リバ剣「三四の剣」むなしのけん

2015年11月12日

連続技の意味を理解して稽古しよう

高校卒業以来、２２年振りに剣道を再開した
リバ剣おやじ「とっぷ」です。

今日は、皆さんも稽古でも必ずやっているとおもわれる「連続技」の考え方について
がテーマです。

代表的な連続技といえば・・

「小手ー面」

ではないでしょうか？

私もそうだったのですが、この「小手ー面」を稽古するときに、
元太刀のほとんどが、まず小手を空けて打たせてそのまま面を打たせるという形に
なっているかと思います。

もちろん基本稽古としてはそれでいいと思いますし、私もそのように稽古で
習ってきましたので、特に違和感を感じてはいません。

しかし

一歩踏み込んだ考え方に基づいた実践的な稽古をすることによって
連続技の効果が格段に上がる方法があります。

本来、「小手ー面」という連続技は

小手を狙ったときに、相手が小手を守る動作をし、その時に生まれた隙をついて
連続して面を打つという技という風に理解しています。

基本稽古では、最初から小手も面も空いている状態で打つことができますが
それは連続打突の感覚を養い、且つスムーズな足さばきを体得するための稽古であって、
本来の意味（実践）とは違うということを理解しておかなくてはいけません。

しかし、リバ剣おやじともなると、この連続技が実践ではなかなか出せないという方も
多いのではないでしょうか？

自分も頭では今このタイミングで！と感じているのに、身体が動かない（ついてこない）
という状態です（汗）

そこで、ある先生に指導頂いた方法がとても自分にあっていたので
ご紹介したいと思います。

とてもシンプルな考え方です。

①小手-面のうち、小手は相手が出てきた時に合わせて裏から小手を狙うイメージで
　竹刀を裏から払い落とすように打つ。
※その時、小手に当てようとする必要はなく、右足もその場で踏み込むだけで前には出ない。

②相手の竹刀を中心から外すことが出来た瞬間に直ちに、面を打ち込む。

あくまで面を最後に決めるのが目的ですので、小手は当てる必要がありません。

私もこれをなるべく小さな動きで早く出来るように稽古しています。

ま、頭では分かったつもりでもなかなか難しいんですけどね～。

そこで、より実践的な連続技の稽古をするために効果的なのが
「地稽古」ですね。

地稽古では勝ち負けにこだわらず、とにかく基本稽古で積み上げてきた
いろんな技をどんどん繰り出していくといいと思います。

小手面などの連続技はや応じ技などはこの地稽古で何度も稽古を重ねることで
実際の試合の時に生きてくるのだと思います。

ほんと、剣道って奥深くて楽しいです。

ということで今日はこの辺で失礼します。

ブログランキングに参加中です。
ポチっとしていただけると元気が出ます。

剣道ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

にほんブログ村
-----------------------------------------------------------------------------------------

『剣道がもっとうまくなりたいという方へ』

世界選手権の覇者から直接指導を受けられるチャンスなんて
まずありません。
でもＤＶＤなら、自分の好きなときに何度でも学ぶことができます。
剣道を再開されたオヤジ剣士さんにも人気です。

『試合運びがいまいちよくわからないという剣士さんへ』

試合で勝つ剣道～必勝の戦術60～

試合の開始からの攻めパターンや
一本先取したあとの動き方など
状況や相手によって６０の戦術が
写真と文章でわかりやすく説明されてました。

２２年振りのリバ剣ともなると、こういった
試合での攻め方とかも記憶として忘れてしまっています。

身体の感覚として多少覚えている
こともあるのでしょうが、改めてこういう本で
学んでおいて稽古することも大切ですね。

『安い手刺防具がほしい、しかも通販で安心して買いたいという方へ』

私も初の手刺し防具を思い切って購入しました。
通販なんに購入前に見本防具を試せるので
サイズが合わないという心配がありません。

上質な手刺防具は剣道経験者なら見ているだけでワクワクします。

『お子様と一緒に剣道を再開されるお父さんも増えてます！』

子供の防具も一緒にそろえるなら防具コム
初心者の方にも人気があります。

ブログランキングに参加中です。
ポチっとしていただけると元気が出ます。

剣道ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

にほんブログ村

タグ：連続技稽古法

posted by 宮本ムナシ at 10:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | リバ剣

2015年11月03日

全日本剣道選手権大会2015　速報

高校卒業以来、２２年振りに剣道を再開した
リバ剣おやじ「とっぷ」です。

今日は剣道を愛する皆様も注目の

「全日本剣道選手権大会」が開催されました。

今年は世界大会が東京で開催されましたが、この全日本選手権こそが
真の世界一を決める大会と言っても過言ではないでしょう。

結果からお伝えします！

優勝　西村　英久選手（熊本）

準優勝　勝見　洋介選手（神奈川）

西村選手の活躍を1回戦～見たいかたはコチラ

1回戦

2回戦

3回戦

何と言っても今回は

昨年、初出場にして学生初の日本一に輝いた筑波大の「竹ノ内佑也」選手が
史上初の学生2連覇を達成するのか！

というところに注目されている方も多かったのではないでしょうか？

しかし、2連覇と簡単にはいきそうにもありません。

過去63回の大会歴史において、2連覇を成し遂げたのは

宮崎正裕教士八段

そして

髙鍋進錬士七段

のたった2名のみです。

さらに今回は、高校時代の後輩でもある中央大「梅ヶ谷翔」選手も出場。
直前の学生選手権では大将戦・代表戦ともに「竹ノ内」選手が1本勝ちをおさめているため
本大会での活躍に注目が集まっていました。

しかも、仮に「梅ヶ谷」選手が優勝すれば、史上最年少20歳での快挙となり、
昨年の「竹ノ内」選手の21歳での優勝記録を塗り替えるという期待もありました。

気になる結果はというと・・。

竹ノ内選手が3回戦で勝見洋介選手に敗退・・・。

完璧な出小手を決められる瞬間は3’10”あたりから

代わりに唯一学生でベスト4まで進出したのが、「梅ヶ谷」選手でした。

準決勝
西村英久選手（熊本）　ｖｓ　初出場　梅ヶ谷翔選手（福岡）

時間切れで延長に入るまえに、主審の協議のもと、2人に反則があたえられ、
お互いかなり緊迫した状態のまま、延長戦へ。

延長2回に入ったところで、、梅ヶ谷選手が西村選手に体当たりで押し出されて
まさかの反則負け。

準決勝の様子はコチラ（全剣連）

こんなことも起こりえるから、最後までわからないのが全日本。

そして決勝戦の模様はコチラ（全剣連より）

決勝までの進み方でいくと、今回は勝見選手に軍配があがるとの
予想が大半では無かったでしょうか？

西村選手は今大会決勝までに2度も反則2回による
一本勝ちを収めており、なんとも微妙な勝ち上がりでしたね。

ともあれ、西村選手優勝おめでとうございます！

過去歴代優勝者において熊本代表の優勝者は

第21回　山田　博徳選手
第24回　右田　幸次郎選手

に続いて3人目となりました。

そう考えると、過去の歴史において6回も優勝し、内2回は連覇という偉業を成し遂げた
宮崎　正裕先生は、あらためてすごい方なんだなと感じました。