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2017年11月22日

Island Girls レビュー感想 隠れ過ぎた良作

ーー浦戸諸島には4つの大きな島があり、そこには「4人の少女」がいた。


少女たちと主人公はそこで運命的な出会いを果たし、共に島をめぐるのであった。


塩釜市にある浦戸諸島を舞台とした島めぐりアドベンチャーゲーム。


ーーまずは、このゲームで浦戸諸島を知ってほしい。























▼学生が3人で作った同人ゲーム


企画はかなり前からあり、2014年には既に、作ろうって話があったようだ。

ttps://hack4.jp/2014/06/%E6%B5%A6%E6%88%B8%E8%AB%B8%E5%B3%B6%E3%81%A7hackathon-%E5%B3%B6%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/

ttps://techplay.jp/event/573615







ファーストインプレッションは、私が大好きなゲームでもある「北へ。」と「風雨来記」を合わせたようなゲームだな、だった。特に「風雨来記2」に近い


旅へのアプローチは「北へ。」、観光へのアプローチが学術系なのが「風雨来記2」に似ている




具体的に言うと「北へ。〜Diamond Dust〜」では何の前触れもなく主人公が、かなり唐突に「なんとなく北へ。」行っちゃうことがコンセプトで、旅先のそれぞれの街に住むヒロインとの物語が描かれたが、本作がまさにそれであること





そして観光へのアプローチは娯楽というより学術に近い。舞台となる島が離島で娯楽が少ないため、必然的にそうなるのだろう。島の名物とかはなく、地蔵や自然物のルーツを知るような話になっている






だが、折角自然が豊かな島を舞台にしているのにレジャー要素が全くなかったことは残念だ。



海水浴場だってあるのに、海で泳げばヒロインの水着も自然に出せたのに












▼浦戸諸島については殆ど知らなかったので、ちょっと調べてみたが、案外格差がある。



ストリートビューなどで見ると、栄えてる島はでかいマンションやクリニックが建ってたり、今風のお洒落な家が立ち並んでたり案外近代的で驚く。所得もかなり高そうだ。あの辺の人たちは、仙台で稼いでるのかしら…

ヒロインは仙台の高校(人気の高校らしいが、実在するのかな)に通ってるらしいが、制服が全員同じなところを見ると、当たらずとも遠からずだろう。





でも朴島は完全に過疎の島、離島だしね…。グーグルストリートビューにも入ってなかった





尚、本編の背景は全て実写で、恐らくスタッフによる撮影(このゲーム、なぜかスタッフロールも無いのよね…。なのにyoutubeでyoutuber風に顔出ししているという、謎サークル)










▼主人公は大学生くらいの、仙台に住む青年(ヒロインの高校と凄い近所じゃん。ニアミスしてそう)。まだ若いのに人生に疲れている。




都会に飽き、幼少期に育った島へ帰ることをふと思いつき、そこでヒロインとの恋物語と観光シーンが描かれる。






ストーリーはド定番で、実はヒロインが幼馴染だった、というもの。これが全てのヒロインに共通のテーマで、なぜ引っ越したかとか過去の想い出とか、ほぼ語られない。15分〜という短い時間とはいえ、ここはもう少し頑張って欲しかった。




だが会話劇が面白く、最後まで飽きさせない。これは思わぬ収穫だった











▼1ルートあたり15分で攻略できる。EDはグッドエンドとノーマルエンドがあり、2つある選択肢で正解すればグッド。




ノーマルエンドでは1枚絵のシーンがない他、なぜか夏希だけは幼馴染という事を思い出さないまま別れるのが、ちょっと切ない(というか初回プレイが夏希だったので、他のヒロインもそうだと思った)










▼逢坂 夏希 桂島に住む活発な少女。


ポジションからするとメインヒロインっぽいが、一番無個性。



活発というなら菜波と被ってるし、もうすこしヒネリが欲しい。

miyagiken.jpg


















▼沢音 史 寒風沢島に住む寡黙な少女。お地蔵さんが好き。





唯一、向こうから観光に誘ってこないヒロイン。もし主人公から誘わなかったら何もロマンスが発生しなかったんだろうか



クールな変人というよくあるキャラだが天然ボケキャラにつき、主人公のツッコミが面白い。





「すごいドヤ顔だ」→「すごいドヤ顔のまま愛を語り出したぞ!」で爆笑




ラスト田園に連れて行かれ、なんだ?と思うも、なんともいいセリフ…

ritoumonogatari.jpg







主人公、ぶっちゃけ全然大した人物に見えないんだけど、明らかに恋する女の子目線で、えらく評価されている…
















▼園原 すみれ 野々島に住むふんわり系少女。オカルト好き。




シナリオというか会話劇が一番面白かった。何回もクスリと笑った。



たった15分のシナリオなのにキャラ立ちが凄い。


主人公に忘れられてた事を最後まで根に持ってるのがリアルすぎる。





もう機嫌直ったかな?と思えば昔を思い出すためのブランコでも当て付けを食らったり





yuruhuwakowai.jpg






島のミステリーぶりは興味を惹かれた。多くの謎の答えは自然現象なんだろうけど




しかし真夏に1人だけ長袖カーディガン。暑くないの?
















▼天道 菜波 朴島に住むツンデレ系少女。


島が余りにも小規模のため(どこが「大きな島」やねん)、どうしても観光要素が無かった(むしろこれでよく舞台にしようと思ったな)。




だがその代わり、恐らく苦肉の策(?)で恋愛要素が高い。ヒロインで唯一キスまでするし、相思相愛に。





菜波の名前が菜の花から来てるってのは、王道だけどいいシーンだね。すみれも折角花の名前なのに、何故か他の花と関連づけられてたから、余計に。

yasasiitundere.jpg



ラストは島を出てからも描かれるが、男としてひと皮剥けた主人公がちょっと格好いい。










ストーリーはほぼ同じなんだけど、シナリオとキャラデザは史。キャラクターはすみれが一番良かったかな。







▼全体通していえることは、やはり、絵がかなり上手い。作画担当は何か製作経験があるんだろうか








ちょっと塗りがバタ臭くて(韓国っぽくもある)、ディズニーアニメのように目が吊り上がった、かなり癖のある画風だが、可愛い。漫画家でいうNON(デリバリーシンデレラ)とかに近い絵。















▼音楽も清涼感があった。ただ宮城県が舞台なのに明らかに沖縄っぽい(笑)。いいフリー素材がなかったのだろう



















では総評




▼評価B+
75点





予想以上に面白くて満足。浦戸諸島に行きたくなった













▼ところでこのゲームの公式ツイッター、もう何年も全く同じツイートを続けてて不気味だ。botだろうけど、他に何かいえと。





公式youtubeチャンネルも登録者数3人、再生数1ケタなのが悲しい。グーグルプレイストアでも公開されてるはずだが、見当たらない。一番小規模だからだろう



ネット検索してもレビューが1つしか発見できないし、極端に知名度が低いのでもったいない




グッズ販売も行っているが、一つでも売れたんだろうか…(チャットGAMEも出してたな)



スタッフもやる気があるのかないのか謎で、バージョンアップも1度もない。


誤字脱字などは未だに放置されている(しかも結構いいシーンで誤字があると萎える)


隠れ過ぎた良作だが、スタッフがこのゲームをどうしたいのか、ってのも謎だ




IAちゃんと1日デートしませんか? レビュー感想 一応、会話劇だが…
























6.jpg






AIじゃなくてIA…




AIと会話するゲームだと思って期待したのに…(気付けよ)













極普通の会話劇だが、選択肢を選んだ反応がおかしい部分がある







どうしても1〜3分の暇潰しがしたい!!









という人以外にはお勧めしない




テキストもネットの書き込みみたいで、「w」などがついてたり、テンションが妙に高くて気持ち悪い。



文章とはとてもいえない感じ








周回プレイ前提なのにメッセージスキップがないのも煩わしい。



背景が折角実写なのにピンボケ加工されているので、見づらいのもマイナス






それがOKならプレイしてもいいのでは





評価
E40点









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