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2018年02月09日

キミガシネ ー多数決デスゲームー(一章前編・後編) レビュー感想 デスゲーム風、レゲー風テキストADV(ネタバレ)











■ゲーム紹介文

多数決で選ばれた者が死ぬ。
集められた11人の人間が自分の生存をかけて舌戦を繰り広げる トークアクション・レトロホラー。


■このゲームの特徴をリストアップ

・侍感のある主人公(女)や一人称「おまわりさん」など、個性豊かなキャラクター
・グロさは控えめ、しっかりレトロな演出のホラー感。
・カンタンな人狼要素(ヒントは盛りだくさん)
・しっかり心を痛めつけてくる、デスゲーム要素!











▼一章前編のみを公開していた本作の続編として、一章後編が更新されたので、プレイしました。










▼まず特筆すべきはグラフィックデザイン。



レトロゲーム風、それも、ファミコンやPC98どころか、PC88くらいには古いドット絵に、今風のキャラクターが共存しているのが実にグラフィカル。昔のゲームって、背景が昼間でも真っ暗(真っ黒)だったね。




作者がプロ漫画家のナンキダイ氏ということで、絵は他のゲームの比較にならない、表現力も全然違う。







ぶっちゃけキャラデザや演出は、そんな作者も「(ダンガンロンパは)もちろん大好きです!逆転裁判も大好きです!」(もちろん…)というだけあって、逆転裁判とダンガンロンパに影響を受けまくりなのだが、高いレベルでインスパイアしてる

2_mini.jpg



そこは流石プロ。










▼だが逆に、キャラクター性は意外にもシンプルで、説明文のような個性豊かなキャラや奇人変人はいなかった。





一人称おまわりさんも、ハラバイみたいなやべーやつが出ると思ったけど、冗談でおまわりさんが〜〜という言い回しをたまにするだけの兄ちゃんだし、むしろ人情派でマトモな人が多い。





ケイジもレコもミシマも、真っ当な大人って感じ。


Q太郎も強引だけど明らかにイイヤツ。ジョーもバカだけどイイヤツ。



特にケイジはこのゲームのヒロインポジションだろうから(最初ヒロインはジョーだと思っていた…だが…)、活躍の場も多い









▼デスゲームというタイトルなのでデスゲームモノかと思いきや、意外にも見た目通りのレトロゲー風のクリック&コマンド選択ADVで、多数決デスゲームは作中たったの2回のみ(前編ラストと後編ラストだけ。前編のは考える要素がないチュートリアルだから、実質1回かも)




なのでそこに期待していたら、裏切られるかもしれない




多数決で選ばれた者が死ぬ。 集められた11人の人間が自分の生存をかけて舌戦を繰り広げる。トークアクション。とあるんだけど、舌戦より探索、謎解きがメインだしね







▼だが、後編のデスゲームはアツイ。



キレる陰キャ・ソウの裏切りまでが露骨過ぎたけど、どうやらソウはただの悪党では無いようで、まさかの生き残り…

無題_mini.jpg



こいつ普通ならぜってー死にキャラだからね、意外な展開だ。










逆に親友のジョーの死がなんとも悲しい…

無題3_mini.jpg







これでもかって程イイヤツぶりが描かれてるんで、サラがジョーを救うつもりが苦しめることになるシーンは、ベタながらにインパクトがある




ジョーを助ける為にマウスクリック連射するんだけど、もうね、どうせシステム上不可能だろ、強制死亡だろって分かりながらも、ガチ連射しちゃったよ。






最後には高橋名人みたいにマウスを連射したよ













▼ミシマ、カイ、そして親友のジョーまで自分の所為で、苦しんで死亡。結果サラは精神崩壊してしまう…




そして物語は勿論、本作だけでは完結しない。






伏線は全て丸投げで終わる。









カイはサラを付け回していたが、ストーカーではないだろう。何かの調査で監視し、守ろうとしてたのかな。主人公の家柄と、母親が殺されたことに関係がありそう。しかしサラがいくら頭のキレるサムライガールとはいえ、女子高生に顔を完全に覚えられてる捜査員って…





ソウもクズだけど、黒幕や犯人とも言い難いし、同名の人物の話といい、まだ何か裏がある。






ケイジは、サラがリーダーになるように誘導したのは確か。最初からサラを知ってた?だがこれは単に主人公を中心人物にするという、ゲーム的な都合でもあるかも。撃ち殺した(?)相手と窃盗グループ、アリスは関係があるのか。まあケイジに関しては一章がほぼ答えで、考察の余地はないかな。一番ベタなんで。






カンナ。一番被害者寄りのポジションっぽいから、どう動かすか。そしてお漏らししてびしょ濡れのスカートとパンツは、どこに行ったのか





ギンの父親の話、なにか意味あった?犬とネコの共存は、ネコを被るってことか




ナオとレコ……何気に出番が少ないので、余り謎もない。特にナオは、ミシマが殺されて物凄い暴走ぶり。これで本当にただの教師と生徒(元)なら、ただのメンヘラ、阿呆の子だが…






そう思うと、一番裏がありそうな演技っぽさがある。2人とも、主人公と行動するシーンも少ないしね。そしてナオに絡んだカイは死亡している。








その他…





全部謎のまま










未回収の伏線だらけ。






主催者側は何故サラたちのボディサイズを熟知していたのか?などの、伏線というよりはただの演出っぽいものも、数多く残った













▼「キミガシネ」が何章完結かは未定だけど、ヒロインポジションって事で、ケイジはまず犯人から除外していいかなあ。

まあ「人狼ゲーム」は、主人公の彼氏が犯人だったけどね


そういう見方では、ケイジが犯人だと一番インパクトがある。







今後のストーリーはどうなるか。そもそもフリーゲーム「キミガシネ」のクリア目標、エンディング条件は何か?主人公が生き残る事なのか、ストーリーの謎を全部解く事なのか。





防戦一方でただデスゲームを続けるのか、Q太郎みたいに主催者側に敵対意識のあるキャラもいるんで、主催者を倒そうという話になるのかな。





カイも主催者側(ホエミー)に「敵意」を向けていたとサラのセリフにもあるし











▼欠点は、見た目だけではなく、移動までレトロゲームのように、面倒臭いこと。



マップクリックなど、一括で、選んだポイントに移動出来ると便利だった。





最初の被害者が出るまでが遅いので、盛り上がるまでに時間が掛かることもかな(ミシマが死ぬのは前編ラスト…やっとここからって時に、後半に持ち越し)。












▼選択肢が少ないので攻略難易度は低めだし、ヒントも多いのでサクサク遊べた。ロシアンルーレットの銃が難所らしいが、なんと適当にやったら1発でクリアしてしまった(笑)ので、あれは難しかったのかどうかも分からない(笑)





作者は漫画家だけど、ぶっちゃけゲーム製作者としてのセンスのほうがあると思う。


死亡しそうなシーンで急にドット絵になったり、演出も上手いわ。






これもう半分本業だろ













▼逆転裁判のような逆転劇やロジックはないけど、良作でした。




評価B+
75点






二章に期待

ホンマはよ頼んまんでナンキダイはん!






【追記】
公開されました。

キミガシネ 2章前編レビュー感想
https://fanblogs.jp/katananana/archive/564/0













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