないように。
次にPC管理の画面を開く。
SSDはディスク2として、未割り当てとして表示される。
これを右クリックして初期化を選択
このときフォーマット形式を選ぶウイザードがでるので、MBRを選択する。
後はウイザード通りにフォーマットする。
次に、ディスクの管理の画面に戻ったら、
右クリックで 新しいシンプルボリュームを選択
ウイザード通りに進んで完了
(MBRのフォーマットはコマンドプロンプト上でもできるが、今回はより簡単な方法を紹介した)
Aクローン作業
フォーマットが終わったら、後は使用するクローンソフトの指示に従ってクローンを行う。
このときもクローン元とクローン先を間違えないように。何も入っていないSSDをHDDにクローンしてしまうと全てのデータが消えて元も子もない。
Bクローン作業終了後
クローン作業が終了したら、パソコンを分解して、HDDを取り出し、そこにSSDを装着。
このやり方はPCごとに違っているため、型番でググると、だいたいどこかに情報がある。上手くすれば分解風景を動画で説明する物もあるので、事前によく調べておけば良い。
重要なことは、作業前に必ず電源とバッテリーを外しておくこと。
感電の危険もあるし、通電して機器そのものが破損して使えなくなる可能性もある。
また静電気も予防した方が良い。
作業前に金属製の棚などを握って、身体に帯電した静電気を逃がしておく(金属製の棚は、家の床に接している。金属から家の床へ静電気が逃げる)
もしくは静電気防止の手袋を利用することもできる。
デスクトップパソコンならそれほど心配はいらないが、ノーパソの場合、ねじ止め以外に、裏蓋が爪で固定されている場合がほとんどなので、爪を破損してしまわないように慎重に分解しないといけない。
慎重に行えば、それほど難しくはない。
換装を終えたら、元に戻し、起動してみる。
ほとんどこれで問題なく起動する。HDDを入れていたときと同じ画面が上がってくるはず。
<回復機能が使えない場合の復旧>
起動できれば換装はほぼ完了。使うだけなら問題ない。
しかし回復機能が使えない場合が多い。
スタート→設定→
更新とセキュリティー→
回復→
PCの起動をカスタマイズする→
今すぐ再起動する
オプションの選択→
トラブルシューティング→
このPCを初期状態に戻す
このように進めるなら、回復機能は正常と考えられる。(詳細オプションに進めば、さらにいろいろな機能がある。)
しかし、「このPCを初期状態に戻す」などの項目が出てこない場合は、回復機能が機能していない可能性が高い。
回復機能が使えないとリカバリーができない。特に市販のメーカー製のパソコンの場合、不具合が起きるとリカバリーは簡単で良い修理法なので、使えないのは心配である。そこで回復機能を修正する。
この場合、回復オプションのデータが消えてしまったわけではなく、何らかの理由で無効化されているようだ。そこで有効化するためには、コマンドプロンプトからコマンドを入れる方法があるが、何度も試したがどうしてもうまくいかなかった。
理由はよくわからないが、回復機能が無効化されるのも、BIOSのブートモードとの関係があるようだ。(違うかもしれないが、UEFIモードなのに、MBRフォーマットでクローンを行うと、この症状が出るという事が報告されているようだ。)
そこで回復機能の回復のために一度OSの再インストールを行う。
@事前に回復ドライブの作成をしたUSBを用意。
しかしこのままではUSBをPCに差したまま起動しても回復機能は働かない。
ABIOS画面を起動。シャットダウン後、電源をONと同時にF2を連打。しばらく待つとBIOSが立ち上がる。
BChange Boot Order などBoot設定画面に進む
そこでUSBを選択する。
BIOSの画面はPCによって違うが、私が行ったのは、Dynabook B25/22BR と言う機種だったので、上記のような項目になっている。
CExitでBIOSから起動画面に戻る。
一度シャットダウンして、もう一度起動すると、USBからの起動が行われば、回復ドライブが起動して、ブルーバックの オプションの選択 画面になる。
Dynabookの場合、そこからTOSHIBA Maintenance Utilityの画面が選択できるので、ここから再インストールができる。
再インストール後、所定の設定を行った後、もう一度 設定→
更新とセキュリティー→
回復→
PCの起動をカスタマイズする→
今すぐ再起動
を行い、オプションの選択 画面に進む。
トラブルシューティングを選択肢、このPCを初期状態に戻す などの項目が出てきたら、回復機能が元通りになっている。
<まとめ>
クローンによってHDDをSSDに換装する場合
@事前に必ず、回復ドライブの作成をする
ASSDのフォーマットをMBR
B換装後に、BIOSからUSBよりのBOOTを選択肢、USBハブの回復ドライブを使ってWindowsの再インストールを行う。
この段取りで、うまくいくはずだ。
<おまけ>
今回換装を調べていたら、USBに回復ドライブを作成した後、クローンをせずに、先にHDDとSSDを交換し、まっさらのSSDを回復ドライブでWindowsをインストールすると言う行程を紹介していたサイトがあった。
このときSSDのフォーマットはMBRだった。
この方法だと、SSDの容量は自由に決められる。換装後に、取り外したHDDを外付けにして、戻したいデータだけをリストアすれば良い。
クローンより時間もかからないし、良い方法だと思う。
特にクローンによって回復機能が損なわれてしまう事になるなら、クローンではなく、USBからのWindowsインストールの方が良いかもしれない。
特に、元のHDDにそれなりの不具合があったとすると、それをそのままクローンすれば、不具合もクローンされてしまう。OSだけを再インストールして、データだけを後からリストアする方が、問題が少ない。
クローンの良いところは、リストアの手間がないところだ。いくらクローンと言っても、もしもの場合を考えて、データのバックアップは行う方が良い。しかしうまくいけば面倒なリストはない。慣れが環境ですぐに使える。
ところが、回復機能が損なわれることによって、結局はWindowsの再インストールが必要になる。データを保持したままの再インストール方法もあるので、そちらを試してみる価値はあるが、(私の換装を行った2つのパソコンは、1つは元もデータがなく、もう一つのデータがある方は、リストアが面倒なので、回復機能が使えなくてもいいと言うことだった。)
確かに、回復機能がないまま使い続け、いずれ必要になったら、USBから回復すれば良いという考えもあるが、そのためにも、クローン前にUSBの回復ドライブの作成は必須。それから回復ドライブ(USB)はなくさないように。
元のHDDも取って置いた方が良いだろう。
もし回復ドライブが復旧しなかったとき、元のHDDからもう一度クローンするしか、復旧の方法がないかもしれない。
追伸
クローンによって回復機能が失われるという不具合があったが、後に、アップデートができなくなるという不具合まで発見された。そこで、換装した2つのパソコンの両方を、回復ディスクからのインストールにやり直した。
SSDはすでに両方ともMBRにフォーマットされているので、中のデータを初期化(必要ならバックアップをとっておく)ことをする。
やり方は前述のように、SSDのデータをすべて消して初期化するようにする方法と、データはそのままに、アプリケーションとOSを初期化する方法がある。実際には後者のデータそのままにアプリケーションとOSを初期化する方法で、回復機能とアップデートは回復したようである。
問題は、前者であろうと後者であろうと、いくつかのアプリケーションを再インストールすることが難しくなるときがあることだ。
マイクロソフト社のソフトで、Officeが最たるものだろう。これはメーカー製のパソコンであれ、自作であれ、購入時にアプリケーションのディスク(現在はディスクはないかもしれない)があり、そこにプロダクトキーが書いてある。このプロダクトキーが重要になる。これがないと新たにインストールし直せても、ライセンスの認証ができないので、一定期間が過ぎると使えなくなってしまう。
ところが、このことをあまり意識していない人が多く、今回換装したパソコンの持ち主が二人ともプロダクトキーをなくしていた。さあ困った。。。って訳で。
Office2010までとそれ以降では扱いが違うらしい。
2010までは、購入時にディスクとプロダクトキーが必ず手元に来ている。それをなくさないことだ。しかしそれ以降に関しては、パソコンを立ち上げるときにWindowsのライセンスを求められたとき、マイクロソフトのIDを作ることになるのだが、これを作っておくことで、次にOfficeのライセンスを行うとき、このマイクロソフトIDに紐付けておけば、マイクロソフトIDの個人情報を見ることで、そこにOfficeのプロダクトキーも記載されている。
リカバリーなどしてOfficeが消えてしまったときには、このマイクロソフトIDのページからOfficeをダウンロードするようになっている。逆に言うと、この方法でダウンロードされるようになっているために、パソコンの中にあるOfficeのデータは引き出せず、ディスクもない。
またマイクロソフトIDのページからダウンロードすれば、Officeはそのままライセンス認証もされるから問題なく使える。
換装したパソコンのうち1台は、ちゃんとマイクロソフトIDにOffice2016が紐付けされていたので、なんとか復旧できた。ところがもう1台はマイクロソフトIDがなんだかわからなくなっていて、従って紐付けが見つからない。
本来これだと新しくOfficeをダウンロードすることも無理なのだが、USBを使っての回復を行うとき、データをすべて初期化してしまう形で行うと、Officeも復活する(パソコンのどこかにアプリケーションはあるんだなと思う)でもライセンス認証のためのプロダクトキーがわからないので、結局使えない。
ちなみに、マイクロソフトIDからOfficeの紐付けがわかった方のパソコンも、最初マイクロソフトIDがわからなくなっていて焦った。でもマイクロソフトIDは普通メールアドレスなので(どのアドレスかわからなくなっているともうお手上げだが、普通使っているアドレスはそれほど多くないので、ともかく試してみる)該当するアドレスを使ってマイクロソフトにログインする。当然パスワードを聞かれるので、パスワードを忘れたという項目を選ぶと、メールアドレスにパスワードを変更するためのコードが送られてくる。このコードを使ってパスワードを作り直し、マイクロソフトにログインできれば、後は自分のIDに紐付けられたOfficeを探すだけである。
マイクロソフトIDに関してはいくつも作れてしまうということから、このパソコンのIDがどれだったかわからなくなるという弊害がある。だからパソコンごとのIDをきちんと覚えておく必要がある。
追伸2
ここで書いたのはWindows10のHDD換装だったが、これをWindows7で行おうとするとまた勝手が違うようだ。Windows7には、10のような回復ディスクをUSBに作ることができない。そこでWindows7の「システムイメージ」と「システム修復ディスク」を作る。このふたつがないと、SSDにWindows7をインストールできないようだ。
SSDも安くなっているし、良い方法だと思って実行してみる。
結果から言うと、CPUがCeleronというのに、下手なCorei7よりよほど速くなった。
(その、下手なCorei7も後にSSDに換装。持ち主に喜ばれる)
ググってもらえれば、この手順に関しては丁寧なサイトがいくらでもあるので、ここでは注意点のみを重点的に記載しておく。
<準備>
まずクローンに際して準備する物
@クローン用のソフト
ASSD(クローン用)
BSSDもしくはHDD(システムイメージ用)
CUSBメモリー(16GB推奨)
DDVD-R 1枚
<準備の説明>
@クローン用ソフトは購入しても良いし、フリーソフトでも良い。よく言われているのが
EaseUS Todo Backup Free で、私もこれを使った。無料版でも単純なクローンならば問題ない。
Aクローン用のSSDだが、今回はPDDをまるっとクローンする事を前提にする。この場合は、HDDと同じかHDDより大きな容量のSSDが必要になる。 HDDより容量の小さいSSDの場合は、必要なファイルを選択的にコピーすることになるのだが、これはクローンソフトによってできなかったりす るし、ググってみると、クローンに失敗したケースでは、HDDより小さい容量のSSDを使って、選択的にコピーしているケースが多い。
初心者であるなら、HDDと同じか、それ以上の容量で、HDD全体をクローンする方が簡単だと思う。
BCDに関しては、それぞれのPCによって方法が違うので、事前に調べることが必要になる。
HDD内のデータバックアップを取ることはもちろんだが、[回復USB」[システムイメージ」[修復Disc」を必ず作っておく必要がある。これが クローン後に必要になるので。
特に、回復ドライブの作成は忘れずに。
システムイメージ
容量はパソコンによって違うが、私のパソコンでは、40GB前後だったようで、これ以上のHDDかSSDなどの媒体が必要になる。DVD-Rで分割して記録することもできるが、枚数が10枚を超える。
修復Disc
これはパソコンによってない場合もある。
普通はシステムイメージを記録すると、その後に修復Discを作るかどうか聞いてくるので、そのときに一緒に作る。しかしそれを求めてこない場合もある。
忘れてはいけないのは、これは回復ドライブとは別の物である事。
修復ディスクの目的は、パソコンが不具合を起こしたとき、消えてしまったり欠損したOSなどをしゅうふくすることで、リカバリーではないらしい。このディスクからの起動はできるが、リカバリーに必要なのは回復ドライブの方なので、これでは代用ができない。またディスクにしか記録できないため、DVDもしくはBDドライブがないと作れない。
回復ドライブの作成。
回復ドライブはクローン後に必要になる場合がある。
だから必ずクローン前に作っておく。実はクローン後には作れなくなる可能性が高い。必ずHDDをクローンする前に作る。
回復ディスクを作る途中で、HDD内の回復ディスクのデータを消去する項目にチェックを入れるところがある。これにチェックすると、HDD内の回復データは消えてしまう。その使える容量が増えるわけだが、私はそれを推奨しない。外に出したデータは必ずしも思うようにはたらかない時があるし、USBはHDDより破損しやすい。あくまでもバックアップとして考え、HDD内に回復データを残しておくことを強く推奨する。
<クローン作業>
データのバックアップと、回復の作成などが終わったところで、いよいよクローン作業に入る。
@-1 SSDのフォーマット。
新しいSSDを使う場合は、PCの管理でフォーマットを行えば良い。このとき、フォーマット形式は必ずMBRを選択する。
もう少し詳しく話すと、パソコンのBIOSのブートモードには2種類あり、legacyとUEFIになる。そしてlegacyはMBRに、UEFIはGPTに対応している。この関係がずれるとクローンはできるが、クローンしたSSDでは起動できなくなる。
この場合、BIOSでブートモードを変更することで対応できるらしいが、実はこれが良くわからない。慣れた人ならできると思うが、挑戦してみたがうまくいかなかった。
またHDDやPCのBIOSを事前に調べ、ブートモードに合わせて、MBRかGPTを選択することを推奨するサイトもあったが、実は自分のPCをクローン後に調べたところUEFIだった。しかしGPTでフォーマットしたときには起動しなかった。
と言うわけで、初心者なら、間違いなくMBRでフォーマットした方が良い。これならば、クローン後ほぼ間違いなく起動できる。
@-2 SSDのフォーマット コマンドプロンプト
もし、既にGPTにフォーマットしていたら、フォーマットをし直す方法がある。PCの管理からはできないので、コマンドプロンプトから行う。
クローン先のSSDをパソコンにつないだら、スタートボタンを右クリックするとコマンドプロンプトの項目が出る。
Windows10だと、Windows PowerShell (管理者)という項目になる。
これを選択する。
C:\WINDOWS\system32>diskpart
DISKPART>list disk
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GTP
### ミック
ーーーー
ディスク0 オンライン 465 GB 0B
ディスク1 オンライン 232 GB 0B
ディスク2 オンライン 465 GB
DISKPART>select disk 2
ディスク2が選択されました
DISKPART>clean
DiskPartはディスクを正常にクリーンな状態にしました
DISKPART>exit
DiskPart を終了しています
C:\Windows\system32>exit
コマンドプロンプトが元の画面に戻る。
この場合SSDはディスク2である。
くれぐれも、関係ないHDDを初期化しないように。
次にPC管理の画面を開く。
SSDはディスク2として、未割り当てとして表示される。
これを右クリックして初期化を選択
このときフォーマット形式を選ぶウイザードがでるので、MBRを選択する。
後はウイザード通りにフォーマットする。
次に、ディスクの管理の画面に戻ったら、
右クリックで 新しいシンプルボリュームを選択
ウイザード通りに進んで完了
(MBRのフォーマットはコマンドプロンプト上でもできるが、今回はより簡単な方法を紹介した)
Aクローン作業
フォーマットが終わったら、後は使用するクローンソフトの指示に従ってクローンを行う。
このときもクローン元とクローン先を間違えないように。何も入っていないSSDをHDDにクローンしてしまうと全てのデータが消えて元も子もない。
Bクローン作業終了後
クローン作業が終了したら、パソコンを分解して、HDDを取り出し、そこにSSDを装着。
このやり方はPCごとに違っているため、型番でググると、だいたいどこかに情報がある。上手くすれば分解風景を動画で説明する物もあるので、事前によく調べておけば良い。
重要なことは、作業前に必ず電源とバッテリーを外しておくこと。
感電の危険もあるし、通電して機器そのものが破損して使えなくなる可能性もある。
また静電気も予防した方が良い。
作業前に金属製の棚などを握って、身体に帯電した静電気を逃がしておく(金属製の棚は、家の床に接している。金属から家の床へ静電気が逃げる)
もしくは静電気防止の手袋を利用することもできる。
デスクトップパソコンならそれほど心配はいらないが、ノーパソの場合、ねじ止め以外に、裏蓋が爪で固定されている場合がほとんどなので、爪を破損してしまわないように慎重に分解しないといけない。
慎重に行えば、それほど難しくはない。
換装を終えたら、元に戻し、起動してみる。
ほとんどこれで問題なく起動する。HDDを入れていたときと同じ画面が上がってくるはず。
<回復機能が使えない場合の復旧>
起動できれば換装はほぼ完了。使うだけなら問題ない。
しかし回復機能が使えない場合が多い。
スタート→設定→
更新とセキュリティー→
回復→
PCの起動をカスタマイズする→
今すぐ再起動する
オプションの選択→
トラブルシューティング→
このPCを初期状態に戻す
このように進めるなら、回復機能は正常と考えられる。(詳細オプションに進めば、さらにいろいろな機能がある。)
しかし、「このPCを初期状態に戻す」などの項目が出てこない場合は、回復機能が機能していない可能性が高い。
回復機能が使えないとリカバリーができない。特に市販のメーカー製のパソコンの場合、不具合が起きるとリカバリーは簡単で良い修理法なので、使えないのは心配である。そこで回復機能を修正する。
この場合、回復オプションのデータが消えてしまったわけではなく、何らかの理由で無効化されているようだ。そこで有効化するためには、コマンドプロンプトからコマンドを入れる方法があるが、何度も試したがどうしてもうまくいかなかった。
理由はよくわからないが、回復機能が無効化されるのも、BIOSのブートモードとの関係があるようだ。(違うかもしれないが、UEFIモードなのに、MBRフォーマットでクローンを行うと、この症状が出るという事が報告されているようだ。)
そこで回復機能の回復のために一度OSの再インストールを行う。
@事前に回復ドライブの作成をしたUSBを用意。
しかしこのままではUSBをPCに差したまま起動しても回復機能は働かない。
ABIOS画面を起動。シャットダウン後、電源をONと同時にF2を連打。しばらく待つとBIOSが立ち上がる。
BChange Boot Order などBoot設定画面に進む
そこでUSBを選択する。
BIOSの画面はPCによって違うが、私が行ったのは、Dynabook B25/22BR と言う機種だったので、上記のような項目になっている。
CExitでBIOSから起動画面に戻る。
一度シャットダウンして、もう一度起動すると、USBからの起動が行われば、回復ドライブが起動して、ブルーバックの オプションの選択 画面になる。
Dynabookの場合、そこからTOSHIBA Maintenance Utilityの画面が選択できるので、ここから再インストールができる。
再インストール後、所定の設定を行った後、もう一度 設定→
更新とセキュリティー→
回復→
PCの起動をカスタマイズする→
今すぐ再起動
を行い、オプションの選択 画面に進む。
トラブルシューティングを選択肢、このPCを初期状態に戻す などの項目が出てきたら、回復機能が元通りになっている。
<まとめ>
クローンによってHDDをSSDに換装する場合
@事前に必ず、回復ドライブの作成をする
ASSDのフォーマットをMBR
B換装後に、BIOSからUSBよりのBOOTを選択肢、USBハブの回復ドライブを使ってWindowsの再インストールを行う。
この段取りで、うまくいくはずだ。
<おまけ>
今回換装を調べていたら、USBに回復ドライブを作成した後、クローンをせずに、先にHDDとSSDを交換し、まっさらのSSDを回復ドライブでWindowsをインストールすると言う行程を紹介していたサイトがあった。
このときSSDのフォーマットはMBRだった。
この方法だと、SSDの容量は自由に決められる。換装後に、取り外したHDDを外付けにして、戻したいデータだけをリストアすれば良い。
クローンより時間もかからないし、良い方法だと思う。
特にクローンによって回復機能が損なわれてしまう事になるなら、クローンではなく、USBからのWindowsインストールの方が良いかもしれない。
特に、元のHDDにそれなりの不具合があったとすると、それをそのままクローンすれば、不具合もクローンされてしまう。OSだけを再インストールして、データだけを後からリストアする方が、問題が少ない。
クローンの良いところは、リストアの手間がないところだ。いくらクローンと言っても、もしもの場合を考えて、データのバックアップは行う方が良い。しかしうまくいけば面倒なリストはない。慣れが環境ですぐに使える。
ところが、回復機能が損なわれることによって、結局はWindowsの再インストールが必要になる。データを保持したままの再インストール方法もあるので、そちらを試してみる価値はあるが、(私の換装を行った2つのパソコンは、1つは元もデータがなく、もう一つのデータがある方は、リストアが面倒なので、回復機能が使えなくてもいいと言うことだった。)
確かに、回復機能がないまま使い続け、いずれ必要になったら、USBから回復すれば良いという考えもあるが、そのためにも、クローン前にUSBの回復ドライブの作成は必須。それから回復ドライブ(USB)はなくさないように。
元のHDDも取って置いた方が良いだろう。
もし回復ドライブが復旧しなかったとき、元のHDDからもう一度クローンするしか、復旧の方法がないかもしれない。
追伸
クローンによって回復機能が失われるという不具合があったが、後に、アップデートができなくなるという不具合まで発見された。そこで、換装した2つのパソコンの両方を、回復ディスクからのインストールにやり直した。
SSDはすでに両方ともMBRにフォーマットされているので、中のデータを初期化(必要ならバックアップをとっておく)ことをする。
やり方は前述のように、SSDのデータをすべて消して初期化するようにする方法と、データはそのままに、アプリケーションとOSを初期化する方法がある。実際には後者のデータそのままにアプリケーションとOSを初期化する方法で、回復機能とアップデートは回復したようである。
問題は、前者であろうと後者であろうと、いくつかのアプリケーションを再インストールすることが難しくなるときがあることだ。
マイクロソフト社のソフトで、Officeが最たるものだろう。これはメーカー製のパソコンであれ、自作であれ、購入時にアプリケーションのディスク(現在はディスクはないかもしれない)があり、そこにプロダクトキーが書いてある。このプロダクトキーが重要になる。これがないと新たにインストールし直せても、ライセンスの認証ができないので、一定期間が過ぎると使えなくなってしまう。
ところが、このことをあまり意識していない人が多く、今回換装したパソコンの持ち主が二人ともプロダクトキーをなくしていた。さあ困った。。。って訳で。
Office2010までとそれ以降では扱いが違うらしい。
2010までは、購入時にディスクとプロダクトキーが必ず手元に来ている。それをなくさないことだ。しかしそれ以降に関しては、パソコンを立ち上げるときにWindowsのライセンスを求められたとき、マイクロソフトのIDを作ることになるのだが、これを作っておくことで、次にOfficeのライセンスを行うとき、このマイクロソフトIDに紐付けておけば、マイクロソフトIDの個人情報を見ることで、そこにOfficeのプロダクトキーも記載されている。
リカバリーなどしてOfficeが消えてしまったときには、このマイクロソフトIDのページからOfficeをダウンロードするようになっている。逆に言うと、この方法でダウンロードされるようになっているために、パソコンの中にあるOfficeのデータは引き出せず、ディスクもない。
またマイクロソフトIDのページからダウンロードすれば、Officeはそのままライセンス認証もされるから問題なく使える。
換装したパソコンのうち1台は、ちゃんとマイクロソフトIDにOffice2016が紐付けされていたので、なんとか復旧できた。ところがもう1台はマイクロソフトIDがなんだかわからなくなっていて、従って紐付けが見つからない。
本来これだと新しくOfficeをダウンロードすることも無理なのだが、USBを使っての回復を行うとき、データをすべて初期化してしまう形で行うと、Officeも復活する(パソコンのどこかにアプリケーションはあるんだなと思う)でもライセンス認証のためのプロダクトキーがわからないので、結局使えない。
ちなみに、マイクロソフトIDからOfficeの紐付けがわかった方のパソコンも、最初マイクロソフトIDがわからなくなっていて焦った。でもマイクロソフトIDは普通メールアドレスなので(どのアドレスかわからなくなっているともうお手上げだが、普通使っているアドレスはそれほど多くないので、ともかく試してみる)該当するアドレスを使ってマイクロソフトにログインする。当然パスワードを聞かれるので、パスワードを忘れたという項目を選ぶと、メールアドレスにパスワードを変更するためのコードが送られてくる。このコードを使ってパスワードを作り直し、マイクロソフトにログインできれば、後は自分のIDに紐付けられたOfficeを探すだけである。
マイクロソフトIDに関してはいくつも作れてしまうということから、このパソコンのIDがどれだったかわからなくなるという弊害がある。だからパソコンごとのIDをきちんと覚えておく必要がある。
追伸2
ここで書いたのはWindows10のHDD換装だったが、これをWindows7で行おうとするとまた勝手が違うようだ。Windows7には、10のような回復ディスクをUSBに作ることができない。そこでWindows7の「システムイメージ」と「システム修復ディスク」を作る。このふたつがないと、SSDにWindows7をインストールできないようだ。
2019年11月19日
PCファンが寒い。
NUCコンピューターを使っている。
小さいし、性能はノーパソか、それ以上で満足している。
元々縦書き文書を書くために、23インチのモニターを使おうとして、ノーパソにつないだら、いまいち動きが悪いので、デスクトップに移行したのが始まりだった。当初はレノボだったが、余り良い動きではなかったので早々に売却。アフターケアも含めて、インテルのNUCに落ち着いた。
最初は、Windows8.1用に購入したが、良かったので、次のWindows10でも新しくNUCを購入した。ただ、第7世代だったようで、既にネットでも書かれているが、熱対策が不十分で、CPUの温度が、80度90度に上がってしまう。第8世代への買い換えも考えたのだが、買ったばかりでまだ1年もたっていなかったので少し考えてしまった。パフォーマンスは満足がいくところだったので、試しに12pのファンを2つ買ってみた。
ファンとファンの間に暑くなったNUCを置いてみたら、温度が下がる下がる。数分ですっかり45度。その後ファンを使う限り、CPUは45度から50度近辺で推移するようになり、全く問題がなくなった。
ファンレスのパソコンで、ファンをつけるのだから、静音しようではなくなるが、余り気にしていないのでいい。
と思ったのは夏でした。
その後8.1のパソコンの方のために、もう一つファンを買って、3台で回すようになった。
ファンPCファンPCファン で運用して、パフォーマンスは問題なく発揮されていたのだが、結構風量が多かった。夏は良かったのだが、秋になり、冬が近づくと、
寒い。
結構寒い。
単に風よけに段ボールの板を置いても、なんか足下が寒い。要するにファンが空気を吸い上げるために空気の流れができるらしい。机の下の足下が寒い。(PCは、机の上にある)
いっそPCケースにパソコン2台とファン3台を入れ込んでしまおうかと思ったが、なかなかそれがうまくいくケースがない。そもそもマザーボードとかストレージとか入れるためのケースだ。パソコンを2台入れるようにはできていない。
小さいNUCを巨大化させることにもなるので、置く場所がない。
結局悩みに悩んだところで、ファンPCファンPCファン を段ボールで覆ってみた。1枚の段ボールを90度に折り曲げて、自分に向いている側をすっぽり覆ってみた。(USBのところは穴開けて)
Windows10の方は、USBの横にスイッチがあるのだが、Windows8.1の方はスイッチが上部にあるので、井父おおいを取らないとスイッチが入れられないが、取りあえず風はだいぶ軽減された。
だがファンが吸い込む空気の動きは部屋の中にあるので、止めようもない。
これでPCは冷たく、私は暖かくなるのかな。
今のところこれで風はだいぶ軽減されている。
小さいし、性能はノーパソか、それ以上で満足している。
元々縦書き文書を書くために、23インチのモニターを使おうとして、ノーパソにつないだら、いまいち動きが悪いので、デスクトップに移行したのが始まりだった。当初はレノボだったが、余り良い動きではなかったので早々に売却。アフターケアも含めて、インテルのNUCに落ち着いた。
最初は、Windows8.1用に購入したが、良かったので、次のWindows10でも新しくNUCを購入した。ただ、第7世代だったようで、既にネットでも書かれているが、熱対策が不十分で、CPUの温度が、80度90度に上がってしまう。第8世代への買い換えも考えたのだが、買ったばかりでまだ1年もたっていなかったので少し考えてしまった。パフォーマンスは満足がいくところだったので、試しに12pのファンを2つ買ってみた。
ファンとファンの間に暑くなったNUCを置いてみたら、温度が下がる下がる。数分ですっかり45度。その後ファンを使う限り、CPUは45度から50度近辺で推移するようになり、全く問題がなくなった。
ファンレスのパソコンで、ファンをつけるのだから、静音しようではなくなるが、余り気にしていないのでいい。
と思ったのは夏でした。
その後8.1のパソコンの方のために、もう一つファンを買って、3台で回すようになった。
ファンPCファンPCファン で運用して、パフォーマンスは問題なく発揮されていたのだが、結構風量が多かった。夏は良かったのだが、秋になり、冬が近づくと、
寒い。
結構寒い。
単に風よけに段ボールの板を置いても、なんか足下が寒い。要するにファンが空気を吸い上げるために空気の流れができるらしい。机の下の足下が寒い。(PCは、机の上にある)
いっそPCケースにパソコン2台とファン3台を入れ込んでしまおうかと思ったが、なかなかそれがうまくいくケースがない。そもそもマザーボードとかストレージとか入れるためのケースだ。パソコンを2台入れるようにはできていない。
小さいNUCを巨大化させることにもなるので、置く場所がない。
結局悩みに悩んだところで、ファンPCファンPCファン を段ボールで覆ってみた。1枚の段ボールを90度に折り曲げて、自分に向いている側をすっぽり覆ってみた。(USBのところは穴開けて)
Windows10の方は、USBの横にスイッチがあるのだが、Windows8.1の方はスイッチが上部にあるので、井父おおいを取らないとスイッチが入れられないが、取りあえず風はだいぶ軽減された。
だがファンが吸い込む空気の動きは部屋の中にあるので、止めようもない。
これでPCは冷たく、私は暖かくなるのかな。
今のところこれで風はだいぶ軽減されている。
2019年10月02日
専業主婦が土地を売ると
友人の専業主婦の人が,親の土地を相続して売却した。
翌年確定申告をすることになる。
彼女は,夫の扶養になっている。夫は会社員なので、彼女は3号年金者でもある。
さて、一時的に収入の増えた彼女は,来年の確定申告で何を宣告されるのか。
<夫の扶養から追い出されるのか>
一つには,夫の扶養を出なければいけないのか。
彼女の土地の譲渡より得た収入が38万円を超えると、夫の配偶者控除がなくなる。と言うような税法がある。
ただこの38万円というのは、単純な譲渡金額ではなく、土地を譲渡した時の金額から、その土地を得た金額、土地を売るのに必要だった経費を引いて、その残りである。最近多いことに,土地を取得したときはバブル期で、売ったのが最近だと,土地が値下がりしているところも多い。となると、譲渡益はマイナスになったりするわけで、となれば、彼女お夫は配偶者控除を得られる。
<年金と保険はどうなるのか>
実は専業主婦で,夫が会社員の場合、年金(3号)及び、健康保険がただになっている。夫の扶養を外れると,国民年金1号になり、健康保険料も市町村に支払うため、これはかなりの支出となる。
これを決定するのは夫の会社の健康保険組合である。多くの組合は,一時所得では扶養から外さない。それまでどれだけ収入のあった人でも,退職後0円だったとすれば、将来も0円と予測されるわけで、つまり収入は0円となる。つまり,将来の収入を予測して、それに対して扶養にするかどうかを考えるわけだ。土地の譲渡収入は一度きりなので、その後0円の収入に戻れば,やはりその先も0円と見なされ、扶養の用件を果たすわけである。
<所得税と住民税>
問題は、土地の譲渡収入があったとして、その翌年の確定申告で,1年間の住民税を求められるかどうかである。そして当然,土地の譲渡収入が入ったのだから所得税も発生する可能性がある。
個人が居住用財産を売却した場合は3,000万円の特別控除がある。現在では,土地が購入時より売却時に3000万円以上値上がりしている例がほとんどないので、普通は住民税を考える必要はない。
所得税も同じで、自分の家を売る場合には,所得税はほとんどただになるケースが多い。だが,親の土地を相続して、売却した場合、そこに自分が住んでいないとこの控除が受けられない。
ざっくり計算の仕方を言うと
古い土地だったりすると,土地を購入したとき(親が購入した時)の価格がわからないときがある。もしくは親も相続していると,購入金額は0円になる。だがこのときは,自分が売却した金額の5%を購入金額と考えていい。また、土地の購入価格がわかっても、それが売却価格の5%を下回っていたら、5%の方を使っていい。
さらに経費として,土地を売るときに必要だった経費を算出する。例えば、
家の解体費、(家を壊して土地を売った場合)
測量費用、土地の仲介費用などなど、土地を売るために必要だった費用をかき集めてみる。
土地の売却金額−土地の購入金額−土地売買経費=土地の売却益
簡単にいえば、この土地の売却益に税金が掛かる。
もし持ち家なら、ここに3000万円の控除があり、売却益が3000万円以下なら無税。
自分が住んでいない土地だったとしても、(例えば親の土地を相続した)2019年末までなら、いろいろな条件があるのだが、それをクリアすると,この3000万円の控除が受けられる。これがあるとたいていの住宅なら所得税は無税になる。
彼女は,2019年に土地を売却したので、以上の様々な控除を使い、夫の扶養から外れることなく、全ての税金が無税になる可能性がある。
ただ、夫の配偶者控除は,1年間受けられないかもしれないが。
しかしこのことを電話で市役所に尋ねたら,年金かも,健康保険課も、課税課も,すべて「1年間は扶養を外れ、国民年金、国民健康保険、住民税、所得税、を支払わないといけない」と答えたらしい。
細かい資料を示して、事細かに主張すれば良いんだろうが、電話で尋ねてこれを答えられたら、なんかそんなものかと思って,勝手に支払ってしまいそうだ。
一応,扶養から外れるかどうかを決定するのは、夫の会社の健康保険組合なので,夫がそのように申請すると、ちゃんと教えてくれるだろうが、それでも住民税と所得税は残る。正直に所得を申請しただけでは、平然と住民税と所得税を払わされそうだ。
市役所の発言は,良く資料がわからないことに対する,「払わなくて言い」と言って責任を追い被された区ないと言う現れだろう。しかし善良な市民はその辺がよくわからないで,だまされてしまう。
実際には,彼女の場合、税金は全て無是になる可能性があるから,是非調べるべきで、税金とは自分で調べて払わないで済むところはちゃんと節税しないといけない。ともかく安くないのだから。
もしわからないなら、ネットをググっても良いのだが、税務署に相談に行くことお勧めする。
実は彼女は,税務署の相談しようとして、確定申告の時期で込んでいたので、指定の税理士に無料相談を受けたことがあるそうだ。(それは相続税を払うときだった)その税理士は色々資料を示して尋ねたところ,単純に計算して数百万ほどの金額をはじき出した。
最初はそれを信じたそうだが、いかにも高いので,色々調べてみると,なんとなくなんとかなりそうな気がした。そこで時期を置いて,管轄の税務署で税務相談受けたそうだ。そしたら係官が非常によく調べてくれて,節税方法を教えてくれた。彼女が相続した土地は,いびつな形で、売りにくい土地だった。その辺を税金は控除する方法があるらしい。
そのほかにも色々方法があり、合わせ技で彼女は相続税を無税にした。税務署に3回くらい通ったそうだが、きわめて親切だったそうだ。
という事で,今回も確定申告に間を開けて、税務署に聞きに行くそうだ。税金が安くなることを願う。
今は訳署が結構親切になっている。利用しない手はない。半端な値段ではないのだから。
翌年確定申告をすることになる。
彼女は,夫の扶養になっている。夫は会社員なので、彼女は3号年金者でもある。
さて、一時的に収入の増えた彼女は,来年の確定申告で何を宣告されるのか。
<夫の扶養から追い出されるのか>
一つには,夫の扶養を出なければいけないのか。
彼女の土地の譲渡より得た収入が38万円を超えると、夫の配偶者控除がなくなる。と言うような税法がある。
ただこの38万円というのは、単純な譲渡金額ではなく、土地を譲渡した時の金額から、その土地を得た金額、土地を売るのに必要だった経費を引いて、その残りである。最近多いことに,土地を取得したときはバブル期で、売ったのが最近だと,土地が値下がりしているところも多い。となると、譲渡益はマイナスになったりするわけで、となれば、彼女お夫は配偶者控除を得られる。
<年金と保険はどうなるのか>
実は専業主婦で,夫が会社員の場合、年金(3号)及び、健康保険がただになっている。夫の扶養を外れると,国民年金1号になり、健康保険料も市町村に支払うため、これはかなりの支出となる。
これを決定するのは夫の会社の健康保険組合である。多くの組合は,一時所得では扶養から外さない。それまでどれだけ収入のあった人でも,退職後0円だったとすれば、将来も0円と予測されるわけで、つまり収入は0円となる。つまり,将来の収入を予測して、それに対して扶養にするかどうかを考えるわけだ。土地の譲渡収入は一度きりなので、その後0円の収入に戻れば,やはりその先も0円と見なされ、扶養の用件を果たすわけである。
<所得税と住民税>
問題は、土地の譲渡収入があったとして、その翌年の確定申告で,1年間の住民税を求められるかどうかである。そして当然,土地の譲渡収入が入ったのだから所得税も発生する可能性がある。
個人が居住用財産を売却した場合は3,000万円の特別控除がある。現在では,土地が購入時より売却時に3000万円以上値上がりしている例がほとんどないので、普通は住民税を考える必要はない。
所得税も同じで、自分の家を売る場合には,所得税はほとんどただになるケースが多い。だが,親の土地を相続して、売却した場合、そこに自分が住んでいないとこの控除が受けられない。
ざっくり計算の仕方を言うと
古い土地だったりすると,土地を購入したとき(親が購入した時)の価格がわからないときがある。もしくは親も相続していると,購入金額は0円になる。だがこのときは,自分が売却した金額の5%を購入金額と考えていい。また、土地の購入価格がわかっても、それが売却価格の5%を下回っていたら、5%の方を使っていい。
さらに経費として,土地を売るときに必要だった経費を算出する。例えば、
家の解体費、(家を壊して土地を売った場合)
測量費用、土地の仲介費用などなど、土地を売るために必要だった費用をかき集めてみる。
土地の売却金額−土地の購入金額−土地売買経費=土地の売却益
簡単にいえば、この土地の売却益に税金が掛かる。
もし持ち家なら、ここに3000万円の控除があり、売却益が3000万円以下なら無税。
自分が住んでいない土地だったとしても、(例えば親の土地を相続した)2019年末までなら、いろいろな条件があるのだが、それをクリアすると,この3000万円の控除が受けられる。これがあるとたいていの住宅なら所得税は無税になる。
彼女は,2019年に土地を売却したので、以上の様々な控除を使い、夫の扶養から外れることなく、全ての税金が無税になる可能性がある。
ただ、夫の配偶者控除は,1年間受けられないかもしれないが。
しかしこのことを電話で市役所に尋ねたら,年金かも,健康保険課も、課税課も,すべて「1年間は扶養を外れ、国民年金、国民健康保険、住民税、所得税、を支払わないといけない」と答えたらしい。
細かい資料を示して、事細かに主張すれば良いんだろうが、電話で尋ねてこれを答えられたら、なんかそんなものかと思って,勝手に支払ってしまいそうだ。
一応,扶養から外れるかどうかを決定するのは、夫の会社の健康保険組合なので,夫がそのように申請すると、ちゃんと教えてくれるだろうが、それでも住民税と所得税は残る。正直に所得を申請しただけでは、平然と住民税と所得税を払わされそうだ。
市役所の発言は,良く資料がわからないことに対する,「払わなくて言い」と言って責任を追い被された区ないと言う現れだろう。しかし善良な市民はその辺がよくわからないで,だまされてしまう。
実際には,彼女の場合、税金は全て無是になる可能性があるから,是非調べるべきで、税金とは自分で調べて払わないで済むところはちゃんと節税しないといけない。ともかく安くないのだから。
もしわからないなら、ネットをググっても良いのだが、税務署に相談に行くことお勧めする。
実は彼女は,税務署の相談しようとして、確定申告の時期で込んでいたので、指定の税理士に無料相談を受けたことがあるそうだ。(それは相続税を払うときだった)その税理士は色々資料を示して尋ねたところ,単純に計算して数百万ほどの金額をはじき出した。
最初はそれを信じたそうだが、いかにも高いので,色々調べてみると,なんとなくなんとかなりそうな気がした。そこで時期を置いて,管轄の税務署で税務相談受けたそうだ。そしたら係官が非常によく調べてくれて,節税方法を教えてくれた。彼女が相続した土地は,いびつな形で、売りにくい土地だった。その辺を税金は控除する方法があるらしい。
そのほかにも色々方法があり、合わせ技で彼女は相続税を無税にした。税務署に3回くらい通ったそうだが、きわめて親切だったそうだ。
という事で,今回も確定申告に間を開けて、税務署に聞きに行くそうだ。税金が安くなることを願う。
今は訳署が結構親切になっている。利用しない手はない。半端な値段ではないのだから。
2019年10月01日
れいわ新撰組 山本氏の発言は信頼できるか。
別に、端から山本氏を否定する気はない。
消費税をなくすことが景気対策になるという意見は、別に山本氏が発明した意見ではなく、日本に消費税的な税金ができた頃からずっと言われてきたことだ。その是非には,それなりに根拠もある。ただ財務省としては永続的に確実に集められる税として,消費税は都合が良いのでやめたくないという本音がある。
一方消費者にとっては,税はない方がいい。と言うのが本音だが、実際にはどうであるかと言うことが問題だ。
山本氏の主張の一つは,マレーシアにある。マハティール首相が返り咲いてから,マレーシアは色々と新しい手を打っている。中国との借款問題(中国にインフラ開発を発注する問題)に待ったを掛けたりしたのは話題になったが、山本氏によると、マレーシアは消費税をやめたそうだ。そのために税収がまず半分程度減ったようだ。それに伴い旧税を復活させた。
これも山本氏がある番組で説明した内容をそのまま書くが、マレーシアが消費税をやめた代わりに復活させた旧税の一つは売上税。消費税はものを購入した人が支払う税金だが、売上税はものを作って売った人が支払う税なのだそうだ。マレーシアのことなので,これが日本で言う法人税と同じなのかどうかはよくわからないが,税率には5%から10%の幅がある。
もう一つ、マレーシアが復活させた旧税は、サービス税。ざっくりいえば、高級レストランやホテルなど、指定業者において,サービスに対する税として6%が課税される。
しかしそれでも税収は半分くらいになったという。
後は消費税をなくしたことによって、景気が良くなり,結果として税収が上がることを狙っていると言う。
山本氏は,この政策を示し,日本での消費税廃止論の指針としている。
確かにマレーシアの対策は一つの案としてはあると思うが,これもまた,別に目新しいものではない。昔からこういう話は良くあった。実は消費税導入前の日本は,だいたいこんな感じだった。高級品には税金が掛かるが,一般的な生活用品には、食品も含めて無税。後は所得の累進課税が柱だった。
だがこれが消費税に舵を切ったのには理由がある。
要するに累進課税では税収が安定して入らなくなったからだ。
累進課税には穴がある。これは金持ちからはより高い税収を取るという,一見非常に公平な税だ。
民主党時代の野田首相が何度も言っていた「分厚い中間層」が存在感が強かった時代の日本では、この税率は実は薄利多売税率でもあった。つまりそこそこの税金をちゃんと納めてくれる庶民が(中間層が)たくさんいたからだ。彼らは規範意識も強く脱税しない。そこそこ税金支払っても,みんな横並びにそこそこ幸せに暮らせるなら,日本に貢献してくれる。薄利多売という意味でも,当時の累進課税は消費税に似ていた。
一方、高額所得者の税率は高く、収入の半分くらいは税金で持って行かれる。これには不満が多かったのだが、高額所得者は一部しかいないので、声が小さかった。
だが世の中が変わった。
欧米では消費税が一般的だったこと。高額所得者の税率はもっと低くて、稼ぐ能力のある人間は金持ちになって良いのだという意識が日本でも強くなってきた。この考えはあんまり日本的でなかった。でも日本も変わったのである。ある意味公平性ではあるんだが。
高額所得者の税率が低くなっていくのと同時に、日本の中間層がだんだん崩れていく。低額所得者が増え、中間層自体の収入が減り、税収が減る。低額所得者は税金が求められないし、働き方が変わって,一つの会社に一生勤める人間が減り、収入の把握が難しくなり,自動的に税が上がらなくなっていくる。法人税は諸外国との競争のためだんだん減っていき,実際大企業は赤字だという理由で納めてくれない。
一方社会の高齢化で,福祉はどんどんお金を必要としている。とかとかとか。
まあ税金はともかくどんどん集めなければならなくなる。しかし集める経費は掛けたくない。
財務省にしてみれば,薄利多売の典型、消費税は取ってもおいしい税である。消費は誰でも行うしそのたびに細かく稼いでいくと、多額の税が手に入るからだ。
ここからわかることは、日本では従来の累進課税では税収が足りなくなり、より効率よく多額の税金を集められる消費税に舵を切ったのだ。
という事は,消費税である事の理由は、「多額の税を確実に集められるシステム」である事が重要だ。
さて,では消費税はなくして、この多額に税を確実に集められるシステムは可能なのかと言うことだ。
マレーシアはできると思って舵を切った。
それにはいくつかわかり安い理由がある。
マレーシアは発展途上国だ。少子高齢化社会ではない。日本と違い外国人の流入も多い。つまり労働人口が多い社会だ。
貧富の差も激しい(日本の非ではない)
これらが示すところは,ともかく伸びしろの多い社会だと言うことだ。
消費を喚起し、経済を大きくして税収を増やすという考えは,こうした途上の国にこそ正しい。
日本がかつて累進課税でうまくいっていた時代と同じだ。あの頃日本は少子化でもなく,高齢化でもなく、そこそこ稼げる庶民が多く、低所得者でも頑張れば,中間層に上がれる余地が十分にあり、人口もどんどん増え、産業も増えていた。世界も景気が良かったので,どんどん海外にものを売って稼げた。
かつてに日本、現在のマレーシアのような国家には、庶民の税金をさげ、その分消費してもらい、気持ちの上でも上向いてもらえば、国そのものが発展する。
世界の情勢が厳しいのは大変だと思うが、今のマレーシアなら,ともかく前に進むことを考える方が良いと思う。
だがこれが今の少子高齢化、労働力不足、そもそも人口も経済も縮小傾向にある日本に適用できるのか。
山本氏の言う経済拡大が,アベノミクスとどう違うのか,よくわからない。本人は全然違うというのだが、よくわからないのだ。
アベノミクスは,法人税を下げ、消費税も据え置きしていた。稼げるところが稼げば,トリクルダウンで,富は分配されると言っていた。がそうはならず、大企業は内部留保して、お金を貯め込んだ。従業員の給料が上がらなければ,消費税が低く抑えても,消費は冷え込む。
数値的には日本の経済は上向いたのだが、それは高額所得、大企業の一部のみの話で、数字のマジックだった。庶民的に生活はだんだん苦しくなった。物価が上がれば上がるだけ,生活は苦しくなった。
山本氏は、消費税をなくすというのだから,その点では,今苦しい人たちに余裕を与える事になる。この人達に消費をしてもらうと言う点では、景気浮揚という意味で、薄利多売方式だ。本当は給料が上がった方が良いのだが,なかなかそうならないので,せめて消費税分実質的給料を上げようと言うことか。
だが,これで税収が下がってしまったとき、現在の日本で兆単位税収がなくなるわけだが、では福祉事業はどうなるのか。現状でも福祉は足りていない。さらにこれから老人が増えれば福祉は増えていく。例えば老人福祉は、お金が多少豊かになったからと言って、福祉が減るわけではない。老人に必要な福祉は,身体の衰えを補う事だから、税金に関係なく必ず必要になる。家計が良くなれば、その分福祉を頼むことになる。介護保険は現在でもかなり税金がつぎ込まれている。その分を誰が,どうやって負担するのか。
子供に対する福祉も、ようやくできはじめたが,財源がどこから持ってくるのか。消費税によってまかなわれているのではないのか。
実は山本氏の主張では,足りない分は国債の発行による借金だそうだ。
日本人なら,これ以上の借金が危険だと考える人は多いだろう。だが山本氏は、日本はハイパーインフレやデフォルトが起こるような状況にはないという。本当は借金はたいしたことがない。だから借金で福祉をまかない、消費税を減らすという。確かに庶民の側からは支出が減るだけだから歓迎だが、日本がデフォルトすると,全ての福祉が滞るから,本当に借金は大丈夫なのかとやっぱり思う。
その番組で、山本氏が借金がたいしたことがないという証拠としてあげたのが,財務省のHPだった。
かつて、日本の国債の格付けが下がったことがあり、(だいぶ前だよね)そのとき日本は抗議した。その内容が載っているそうだ。そこには,日本がデフォルトにならない、日本の借金はたいしたことないと言う話が1行ぐらい載っている。
山本氏の証拠はそれだけだった。
確かに財務省の発言ではあるが、その1行で納得しろと言われても無理だ。同じ財務省がデフォルトを心配して税収を上げている。そこにはそれなりの理由が挙げられている。せめて,かつての1行と現在の財務省の主張の齟齬を,財務省に問いただした答えとか、それに対する具体的な検証、経済学的な証明などぐらいはつけてほしかった。HP1行見せられても全然響かない。
山本氏の発言にはそういう側面が多い。
人を巻き込む話術はあるのだが,具体的で,客観的な証明がない。そういう小難しいことは票集めに良くないのか,そういう検証は全部すっ飛ばしている。
昔仕事で詐欺事件を扱ったことがあって、詐欺師が客に見せた勧誘ビデオのコピーをしたことがある。コピーするから見たんだが、まあ内容が薄かった。示されるベン図もすかすかで、塗り絵みたいだった。良くこれで騙されたなと思う内容だったが、実は優れたプレゼンができると言う評判のコンサルとか発言は,全部この詐欺ビデオと同じ形式、同じ臭いがする。つまり人の心を引くプレゼンとは、詐欺師の語り技術だったというわけだ。
この辺全く同じなので,どっちが正しくて,どっちが詐欺か見極めるのが困るところだが、共通されるのは,中身が薄いことだ。それは成功したら良い演説だ、失敗したら糞だ。そう思わせる内容だった。
山本氏の演説はまだその域にしかない。きわめて政治家的ともいえる。ただ最近の,特に自民党の議員はすごく怠けていて、人を引き込む演説すらできない。首相すらあの演説の下手さにがっかりする。詐欺師ぐらいの演説ができなくて何が政治家だと思うが、その点山本氏は努力しているとはいえる。
ただ、そこまでの話で、そこから先をどうするのか。
日本の借金がたいしたことがないというのは、別に山本氏でなくてもいろんな意見がある。海外における不動産や金融資産などを集めると,日本の借金は,収入、資産より少ないという説は多い。つまり日本には借金はないという主張だ。
だが,これには裏がある。
日本の中に現金として(普通預金とか定期預金とか,そういう確実な金融資産)として借金と同じ額の現金があれば、確かにたいした借金ではないという話にはなる。これはよく言われる「国債を買っているのはほとんどが日本人」という主張に重なる。日本人の資産は,庶民の金融資産(銀行の普通預金、定期預金とか)を集めると,ちゃんと国債の発行額とバランスが取れているというのだ。まあ、なんとなくこの話を聞くと,みんな日本人だから返さなくても良いよね。と言ってるように聞こえるのは私だけだろうか。
外国人投資家に売られる国債は,そうはいかない。返せないと本当にデフォルトする。
これに対しては、日本の資産はたくさんあるから大丈夫なんだろうが、実は,この資産がどこにあるかは重要だ。もし国債の償還、現金化が集中した場合、取り付けが起こった場合、その原因がどこにあるかが問題である。例えば単に日本国内の経済状態だけが問題なら、海外にある資産価値は必ずしも下がっていない。金融資産であれ、不動産であれ同じだ。
しかしその原因が海外にあったとき、その状況によっては海外資産が使えなくなる可能性もある。一番わかり安いのが戦争だ。戦争が起こったら、海外資産を預けてある海外の銀行が出金と停止したり,つぶれたりするかもしれない。資産がなくなったり,回収できなくなったりするかもしれない。不動産に至っては価値の下落があるかもしれない。
つまり手元にある現金以外は常に流動的だ。
それに日本はグローバル社会だ。海外とつながらずに生きられない。海外の景気が日本の景気に関連する。そう考えると、海外資産は決して鉄板の資産とはいえないのではないかと思う。もしもの時に現金化するのでは、間に合わないと言うことだ。
だからこそ,借金は減らしておいた方が良い。全ての資産がダメになるわけではないのだろうし,突然大きな戦争が起こるわけでもないだろうから、ある程度の時間的余裕はあるだろう。だが、急場をしのぐためには、それに耐える程度の借金でとどめておいた方が良い。ぎりぎりまで借りてはいけないのだ。
政治家は言いたこと言って失敗したらやめれば良い。
だが振り回される国民はそうはいかない。日本人をやめるわけにも行かない。
そう考えるとやはり慎重になる。アベノミクスで痛い目を見た日本人は、山本氏の甘言に易々と乗るだろうか。
福祉を充実させたいという主張は大きな政府につながる。大きな政府はたくさんの税金を必要とする。一方安倍政権のように、小さい政府を求め、経済成長で経済回復を狙うには、税収は少なくて言い。
これがおおむねのセオリーなのだが、自民党は従来から、小さい政府を標榜する経済重視、自由経済を標榜しながら,大きい政府を求めた。と言う変わった方向性だった。そして福祉を充実しようとしてきた。それは矛盾なのだが、(ご都合主義なのだが)山本氏も不思議な主張をしている。
れいわは、2人の参議院議員を出した。ご存じのように重度の障害を抱えた議員を送り出し,これによって国会も社会の目も買えようとしている。つまり福祉重視を考えていると思われる。(単に福祉を与えるだけでなく,障害者の権利を守り,社会参加の道を開くというのも含まれる)そのために税制がいる。大きな政府がいる。でも,税収は下げようとする。経済浮揚をはかろうとする。しかしその隙間は借金で埋めようとする。借金はマイナスだ。景気浮揚はプラスだ。つまりいくら景気が良くなってプラスになっても,同じだけ借金したら経済成長は形だけだ。数字のマジックだ。
まあ社会は微妙なバランスの上に、まるで海の上を漂う木の葉のように浮遊するのが本来の姿なのかもしれないが,日本人的感覚では、余りに心許ない。
それに、国が借金すると言われたら、消費税なくなったところで、その分貯金しそうだ。
消費税をなくすことが景気対策になるという意見は、別に山本氏が発明した意見ではなく、日本に消費税的な税金ができた頃からずっと言われてきたことだ。その是非には,それなりに根拠もある。ただ財務省としては永続的に確実に集められる税として,消費税は都合が良いのでやめたくないという本音がある。
一方消費者にとっては,税はない方がいい。と言うのが本音だが、実際にはどうであるかと言うことが問題だ。
山本氏の主張の一つは,マレーシアにある。マハティール首相が返り咲いてから,マレーシアは色々と新しい手を打っている。中国との借款問題(中国にインフラ開発を発注する問題)に待ったを掛けたりしたのは話題になったが、山本氏によると、マレーシアは消費税をやめたそうだ。そのために税収がまず半分程度減ったようだ。それに伴い旧税を復活させた。
これも山本氏がある番組で説明した内容をそのまま書くが、マレーシアが消費税をやめた代わりに復活させた旧税の一つは売上税。消費税はものを購入した人が支払う税金だが、売上税はものを作って売った人が支払う税なのだそうだ。マレーシアのことなので,これが日本で言う法人税と同じなのかどうかはよくわからないが,税率には5%から10%の幅がある。
もう一つ、マレーシアが復活させた旧税は、サービス税。ざっくりいえば、高級レストランやホテルなど、指定業者において,サービスに対する税として6%が課税される。
しかしそれでも税収は半分くらいになったという。
後は消費税をなくしたことによって、景気が良くなり,結果として税収が上がることを狙っていると言う。
山本氏は,この政策を示し,日本での消費税廃止論の指針としている。
確かにマレーシアの対策は一つの案としてはあると思うが,これもまた,別に目新しいものではない。昔からこういう話は良くあった。実は消費税導入前の日本は,だいたいこんな感じだった。高級品には税金が掛かるが,一般的な生活用品には、食品も含めて無税。後は所得の累進課税が柱だった。
だがこれが消費税に舵を切ったのには理由がある。
要するに累進課税では税収が安定して入らなくなったからだ。
累進課税には穴がある。これは金持ちからはより高い税収を取るという,一見非常に公平な税だ。
民主党時代の野田首相が何度も言っていた「分厚い中間層」が存在感が強かった時代の日本では、この税率は実は薄利多売税率でもあった。つまりそこそこの税金をちゃんと納めてくれる庶民が(中間層が)たくさんいたからだ。彼らは規範意識も強く脱税しない。そこそこ税金支払っても,みんな横並びにそこそこ幸せに暮らせるなら,日本に貢献してくれる。薄利多売という意味でも,当時の累進課税は消費税に似ていた。
一方、高額所得者の税率は高く、収入の半分くらいは税金で持って行かれる。これには不満が多かったのだが、高額所得者は一部しかいないので、声が小さかった。
だが世の中が変わった。
欧米では消費税が一般的だったこと。高額所得者の税率はもっと低くて、稼ぐ能力のある人間は金持ちになって良いのだという意識が日本でも強くなってきた。この考えはあんまり日本的でなかった。でも日本も変わったのである。ある意味公平性ではあるんだが。
高額所得者の税率が低くなっていくのと同時に、日本の中間層がだんだん崩れていく。低額所得者が増え、中間層自体の収入が減り、税収が減る。低額所得者は税金が求められないし、働き方が変わって,一つの会社に一生勤める人間が減り、収入の把握が難しくなり,自動的に税が上がらなくなっていくる。法人税は諸外国との競争のためだんだん減っていき,実際大企業は赤字だという理由で納めてくれない。
一方社会の高齢化で,福祉はどんどんお金を必要としている。とかとかとか。
まあ税金はともかくどんどん集めなければならなくなる。しかし集める経費は掛けたくない。
財務省にしてみれば,薄利多売の典型、消費税は取ってもおいしい税である。消費は誰でも行うしそのたびに細かく稼いでいくと、多額の税が手に入るからだ。
ここからわかることは、日本では従来の累進課税では税収が足りなくなり、より効率よく多額の税金を集められる消費税に舵を切ったのだ。
という事は,消費税である事の理由は、「多額の税を確実に集められるシステム」である事が重要だ。
さて,では消費税はなくして、この多額に税を確実に集められるシステムは可能なのかと言うことだ。
マレーシアはできると思って舵を切った。
それにはいくつかわかり安い理由がある。
マレーシアは発展途上国だ。少子高齢化社会ではない。日本と違い外国人の流入も多い。つまり労働人口が多い社会だ。
貧富の差も激しい(日本の非ではない)
これらが示すところは,ともかく伸びしろの多い社会だと言うことだ。
消費を喚起し、経済を大きくして税収を増やすという考えは,こうした途上の国にこそ正しい。
日本がかつて累進課税でうまくいっていた時代と同じだ。あの頃日本は少子化でもなく,高齢化でもなく、そこそこ稼げる庶民が多く、低所得者でも頑張れば,中間層に上がれる余地が十分にあり、人口もどんどん増え、産業も増えていた。世界も景気が良かったので,どんどん海外にものを売って稼げた。
かつてに日本、現在のマレーシアのような国家には、庶民の税金をさげ、その分消費してもらい、気持ちの上でも上向いてもらえば、国そのものが発展する。
世界の情勢が厳しいのは大変だと思うが、今のマレーシアなら,ともかく前に進むことを考える方が良いと思う。
だがこれが今の少子高齢化、労働力不足、そもそも人口も経済も縮小傾向にある日本に適用できるのか。
山本氏の言う経済拡大が,アベノミクスとどう違うのか,よくわからない。本人は全然違うというのだが、よくわからないのだ。
アベノミクスは,法人税を下げ、消費税も据え置きしていた。稼げるところが稼げば,トリクルダウンで,富は分配されると言っていた。がそうはならず、大企業は内部留保して、お金を貯め込んだ。従業員の給料が上がらなければ,消費税が低く抑えても,消費は冷え込む。
数値的には日本の経済は上向いたのだが、それは高額所得、大企業の一部のみの話で、数字のマジックだった。庶民的に生活はだんだん苦しくなった。物価が上がれば上がるだけ,生活は苦しくなった。
山本氏は、消費税をなくすというのだから,その点では,今苦しい人たちに余裕を与える事になる。この人達に消費をしてもらうと言う点では、景気浮揚という意味で、薄利多売方式だ。本当は給料が上がった方が良いのだが,なかなかそうならないので,せめて消費税分実質的給料を上げようと言うことか。
だが,これで税収が下がってしまったとき、現在の日本で兆単位税収がなくなるわけだが、では福祉事業はどうなるのか。現状でも福祉は足りていない。さらにこれから老人が増えれば福祉は増えていく。例えば老人福祉は、お金が多少豊かになったからと言って、福祉が減るわけではない。老人に必要な福祉は,身体の衰えを補う事だから、税金に関係なく必ず必要になる。家計が良くなれば、その分福祉を頼むことになる。介護保険は現在でもかなり税金がつぎ込まれている。その分を誰が,どうやって負担するのか。
子供に対する福祉も、ようやくできはじめたが,財源がどこから持ってくるのか。消費税によってまかなわれているのではないのか。
実は山本氏の主張では,足りない分は国債の発行による借金だそうだ。
日本人なら,これ以上の借金が危険だと考える人は多いだろう。だが山本氏は、日本はハイパーインフレやデフォルトが起こるような状況にはないという。本当は借金はたいしたことがない。だから借金で福祉をまかない、消費税を減らすという。確かに庶民の側からは支出が減るだけだから歓迎だが、日本がデフォルトすると,全ての福祉が滞るから,本当に借金は大丈夫なのかとやっぱり思う。
その番組で、山本氏が借金がたいしたことがないという証拠としてあげたのが,財務省のHPだった。
かつて、日本の国債の格付けが下がったことがあり、(だいぶ前だよね)そのとき日本は抗議した。その内容が載っているそうだ。そこには,日本がデフォルトにならない、日本の借金はたいしたことないと言う話が1行ぐらい載っている。
山本氏の証拠はそれだけだった。
確かに財務省の発言ではあるが、その1行で納得しろと言われても無理だ。同じ財務省がデフォルトを心配して税収を上げている。そこにはそれなりの理由が挙げられている。せめて,かつての1行と現在の財務省の主張の齟齬を,財務省に問いただした答えとか、それに対する具体的な検証、経済学的な証明などぐらいはつけてほしかった。HP1行見せられても全然響かない。
山本氏の発言にはそういう側面が多い。
人を巻き込む話術はあるのだが,具体的で,客観的な証明がない。そういう小難しいことは票集めに良くないのか,そういう検証は全部すっ飛ばしている。
昔仕事で詐欺事件を扱ったことがあって、詐欺師が客に見せた勧誘ビデオのコピーをしたことがある。コピーするから見たんだが、まあ内容が薄かった。示されるベン図もすかすかで、塗り絵みたいだった。良くこれで騙されたなと思う内容だったが、実は優れたプレゼンができると言う評判のコンサルとか発言は,全部この詐欺ビデオと同じ形式、同じ臭いがする。つまり人の心を引くプレゼンとは、詐欺師の語り技術だったというわけだ。
この辺全く同じなので,どっちが正しくて,どっちが詐欺か見極めるのが困るところだが、共通されるのは,中身が薄いことだ。それは成功したら良い演説だ、失敗したら糞だ。そう思わせる内容だった。
山本氏の演説はまだその域にしかない。きわめて政治家的ともいえる。ただ最近の,特に自民党の議員はすごく怠けていて、人を引き込む演説すらできない。首相すらあの演説の下手さにがっかりする。詐欺師ぐらいの演説ができなくて何が政治家だと思うが、その点山本氏は努力しているとはいえる。
ただ、そこまでの話で、そこから先をどうするのか。
日本の借金がたいしたことがないというのは、別に山本氏でなくてもいろんな意見がある。海外における不動産や金融資産などを集めると,日本の借金は,収入、資産より少ないという説は多い。つまり日本には借金はないという主張だ。
だが,これには裏がある。
日本の中に現金として(普通預金とか定期預金とか,そういう確実な金融資産)として借金と同じ額の現金があれば、確かにたいした借金ではないという話にはなる。これはよく言われる「国債を買っているのはほとんどが日本人」という主張に重なる。日本人の資産は,庶民の金融資産(銀行の普通預金、定期預金とか)を集めると,ちゃんと国債の発行額とバランスが取れているというのだ。まあ、なんとなくこの話を聞くと,みんな日本人だから返さなくても良いよね。と言ってるように聞こえるのは私だけだろうか。
外国人投資家に売られる国債は,そうはいかない。返せないと本当にデフォルトする。
これに対しては、日本の資産はたくさんあるから大丈夫なんだろうが、実は,この資産がどこにあるかは重要だ。もし国債の償還、現金化が集中した場合、取り付けが起こった場合、その原因がどこにあるかが問題である。例えば単に日本国内の経済状態だけが問題なら、海外にある資産価値は必ずしも下がっていない。金融資産であれ、不動産であれ同じだ。
しかしその原因が海外にあったとき、その状況によっては海外資産が使えなくなる可能性もある。一番わかり安いのが戦争だ。戦争が起こったら、海外資産を預けてある海外の銀行が出金と停止したり,つぶれたりするかもしれない。資産がなくなったり,回収できなくなったりするかもしれない。不動産に至っては価値の下落があるかもしれない。
つまり手元にある現金以外は常に流動的だ。
それに日本はグローバル社会だ。海外とつながらずに生きられない。海外の景気が日本の景気に関連する。そう考えると、海外資産は決して鉄板の資産とはいえないのではないかと思う。もしもの時に現金化するのでは、間に合わないと言うことだ。
だからこそ,借金は減らしておいた方が良い。全ての資産がダメになるわけではないのだろうし,突然大きな戦争が起こるわけでもないだろうから、ある程度の時間的余裕はあるだろう。だが、急場をしのぐためには、それに耐える程度の借金でとどめておいた方が良い。ぎりぎりまで借りてはいけないのだ。
政治家は言いたこと言って失敗したらやめれば良い。
だが振り回される国民はそうはいかない。日本人をやめるわけにも行かない。
そう考えるとやはり慎重になる。アベノミクスで痛い目を見た日本人は、山本氏の甘言に易々と乗るだろうか。
福祉を充実させたいという主張は大きな政府につながる。大きな政府はたくさんの税金を必要とする。一方安倍政権のように、小さい政府を求め、経済成長で経済回復を狙うには、税収は少なくて言い。
これがおおむねのセオリーなのだが、自民党は従来から、小さい政府を標榜する経済重視、自由経済を標榜しながら,大きい政府を求めた。と言う変わった方向性だった。そして福祉を充実しようとしてきた。それは矛盾なのだが、(ご都合主義なのだが)山本氏も不思議な主張をしている。
れいわは、2人の参議院議員を出した。ご存じのように重度の障害を抱えた議員を送り出し,これによって国会も社会の目も買えようとしている。つまり福祉重視を考えていると思われる。(単に福祉を与えるだけでなく,障害者の権利を守り,社会参加の道を開くというのも含まれる)そのために税制がいる。大きな政府がいる。でも,税収は下げようとする。経済浮揚をはかろうとする。しかしその隙間は借金で埋めようとする。借金はマイナスだ。景気浮揚はプラスだ。つまりいくら景気が良くなってプラスになっても,同じだけ借金したら経済成長は形だけだ。数字のマジックだ。
まあ社会は微妙なバランスの上に、まるで海の上を漂う木の葉のように浮遊するのが本来の姿なのかもしれないが,日本人的感覚では、余りに心許ない。
それに、国が借金すると言われたら、消費税なくなったところで、その分貯金しそうだ。
2018年05月04日
いい加減な弁護士回答の話。
最近、親戚の相続手続きを手伝うことになり、色々やっていた。興味があったので、相続について、弁護士が無料相談してくれるサイトに登録して、そこにある相続に関する相談などを見ていて、ちょっと驚かされた。
被相続人(父)の死後、残された比較的小さな土地と家の相続についての質問があった。
娘(姉)息子(弟)の2人が相続人で、弟は家族がいるが、姉は独身。
既に兄弟間では話がついており、家は2人の共同所有。土地は姉のみで相続する事になっているらしい。
その登記をいつするかという質問。
当然だが登記するには登録免許税もかかる。相続税がかからないほどの土地でも、おそらく免許税はそれなりの額になる。それは相続する土地と建物の固定資産税のための固定資産評価額の総額の1000分の4であると決まっているから。
さてこの登記に対して、質問者は相続登記が義務ではないと言う事から、登記は後でもいい。ほったらかしておいてもいいと思っていたようだ。
相談を受けた数人の弁護士は、登記の義務がない事を答え、急ぐ必要はないという人の方が多かった。中には「急いては事をし損じる」とまで書いた人がいた。既に相続人である弟とは話がついていると書いてあるし、相談者(姉)が登記することだけが残っている状態だと思うが、相続税が発生しないことで、相続に関する届けも必要ないし、登記も放っておいてもいいという流れになっていた。
何かしら家族と相談する必要があるなら別だし、今登録免許税が払えない事情があるなら別だが、どれでもないなら、さっさと登記すべきである。
実は相続登記をしない人は多い。義務ではないからだ。
困るのは登記をしない状況が何年も続き、それこそ10年も20年もたってから慌てて登記するケースが多い事だ。こうなってくると、相続した子供が死んで、さらにその後の世代になって、遡って登記しなければならないような状況がある。
こうした時に困るのは、果たしてその土地が本当に自分の土地であるとどうやって証明するか、わからなくなるときがあると言う事だ。
親が死んで直後であれば、(その親がちゃんと所有者として登記されているなら)まず親が死んだ時点で、親の土地に対する権利はなくなる。だが、相続人は決まっているので、粛々と手続きすれば、無事に相続人の名義に変更できる(相続登記できる)このとき、法務局にはまだ死んだ父親の登記の記録が残っているから、相続人(子供)は被相続人(父)と自分の関係を証明する戸籍をそろえてあれば難なく相続登記できる。
ところが、これが時間がたってしまうと厄介になる。
親が死んで長時間がたつと、法務局に資料がなくなってしまうときがある。
親がその土地の持ち主であったと言う記録がなくなっているのである。
親が土地を所有していた証拠として、権利書を上げる人がいるかもしれないが、実は親が死んだ時点で、親の名義の権利書は無効になる。法的には効力を失う。
法務局側に資料がきちんと残っていればいいのだが、時間がたちすぎて資料がなくなっていた場合、無効になった権利書が意味を成すかどうかは微妙だ。それでも効力を失った権利書を持ってきて「確かに父はここを所有していた」と主張する人が時々いるそうだ。
まあ、相続人であることの証明(戸籍等)するために、効力を失った権利書など持って行って訴えれば、どうにかなるかもしれないが、面倒なことは確かだ。
また人によってはその権利書さえ紛失してしまっているときもある。こうした時どうやって証明するのか。
謄本上に載っている記録だけで片がつけば良いのだが、私が法務局で聞いた限りでは、時間がたつと資料がなくなってしまうので、難しくなるときもあると言う話だった。
例えば、謄本上土地に何らかの問題が生じている場合もある。譲渡担保によって仮登記などがかかっていると、所有権の移転(相続登記)はできるが、人に売ることは難しくなる。もし仮登記を持っている人が一言申請すれば、その後に起こった全ての所有権移転(相続も売買も全て)無効になってしまうからだ。そんな土地を買う人はまずいない
仮登記は仮登記をかけた本人が死んだら、その相続人に権利が受け継がれる。仮登記にも権利書がある。権利書は権利を持っている人が死ねば無効になるが、それは相続の話と同じで、その権利書を持ってきて主張して、求められれば、本登記にする事もできる。
仮登記は、それがかかった経緯があり、その経緯がちゃんと解消されていないと外せない。しかしもしその経緯が解消されていたとしても(借金が原因だとして、借金を返していたとしても)実際に仮登記を外す抹消登記が行われていないと仮登記は生き続ける。
既にお金は返したし、実際にお金を借りた(仮登記をかけた)人がもう死んでいるのに、抹消していなかったために、仮登記をかけた人の子供が、本登記を求めてきたら、負けるのである。
こうしたトラブルを避けるためには、どうしたらいいかと言えば、ともかく登記を変更するような事態が起こったら、それが相続で荒れ何であれ、わかったらすぐに手続きすることだ。
物事が動いたそのときには様々な資料が法務局に残っているし、それを実際に動かした人物が生きているし、その人が権利書などを持っているときもある。またもし権利書がなくても、当人が生きていれば承諾書という形で、登記を外してもらう承諾を得ることもできる。
ともかくすぐに行えばトラブルは避けられる場合が多い。
これが何年も何十年もたってしまうと、取り返すがつかなくなるときもある。
相続登記は確かに慌てなくてもいい。義務ではない。しかし待てるのはせいぜい数ヶ月。
1年も延ばすのは良くない。
相続税関係で調査や検討が必要だとしても、相続税を支払う期限は10ヶ月である。それを過ぎてまで、相続登記を待つ必要はない。待ってはいけない。
弁護士は司法書士ではないから、相続登記も専門ではない。法的に正しくても、実務上不都合なことは多い。やはり事由が生じたら速やかに手続きするのが良い。
なお相続登記は難しくないから、自分でやった方が安上がりだ。
ネットで調べても出てくるし、申請書の雛形もでている。だが、法務局で法律相談の予約を取れば、結構親切に教えてくれて、雛形も作ってくれる。後はそれに従って書類を書いて、再度提出する。このときももう一度相談を行えば、最後の仕上げまでやってくれる。
相続登記は司法書士に頼むと何十万円もかかる。自分でやれば登録免許税+αぐらいだ。仕事休んでまで行くなら、司法書士を頼んでもいいが、時間があるなら自分でやった方がいいと思う。
被相続人(父)の死後、残された比較的小さな土地と家の相続についての質問があった。
娘(姉)息子(弟)の2人が相続人で、弟は家族がいるが、姉は独身。
既に兄弟間では話がついており、家は2人の共同所有。土地は姉のみで相続する事になっているらしい。
その登記をいつするかという質問。
当然だが登記するには登録免許税もかかる。相続税がかからないほどの土地でも、おそらく免許税はそれなりの額になる。それは相続する土地と建物の固定資産税のための固定資産評価額の総額の1000分の4であると決まっているから。
さてこの登記に対して、質問者は相続登記が義務ではないと言う事から、登記は後でもいい。ほったらかしておいてもいいと思っていたようだ。
相談を受けた数人の弁護士は、登記の義務がない事を答え、急ぐ必要はないという人の方が多かった。中には「急いては事をし損じる」とまで書いた人がいた。既に相続人である弟とは話がついていると書いてあるし、相談者(姉)が登記することだけが残っている状態だと思うが、相続税が発生しないことで、相続に関する届けも必要ないし、登記も放っておいてもいいという流れになっていた。
何かしら家族と相談する必要があるなら別だし、今登録免許税が払えない事情があるなら別だが、どれでもないなら、さっさと登記すべきである。
実は相続登記をしない人は多い。義務ではないからだ。
困るのは登記をしない状況が何年も続き、それこそ10年も20年もたってから慌てて登記するケースが多い事だ。こうなってくると、相続した子供が死んで、さらにその後の世代になって、遡って登記しなければならないような状況がある。
こうした時に困るのは、果たしてその土地が本当に自分の土地であるとどうやって証明するか、わからなくなるときがあると言う事だ。
親が死んで直後であれば、(その親がちゃんと所有者として登記されているなら)まず親が死んだ時点で、親の土地に対する権利はなくなる。だが、相続人は決まっているので、粛々と手続きすれば、無事に相続人の名義に変更できる(相続登記できる)このとき、法務局にはまだ死んだ父親の登記の記録が残っているから、相続人(子供)は被相続人(父)と自分の関係を証明する戸籍をそろえてあれば難なく相続登記できる。
ところが、これが時間がたってしまうと厄介になる。
親が死んで長時間がたつと、法務局に資料がなくなってしまうときがある。
親がその土地の持ち主であったと言う記録がなくなっているのである。
親が土地を所有していた証拠として、権利書を上げる人がいるかもしれないが、実は親が死んだ時点で、親の名義の権利書は無効になる。法的には効力を失う。
法務局側に資料がきちんと残っていればいいのだが、時間がたちすぎて資料がなくなっていた場合、無効になった権利書が意味を成すかどうかは微妙だ。それでも効力を失った権利書を持ってきて「確かに父はここを所有していた」と主張する人が時々いるそうだ。
まあ、相続人であることの証明(戸籍等)するために、効力を失った権利書など持って行って訴えれば、どうにかなるかもしれないが、面倒なことは確かだ。
また人によってはその権利書さえ紛失してしまっているときもある。こうした時どうやって証明するのか。
謄本上に載っている記録だけで片がつけば良いのだが、私が法務局で聞いた限りでは、時間がたつと資料がなくなってしまうので、難しくなるときもあると言う話だった。
例えば、謄本上土地に何らかの問題が生じている場合もある。譲渡担保によって仮登記などがかかっていると、所有権の移転(相続登記)はできるが、人に売ることは難しくなる。もし仮登記を持っている人が一言申請すれば、その後に起こった全ての所有権移転(相続も売買も全て)無効になってしまうからだ。そんな土地を買う人はまずいない
仮登記は仮登記をかけた本人が死んだら、その相続人に権利が受け継がれる。仮登記にも権利書がある。権利書は権利を持っている人が死ねば無効になるが、それは相続の話と同じで、その権利書を持ってきて主張して、求められれば、本登記にする事もできる。
仮登記は、それがかかった経緯があり、その経緯がちゃんと解消されていないと外せない。しかしもしその経緯が解消されていたとしても(借金が原因だとして、借金を返していたとしても)実際に仮登記を外す抹消登記が行われていないと仮登記は生き続ける。
既にお金は返したし、実際にお金を借りた(仮登記をかけた)人がもう死んでいるのに、抹消していなかったために、仮登記をかけた人の子供が、本登記を求めてきたら、負けるのである。
こうしたトラブルを避けるためには、どうしたらいいかと言えば、ともかく登記を変更するような事態が起こったら、それが相続で荒れ何であれ、わかったらすぐに手続きすることだ。
物事が動いたそのときには様々な資料が法務局に残っているし、それを実際に動かした人物が生きているし、その人が権利書などを持っているときもある。またもし権利書がなくても、当人が生きていれば承諾書という形で、登記を外してもらう承諾を得ることもできる。
ともかくすぐに行えばトラブルは避けられる場合が多い。
これが何年も何十年もたってしまうと、取り返すがつかなくなるときもある。
相続登記は確かに慌てなくてもいい。義務ではない。しかし待てるのはせいぜい数ヶ月。
1年も延ばすのは良くない。
相続税関係で調査や検討が必要だとしても、相続税を支払う期限は10ヶ月である。それを過ぎてまで、相続登記を待つ必要はない。待ってはいけない。
弁護士は司法書士ではないから、相続登記も専門ではない。法的に正しくても、実務上不都合なことは多い。やはり事由が生じたら速やかに手続きするのが良い。
なお相続登記は難しくないから、自分でやった方が安上がりだ。
ネットで調べても出てくるし、申請書の雛形もでている。だが、法務局で法律相談の予約を取れば、結構親切に教えてくれて、雛形も作ってくれる。後はそれに従って書類を書いて、再度提出する。このときももう一度相談を行えば、最後の仕上げまでやってくれる。
相続登記は司法書士に頼むと何十万円もかかる。自分でやれば登録免許税+αぐらいだ。仕事休んでまで行くなら、司法書士を頼んでもいいが、時間があるなら自分でやった方がいいと思う。
2017年04月30日
NEC LAVIE Tab E TE507/FAW のマニュアル。
NEC LAVIE Tab E TE507/FAW は、2016年下旬に発売されたNECの7型タブレット。低価格に加えて、NECより発売されたことで、安価な中華パットのには手が出なかったユーザーにはちょっと気になる商品となっている。
タブレットに関しては、やはりIpadが人気が高く、スペック、安定性、耐久性に加えてapple careによるアフターケアに関してもダントツといえ、さらに世界的なシェアを背景にアクセサリーも豊富という利点があるが、本体価格が高く、さらにapple care を加えると最も小型のタブレットIpad mini4 では5万円を超える。
一方、安価で高スペックのAndroidタブレットは、有名どころでも数種類存在するが、前述のように、故障が多く、アフターケアも不十分。量販店でもクレームが多いらしい。
こうした中にあって、NECタブレットは、日本大手メーカーの販売によるアフターケアの安心感と、品質への期待を持つ顧客が多いようだ。量販店でも、apple以外では、比較的クレームは少ない商品として認識される向きもあるようだ。
但し、NECは数年前からLenovoグループ化しており、過去においては、Lenovo発売のタブレットと全く同じ商品を、名前を変えてNECブランドとして、価格を引き上げて発売した経緯もある。実際、このTE507/FAWも、中身はLenovoと考えていいと思っている。ただ、国内においての修理はすべてNECが担当しており、購入後1年は使い方サポートも電話で受け付けている。
<総括>
2016年下旬にNECから発売されたタブレットは、TE507/FAWと上位機種となるTS508 /FAMがある。双方ともに実際に使って見た感想は、Ipadに匹敵する高スペックでありながら、故障が多く、不安定感は否めないということである。アフターケアは確かにNECと言うブランドイメージ通りの安心感はあるが、同時に、必要な出費も求められる。ほとんどの量販店で満足な長期保証が求められなくなっている現在、充分なアフターケアを得るためには、NECより長期保証を購入する必要があるが、タブレット専用の長期保証は、メーカー保証の延長でも5000円。(水濡れ、破損などの自損事故には非対応)本体価格に比べて割高となっている。
従って、購入時には割り切った選択が必要かと思われる。
使用目的を吟味し、必要最小限度の使用法に特化し、過剰な期待はしないことだ。
使い方にもコツがあるため、それに対応する必要があり、それを踏まえた上で、購入の選択をした方が良い。
ちなみに、TE507はNECダイレクトでも17800円に値下げされている(本体のみ)が、TS508は28800円。スペック、安定性の問題を考えると、低価格に抑えた方が、満足感があると思う。
<NEC Lavie TE 507/FAW とは>
概要
@NECから2016年下旬に発売された7型タブレット。
AOS は、Android6.0
B液晶は1280×720ドットだが、数値以上にきれいで鮮明。上位機種のTS 508/FAMと比べても遜色はない。
C携帯性が高い。軽い。255g。大きめの携帯ゲーム機ぐらいなので、電車の中で取り出して使うのもやりやすい。片手で持っても疲れない。
D安い。2017年4月現在、NECがまた値下げしたので、NECダイレクトでも17800円
Eタブレット入門機として紹介されることが多い。
<マニュアルなしの問題>
apple機は、はマニュアルを同梱しないことで有名だが、その基本は直感的に使える構成である。Androidタブレットもまた、同様の売り方をするが、apple(IOS)に比べて煩雑性と、不安定感が伴っている。Androidの特徴として、それを使用するメーカーによって手を加えられているため、同じAndroid機でもメーカーが違えばOSも微妙に違ってくるということがある。Android機であるNexusシリーズでできることが、このNECタブレットではできない。などと言うことが普通に起きる。
TE 507 /FAW、TS 508/FAM 共に、発売後時間がたっていないこと、使用者がappleほど多数ではないことから、ネット上の情報も限りがある。さらにNECのサポート
(121ware.com)でも、情報が足りないのが現実。使い方に関しては独自でまなんでいくしかない面がある。
<究極な修理法は初期化>
このタブレットでよく起こる故障のほとんどは、OSもしくはアプリ依存である。従って、究極の修理は再起動と初期化となる。(それで無理な場合はハードの故障なので、修理となる)
しかし初期化すると、データ、プレインストール以外のアプリ、設定が消えて、出荷時の状態に戻るため、その復旧について考える必要がある。TE 507 /FAW、TS 508/FAM共に、この初期化を要する状況がよく起こると覚悟した方がいいので、復旧を迅速、且つ手軽に行えるように準備する必要がある。
<クラウドに保存する>
TE 507 /FAWとTS 508/FAMには、設定→バックアップとリセット において、自動バックアップを設定することができる。自動的に内部の情報をバックアップしてくれるシステムだが、バックアップ先はNECから提供されるクラウドである。
問題点は、
@TE 507 /FAWとTS 508/FAMはWi-Fiしかないので、通信環境のない場所では、クラウドからのリストアができない。
Aクラウドに保存することにセキュリティーの問題を感じる情報ならできない。
<SDに保存>
TE 507 /FAWとTS 508/FAMは、microSDが使える。データであれば、SDへの保存が可能だ。しかしアプリは限られたものしか保存できず、リストアには使えない。
なおフォーマットの方法によって、使い方が変わってくる。
フォーマットには内部ストレージと外部ストレージがあり、microSDを挿入すると、自動的にフォーマットの選択画面が現れ、選択するとフォーマットされる。
〜内部ストレージ〜
@内部ストレージ化とは
@ SDの内部ストレージ化は、タブレットの独自フォーマットであり、microSDはタブレット内でしか読み書きできなくなるのが基本。
A microSDを挿入したままでタブレットをUSB接続した場合、パソコンはタブレットを外部機器として認識する。その内部は、内部ストレージのみで、microSDは本体の一部として見なされる。
B 内部ストレージ化したmicroSDを取り出し、カードリーダーでパソコンにつなぐと、内部のフォルダーまでは見られるが、開けるファイルと開けないファイルに別れる。おそらくパソコンからコピペしたファイルは開くことができるが、タブレット独自に作ったファイル(画像、文書等々)は開くことができない。
A内部ストレージ化したmicroSDの使用上の注意。
@ 内部ストレージ化すると、一部のアプリをSDで保存できる。但し、アプリ側がこのフォーマットに対応している場合のみで、できるかどうかはやってみるまでわからない。 保存できないとわかっているアプリ
プレインストールのアプリは保存できない。
日本語入力ソフト(ATOKなど)
壁紙ソフト
A データはすべて保存できる。
B 本体からSDへデータを移行できるが、個別選択は不可、一括移行のみ。
C SD内でのファイル移動は、個別選択でできる。
D 内部ストレージ化したSDを一度取り出し、再び戻しても問題なく使える。
E 本体からSDへ一括でデータを移動(もともと本体内に作られている、ファイルの種類別のフォルダー群がまとめてSDに移動)すると、その後は、本体で作られたファイルは、自動的にSDのフォルダーに保存されるようになる。
F アプリに関しては、個別に移動する。できるものとできないものがある。
BmicroSDの内部ストレージ化のやり方
@ フォーマット(初めて使うとき)
microSDを本体に挿入すると、自動的にフォーマット画面が立ち上がり、外部ストレージか内部ストレージ化を選択する画面が現れる。内部を選択すると、後は自動でフォーマットされる。
A フォーマット(一度フォーマットしたSDを再度フォーマットする)
設定→ストレージとUSB→SDカード→右肩のメニュー(:)→設定
選択肢「取り出し」「フォーマット」「内部ストレージとしてフォーマット」が表示
「内部ストレージとしてフォーマット」を選択
B 本体から(内部ストレージ化した)SDへのデータ移行(本体→SD)
設定→ストレージとUSB→SDカード→右肩メニュー→データ移行
データ移動の画面に代わり、右下の移動をタップすると移動が始まる。
本体内にもともと作られているデータの種類別のフォルダー群全体が一括で移動する。 移動以降は、本体で作られたデータは、自動的にSD内のそれぞれのフォルダーに記録される用になる。
なお、この状態でもアプリは本体に残る。
C SD内のファイルをSD内の別のフォルダーに移動する。(SD→SD)
前提として、データは本体からすべてSDに移行しているものとする。
設定→ストレージとUSB→SDカード→エクスプローラ
移動したいファイル項目を長タッチ。(リスト表示なら項目の色が変わる。スレッド表示なら、✓マークがつく)
左肩に 1件選択済み と表示が出る。
右肩メニューを→コピー
左肩メニュー→左から画面が現れ、選択肢が出る。その中から内部ストレージを選択(内部ストレージ化の場合、SDは本体ストレージの一部と見なされ、SDと言う表示は出ない。)
SD内のエクスプローラが表示され、任意のフォルダーを選択、右下コピーをタップ。
ファイルは任意のフォルダーに移動する。
D 本体内のアプリをSDに移動する
設定→ストレージとUSB→内部ストレージ→アプリ
アプリ一覧が出たら、移動したいアプリをタップ
アプリ情報が表示される。この一番上に緑地に白抜きで「変更」の表示があれば、移動可能。なければ移動はできない。
「変更」の右側には、現在そのアプリがあるストレージが表示される(内部ストレージもしくはSDの表示がある)
「変更」をタップ→移動先のストレージを選択する(SD選択)。アプリが移動する。
E リストアに関する問題点
本体を初期化した場合、その後初めて内部ストレージ化したSDを挿入すると,再セットアップを求められる。これはスキップすることができないので、この時点でSD内のデータ及びアプリは消える。従って,内部ストレージ化したSDはバックアップには使えない。
ちなみに、事前にSDの内容をパソコンにコピーしようとしても,前述のごとくそれは無理である。
〜外部ストレージ〜
@外部ストレージ化とは
(@)SDの外部ストレージ化は、一般のSD同様、タブレット以外の機器(パソコン等)などでも読める、共通のフォーマットとなる。
(A)microSDを挿入したままで、パソコンとUSB接続した場合、パソコンはタブレットを外部機器として認識するが、その内部は、内部ストレージ(本体)とSDの2つに別れている。
(B)外部ストレージ化したmicroSDを取り出し、カードリーダでパソコンとつなぐと、内部をすべて読み込むことができ,編集も行える。この形で,パソコンから直接ファイルをコピペして、タブレットに戻し、タブレットに読み込むことも可能。
A外部ストレージかしたmicroSDの使用上の注意
(@)外部ストレージ化したSDにはアプリを保存することはできない。
(A)データはすべて保存できる。
(B)本体からSDへのデータ移行するには、コピー&ペーストが可能。個別選択が基本であるが、複数のフォルダーを一度にコピーすることも可能。
(C)SD内でのファイル移動も、個別選択でき、複数のフォルダーを一度にコピーもできる。
(D)外部ストレージかしたSDは、タブレットを出し入れ自由。
(E)作られたファイルが,本体内に記録されるか、SD内に記録されるかは,ファイルが作られるアプリの設定による。例えば、カメラ撮影による画像は、カメラアプリの設定により,保存先を本体かを指定でき、その後は指定した側に保存されていく。また、保存する際に任意の場所を保存場所に選べるアプリであれば、自分で保存場所を決められる。
(F)逆に保存場所を任意で決められないアプリの場合は、いったん保存してから、そのファイルを見つけ、その後任意の場所にコピーして移動することも可能である。が、これをした場合、次にアプリを開いたときにそのファイルを開くことができない(アプリがファイルのあり場所を探せない)場合もあり得る。この方法は,コピーをSDに残し,バックアップとして利用するのに適している。
(G)アプリによっては,どこに保存しているかわからないもの、開くことができないものもある。いくつか例を挙げると、
設定→ストレージとUSB→内部ストレージ→エクスプローラー で、
Android→data アプリが保存されているフォルダー。ファイル名の最後にアプリの名前が入っている。クリックするとデータファイルが見られるものもあるが、開けないものもある。ここのファイルを傷つけてしまうと,アプリが機能しなくなる。
Download downloadしたアプリやデータが入る 「ダウンロード」と言う緑に↓マークのアプリからも診ることができる。
Pictures Screenshotsにスクリーンショットが入る。
DCIM カメラで保存先が本体に指定してあれば、写した写真はここに入る。もし保存先がSDであれば、SD内に同名のフォルダーがあるのでそちらに入る。
Music ダウンロードした音楽はここに入る。
media 動画ファイルがここに入る。音楽ファイルもこちらに入るときもある。
Alarms アラーム音の音楽ファイルが保存されている。
Notifications 通知音の音楽ファイルが保存されている。
などとなっている。
BmicroSDの外部ストレージ化のやり方
(@)フォーマット(初めて行うとき)
microSDを本体に挿入すると,自動的にフォーマット画面が立ち上がる。外部ストレージか内部ストレージ化を選択する画面で、外部ストレージを選択、後は自動でフォーマット。
(A)一度フォーマットしたmicroSDを再度フォーマットする場合
設定→ストレージとUSB→SDカード→右肩のメニュー(:)→設定
選択肢「取り出し」「フォーマット」「内部ストレージとしてフォーマット」が表示
「フォーマット」を選択。外部フォーマット化の画面が現れる。右下の「消去してフォーマット」という赤い部分をタップ
フォーマットすると、SD内のデータはすべて消去されるので注意。
(B)本体から、外部ストレージ化したSDへのデータ移行(本体→SD)
設定→ストレージとUSB→エクスプローラ
フォルダー一覧から任意のファイルを特定し、長押しする。リスト表示なら色が変わり、グリッド表示なら✓マークがつく
このとき複数のファイル、フォルダーごとのコピー、複数のフォルダーごとコピーも可能。
左肩のメニュー→SDカード→コピーしたいフォルダー→右下「キャンセル」「コピー」の「コピー」をタップ
同時に画面はファイルが元あった場所(本体)に戻る。確認のためには、一度ストレージとUSBに戻り、そこからSDカードのコピーしたフォルダーに移動して確認する。
(C)SD内のファイルをSD内で移動(SD→SD)
方法は(B)と同じ。コピー先選択の際、SDを選んで任意のフォルダーを開いて,コピーする。
本体内のファイルを本体内に移動する(本体→本体)も方法は同じ。
(D)外部ストレージ化したmicroSDには、アプリは移動できない。
<OSもしくはアプリ依存の不具合を直す>
この機種で、OSもしくはアプリ依存の不具合が起きた場合は、まず再起動、そして初期化という方法がある。
@再起動
電源スイッチの長押し→「電源を切る」「再起動」機内モード」「マナーモード」の選択肢が出る。これで「再起動」を選択。
もしくは「電源を切る」を選択肢、しばらくしてから再度電源をONにしても良い。
これによって再起動後に不具合が直る場合がある。
A初期化の方法
再起動で直らない場合は,初期化の方法がある。初期化及びリストアの方法を示す。
設定→バックアップとリセット→データーの初期化。
(@) 初期化は本体のみ、データはバックアップが必要。
(A) 自動バックアップシステムもあり、日頃から自動でバックアップを残すこともできるが、残すのはNEC提供のクラウドになる。
(B) パソコンにつないで(パソコンは本機を外部ストレージとして認識)バックアップも可能。パソコンには、付属のmicroUSBでつなぐか、メールなどで送る方法がある。
C データは外部ストレージ化したmicroSDを入れておけば、そこにバックアップも可能。外部ストレージのSDであれば、本体を初期化しても初期化されない。
なお、内部ストレージのSDは,本体初期化後にセットアップを求められ,これはスキップできないので、セットアップで内部のデーターが初期化されてしまう。従ってデータのバックアップには使えない。
D 基本、アプリは初期化後に、ネットからインストールするしかなかない。アプリをバックアップすることは不可。
タブレットと同じアカウントでパソコン側でアンドロイドアプリをダウンロードしても、自動的に使用する端末の一覧が出て、そこからの選択となる。但し選択肢にパソコンはなし。端末を選択してインストールすると、自動的に端末側にインストールされる。
(E) 唯一ウイルスバスターはmicroSDにバックアップが可能。
普通GooglePlayにアクセスできない状態ならば、ネット接続ができないわけで、バスターを入れる必要もない。したがって、ネット環境が整ってから,バスターをインストールしても間に合う。しかし,ネット接続不可で、バスターが必要な場合があったら、以下の方法でもできる場合がある。
a:今回ウイルスバスターは、1つのライセンスで,3台まで使用可能な商品を使用。そのうち1つのアカウントをタブレットに振り分けた。
b:通常直接GooglePlayでモバイル用のウイルスバスターをダウンロードし、認証をすれば使用できるようになるが、今回は、一度ネットからパソコンにモバイル用のバスターをダウンロードする。
c:ダウンロードしたバスターを、USB接続で、外部ストレージ化したSDの人にの場所にコピーしておく。
d:SDにコピーしたバスターを起動する。このとき「提供元不明アプリのインストールをブロックする」警告が出た場合は、設定→セキュリティー→、提供元不明のアプリ
の項目をオフにする(この項目は普段はオンにした方が安全)
e :SDからバスターをインストールしたら、後はGooglePlayからのインストールと同様に設定を行う。
(F) Kindleなどは、ダウンロードした本のデーターは、外部ストレージ化SDでもコピーできるが、Kindleアプリそのものに,ネットからインストールしたデータ以外のデータを開く機能がないので、SDのデータを開くことはできない。
B本体初期化とリストア手順
(@) 設定→バックアップとリセット→データの初期化→(画面下)タブレットをリセット
・Googleアカウント
・システムやアプリのデータと設定
・ダウンロードしたアプリ
以上が初期化される。アプリ以外をバックアップ。アプリは初期化後にネットからダウンロードする。
(A) リストアの手順
a:起動後設定はスキップしてホーム画面に進む。
b:設定→アカウント→アカウントの追加 選択肢から本機で使用しているアカウントを再設定する。アカウントがGoogleであれば,Googleを選択。
c:ウィザードに従いアカウントのGoogleメールのメアドを記入。
d:このメアドのパスワードを記入
e:支払い方法は指定する場合はウイザード通りに指定。指定したくない場合はスキップ
f:もしコードナンバーを要求された場合、空欄には携帯の番号を記入。するとこの番号にコード番号を知らせてくるので、それを記入
g:アカウントは複数指定も可能。追加方法は上記の通り。その後は設定→アカウント→Google で登録したアカウントの一覧が出るので、使う方を選択。選択されたアカウントに従い、GoogleメールやGooglePlay内の処理がされる。例えば同じアカウントで既に購入しているアプリは、そのアカウントでアクセスする限り、無料でダウンロードできる。
h:バスターのインストール
GooglePlayからインストールする。
パソコンにあらかじめバスターモバイルをダウンロードし、そのデータを外部ストレージ化したmicroSDにコピーして,そこからインストールすることも可能。
i :アプリをダウンロード それぞれ設定をする。
j:データのリストアをする。
タブレットに関しては、やはりIpadが人気が高く、スペック、安定性、耐久性に加えてapple careによるアフターケアに関してもダントツといえ、さらに世界的なシェアを背景にアクセサリーも豊富という利点があるが、本体価格が高く、さらにapple care を加えると最も小型のタブレットIpad mini4 では5万円を超える。
一方、安価で高スペックのAndroidタブレットは、有名どころでも数種類存在するが、前述のように、故障が多く、アフターケアも不十分。量販店でもクレームが多いらしい。
こうした中にあって、NECタブレットは、日本大手メーカーの販売によるアフターケアの安心感と、品質への期待を持つ顧客が多いようだ。量販店でも、apple以外では、比較的クレームは少ない商品として認識される向きもあるようだ。
但し、NECは数年前からLenovoグループ化しており、過去においては、Lenovo発売のタブレットと全く同じ商品を、名前を変えてNECブランドとして、価格を引き上げて発売した経緯もある。実際、このTE507/FAWも、中身はLenovoと考えていいと思っている。ただ、国内においての修理はすべてNECが担当しており、購入後1年は使い方サポートも電話で受け付けている。
<総括>
2016年下旬にNECから発売されたタブレットは、TE507/FAWと上位機種となるTS508 /FAMがある。双方ともに実際に使って見た感想は、Ipadに匹敵する高スペックでありながら、故障が多く、不安定感は否めないということである。アフターケアは確かにNECと言うブランドイメージ通りの安心感はあるが、同時に、必要な出費も求められる。ほとんどの量販店で満足な長期保証が求められなくなっている現在、充分なアフターケアを得るためには、NECより長期保証を購入する必要があるが、タブレット専用の長期保証は、メーカー保証の延長でも5000円。(水濡れ、破損などの自損事故には非対応)本体価格に比べて割高となっている。
従って、購入時には割り切った選択が必要かと思われる。
使用目的を吟味し、必要最小限度の使用法に特化し、過剰な期待はしないことだ。
使い方にもコツがあるため、それに対応する必要があり、それを踏まえた上で、購入の選択をした方が良い。
ちなみに、TE507はNECダイレクトでも17800円に値下げされている(本体のみ)が、TS508は28800円。スペック、安定性の問題を考えると、低価格に抑えた方が、満足感があると思う。
<NEC Lavie TE 507/FAW とは>
概要
@NECから2016年下旬に発売された7型タブレット。
AOS は、Android6.0
B液晶は1280×720ドットだが、数値以上にきれいで鮮明。上位機種のTS 508/FAMと比べても遜色はない。
C携帯性が高い。軽い。255g。大きめの携帯ゲーム機ぐらいなので、電車の中で取り出して使うのもやりやすい。片手で持っても疲れない。
D安い。2017年4月現在、NECがまた値下げしたので、NECダイレクトでも17800円
Eタブレット入門機として紹介されることが多い。
<マニュアルなしの問題>
apple機は、はマニュアルを同梱しないことで有名だが、その基本は直感的に使える構成である。Androidタブレットもまた、同様の売り方をするが、apple(IOS)に比べて煩雑性と、不安定感が伴っている。Androidの特徴として、それを使用するメーカーによって手を加えられているため、同じAndroid機でもメーカーが違えばOSも微妙に違ってくるということがある。Android機であるNexusシリーズでできることが、このNECタブレットではできない。などと言うことが普通に起きる。
TE 507 /FAW、TS 508/FAM 共に、発売後時間がたっていないこと、使用者がappleほど多数ではないことから、ネット上の情報も限りがある。さらにNECのサポート
(121ware.com)でも、情報が足りないのが現実。使い方に関しては独自でまなんでいくしかない面がある。
<究極な修理法は初期化>
このタブレットでよく起こる故障のほとんどは、OSもしくはアプリ依存である。従って、究極の修理は再起動と初期化となる。(それで無理な場合はハードの故障なので、修理となる)
しかし初期化すると、データ、プレインストール以外のアプリ、設定が消えて、出荷時の状態に戻るため、その復旧について考える必要がある。TE 507 /FAW、TS 508/FAM共に、この初期化を要する状況がよく起こると覚悟した方がいいので、復旧を迅速、且つ手軽に行えるように準備する必要がある。
<クラウドに保存する>
TE 507 /FAWとTS 508/FAMには、設定→バックアップとリセット において、自動バックアップを設定することができる。自動的に内部の情報をバックアップしてくれるシステムだが、バックアップ先はNECから提供されるクラウドである。
問題点は、
@TE 507 /FAWとTS 508/FAMはWi-Fiしかないので、通信環境のない場所では、クラウドからのリストアができない。
Aクラウドに保存することにセキュリティーの問題を感じる情報ならできない。
<SDに保存>
TE 507 /FAWとTS 508/FAMは、microSDが使える。データであれば、SDへの保存が可能だ。しかしアプリは限られたものしか保存できず、リストアには使えない。
なおフォーマットの方法によって、使い方が変わってくる。
フォーマットには内部ストレージと外部ストレージがあり、microSDを挿入すると、自動的にフォーマットの選択画面が現れ、選択するとフォーマットされる。
〜内部ストレージ〜
@内部ストレージ化とは
@ SDの内部ストレージ化は、タブレットの独自フォーマットであり、microSDはタブレット内でしか読み書きできなくなるのが基本。
A microSDを挿入したままでタブレットをUSB接続した場合、パソコンはタブレットを外部機器として認識する。その内部は、内部ストレージのみで、microSDは本体の一部として見なされる。
B 内部ストレージ化したmicroSDを取り出し、カードリーダーでパソコンにつなぐと、内部のフォルダーまでは見られるが、開けるファイルと開けないファイルに別れる。おそらくパソコンからコピペしたファイルは開くことができるが、タブレット独自に作ったファイル(画像、文書等々)は開くことができない。
A内部ストレージ化したmicroSDの使用上の注意。
@ 内部ストレージ化すると、一部のアプリをSDで保存できる。但し、アプリ側がこのフォーマットに対応している場合のみで、できるかどうかはやってみるまでわからない。 保存できないとわかっているアプリ
プレインストールのアプリは保存できない。
日本語入力ソフト(ATOKなど)
壁紙ソフト
A データはすべて保存できる。
B 本体からSDへデータを移行できるが、個別選択は不可、一括移行のみ。
C SD内でのファイル移動は、個別選択でできる。
D 内部ストレージ化したSDを一度取り出し、再び戻しても問題なく使える。
E 本体からSDへ一括でデータを移動(もともと本体内に作られている、ファイルの種類別のフォルダー群がまとめてSDに移動)すると、その後は、本体で作られたファイルは、自動的にSDのフォルダーに保存されるようになる。
F アプリに関しては、個別に移動する。できるものとできないものがある。
BmicroSDの内部ストレージ化のやり方
@ フォーマット(初めて使うとき)
microSDを本体に挿入すると、自動的にフォーマット画面が立ち上がり、外部ストレージか内部ストレージ化を選択する画面が現れる。内部を選択すると、後は自動でフォーマットされる。
A フォーマット(一度フォーマットしたSDを再度フォーマットする)
設定→ストレージとUSB→SDカード→右肩のメニュー(:)→設定
選択肢「取り出し」「フォーマット」「内部ストレージとしてフォーマット」が表示
「内部ストレージとしてフォーマット」を選択
B 本体から(内部ストレージ化した)SDへのデータ移行(本体→SD)
設定→ストレージとUSB→SDカード→右肩メニュー→データ移行
データ移動の画面に代わり、右下の移動をタップすると移動が始まる。
本体内にもともと作られているデータの種類別のフォルダー群全体が一括で移動する。 移動以降は、本体で作られたデータは、自動的にSD内のそれぞれのフォルダーに記録される用になる。
なお、この状態でもアプリは本体に残る。
C SD内のファイルをSD内の別のフォルダーに移動する。(SD→SD)
前提として、データは本体からすべてSDに移行しているものとする。
設定→ストレージとUSB→SDカード→エクスプローラ
移動したいファイル項目を長タッチ。(リスト表示なら項目の色が変わる。スレッド表示なら、✓マークがつく)
左肩に 1件選択済み と表示が出る。
右肩メニューを→コピー
左肩メニュー→左から画面が現れ、選択肢が出る。その中から内部ストレージを選択(内部ストレージ化の場合、SDは本体ストレージの一部と見なされ、SDと言う表示は出ない。)
SD内のエクスプローラが表示され、任意のフォルダーを選択、右下コピーをタップ。
ファイルは任意のフォルダーに移動する。
D 本体内のアプリをSDに移動する
設定→ストレージとUSB→内部ストレージ→アプリ
アプリ一覧が出たら、移動したいアプリをタップ
アプリ情報が表示される。この一番上に緑地に白抜きで「変更」の表示があれば、移動可能。なければ移動はできない。
「変更」の右側には、現在そのアプリがあるストレージが表示される(内部ストレージもしくはSDの表示がある)
「変更」をタップ→移動先のストレージを選択する(SD選択)。アプリが移動する。
E リストアに関する問題点
本体を初期化した場合、その後初めて内部ストレージ化したSDを挿入すると,再セットアップを求められる。これはスキップすることができないので、この時点でSD内のデータ及びアプリは消える。従って,内部ストレージ化したSDはバックアップには使えない。
ちなみに、事前にSDの内容をパソコンにコピーしようとしても,前述のごとくそれは無理である。
〜外部ストレージ〜
@外部ストレージ化とは
(@)SDの外部ストレージ化は、一般のSD同様、タブレット以外の機器(パソコン等)などでも読める、共通のフォーマットとなる。
(A)microSDを挿入したままで、パソコンとUSB接続した場合、パソコンはタブレットを外部機器として認識するが、その内部は、内部ストレージ(本体)とSDの2つに別れている。
(B)外部ストレージ化したmicroSDを取り出し、カードリーダでパソコンとつなぐと、内部をすべて読み込むことができ,編集も行える。この形で,パソコンから直接ファイルをコピペして、タブレットに戻し、タブレットに読み込むことも可能。
A外部ストレージかしたmicroSDの使用上の注意
(@)外部ストレージ化したSDにはアプリを保存することはできない。
(A)データはすべて保存できる。
(B)本体からSDへのデータ移行するには、コピー&ペーストが可能。個別選択が基本であるが、複数のフォルダーを一度にコピーすることも可能。
(C)SD内でのファイル移動も、個別選択でき、複数のフォルダーを一度にコピーもできる。
(D)外部ストレージかしたSDは、タブレットを出し入れ自由。
(E)作られたファイルが,本体内に記録されるか、SD内に記録されるかは,ファイルが作られるアプリの設定による。例えば、カメラ撮影による画像は、カメラアプリの設定により,保存先を本体かを指定でき、その後は指定した側に保存されていく。また、保存する際に任意の場所を保存場所に選べるアプリであれば、自分で保存場所を決められる。
(F)逆に保存場所を任意で決められないアプリの場合は、いったん保存してから、そのファイルを見つけ、その後任意の場所にコピーして移動することも可能である。が、これをした場合、次にアプリを開いたときにそのファイルを開くことができない(アプリがファイルのあり場所を探せない)場合もあり得る。この方法は,コピーをSDに残し,バックアップとして利用するのに適している。
(G)アプリによっては,どこに保存しているかわからないもの、開くことができないものもある。いくつか例を挙げると、
設定→ストレージとUSB→内部ストレージ→エクスプローラー で、
Android→data アプリが保存されているフォルダー。ファイル名の最後にアプリの名前が入っている。クリックするとデータファイルが見られるものもあるが、開けないものもある。ここのファイルを傷つけてしまうと,アプリが機能しなくなる。
Download downloadしたアプリやデータが入る 「ダウンロード」と言う緑に↓マークのアプリからも診ることができる。
Pictures Screenshotsにスクリーンショットが入る。
DCIM カメラで保存先が本体に指定してあれば、写した写真はここに入る。もし保存先がSDであれば、SD内に同名のフォルダーがあるのでそちらに入る。
Music ダウンロードした音楽はここに入る。
media 動画ファイルがここに入る。音楽ファイルもこちらに入るときもある。
Alarms アラーム音の音楽ファイルが保存されている。
Notifications 通知音の音楽ファイルが保存されている。
などとなっている。
BmicroSDの外部ストレージ化のやり方
(@)フォーマット(初めて行うとき)
microSDを本体に挿入すると,自動的にフォーマット画面が立ち上がる。外部ストレージか内部ストレージ化を選択する画面で、外部ストレージを選択、後は自動でフォーマット。
(A)一度フォーマットしたmicroSDを再度フォーマットする場合
設定→ストレージとUSB→SDカード→右肩のメニュー(:)→設定
選択肢「取り出し」「フォーマット」「内部ストレージとしてフォーマット」が表示
「フォーマット」を選択。外部フォーマット化の画面が現れる。右下の「消去してフォーマット」という赤い部分をタップ
フォーマットすると、SD内のデータはすべて消去されるので注意。
(B)本体から、外部ストレージ化したSDへのデータ移行(本体→SD)
設定→ストレージとUSB→エクスプローラ
フォルダー一覧から任意のファイルを特定し、長押しする。リスト表示なら色が変わり、グリッド表示なら✓マークがつく
このとき複数のファイル、フォルダーごとのコピー、複数のフォルダーごとコピーも可能。
左肩のメニュー→SDカード→コピーしたいフォルダー→右下「キャンセル」「コピー」の「コピー」をタップ
同時に画面はファイルが元あった場所(本体)に戻る。確認のためには、一度ストレージとUSBに戻り、そこからSDカードのコピーしたフォルダーに移動して確認する。
(C)SD内のファイルをSD内で移動(SD→SD)
方法は(B)と同じ。コピー先選択の際、SDを選んで任意のフォルダーを開いて,コピーする。
本体内のファイルを本体内に移動する(本体→本体)も方法は同じ。
(D)外部ストレージ化したmicroSDには、アプリは移動できない。
<OSもしくはアプリ依存の不具合を直す>
この機種で、OSもしくはアプリ依存の不具合が起きた場合は、まず再起動、そして初期化という方法がある。
@再起動
電源スイッチの長押し→「電源を切る」「再起動」機内モード」「マナーモード」の選択肢が出る。これで「再起動」を選択。
もしくは「電源を切る」を選択肢、しばらくしてから再度電源をONにしても良い。
これによって再起動後に不具合が直る場合がある。
A初期化の方法
再起動で直らない場合は,初期化の方法がある。初期化及びリストアの方法を示す。
設定→バックアップとリセット→データーの初期化。
(@) 初期化は本体のみ、データはバックアップが必要。
(A) 自動バックアップシステムもあり、日頃から自動でバックアップを残すこともできるが、残すのはNEC提供のクラウドになる。
(B) パソコンにつないで(パソコンは本機を外部ストレージとして認識)バックアップも可能。パソコンには、付属のmicroUSBでつなぐか、メールなどで送る方法がある。
C データは外部ストレージ化したmicroSDを入れておけば、そこにバックアップも可能。外部ストレージのSDであれば、本体を初期化しても初期化されない。
なお、内部ストレージのSDは,本体初期化後にセットアップを求められ,これはスキップできないので、セットアップで内部のデーターが初期化されてしまう。従ってデータのバックアップには使えない。
D 基本、アプリは初期化後に、ネットからインストールするしかなかない。アプリをバックアップすることは不可。
タブレットと同じアカウントでパソコン側でアンドロイドアプリをダウンロードしても、自動的に使用する端末の一覧が出て、そこからの選択となる。但し選択肢にパソコンはなし。端末を選択してインストールすると、自動的に端末側にインストールされる。
(E) 唯一ウイルスバスターはmicroSDにバックアップが可能。
普通GooglePlayにアクセスできない状態ならば、ネット接続ができないわけで、バスターを入れる必要もない。したがって、ネット環境が整ってから,バスターをインストールしても間に合う。しかし,ネット接続不可で、バスターが必要な場合があったら、以下の方法でもできる場合がある。
a:今回ウイルスバスターは、1つのライセンスで,3台まで使用可能な商品を使用。そのうち1つのアカウントをタブレットに振り分けた。
b:通常直接GooglePlayでモバイル用のウイルスバスターをダウンロードし、認証をすれば使用できるようになるが、今回は、一度ネットからパソコンにモバイル用のバスターをダウンロードする。
c:ダウンロードしたバスターを、USB接続で、外部ストレージ化したSDの人にの場所にコピーしておく。
d:SDにコピーしたバスターを起動する。このとき「提供元不明アプリのインストールをブロックする」警告が出た場合は、設定→セキュリティー→、提供元不明のアプリ
の項目をオフにする(この項目は普段はオンにした方が安全)
e :SDからバスターをインストールしたら、後はGooglePlayからのインストールと同様に設定を行う。
(F) Kindleなどは、ダウンロードした本のデーターは、外部ストレージ化SDでもコピーできるが、Kindleアプリそのものに,ネットからインストールしたデータ以外のデータを開く機能がないので、SDのデータを開くことはできない。
B本体初期化とリストア手順
(@) 設定→バックアップとリセット→データの初期化→(画面下)タブレットをリセット
・Googleアカウント
・システムやアプリのデータと設定
・ダウンロードしたアプリ
以上が初期化される。アプリ以外をバックアップ。アプリは初期化後にネットからダウンロードする。
(A) リストアの手順
a:起動後設定はスキップしてホーム画面に進む。
b:設定→アカウント→アカウントの追加 選択肢から本機で使用しているアカウントを再設定する。アカウントがGoogleであれば,Googleを選択。
c:ウィザードに従いアカウントのGoogleメールのメアドを記入。
d:このメアドのパスワードを記入
e:支払い方法は指定する場合はウイザード通りに指定。指定したくない場合はスキップ
f:もしコードナンバーを要求された場合、空欄には携帯の番号を記入。するとこの番号にコード番号を知らせてくるので、それを記入
g:アカウントは複数指定も可能。追加方法は上記の通り。その後は設定→アカウント→Google で登録したアカウントの一覧が出るので、使う方を選択。選択されたアカウントに従い、GoogleメールやGooglePlay内の処理がされる。例えば同じアカウントで既に購入しているアプリは、そのアカウントでアクセスする限り、無料でダウンロードできる。
h:バスターのインストール
GooglePlayからインストールする。
パソコンにあらかじめバスターモバイルをダウンロードし、そのデータを外部ストレージ化したmicroSDにコピーして,そこからインストールすることも可能。
i :アプリをダウンロード それぞれ設定をする。
j:データのリストアをする。
2017年03月25日
総理夫人という存在は。。。
籠池証人喚問が放送され、その後の報道をちらちらと見ていて、驚いたことがある。
かねてよりの報道を見ていると、籠池氏はとんでもない男で、言うことも支離滅裂、嘘つき、と言う印象を持っていた。ところが国会証言での籠池氏の様子は、思ったより整然としていた。
発言は少々個性的ではあるが、突拍子もないと言うこともなく、意外と理路整然としており、質問に対する答えも結構的を得ていた。それ以上に、ところどころ使われる慣用句や比喩などは、まるでふざけた発言のように見えて、実はなかなか巧妙だった。
小学校校舎の土地が、8億円も安くなったことに対して、どう思うかと聞かれ「神風が吹いた」と答えている。「見えない力が働いたと思った」とも言った。当然これが意味するところは、自分が働きかけた政治家による上からの力で便宜が図られたと思った、ということである。誰が聞いてもそう理解する。しかし言葉の意味は理解されたとしても、実際に言われた言葉は、「神風」であり「見えない力」でしかない。このふたつの言葉は後になって偽証を問われる事はない。そこには政治家も、政治力も言葉としては表れていないからだ。籠池氏がそう思ったと言うことは事実で、偽証ではない。籠池氏の年頃なら、本気で神風を信じる人もいるし、だいたい教育勅語を教えようとする人である。「神風を信じていた」と言えば嘘とは言えない。
籠池氏の発言には、随所にこの手の表現がある。証人喚問は嘘を言ったら偽証罪に問われる。嘘とは裏付けのない発言も含まれる。確固たる証拠もなしに、都合のいいことを言うことはできない。しかし自分がそう思い込んでいたなら、「そう思っていた」と言うことは嘘ではない。本当に政治家が動いたかどうか、彼は確かめたことはない。彼は、かつて総理夫人に働きかけた実績があり、後に8億円土地代が安くなったという結果を見て、自分の働きかけがうまくいったのだと思った。思ったことは嘘ではない。実際に働いた政治家がいようといまいと、そう思ったからそう思ったと証言した。彼は偽証罪には問われない。
問題のファックスの件もそうである。
彼は総理夫人に電話をした。夫人は返信しなかったが、秘書からは連絡が来た。籠池氏が留守電をしておいた総理夫人からの手配だと思ったとしても、無理はない。
自民党が主張するように、籠池氏の方が積極的に総理夫人の秘書に手紙を送って問い合わせしたと言うことがあったとしても、籠池氏はまず電話をし、返事がないから手紙を書いた。すると秘書はそれに答えてファックスを送ってくれた。内容は普通の人がそう簡単には問い合わせできない相手からの詳しい返事である。この一連の行為の中で、籠池氏は、総理夫人が秘書を通じてやらせたと考えても不思議はない。多くの人が思うように、秘書は勝手に仕事はしないだろう。総理夫人が命じたから動いたのだろう。籠池氏はそう判断した。
だから総理夫人に便宜を図ってもらったと解釈した。そう証言した。これは籠池氏が信じていたことを話しただけで、例え違っていても、籠池氏は偽証はしていない。
もう一つ、公開された籠池夫人と総理夫人のメールである。
そもそも問題が発覚してから後にこんなに大量のメールのやりとりをしていること自体、総理夫人の行為はおかしいのではないかと思った。普通なら、返信しないだろう。総理の周辺が総理夫人の行動をストップするだろう。それが何十通もやりとりしている。
その内容だが、報道された内容を見る限り、実は籠池夫人の方がよほどまともなメールを送っている。自民党は、興奮しておかしくなりかけている籠池夫人を、総理夫人がなだめていただけという方向でまとめたいようだし、マスコミやワイドショーのコメンテーターも異口同音にそう言うのだが、きっとそれは相手が総理夫人だからそう言ってるだけなんじゃないかと思う。
籠池夫人のメールは非常に良く練れている。自分が不利になることは一切言及していない。総理夫人が公演の謝礼を受け取った、受け取らなという情報について問いかけると、「ひどい」を連発する。ところがその「ひどい」は、「謝礼がなかったという総理夫人の証言は嘘だ」という意味の「ひどい」なのか、「謝礼はなかったのに、謝礼があったかのような報道をするマスコミ」は「ひどい」なのかわからない。もちろん周辺情報を知っている者なら、答えは前者であろうと思うのだが、籠池夫人のメールには「ひどい」という言葉があるだけなので、言葉だけを見るとどっちなのかわからない。ただ受け取る方がどうとでも受け取れるようになっている。
籠池夫人の言葉は、受け取った者が忖度して初めて内容がわかると言うものが多い。相手には確かに内容の意味が伝わる。しかし後で言質をとられても、言葉じたいは曖昧で、証拠にはならない。だから籠池夫人事態が嘘を言って、総理夫人を騙したという証拠はないのである。
実に巧みなのだ。
それに支離滅裂な内容なのかと思いきや、割とちゃんとわかりやすい言葉で書いている。「祈る」を連発する総理夫人の方がよほど何を言ってるかわからない。
このことからわかることは、籠池夫人はあたかも常軌を逸しているように見せて、しっかりと言葉を操っている。そして総理夫人から自分に都合よく働く言葉を引き出している。実際あのメールを見た多くの人は、総理夫人があたかも籠池夫人と何らかの利害関係があり、その関係を必死で隠そうとしているような印象を受けたのではないだろうか。
そして籠池夫人は、後で言質を取られるようなことは一切言わない。その部分は返事しなかったり、形容詞や感情を表現する言葉ではっきりと表現せず、読んだ人が内容を類推できるようにはしているが、しかしはっきりした単語は使っていない。嘘をついているかと言われると、籠池夫人自身が思っていることを言っているだけだから嘘ではない。逆に彼女にそう思わせた背景を考えると、それだけのことを総理夫人はしているのではないかと言う勘ぐりが起こってくる。
結局の所、大阪のあくどい商人風に見せておきながら、籠池夫妻は場数を踏んだ海千山千で、総理夫婦を手玉に取っていると言えるだろう。稲田防衛大臣に至っては、弁護士でありながら夫婦共にいいように翻弄されてしまっている。おそらく政治家として明確な犯罪を犯した人はいないだろう。しかし特に総理に関しては、立場を考えるなら、あまりに脇が甘いと言わざるを得ない。
総理夫人は、以前にも大麻使用で捕まった人物とツーショットがネットで流れたりしている。その人物は自治体に許可を取り、町おこしとして大麻草(麻薬としてではなく、合法な部分)を栽培し商品化すると言う仕事をしていたわけで、その活動に賛同したという意味で総理夫人とのツーショットにつながったわけだが、その直後にその人物は大麻使用(麻薬やっちゃったわけ)で逮捕された。
別に総理夫人が大麻をやったわけではないが、そういう人物とツーショット写真がネットに流れるのは、やはり立場上よろしくはないだろう。総理夫人に関するこの手の情報は、大小様々ある。
総理という特別な地位にいる人物の妻となれば、一私人として扱われることはない。本人がどう思おうと、周りに対する影響は大きい。また総理という立場の人間には、行動に制約がある。そう国民は思っている。一定の思想に偏ったり、そこに不当な援助を加えたりと言うことは、国民としては許しがたい。
総理夫人の行動は、どうしても夫である総理の行動と結びつけられてしまう。(夫婦とはそういうもの)だから夫人が問題行動をすれば、それは総理自身の問題行動として受け取られがちだ。だとしたら、夫人もまた、行動を慎むべきではないだろうか。
昨日今日政治家夫人になったわけでもなく、総理になってからも結構時間が経っている(二度目だし)にもかかわらず、ずっとこのような行動が続くのはやはり脇が甘すぎるし、政治家夫人としては常識があるとは思えない。
本日籠池証言の話題で持ちきりのさなか、講演会に出た総理夫人は、自分の現在の立場に対して、涙をうかべつつ、「今は黙って嵐が行き過ぎるのを。。。」みたいな事を話し、しっかり録画され、報道されている。これは不祥事を起こした政治家が、自分の講演会であえて不祥事について、おちゃらけた(もしくは冗談めかした、不謹慎な)発言をして、その場では拍手されながら、その映像が流失して、職を辞さざるを得なくなる、そのパターンそのものである。
かつて安倍内閣は閣内に不祥事を起こす人物が多発して崩壊した。
今回も、同じパターンで職を辞した閣僚が出ている。
それがわかっているなら、総理夫人の行動をもう少し抑制すべきじゃないのかと思う。
かねてよりの報道を見ていると、籠池氏はとんでもない男で、言うことも支離滅裂、嘘つき、と言う印象を持っていた。ところが国会証言での籠池氏の様子は、思ったより整然としていた。
発言は少々個性的ではあるが、突拍子もないと言うこともなく、意外と理路整然としており、質問に対する答えも結構的を得ていた。それ以上に、ところどころ使われる慣用句や比喩などは、まるでふざけた発言のように見えて、実はなかなか巧妙だった。
小学校校舎の土地が、8億円も安くなったことに対して、どう思うかと聞かれ「神風が吹いた」と答えている。「見えない力が働いたと思った」とも言った。当然これが意味するところは、自分が働きかけた政治家による上からの力で便宜が図られたと思った、ということである。誰が聞いてもそう理解する。しかし言葉の意味は理解されたとしても、実際に言われた言葉は、「神風」であり「見えない力」でしかない。このふたつの言葉は後になって偽証を問われる事はない。そこには政治家も、政治力も言葉としては表れていないからだ。籠池氏がそう思ったと言うことは事実で、偽証ではない。籠池氏の年頃なら、本気で神風を信じる人もいるし、だいたい教育勅語を教えようとする人である。「神風を信じていた」と言えば嘘とは言えない。
籠池氏の発言には、随所にこの手の表現がある。証人喚問は嘘を言ったら偽証罪に問われる。嘘とは裏付けのない発言も含まれる。確固たる証拠もなしに、都合のいいことを言うことはできない。しかし自分がそう思い込んでいたなら、「そう思っていた」と言うことは嘘ではない。本当に政治家が動いたかどうか、彼は確かめたことはない。彼は、かつて総理夫人に働きかけた実績があり、後に8億円土地代が安くなったという結果を見て、自分の働きかけがうまくいったのだと思った。思ったことは嘘ではない。実際に働いた政治家がいようといまいと、そう思ったからそう思ったと証言した。彼は偽証罪には問われない。
問題のファックスの件もそうである。
彼は総理夫人に電話をした。夫人は返信しなかったが、秘書からは連絡が来た。籠池氏が留守電をしておいた総理夫人からの手配だと思ったとしても、無理はない。
自民党が主張するように、籠池氏の方が積極的に総理夫人の秘書に手紙を送って問い合わせしたと言うことがあったとしても、籠池氏はまず電話をし、返事がないから手紙を書いた。すると秘書はそれに答えてファックスを送ってくれた。内容は普通の人がそう簡単には問い合わせできない相手からの詳しい返事である。この一連の行為の中で、籠池氏は、総理夫人が秘書を通じてやらせたと考えても不思議はない。多くの人が思うように、秘書は勝手に仕事はしないだろう。総理夫人が命じたから動いたのだろう。籠池氏はそう判断した。
だから総理夫人に便宜を図ってもらったと解釈した。そう証言した。これは籠池氏が信じていたことを話しただけで、例え違っていても、籠池氏は偽証はしていない。
もう一つ、公開された籠池夫人と総理夫人のメールである。
そもそも問題が発覚してから後にこんなに大量のメールのやりとりをしていること自体、総理夫人の行為はおかしいのではないかと思った。普通なら、返信しないだろう。総理の周辺が総理夫人の行動をストップするだろう。それが何十通もやりとりしている。
その内容だが、報道された内容を見る限り、実は籠池夫人の方がよほどまともなメールを送っている。自民党は、興奮しておかしくなりかけている籠池夫人を、総理夫人がなだめていただけという方向でまとめたいようだし、マスコミやワイドショーのコメンテーターも異口同音にそう言うのだが、きっとそれは相手が総理夫人だからそう言ってるだけなんじゃないかと思う。
籠池夫人のメールは非常に良く練れている。自分が不利になることは一切言及していない。総理夫人が公演の謝礼を受け取った、受け取らなという情報について問いかけると、「ひどい」を連発する。ところがその「ひどい」は、「謝礼がなかったという総理夫人の証言は嘘だ」という意味の「ひどい」なのか、「謝礼はなかったのに、謝礼があったかのような報道をするマスコミ」は「ひどい」なのかわからない。もちろん周辺情報を知っている者なら、答えは前者であろうと思うのだが、籠池夫人のメールには「ひどい」という言葉があるだけなので、言葉だけを見るとどっちなのかわからない。ただ受け取る方がどうとでも受け取れるようになっている。
籠池夫人の言葉は、受け取った者が忖度して初めて内容がわかると言うものが多い。相手には確かに内容の意味が伝わる。しかし後で言質をとられても、言葉じたいは曖昧で、証拠にはならない。だから籠池夫人事態が嘘を言って、総理夫人を騙したという証拠はないのである。
実に巧みなのだ。
それに支離滅裂な内容なのかと思いきや、割とちゃんとわかりやすい言葉で書いている。「祈る」を連発する総理夫人の方がよほど何を言ってるかわからない。
このことからわかることは、籠池夫人はあたかも常軌を逸しているように見せて、しっかりと言葉を操っている。そして総理夫人から自分に都合よく働く言葉を引き出している。実際あのメールを見た多くの人は、総理夫人があたかも籠池夫人と何らかの利害関係があり、その関係を必死で隠そうとしているような印象を受けたのではないだろうか。
そして籠池夫人は、後で言質を取られるようなことは一切言わない。その部分は返事しなかったり、形容詞や感情を表現する言葉ではっきりと表現せず、読んだ人が内容を類推できるようにはしているが、しかしはっきりした単語は使っていない。嘘をついているかと言われると、籠池夫人自身が思っていることを言っているだけだから嘘ではない。逆に彼女にそう思わせた背景を考えると、それだけのことを総理夫人はしているのではないかと言う勘ぐりが起こってくる。
結局の所、大阪のあくどい商人風に見せておきながら、籠池夫妻は場数を踏んだ海千山千で、総理夫婦を手玉に取っていると言えるだろう。稲田防衛大臣に至っては、弁護士でありながら夫婦共にいいように翻弄されてしまっている。おそらく政治家として明確な犯罪を犯した人はいないだろう。しかし特に総理に関しては、立場を考えるなら、あまりに脇が甘いと言わざるを得ない。
総理夫人は、以前にも大麻使用で捕まった人物とツーショットがネットで流れたりしている。その人物は自治体に許可を取り、町おこしとして大麻草(麻薬としてではなく、合法な部分)を栽培し商品化すると言う仕事をしていたわけで、その活動に賛同したという意味で総理夫人とのツーショットにつながったわけだが、その直後にその人物は大麻使用(麻薬やっちゃったわけ)で逮捕された。
別に総理夫人が大麻をやったわけではないが、そういう人物とツーショット写真がネットに流れるのは、やはり立場上よろしくはないだろう。総理夫人に関するこの手の情報は、大小様々ある。
総理という特別な地位にいる人物の妻となれば、一私人として扱われることはない。本人がどう思おうと、周りに対する影響は大きい。また総理という立場の人間には、行動に制約がある。そう国民は思っている。一定の思想に偏ったり、そこに不当な援助を加えたりと言うことは、国民としては許しがたい。
総理夫人の行動は、どうしても夫である総理の行動と結びつけられてしまう。(夫婦とはそういうもの)だから夫人が問題行動をすれば、それは総理自身の問題行動として受け取られがちだ。だとしたら、夫人もまた、行動を慎むべきではないだろうか。
昨日今日政治家夫人になったわけでもなく、総理になってからも結構時間が経っている(二度目だし)にもかかわらず、ずっとこのような行動が続くのはやはり脇が甘すぎるし、政治家夫人としては常識があるとは思えない。
本日籠池証言の話題で持ちきりのさなか、講演会に出た総理夫人は、自分の現在の立場に対して、涙をうかべつつ、「今は黙って嵐が行き過ぎるのを。。。」みたいな事を話し、しっかり録画され、報道されている。これは不祥事を起こした政治家が、自分の講演会であえて不祥事について、おちゃらけた(もしくは冗談めかした、不謹慎な)発言をして、その場では拍手されながら、その映像が流失して、職を辞さざるを得なくなる、そのパターンそのものである。
かつて安倍内閣は閣内に不祥事を起こす人物が多発して崩壊した。
今回も、同じパターンで職を辞した閣僚が出ている。
それがわかっているなら、総理夫人の行動をもう少し抑制すべきじゃないのかと思う。
2016年01月11日
Raspberry Pi2 Model B 購入から設定まで
Raspberry Pi 購入から設定まで
Raspberry Pi2 model Bを買いました。
結構使えるんでびっくりです。
実は小型軽量のワープロは以前から欲しかったのですが、なかなかいいのがありませんでした。ワープロの条件は日本語変換能力と、文字表示がキー入力に遅延しないこと、長文が扱えること。そして小型軽量。
この条件をそろえた機器が意外とないのです。
ノーパソとかなら能力は問題ありませんが、重くて大きい。
軽量で持ち運びやすいと言うことなら、かのポメラがありますが、これは日本語変換能力に難があります。ワープロに特化しているという割に、入っているATOKがあまり高性能ではなく、単語登録にも限界があるので、いまいちです。
日本語変換なら、IpadやIpod touch(通信能力は必要ないので、値段を考えてこの辺りで十分)の方が能力はずっと高く、これだけあれば十分と思いますし、Ipad miniやIpod touch5なら、携帯性も申し分ありません。しかし、ブラインドタッチで入力すると、遅延しますし、長文になるとフリーズしそうになります。そもそも長文はあまり扱いが上手くありません。
これらの条件を踏まえて、Raspberry Pi2 model Bは、全てクリアしています。後はもう少し使い込んで、長文資料をどのくらい管理できるかです。
そこで今回はRaspberry Piの購入から設定まで、備忘録代わりにまとめてみます。
<Raspberry Piとは>
Raspberry Piは英国のRaspberry Pi財団が教育用として開発した、シングルコンピューターです。見た目は基盤に、USBやHDMI端子がついているだけで、ケースすらありませんので、周辺機器をそろえ、ケースを用意するのはユーザー側でしなければなりません。でもその分色々と拡張性があり、便利に利用できる良さもあります。
私は電子工作はあまり専門ではないので、詳しくありませんが、モニターを付けて小型PCにもなりますし、カメラキットと合わせてデジタルカメラ、それこそロボットに組み込んで制御などもできるそうです。
Raspberry Piには何種類かあり、スペックも違いますが、最新版はRaspberry Pi2 model BとRaspberry Pi ZEROです。ZEROは5ドルPCなのだそうで、安価な上にコンパクト。興味があるのですが、元が5ドル(600円程度)なのに、Amazonでは10,000円で売ってました。2016年1月現在では、まだ品薄なのでこうなりましたが、しかしこれでは暴利でしょう。
model Bは、本体は5000円ほどからあります。たいていはケースや周辺機器とのパッケージ商品があり、そちらの方がリーズナブルなときもあります。
<購入>
ここからは、Raspberry Pi2 Model B について説明をします。
まずRaspberry Piを使うためにはいくつか必要な周辺機器があります。
@電源
microUSBで給電します。
microUSB−USBの給電(充電)用コードとUSB電源アダプター です
AHDMIコード
モニターを必要とする場合はこれが必要です。
HDMI以外の接続でも可能ですが、色々設定が必要になります。(ここでは触れません)
BmicroSDカード
microSDカードにOSをインストールして使います。最低4GBですが、OSの他にもインストールするアプリケーションが増えてくるので、8GBあれば安心です。あまり大容量になると、バックアップに時間がかかるようになります。
Cモニター
HDMI接続が可能なもの。小さいモニターの場合は設定が必要になります。
D接続コード
microUSB−USBの接続コードです。モニターと本体をつなぎます。タッチパネルディスプレイを使う場合は必要になります。
Eキーボード、マウス
USB接続のものであれば何でも使えます。
タッチパネルが使えるモニターであれば、タッチパネルの他にソフトキーボードも使えますが、両方ともあまり使い良くはありません。USB接続の方が便利でしょう。
FLANコード
LAN端子がありますので、有線LANであれば、さすだけでネットが使えます。アプリケーションのインストールには有線LANの方が安定して使えるので、必要です。
GWi-Fi端子
USB接続で働くトングがあれば、設定でWi-Fiが使えます。
H音声端子
音声端子も設定で使えるようになりますので、必要な場合は周辺機器をそろえてください。なおモニターに音声出力があれば、HDMI接続で使えます。
<OSインストール>
@https://www.raspberrypi.org/downloads/
Raspberry Pi財団のHPからOSをダウンロードします。
色々とありますが、まずは基本から。
初心者はNOOBSを選んでください。
PCにダウンロードしたZIPファイルを展開します。
ASDFormatterと言うファイルをネットからダウンロードします。無料のファイルです。
これはSDカードをフォーマットできるソフトです。Raspberry Piは、Linuxなので、通常のWindows上では、完全なフォーマットやコピーはできなくなります。そこで、SDカードは、SDFormatterでフォーマットします。これでフォーマットしたmicroSDカードに
展開したファイルの中身をmicroSDにコピーします。
Bコピーを終えたmicroSDをRaspberry Pi本体にさします。
HDMI接続で、モニターかデジタルテレビと本体をつなぎます。このとき、モニターなら大型のものを使ってください。小型のものは設定を行わないと映りません。
USB接続でキーボード、マウスをつなぎます。
最後に電源をつなぎます。Raspberry Piはスイッチがないので、電源をつなぐとそのままON になります。
C自動的にOSの一覧が出てきます。
一覧から一番上のRaspbianにチェックを入れます。
その上の欄にあるInstall(反転しているはずです)をクリックします。
インストールを聞いてきますので、Yes
Raspberryアイコンと共に、インストールが始まりますので100%まで待ちます。
このとき、画面の下に言語の選択タグが出ますが、触らないでください。この時点で設定を行うと文字化けします。
OS Installed Successfully がでたらOKをクリック
暗転して再起動が行われます。
黒画面に、Raspberryアイコンが4つ並んで現れ、その下に文字列の羅列がどんどん出ます。終わるとデスクトップが現れます。中心にRaspberryアイコンがあります。このとき表示は英語になっています。これでインストールは終わりです。
<初期設定>
設定を行います。
@日本語表示
A日本語変換ソフトのインストール
Bモニターの設定 (モニターの表示とタッチパネル)
C日付と時間の設定
Dソフトキーボードの設定
では順番に行きます。
@日本語の設定
有線LANをつなげます。必要なソフトをインストールするときWi-Fiだと不安定になるため、できない時があります。有線LANをつないでください。有線LANコードを端子に差しただけで認識して、ネットが使えるようになります。インターネットソフトはプレインストールされています。
画面上部にあるタクスバーのTerminalをクリックして開きます。
既にPi@raspberrypi:~$ とうたれていますので、その後に英数文字を入力します。
sudo dpkg-reconfigure locales といれます。
言語設定画面がでます。
↓カーソルで赤いカーソルを下に動かします。
en_GB.UTF-8 UTF-8 には既に*が入っています。これで英語が使えます。
ja_JP.UTF-8 UTF-8 を探してスペースキーで*を入れます。
TabキーでOKにカーソルを移動し enterキー
次の画面で、下の方に
NONE
C.UTF8
en_GB.UTF-8
Ja_JP.UTF-8
とありますので、Ja~にカーソルを移動。これで画面のデフォルト表示が日本語になります。
TabキーでOKにカーソルを移動、enterキー
画面はターミナルに戻り、インストールが始まるので待ちます。
Pi@raspberrypi:$~がでたら完了
sudo apt-get install fonts-vlgothic
これで日本語のフォントをインストールします。終わったら、
sudo apt-get install ibus-anthy
これでanthyと言う日本語変換ソフトをインストールできます。
あとでMOZCを入れる場合はanthyは使わなくなりますが、入れておかないとMOZCも使えません。
途中でY/Nを聞いてきたらYを入れてenterキー
終わったら
LANG=ja_JP.UTF-8 startx
をいれてenterキー
終わったら
reboot
これで再起動します。
再起動後
デスクトップで上部タクスバーの右手にあるアイコンから、USをクリック
入力文字の選択がでます。
日本語Anthyを選択
表示が変わって、日本語が使えるようになります。
これでも日本語は使えますが、MOZCの方が日本語変換能力が高いので、次にMOZCをインストールします。
タクスバーの右手にある「Aち」のアイコンをクリック 入力モードから英数を選択
タクスバーからLXTerminal(Terminal)をクリック
MOZCは新しいバージョンでないとインストールできないので、OSを最新にします。
sudo apt-get update
途中Y/Nと聞かれたらYでenterキー 次に
sudo apt-get upgrade
途中でY/Nを聞かれたらYでenterキー
終わったら
sudo apt-get install Ibus-mozc
Mozcがインストールされます。途中Y/Nを聞かれたらYでenterキー 終わったら
sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big
これでフォントがインストールされます。終わったら
sudo reboot
で再起動します。
デスクトップに戻ったら
Menu→設定→IBUSの設定→入力メソッド
日本語→Anthyを選択 右手の追加をクリック
入力メソッドの選択 で 日本語を選択
選択肢の中にMOZCを探して選択 下の追加をクリック
IBUSの設定設定にMOZCが選択肢に加わります。
ウインドウを閉じます。
デスクトップの上部タクスバーの右手上の日本語入力「Aち」をクリック
選択肢の中からMOZCを選択
<モニターの設定(小さいモニターに表示させます)>
大型モニターやデジタルテレビを使う場合は設定をしなくても映りますが、小型のモニターを使う場合は設定しないと映りません。1024x600以下のモニターです。
やり方は2つあります。
1つはTerminalで行う方法ですが、これはVIコマンドで書き換えるため、面倒くさいです。
もうひとつはファイルマネージャーから/boot/config.txtの編集を行います。この方が簡単なのでこちらを紹介します。
@root権限で行います。
Terminalにして、rootのパスワードを設定します。
sudo passwd root
パスワードを聞いてくるので、任意の英数字を入れます。あまり長いと設定できないようですし、大小の差も出ないようです。また打ち込んでも何も表示されません。**さえでません。
再入力を求められたら、もう一度同じ英数字を入れます。
正しければ完了します。
再起動します。(reboot)
Aデスクトップがでたら
Menu→Shutdown→Logout
で一度ログアウトします。ログイン画面がでるので、
上段にroot
下段にパスワードを入れてログインします。
これでroot権限でログインできます。
Bデスクトップになったら
タクスバーのファイルマネージャーをクリック
検索に/bootを入れると一覧が出ます。その中からconfig.txtをクリックして開きます。
以下に該当する文字列を見つけ、以下の通りに変更します。変更は通常のテキストと同じやり方です。
# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
hdmi_force_hotplug=1
# uncomment to force a specific HDMI mode (here we are forcing 800x480!)
hdmi_group=2
hdmi_mode=1
hdmi_mode=87
hdmi_cvt=1024 600 60 3 0 0 0
hdmi_ignore_edid=0xa5000080
# uncomment to force a HDMI mode rather than DVI. This can make audio work in
# DMT (computer monitor) modes
#hdmi_drive=2
# uncomment to increase signal to HDMI, if you have interference, blanking, or
# no display
#config_hdmi_boost=4
# uncomment for composite PAL
#sdtv_mode=2
#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default.
#arm_freq=800
# for more options see http://elinux.org/RPi_config.txt
start_x=1
gpu_mem=128
終わったらファイルから保存して閉じます。
再起動します。
次に立ち上げたとき、画面の文字やアイコンが大きくなって表示されれば成功です。(解像度が下がりました)
これによって小さいモニターで表示できるようになりました。
ここで一度シャットダウンし、OFFにしてから、小さいモニターにHDMI接続し、再度立ち上げるとちゃんと映るはずです。
<モニター設定(タッチパネル)>
タッチパネルモニターに附属しているアプリケーションがあるので、それをインストールします。EleDuino Japanで購入した1024x600のタッチパネル式モニターの場合
https://www.dropbox.com/sh/nz2u7pkyu13029z/AAA03B_AtIQlwZHhu1GCoS-7a?dl=0
からファイルをダウンロードできます。RPI_2B_USB_TOUCH_CAP_RASPBIAN-3.18.16-v7-7.0-1024x600-20150910.tar.gz
を該当するものをPCにダウンロードします。
それを展開し、中身をUSBメモリーにコピーします。
USBメモリーをRaspberry Piにつなぎます。
Raspberry PiはUSBメモリーを認識すると、表示が出て、ファイルマネージャーから開けるように表示が出ますのでOKします。
ファイルマネージャーが開きます。
○.○GBボリューム とあるのがUSBメモリーですので選択します。
メモリーの中身が、右側に表示されます。
該当するファイルを選択し右クリック
指定先にファイルを展開 を選択
展開先の指定場所(右側のファイルのアイコンをクリック)を選択します。
左側はPi 右側はDownloads を選択
(ここではどこを選んでもいいのかも知れませんが、一応この場所を選んで成功しました)
右下の開をクリックすると指定した場所にファイルの中身が展開します。
展開が終わったら一度全て閉じて、改めてファイルマネージャーを開きます。
ホームフォルダーのDownloadsを選択
該当するファイルがあるはずなのでクリックして開きます。
USB_TOUCH_CAP_7.0_RASPBIANをクリック
起動すると自然に再起動が始まるのでそのまま待つ。
再起動後タッチしてみるとタッチパネルが動くはず。
タッチパネルは静電式なのですが、指で使うと誤タッチが多く、あまり便利ではないです。タッチペンでも静電式のものは先端が大きいのであまり上手くいきません。マウスの方が便利です。
<時計の修正法>
Terminalを開きます。
sudo dpkg-reconfigure tzdata
設定画面がでます。カーソルを動かして
アジア を選択 enterキー
都市名が羅列されるので
Tokyo を選択 enterキー
これで時間が正常に設定されます。
<ソフトキーボードの設定>
Terminalを開きます。
sudo apt-get install matchbox-keyboard
インストールが終わったら
startx
再起動します。
デスクトップで
Menu→アクセサリー→Keyboad で表示できます
もしこれでKeyboadがでなかった場合は
Menu→設定→Mein Menu Editor
左側のアクセサリを選択
右側のKeyboadにチャックを入れる。
Keyboadを右クリック→プロパティーをクリック
command : matchbox-keyboad
comment : Virtual Keyboad
になっていることを確かめてOK
OKで閉じる。
もう一度Menu→設定→アクセサリー→Keyboad があるはず。
使った感想としては、表示されるキーボードの文字が小さくて見づらいです。これは設定方法がわかれば変わるかも知れませんが、解読してません。それに、ソフトキーボードの表示が画面の半分ぐらいになりますので、テキスト表示部分が小さくなり、使いづらいです。
また、不安定になって、点滅したりします。起動も遅いので、どうやらかなり負担がかかっているようです。
そもそもRaspberry Piは、タッチパネルがそれほど使いやすくないので、ソフトキーボードの威力は半減します。個人的にはUSBキーボードの方がずっと使いやすいです。
<問題点>
当然ですがWi-Fi設定をする方も多いと思います。必要なのはUSB接続のWi-Fi端子をつなぐことでできるのですが、設定方法に少し問題がありました。
Raspberry PiはOS事に設定が変わります。Pi2 ModelBでは最新のOSが使えますので、その情報によると、
デスクトップの上部タクスバーの右の方に、日本語変換(Mozcなど)の表示がある隣に、モニターが2つ重なっているアイコンがあります。ここをクリックすると、その時つながっているWi-Fiの情報が出ます。
本来はここをクリックすることで、その時接続できるWi-Fiの一覧が出て、その中から自分の環境で該当する物を選び、パスワードを入れるとつながるはずでした。当初はそれでつながったのですが、2016年に入ってからつながらなくなりました。
これ以外にはTerminalを使った方法があり、色々紹介されていますが、私はRaspberryをWi-Fiで使うことがないので、今設定していません。ちなみに設定したときの感想では、遅くて不確実 でした。ネットを閲覧するくらいならなんとかなりますが、アプリケーションのインストールなどは、ちゃんと入らなかったりしますので、有線LANの方が絶対お勧めです。
Raspberry Pi2 model Bを買いました。
結構使えるんでびっくりです。
実は小型軽量のワープロは以前から欲しかったのですが、なかなかいいのがありませんでした。ワープロの条件は日本語変換能力と、文字表示がキー入力に遅延しないこと、長文が扱えること。そして小型軽量。
この条件をそろえた機器が意外とないのです。
ノーパソとかなら能力は問題ありませんが、重くて大きい。
軽量で持ち運びやすいと言うことなら、かのポメラがありますが、これは日本語変換能力に難があります。ワープロに特化しているという割に、入っているATOKがあまり高性能ではなく、単語登録にも限界があるので、いまいちです。
日本語変換なら、IpadやIpod touch(通信能力は必要ないので、値段を考えてこの辺りで十分)の方が能力はずっと高く、これだけあれば十分と思いますし、Ipad miniやIpod touch5なら、携帯性も申し分ありません。しかし、ブラインドタッチで入力すると、遅延しますし、長文になるとフリーズしそうになります。そもそも長文はあまり扱いが上手くありません。
これらの条件を踏まえて、Raspberry Pi2 model Bは、全てクリアしています。後はもう少し使い込んで、長文資料をどのくらい管理できるかです。
そこで今回はRaspberry Piの購入から設定まで、備忘録代わりにまとめてみます。
<Raspberry Piとは>
Raspberry Piは英国のRaspberry Pi財団が教育用として開発した、シングルコンピューターです。見た目は基盤に、USBやHDMI端子がついているだけで、ケースすらありませんので、周辺機器をそろえ、ケースを用意するのはユーザー側でしなければなりません。でもその分色々と拡張性があり、便利に利用できる良さもあります。
私は電子工作はあまり専門ではないので、詳しくありませんが、モニターを付けて小型PCにもなりますし、カメラキットと合わせてデジタルカメラ、それこそロボットに組み込んで制御などもできるそうです。
Raspberry Piには何種類かあり、スペックも違いますが、最新版はRaspberry Pi2 model BとRaspberry Pi ZEROです。ZEROは5ドルPCなのだそうで、安価な上にコンパクト。興味があるのですが、元が5ドル(600円程度)なのに、Amazonでは10,000円で売ってました。2016年1月現在では、まだ品薄なのでこうなりましたが、しかしこれでは暴利でしょう。
model Bは、本体は5000円ほどからあります。たいていはケースや周辺機器とのパッケージ商品があり、そちらの方がリーズナブルなときもあります。
<購入>
ここからは、Raspberry Pi2 Model B について説明をします。
まずRaspberry Piを使うためにはいくつか必要な周辺機器があります。
@電源
microUSBで給電します。
microUSB−USBの給電(充電)用コードとUSB電源アダプター です
AHDMIコード
モニターを必要とする場合はこれが必要です。
HDMI以外の接続でも可能ですが、色々設定が必要になります。(ここでは触れません)
BmicroSDカード
microSDカードにOSをインストールして使います。最低4GBですが、OSの他にもインストールするアプリケーションが増えてくるので、8GBあれば安心です。あまり大容量になると、バックアップに時間がかかるようになります。
Cモニター
HDMI接続が可能なもの。小さいモニターの場合は設定が必要になります。
D接続コード
microUSB−USBの接続コードです。モニターと本体をつなぎます。タッチパネルディスプレイを使う場合は必要になります。
Eキーボード、マウス
USB接続のものであれば何でも使えます。
タッチパネルが使えるモニターであれば、タッチパネルの他にソフトキーボードも使えますが、両方ともあまり使い良くはありません。USB接続の方が便利でしょう。
FLANコード
LAN端子がありますので、有線LANであれば、さすだけでネットが使えます。アプリケーションのインストールには有線LANの方が安定して使えるので、必要です。
GWi-Fi端子
USB接続で働くトングがあれば、設定でWi-Fiが使えます。
H音声端子
音声端子も設定で使えるようになりますので、必要な場合は周辺機器をそろえてください。なおモニターに音声出力があれば、HDMI接続で使えます。
<OSインストール>
@https://www.raspberrypi.org/downloads/
Raspberry Pi財団のHPからOSをダウンロードします。
色々とありますが、まずは基本から。
初心者はNOOBSを選んでください。
PCにダウンロードしたZIPファイルを展開します。
ASDFormatterと言うファイルをネットからダウンロードします。無料のファイルです。
これはSDカードをフォーマットできるソフトです。Raspberry Piは、Linuxなので、通常のWindows上では、完全なフォーマットやコピーはできなくなります。そこで、SDカードは、SDFormatterでフォーマットします。これでフォーマットしたmicroSDカードに
展開したファイルの中身をmicroSDにコピーします。
Bコピーを終えたmicroSDをRaspberry Pi本体にさします。
HDMI接続で、モニターかデジタルテレビと本体をつなぎます。このとき、モニターなら大型のものを使ってください。小型のものは設定を行わないと映りません。
USB接続でキーボード、マウスをつなぎます。
最後に電源をつなぎます。Raspberry Piはスイッチがないので、電源をつなぐとそのままON になります。
C自動的にOSの一覧が出てきます。
一覧から一番上のRaspbianにチェックを入れます。
その上の欄にあるInstall(反転しているはずです)をクリックします。
インストールを聞いてきますので、Yes
Raspberryアイコンと共に、インストールが始まりますので100%まで待ちます。
このとき、画面の下に言語の選択タグが出ますが、触らないでください。この時点で設定を行うと文字化けします。
OS Installed Successfully がでたらOKをクリック
暗転して再起動が行われます。
黒画面に、Raspberryアイコンが4つ並んで現れ、その下に文字列の羅列がどんどん出ます。終わるとデスクトップが現れます。中心にRaspberryアイコンがあります。このとき表示は英語になっています。これでインストールは終わりです。
<初期設定>
設定を行います。
@日本語表示
A日本語変換ソフトのインストール
Bモニターの設定 (モニターの表示とタッチパネル)
C日付と時間の設定
Dソフトキーボードの設定
では順番に行きます。
@日本語の設定
有線LANをつなげます。必要なソフトをインストールするときWi-Fiだと不安定になるため、できない時があります。有線LANをつないでください。有線LANコードを端子に差しただけで認識して、ネットが使えるようになります。インターネットソフトはプレインストールされています。
画面上部にあるタクスバーのTerminalをクリックして開きます。
既にPi@raspberrypi:~$ とうたれていますので、その後に英数文字を入力します。
sudo dpkg-reconfigure locales といれます。
言語設定画面がでます。
↓カーソルで赤いカーソルを下に動かします。
en_GB.UTF-8 UTF-8 には既に*が入っています。これで英語が使えます。
ja_JP.UTF-8 UTF-8 を探してスペースキーで*を入れます。
TabキーでOKにカーソルを移動し enterキー
次の画面で、下の方に
NONE
C.UTF8
en_GB.UTF-8
Ja_JP.UTF-8
とありますので、Ja~にカーソルを移動。これで画面のデフォルト表示が日本語になります。
TabキーでOKにカーソルを移動、enterキー
画面はターミナルに戻り、インストールが始まるので待ちます。
Pi@raspberrypi:$~がでたら完了
sudo apt-get install fonts-vlgothic
これで日本語のフォントをインストールします。終わったら、
sudo apt-get install ibus-anthy
これでanthyと言う日本語変換ソフトをインストールできます。
あとでMOZCを入れる場合はanthyは使わなくなりますが、入れておかないとMOZCも使えません。
途中でY/Nを聞いてきたらYを入れてenterキー
終わったら
LANG=ja_JP.UTF-8 startx
をいれてenterキー
終わったら
reboot
これで再起動します。
再起動後
デスクトップで上部タクスバーの右手にあるアイコンから、USをクリック
入力文字の選択がでます。
日本語Anthyを選択
表示が変わって、日本語が使えるようになります。
これでも日本語は使えますが、MOZCの方が日本語変換能力が高いので、次にMOZCをインストールします。
タクスバーの右手にある「Aち」のアイコンをクリック 入力モードから英数を選択
タクスバーからLXTerminal(Terminal)をクリック
MOZCは新しいバージョンでないとインストールできないので、OSを最新にします。
sudo apt-get update
途中Y/Nと聞かれたらYでenterキー 次に
sudo apt-get upgrade
途中でY/Nを聞かれたらYでenterキー
終わったら
sudo apt-get install Ibus-mozc
Mozcがインストールされます。途中Y/Nを聞かれたらYでenterキー 終わったら
sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big
これでフォントがインストールされます。終わったら
sudo reboot
で再起動します。
デスクトップに戻ったら
Menu→設定→IBUSの設定→入力メソッド
日本語→Anthyを選択 右手の追加をクリック
入力メソッドの選択 で 日本語を選択
選択肢の中にMOZCを探して選択 下の追加をクリック
IBUSの設定設定にMOZCが選択肢に加わります。
ウインドウを閉じます。
デスクトップの上部タクスバーの右手上の日本語入力「Aち」をクリック
選択肢の中からMOZCを選択
<モニターの設定(小さいモニターに表示させます)>
大型モニターやデジタルテレビを使う場合は設定をしなくても映りますが、小型のモニターを使う場合は設定しないと映りません。1024x600以下のモニターです。
やり方は2つあります。
1つはTerminalで行う方法ですが、これはVIコマンドで書き換えるため、面倒くさいです。
もうひとつはファイルマネージャーから/boot/config.txtの編集を行います。この方が簡単なのでこちらを紹介します。
@root権限で行います。
Terminalにして、rootのパスワードを設定します。
sudo passwd root
パスワードを聞いてくるので、任意の英数字を入れます。あまり長いと設定できないようですし、大小の差も出ないようです。また打ち込んでも何も表示されません。**さえでません。
再入力を求められたら、もう一度同じ英数字を入れます。
正しければ完了します。
再起動します。(reboot)
Aデスクトップがでたら
Menu→Shutdown→Logout
で一度ログアウトします。ログイン画面がでるので、
上段にroot
下段にパスワードを入れてログインします。
これでroot権限でログインできます。
Bデスクトップになったら
タクスバーのファイルマネージャーをクリック
検索に/bootを入れると一覧が出ます。その中からconfig.txtをクリックして開きます。
以下に該当する文字列を見つけ、以下の通りに変更します。変更は通常のテキストと同じやり方です。
# uncomment if hdmi display is not detected and composite is being output
hdmi_force_hotplug=1
# uncomment to force a specific HDMI mode (here we are forcing 800x480!)
hdmi_group=2
hdmi_mode=1
hdmi_mode=87
hdmi_cvt=1024 600 60 3 0 0 0
hdmi_ignore_edid=0xa5000080
# uncomment to force a HDMI mode rather than DVI. This can make audio work in
# DMT (computer monitor) modes
#hdmi_drive=2
# uncomment to increase signal to HDMI, if you have interference, blanking, or
# no display
#config_hdmi_boost=4
# uncomment for composite PAL
#sdtv_mode=2
#uncomment to overclock the arm. 700 MHz is the default.
#arm_freq=800
# for more options see http://elinux.org/RPi_config.txt
start_x=1
gpu_mem=128
終わったらファイルから保存して閉じます。
再起動します。
次に立ち上げたとき、画面の文字やアイコンが大きくなって表示されれば成功です。(解像度が下がりました)
これによって小さいモニターで表示できるようになりました。
ここで一度シャットダウンし、OFFにしてから、小さいモニターにHDMI接続し、再度立ち上げるとちゃんと映るはずです。
<モニター設定(タッチパネル)>
タッチパネルモニターに附属しているアプリケーションがあるので、それをインストールします。EleDuino Japanで購入した1024x600のタッチパネル式モニターの場合
https://www.dropbox.com/sh/nz2u7pkyu13029z/AAA03B_AtIQlwZHhu1GCoS-7a?dl=0
からファイルをダウンロードできます。RPI_2B_USB_TOUCH_CAP_RASPBIAN-3.18.16-v7-7.0-1024x600-20150910.tar.gz
を該当するものをPCにダウンロードします。
それを展開し、中身をUSBメモリーにコピーします。
USBメモリーをRaspberry Piにつなぎます。
Raspberry PiはUSBメモリーを認識すると、表示が出て、ファイルマネージャーから開けるように表示が出ますのでOKします。
ファイルマネージャーが開きます。
○.○GBボリューム とあるのがUSBメモリーですので選択します。
メモリーの中身が、右側に表示されます。
該当するファイルを選択し右クリック
指定先にファイルを展開 を選択
展開先の指定場所(右側のファイルのアイコンをクリック)を選択します。
左側はPi 右側はDownloads を選択
(ここではどこを選んでもいいのかも知れませんが、一応この場所を選んで成功しました)
右下の開をクリックすると指定した場所にファイルの中身が展開します。
展開が終わったら一度全て閉じて、改めてファイルマネージャーを開きます。
ホームフォルダーのDownloadsを選択
該当するファイルがあるはずなのでクリックして開きます。
USB_TOUCH_CAP_7.0_RASPBIANをクリック
起動すると自然に再起動が始まるのでそのまま待つ。
再起動後タッチしてみるとタッチパネルが動くはず。
タッチパネルは静電式なのですが、指で使うと誤タッチが多く、あまり便利ではないです。タッチペンでも静電式のものは先端が大きいのであまり上手くいきません。マウスの方が便利です。
<時計の修正法>
Terminalを開きます。
sudo dpkg-reconfigure tzdata
設定画面がでます。カーソルを動かして
アジア を選択 enterキー
都市名が羅列されるので
Tokyo を選択 enterキー
これで時間が正常に設定されます。
<ソフトキーボードの設定>
Terminalを開きます。
sudo apt-get install matchbox-keyboard
インストールが終わったら
startx
再起動します。
デスクトップで
Menu→アクセサリー→Keyboad で表示できます
もしこれでKeyboadがでなかった場合は
Menu→設定→Mein Menu Editor
左側のアクセサリを選択
右側のKeyboadにチャックを入れる。
Keyboadを右クリック→プロパティーをクリック
command : matchbox-keyboad
comment : Virtual Keyboad
になっていることを確かめてOK
OKで閉じる。
もう一度Menu→設定→アクセサリー→Keyboad があるはず。
使った感想としては、表示されるキーボードの文字が小さくて見づらいです。これは設定方法がわかれば変わるかも知れませんが、解読してません。それに、ソフトキーボードの表示が画面の半分ぐらいになりますので、テキスト表示部分が小さくなり、使いづらいです。
また、不安定になって、点滅したりします。起動も遅いので、どうやらかなり負担がかかっているようです。
そもそもRaspberry Piは、タッチパネルがそれほど使いやすくないので、ソフトキーボードの威力は半減します。個人的にはUSBキーボードの方がずっと使いやすいです。
<問題点>
当然ですがWi-Fi設定をする方も多いと思います。必要なのはUSB接続のWi-Fi端子をつなぐことでできるのですが、設定方法に少し問題がありました。
Raspberry PiはOS事に設定が変わります。Pi2 ModelBでは最新のOSが使えますので、その情報によると、
デスクトップの上部タクスバーの右の方に、日本語変換(Mozcなど)の表示がある隣に、モニターが2つ重なっているアイコンがあります。ここをクリックすると、その時つながっているWi-Fiの情報が出ます。
本来はここをクリックすることで、その時接続できるWi-Fiの一覧が出て、その中から自分の環境で該当する物を選び、パスワードを入れるとつながるはずでした。当初はそれでつながったのですが、2016年に入ってからつながらなくなりました。
これ以外にはTerminalを使った方法があり、色々紹介されていますが、私はRaspberryをWi-Fiで使うことがないので、今設定していません。ちなみに設定したときの感想では、遅くて不確実 でした。ネットを閲覧するくらいならなんとかなりますが、アプリケーションのインストールなどは、ちゃんと入らなかったりしますので、有線LANの方が絶対お勧めです。
2015年12月08日
ポータブック キングジムのパソコン
キングジムでは、ポメラという商品があった。
今回発売されるポータブックは、そのパソコン版といえるだろうか。
性能的には、タブレットと同等ということ。ちなみに容量は32GB。
こだわりはキーボードらしい。ポメラも、大きさの割には使いやすいキーボードにこだわっていたが、今回もキーボードの打ちやすさにこだわったらしい。パソコンの蓋を開けると2つに分割されたキーボードが出てきて、左右を90度回すことで、一枚のキーボードになる。左右は、本体より外側に飛び出す形で、キーボードの大きさを確保している。
私は普通キーピッチ19mm以上のキーボードにこだわっているが、ポータブックでは、18mm。1ミリの違いではないかと思われるかも知れないが、キーボードのような聞きの場合は、この1mmが大きい。
とはいえ、これだけのキーピッチを確保したのは褒められる。
ポメラでは、キーボードの不安定感も言われた、がポータブックではしっかりした作りで、キーボードのにがたつきはない。もうひとつ構造上タッチパネルがつけられなかったようで、その代わりに、かつてのIBMのように、キーボードの真ん中に黒い丸いぼっちがあって、これを指で触れることでカーソルが動くらしい。そしてこのすぐ下、キーボード下に、右クリックと左クリックがある。
この作りは、実はとてもよいと思った。マウスを使うにはいちいちキーボードから手を離さなければならないが、この作りだとキーボードに指をおいたままで使える。
ただ、心配な点もある。
いくらキーボードにこだわっても、本体の性能が伴わないと宝の持ち腐れである。
どういうことかというと、キーボードにこだわる人というのは、それなりのスピードで入力ができる人が多い。ブラインドタッチなどできる人だ。入力スピードが速くなると、それに応じられるだけの性能が、本体にも求められる。
実は、変換能力はそこそこのIpod touch5にBluetoothキーボードをつないで打ち込んだところ、キーボードはMajestic Minila Airだから、快調に入力したのだが、そうしたらIpod touchの本体が追いつけないのである。速く打つと、本体の方が大幅に遅延してしまう。打ち込みスピードに本体性能がついていかないのである。これでは、キーボードをよくしても意味がない。
ポメラについては色々調べたことがあったが、まず、日本語変換に使われているATOKに問題があった。バージョンが低すぎて、あまり変換能力が高くなかった。それでも単語登録をできれば、使い勝手をよくできるので確かめたところ、HDD依存で、いくらでも単語登録できるはずのATOKが、ポメラでは上限があった。ポメラを使いやすく調教しようにもできないのである。
今回のポータブックにも、そういう問題はないのだろうか。
例えばOSだ。
アップルのIpad(Iphone,Ipod touch)は、ポータブックとスペック的には同等かも知れないが、一番違うのはワクチンソフトを入れる必要がないことだ。その代わり基本的にダウンロードはできないし、決められたサイトから出ないとアプリ元ってこれない。だからこそ、ウイルス感染を心配しなくていい。だからワクチンソフトがいらない。
スペックの限られたタブレットの場合、ワクチンソフト無しで使えた方が負担が低くなり、スムーズに動く。
この問題は、Windowsには常にある。ワクチンソフトが必須なので、それだけ重くなるのだ。
サーファスが当初出していた低容量のバージョンでは、IOS同様に、決められたサイトでしかアプリが買えず、ネットからのダウンロードを禁じた。それによって、ワクチン無しに動くことができた。その代わり、OSは専用OSだったので、周辺機器とのマッチングが非常に難しかった。Windowsでは、かつても小型PCに入れるための専用OSを作ってきたが、結局あまり売れないために、専用OSを更新しなくなった。結果として困るのはユーザーだった。
今期ポータブックのOSはWindows10である。容量のちいさいポータブックに、ワクチンソフトを入れるのはどうなんだろうか。しかしサーファスのように、ダウンロードを制限すると、仕事に使いづらくなるだろう。それから、キーボードが優れていても、それを使って入力する側のソフトはどうだろうか。変換能力とスピードがついていけないようなら、キーボードが良くても使い物にならない。
果たして、ポータブックは使える商品だろうか。
最後に、販売価格だが、今のところ9万円らしい。このままだとこれを買うインセンティブが思いつかない。
どうしてかというと、現在Ipad miniなら3万円から4万円で購入できる。これにMINILA Air見たいな、高級キーボードをつけても52000円くらいのことだ。単なる打ち込みのやりやすさと、タブレットの使いやすさだけを言うなら、こっちの方が安上がりだ。キーボードをそこまでこだわらないならもっと安くできる。
後は件のスペックで、早うちしても追いついてくれるくらいポータブックが優秀ならよいが、それでも9万円は高いだろう。そこそこのスペックの母艦暮らすが変えてしまうからだ。サブキーボードとしては、ちょっと高すぎる。それでもこれが買いたいと思う人は、かなり使い込む人だから、となるとやっぱり、既に上げたスペックの問題が気になる。
今回発売されるポータブックは、そのパソコン版といえるだろうか。
性能的には、タブレットと同等ということ。ちなみに容量は32GB。
こだわりはキーボードらしい。ポメラも、大きさの割には使いやすいキーボードにこだわっていたが、今回もキーボードの打ちやすさにこだわったらしい。パソコンの蓋を開けると2つに分割されたキーボードが出てきて、左右を90度回すことで、一枚のキーボードになる。左右は、本体より外側に飛び出す形で、キーボードの大きさを確保している。
私は普通キーピッチ19mm以上のキーボードにこだわっているが、ポータブックでは、18mm。1ミリの違いではないかと思われるかも知れないが、キーボードのような聞きの場合は、この1mmが大きい。
とはいえ、これだけのキーピッチを確保したのは褒められる。
ポメラでは、キーボードの不安定感も言われた、がポータブックではしっかりした作りで、キーボードのにがたつきはない。もうひとつ構造上タッチパネルがつけられなかったようで、その代わりに、かつてのIBMのように、キーボードの真ん中に黒い丸いぼっちがあって、これを指で触れることでカーソルが動くらしい。そしてこのすぐ下、キーボード下に、右クリックと左クリックがある。
この作りは、実はとてもよいと思った。マウスを使うにはいちいちキーボードから手を離さなければならないが、この作りだとキーボードに指をおいたままで使える。
ただ、心配な点もある。
いくらキーボードにこだわっても、本体の性能が伴わないと宝の持ち腐れである。
どういうことかというと、キーボードにこだわる人というのは、それなりのスピードで入力ができる人が多い。ブラインドタッチなどできる人だ。入力スピードが速くなると、それに応じられるだけの性能が、本体にも求められる。
実は、変換能力はそこそこのIpod touch5にBluetoothキーボードをつないで打ち込んだところ、キーボードはMajestic Minila Airだから、快調に入力したのだが、そうしたらIpod touchの本体が追いつけないのである。速く打つと、本体の方が大幅に遅延してしまう。打ち込みスピードに本体性能がついていかないのである。これでは、キーボードをよくしても意味がない。
ポメラについては色々調べたことがあったが、まず、日本語変換に使われているATOKに問題があった。バージョンが低すぎて、あまり変換能力が高くなかった。それでも単語登録をできれば、使い勝手をよくできるので確かめたところ、HDD依存で、いくらでも単語登録できるはずのATOKが、ポメラでは上限があった。ポメラを使いやすく調教しようにもできないのである。
今回のポータブックにも、そういう問題はないのだろうか。
例えばOSだ。
アップルのIpad(Iphone,Ipod touch)は、ポータブックとスペック的には同等かも知れないが、一番違うのはワクチンソフトを入れる必要がないことだ。その代わり基本的にダウンロードはできないし、決められたサイトから出ないとアプリ元ってこれない。だからこそ、ウイルス感染を心配しなくていい。だからワクチンソフトがいらない。
スペックの限られたタブレットの場合、ワクチンソフト無しで使えた方が負担が低くなり、スムーズに動く。
この問題は、Windowsには常にある。ワクチンソフトが必須なので、それだけ重くなるのだ。
サーファスが当初出していた低容量のバージョンでは、IOS同様に、決められたサイトでしかアプリが買えず、ネットからのダウンロードを禁じた。それによって、ワクチン無しに動くことができた。その代わり、OSは専用OSだったので、周辺機器とのマッチングが非常に難しかった。Windowsでは、かつても小型PCに入れるための専用OSを作ってきたが、結局あまり売れないために、専用OSを更新しなくなった。結果として困るのはユーザーだった。
今期ポータブックのOSはWindows10である。容量のちいさいポータブックに、ワクチンソフトを入れるのはどうなんだろうか。しかしサーファスのように、ダウンロードを制限すると、仕事に使いづらくなるだろう。それから、キーボードが優れていても、それを使って入力する側のソフトはどうだろうか。変換能力とスピードがついていけないようなら、キーボードが良くても使い物にならない。
果たして、ポータブックは使える商品だろうか。
最後に、販売価格だが、今のところ9万円らしい。このままだとこれを買うインセンティブが思いつかない。
どうしてかというと、現在Ipad miniなら3万円から4万円で購入できる。これにMINILA Air見たいな、高級キーボードをつけても52000円くらいのことだ。単なる打ち込みのやりやすさと、タブレットの使いやすさだけを言うなら、こっちの方が安上がりだ。キーボードをそこまでこだわらないならもっと安くできる。
後は件のスペックで、早うちしても追いついてくれるくらいポータブックが優秀ならよいが、それでも9万円は高いだろう。そこそこのスペックの母艦暮らすが変えてしまうからだ。サブキーボードとしては、ちょっと高すぎる。それでもこれが買いたいと思う人は、かなり使い込む人だから、となるとやっぱり、既に上げたスペックの問題が気になる。