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2018年03月23日

生命保健は不要である。

 ライフプランナーによっては、生命保健は不要であると言う説を唱える人が出てきている。
 車両保険や火災保険と言った、必須の保険は存在するが、いわゆる老後の備えや、病気の備えとしての生命保健は入る必要がないという説だ。
 かつて30代の頃は、将来の不安として、生命保健に加入していた。当時は独り者だったし、将来自分が死んだときに始末する人間(子供かもしれないし、親戚の若い者かもしれないし、赤の他人かもしれないが)が困らないように、死亡補償金もつけた(当時は親が受取人)あと、入院時に毎日1万円ほどの給付金が出るとか、所定の手術などをするとまとまった給付金が出る、と言った内容のものだ。
 
 そこから時間がたって、当時元気だった親も歳を取り、病院通いだの、介護だのと一通りあって、順番に見送っていった中でわかったことは、日本の福祉機構が、意外に充実していたと言う事だった。まずは簡易保険制度だから、若かろうが歳取っていようが病気の治療は健康保険が使える。さらに高額医療なら申請すればそこそこのお金が返ってくる。多くの人が老後の医療の心配をして、そのための備えに生命保健を考えるが、70代に入ると、後期高齢者医療保険制度が適用されるようになり、これがまた実に手厚い。ざっくり言えば、通院であれば、1ヶ月で18000円ほど、入院であっても1ヶ月で44000円ほど負担すれば、医療費としてはそれ以上の負担がかからない。(実際にはこれは治療費で、その他の雑費が生じた場合はそこは支払う。でもそれはそれほど大きな金額ではない)親が在宅の医療を受けていたが、毎月6000円から8000円ほど払い続ける訪問医療は高いように思えたが、末期に様々な治療やら往診やらを繰り返しても、上記の金額(訪問医療の場合は通院扱い)を超えてしまうと、いったんは支払うが、後からオーバー分が戻ってくる。
 入院などすれば、やはり44000円以上の治療費は戻ってくるから(雑費は払うけど)もし個室などに入って差額ベット代を支払わなければ、(大部屋にすれば)入院費はかなり安い。それに最近の病院は大部屋と言っても3人とか4人が多く、2人というところもある。カーテンで仕切られ、プライバシーは守られるし、結構きれいで、コンパクトだが設備も整っていて、個人の私物を置いておく棚やクローゼット、テレビなどもそろっているところが多い。個室は看護婦の巡回が時間通りしかないので、結構少ない。老人は1人で放っておくと、転倒や病状の急変を見逃すなどの危険があるし、2週間くらいでも、痴呆症の引き金を引いてしまうことがある。その点大部屋だと、看護婦は、1人の患者の巡回のたびに、全員の顔を見ていくから、巡回の回数が増える。周りの人の気配があることも、刺激になるから意識レベルを保つ手助けになる。周りの患者や、見舞いに来た家族が、隣のスペースの患者の急変に気づいたりすることもある。と言う事で、意外と大部屋の方が良かったりする。
 ただ、現状では病院は長期入院をさせない傾向にあり、特に老人は怪我などの急性期の病気以外では、なるべく退院させるか、病院以外の施設に送られるようになる。入院期間が短くなれば、入院給付金の恩恵は減っていくし、手術代といっても、そもそも後期高齢者医療保険ならば前述のように上限がある。
 それに高齢になればなるほど医療の世話になるが、その一方で、高齢者は若年層のように治療の効果が上がらなくなる。すると治療よりも緩和ケアの方が現実的になる。緩和ケアは概ね高額医療にならないので、医療にかかるお金事態はそれほど高くなくなる。
 一方こうした医療に伴い、例えば病院までの交通費や雑費などが必要になる事が多い。また、緩和ケアの主体は、医療と言うより、看護や介護の分野に入ってくるので、特に介護になると、こちらは生命保険ではカバーされない。こうした時現金があると便利である。
 つまり、保険に払い込むお金を貯金して、ある程度まとまったお金をキープしておく方が使い勝手が良いのである。お金であれば、どんな用途でも使える。
 老後にお金が必要なのは確かだが、医療関係には国からの福祉があるのだから、お金はそれ以外の場所に柔軟に使えるようにとっておいた方が現実的なのだと言う事がわかった。

 一方保険は手術と言っても支払いに基準がある。
 どこからどこまでが該当するのか、非常の数が多いために、契約時に全部押さえている人はほとんどいないだろう。保険の外交員など、契約を行う担当者に聞いても、正確に答えられる人はまずいない。だが、実際に病気になると、この条件からこぼれてしまって、実際に手術してみたら、給付金がなかったというケースはままある。
 典型的なのが癌保険で、特約とかでよく薦められているが、現在でも癌の手術の際、早期発見などによって、癌が発症した臓器の内部に留まっていた場合、(そしてその臓器を一部、もしくは全部切除したことで、癌が取り切れてしまった場合)癌保険は給付されない。
 癌保険は、ほとんどのものが、「浸潤」の有無が条件に入る。例えば膵臓癌であった場合、早期発見で、癌がまだ膵臓内に留まっていて、外側に出ていなかったとして、膵臓を全摘出によって癌が取り去れたとする。この場合ほとんどの癌保険は支払われない。唯一この条件に該当すると豪語している日●生命保健でも、支払われるのは、規定の額の10%らしい。
 皆、早期発見に努め、手術代を保険でまかなって、安心して治療したいと思っているだろうが、早期だと癌保険は支払われない場合が結構ある。(但しその後転移、再発などあれば、そのときは支払われる)
 保険会社の方には言い分もあるが、かけた方としてはきっと騙された気分になる。
 
 身内でまさにこの癌保険の問題にぶち当たった者がいて、そこで私は癌保険の特約をやめていた。単純に入院給付金だけをもらうタイプの掛け捨て保険に入った。
 しかし若いうちはこの保険を使う事は無く、ひたすら払い続け5年ほどたった時、(30万円くらい払い込んだろうか)親の介護などして、日本の福祉制度をうまく活用した方が良いことの気づき、保険をかけるくらいなら貯金した方がましなのだと気づいたので、この保険を解約しようと思った。

 保険は日●生命である。
 解約のために都内の大きな支店を訪れると、まあ予期はしていたが、担当者の年配の女性から、あれやこれや引き留めを食らった。数ヶ月前に行った大腸ポリープの切除が手術扱いになると言って、給付金を申請しろと言われた。
「解約してしまうともらえなくなりますから」というので、まずは給付金の手続きが先と言う事になった。
「必ず1週間で支払わないといけない規則になってしますから、そう長くかかりません」と言うから、給付金の振り込みを確認してから解約することにした。そのために、ネットから解約できるように、仮のパスワードを送ってもらうことにした。「このパスワードでネットから解約できますから」と言われた。
 くどくどと長々しく色々言われるのを苦笑いで聞いた。「後10年は続けてください、そうすればわかりますから」という。保険のありがたみがわかると言う事かなあと思ったが、「何がわかるのですか?」と尋ねると「この先の世の中の流れがわかります」と言った。この先どうなっていくかわからない、政府の福祉など当てにならない。だから保険が必要だ。その世の中の流れが、10年たてばわかる。と言う事らしい。
 そこで、もうこの人の話を聞く必要はないとわかった。
 この担当者はファイナンシャルプランナーでもあり、色々保険の情報を持っているから、何かしらそうした情報があるのかと思って聞いていたのだが、その結論が「10年たてば、世の中のこれからの流れがわかる」というのであれば、聞く必要はない。
 ここ10年の間にわかったことは、10年前に、10年後の予測などつかないと言う事だ。
 少なくとも10年前に、保険は必要だと皆が思っていた。しかし10年たって、保険は必要ないとわかった。それは保険会社が、ここ10年で、ろくなものじゃない事を露呈したからだ。そのひとつは金融危機と災害の多発で、甘い経営をしていた保険会社は脆弱性を露呈した。
 それに、もし本当に国の福祉が信用できないくらい、国が信用できないなら、保険会社などもっと信用できない。日本はそれでも、企業よりは国の方が基盤が強固である。もし国がひっくり返る(デフォルトとか)事があったとして、その時点できっちり経営できている企業はほとんどない。と言うか、金融ではまずない。日本の大手の金融業社は皆時勢の趨勢を読み切れず、経営が傾いたとき、国に頼って生き延びている。そんな金融企業が、国が傾いてるようなときに頼れる存在であるはずがない。
 日本のような国の場合、国だって頼りないかもしれないが、企業よりは(金融業者よりは)国の方がましなのだ。
 もう一つ、金融商品の中で、もっとも守られている、リスクが少ないのは、一定額以下の貯金である。1000万円までの預貯金は、例え預けている銀行が倒産しても守られる。しかしそれ以外の金融商品は、扱っている業者の倒産や経緯不信による譲渡によって条件が変わる可能性がある。
 保険の場合、保険会社が倒産したり合併したりすると、保険そのものは守られたとしても、給付金などの商品条件は変更になる場合がある。貯蓄型ならば、払い込んだ元本は保証されたとしても、最終的に手元に入ると思っていた給付金(運用によって利息が付いて払われるはずだったもの)の金額条件は変更される可能性がある。
 
 国が信用できない、世の中の動きがわからない、それが生命保健に入る理由なら、生命保健は必要ない。

 そして保険にはもう一つリスクがある。
 前述の癌保険の問題にも通じるが、保険が支払われる規約について、誰も正確なことを教えてくれないのだ。
 担当の外交員は、正確な情報を知らないことと、契約の成績を上げたいという理由から、客に正確な情報を知らせていない。これは保険会社のオペレーションに直接電話をかけて、給付金の条件などを詳しく尋ねてみると結構わかる。だから保険の契約をする前には、少なくとも1度は、担当者ではなく、会社のオペレーションに電話で質問してみると言い。そこで何かしら不安材料が見つかるかもしれない。
 私の場合は、契約時はこうした事を繰り返して、ともかく契約した。そのときの担当者は、その後偉くなってFBリーダーとかになって、おかげで毎年1度、顧客に「今年は給付申請など忘れていませんか?」と尋ねて廻り、ついでに保険の契約状況の確認を行うと言う訪問を私に対しては怠っていたらしい。ようやく私に新人の担当者がついたのが去年のことで、去年の暮れに若い担当者が尋ねてきたことがあった。
 私はその若い外交員に解約したいと伝え、直接支店に出向いて手続きしようとしたところ、件のFBリーダーが同席して、あれこれと話が長くなった。
 とりあえず、給付金の請求を行い、それが終わり次第(お金の振り込みを確認したら)ネットでの解約をするつもりで、パスワードを郵送してもらう約束をしてその日は帰ることにした。

 後日、1週間で結果が出るはずの給付金の確認をしたところ、口座に入金がない。
 オペレーションに尋ねると、私が郵送で書類を送ってから、5日もたって、本部が受理していることがわかった。よく聞いてみると、会社に書類が郵送されてから、担当部署に届くまでに数日を要するらしく、その後週末に入ったので、翌週月曜まで持ち越されたらしい。
 今月の支払いは月の最後の火曜日で、それより前に解約するというには、少々難しくなっている。
 送って1週間だと言うから手続きしたのに、間に合わないのではないかと、若い担当者に電話で詰問すると、あれこれとまくし立て、聞きたくないオーラ全開だったが、翌日午前中に電話すると言った。この子1人では対処できないクレームになったらしい。
 そもそも給付金の申請の時は、この子に数回電話をかけ、言われるとおりに書類を仕上げた。
 ところがこの書類が本部に届いた(そこまでにずいぶん日にちがかかっているが)あとで、書類に不備があり、1度担当者に戻ったらしい。再度送ったのが私が電話した日だった。書き損じの箇所を聞いても、そこにはちゃんと書いた記憶があるが、控えを取っておかなかったので、文句の言いようがない。ともかく終わったことなので、そこはよしとするしかないと内心思った。
 だが釈然とせず、翌日電話が来る前に本社に問い合わせして少々驚いた。
 
 まず、給付金請求は、契約の解約後でも可能だという。手術が保険契約中の事であれば、住所氏名で契約があった事を確認したら、書類を送ってくれるらしい。その後審査にとおれば、(その手術が給付に該当するかどうかの審査)給付金は振り込まれる。
 しかも月末最後の火曜日に支払う保険料は、締め日が毎月14日なので、その日までに解約しないと支払わなければならないらしい。手続きの時間も含めて、前月の月末までに解約してもらった方が確実だという。
 だが私が支店を訪れたのは月初めの9日だったので、そのときにその場で解約手続きを取り、そして給付金をもらうための書類を貰い、そのご郵送で申請すれば、解約と給付金のどちらも予定通り手に入れることができて、且つ今月の支払いは止められたのである。
 全て、FBリーダーの口車に乗せられたために解約が遅れ、今月の保険料を支払う羽目になった。
 しかし、このFBリーダーはさらに腹立たしいことをしてくれていた。
 私は確かに解約の意思表示をしたのに、自分が解約の再検討を求めたからという理由だけで、そのFBリーダーは、本部に私の事を「現在保険の見直し中」に報告していた。見直すなど一言も言っていないのに。
 おかげで、解約ができなかった。というのは、この会社の規則では、まず担当者に解約の意思表示をして、その上で、担当者から解約用のパスワードをもらわないと、ネットでの解約はできない事になっているらしい。私は確かにパスワードを送ってもらったが、それは単にサイトに入るための仮パスワードで、そこから本パスワードを作り、さらに解約用のパスワードが必要になるらしい。
 FBリーダーは、解約の意志を聞かなかったことにして、解約用のパスワードもあることを私に教えず、渡そうとしなかった。
 私はFBリーダーを電話で詰問し、はっきり言って怒鳴りつけた。
 そこでもまで解約を思いとどまるように説得しようとするので、そんな事は聞く耳も持たず、「私が解約したいのは、保険が自分の条件に合わないこともあるけど、保険会社は、こうやって、契約時に色々聞いて確認しても、その情報が間違っているから、給付金をもらうときにもらえなかったりするリスクがあるんで、それで続けたくないんですよ。」
 さすがにFBリーダーは、もう口答えしなかった。
「先日そちらに行ったときに解約手続きを取って、その後に給付金請求すれば、給付金ももらえたし、今月の保険料も払う必要がなかったのに、あなたが違うことを言って、今月も無駄な保険料を払うことになったんですよ」と言うと、
「いえ、今月の保険料はいったん払ってもらいますが、その後に返ってきます」と言った。
「締め日はもう過ぎているから、それでも返ってくるんですか?」
「返ってきます。」
「でも、支払日より前には解約する必要があるでしょう」
「それは、そうですけど」
この電話の日の翌週の火曜日が支払日である。そしてこの日は金曜日。どーすんだよ。と思う。
「来週の月曜までに解約すればできます」
「じゃあ、書類を速達で送ってください。土日でネットからやります。でもそれでうまくいかないとダメですよね」
「では、今日担当者(若い女の子)をお宅に行かせます」
と言う事で、夕方来ることになったのだが、こうやって話が決まったてから、30分もたたないうちにまた電話が来た。
「すみません。調べましたが、やはりご返金はできないです。」
 当たり前だろう。締め日過ぎてるのに、今月の保険料をいったん払ってから後で戻すとか、あり得ないだろう。またこのFBリーダーは嘘をついたわけだ。クレームを避けるために。
 結果は、書類を速達で送らせ、週末にネットで解約手続きを取る。それが完了しなければ、今月の最終週のどこかで対面で解約することにした。

 このFBリーダーは客に解約させないために、口から出任せを言い続けたのだろうか。もしかしたら、単に知識がなく、調べようともしないから、次々と間違った情報を流していたのかもしれない(自分に都合のいい情報を)
 まあ、リーダーとか言う立場の人間が全く知識がないとは言えないから、この言い分の大半は意図的なミスだろうと思うが、だとしたらますます腹立たしく、保険屋は本当に信じられない。

 と言う事で、生命保健は不要である。
 保険料分貯金する方がずっと良い。

追加

 解約用のパスワードは、確かに速達で送られてきた。土曜の午前中。そして土曜の夜、要約時間ができて解約しようとしたら、なんと保険会社のサイトが土日メンテナンスでお休みだった。
 喧嘩売っとんのか、われ! と怒鳴りたかった。
 
 それでまあ、解約できたのは月曜日。オペレーションに電話して確認して、解約されていることがわかって、1週間ほどするとまず給付金が出たお知らせ、次に解約のお知らせ、さらにその後になって、最期に支払ったその月の保険料が戻ってきた。
 戻らないはずだったのだが、戻ってきたようだ。どう言うからくりか知らないが、まあ、調べる気はない。

 これからは毎月の保険料を貯金するつもり。
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