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2023年12月10日

こいくれないへ続く道 レビュー感想 1番大切なこの一撃、貴方に捧げます

「はい、もちろん知っています」

「姉さんに聞いていますので」

「何回か遊びに行かれたと聞いていますが…先輩が入れてくれなかったと」

どうしたら入れてくれるのかなって姉さんがぼやいていました」

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▼…や、ヤンデレだ…
もう死んだヤンデレだ…



でもヤンデレは生きてた…生きてたんだ…
もう死んだと思ってたヤンデレがここに生きてたんだ…
あいつが…生きてたんだ…




「こいくれないへ続く道」で久々にその事実を確認できた…







▼「こいくれないへ続く道」は
学校を休んだクラスメイトの妹であるヒロインと、
彼女の家までお見舞いに行く話。




ヤンデレゲーとして評価すると、
会話のリードセンスと誘導尋問が上手だったな。
ヤンデレの王道であり、何気ない発言、行動から徐々に異常性が垣間見える流れがね。

あれ?さっきまで普通の雑談だったよな?…と思っていたら…
いつしか自然と、彼女の狂気を感じる会話にすり替わっている。
そこが面白いところ。



……

リアルでは不自然な会話を自然に書くというのは、なかなかに難しい技術だからね









▼姉妹のキャラ付けもヤンデレものの王道だ。
よく出来る姉にコンプレックスを持っている妹。

丁寧な話し方だが、どこか芯の強さを感じさせる。
おっぱいも大きいしヤンデレ妹としては理想的だ。
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先んじて言ってしまうと、
クラスメイトである姉には、一切の台詞がない…

しかしヒロインから語られる人物像は、ヤンデレ妹の姉そのものだったな。


終盤のヒロイン豹変も結末も王道のヤンデレゲーなので、是非とも安心して〇されて欲しい











評価B
70点

定期的にヤンデレは生きてた!と叫んでますが、今回も叫びます…



ヤンデレは生きてた!




おすすめ!




2023年12月09日

しまつかはたれ導 レビュー感想 現実の世界…の皮を被った別世界だ

▼「はざまたそがれ」のラストシーンにケチをつけてから、早3年数カ月…




遂には完結譚が配信された。



それが本作「しまつかはたれ導」であり、
「はざまたそがれ」「かいきみなづき」の完全な続編なので、前2作をプレイしていることは必須。

この記事は、これまで通りレビューというより感想になるかな。






▼未プレイの人にネタバレにならない程度の紹介をすると、
本作でも独自の世界観は全く崩れてなかったな。

中学生たちが怪奇現象や怪異に立ち向かうストーリーなのだが、
グラフィックやテキストの拘りが凄まじく、
すべてレトロゲーム的なグラフィックと、カタカナを使用しない制約のもとに作られてるんだよね。
日常には当たり前にある「タクシー」という言葉すら使わず、「一般乗用旅客自動車」と記載したりね。

この書き手の語彙力をゴリゴリに削る常軌を逸した拘りはすさまじく、
紹介文にさえ「ノベルゲーム」というカタカナを使わず、「電子小説」を謳っているほどだ


「「かいきみなづき」は「古風で普通な電子小説」だが「はざまたそがれ」は「レトロな電子小説」って書いてあるじゃん?」ってツッコミはやめてね?お願い。







こういった独自のスタイルは、絵を見ながら文を読む電子小説の拘りが感じられ、非常に面白い。
ストーリーも正統続編だが作風もそのままで、
1作目から大きな時間が経過した3作目だが、安心してプレイできたな。







▼もう1つの特徴として、データサイズの少なさだな。

なんとこのゲーム、ファイルサイズがたったの10,289KBである。

つまり2時間ものボリュームがあるのに、たったの10メガちょっと。
令和ではありえない小サイズにして省サイズ。画像1枚分にも満たない。

某漫画家が「ドラクエT」を「あの名作が俺のホームページのトップ画像以下のサイズぅぅ!?」とびびっていたが、令和にもその衝撃は、フリーゲームといえど健在だったわけだ。すげえ。

PCにも優しいので、是非プレイして欲しい。








▼というわけで以下はネタバレ感想だが…
もう私はこれを言いたくて言いたくてうずうずしているのだが…







長いあいだ長いあいだ待ち侘びた咲との決戦が、遂に来たか…
このシーンを数年待った

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みつのおっぱいが相変わらずデカいとか咲ちゃんがエッチだとかとおるは兄へのブラザーコンプレックスが劣等感に変わっただけで本当はブラコンだとか今作はストーリー構成が凝ってるとか色々言いたいことはあるが、もう「しまつかはたれ導」はこれに尽きる…
長いあいだ膠着状態だったストーリーが、3年数カ月ぶりに動き出した…

この事実…



「かいきみなづき」という大いなる寄り道にして完結編への布石を超えつつ、
「しまつかはたれ導」の最後、遂には「はざまたそがれ」の世界に戻ってきた…





▼キャラクターたちが一部の記憶を削除された設定がここで活かされてるが、
2人の主人公、2つの作品の仲間たちが力を合わせラスボスに立ち向かうのは、凄いドラマチックだ。
陽子とみつの邂逅にも胸の鼓動が速くなったが、どうもゲームや映画のこういう演出に弱い(前作主人公登場、的な)

長き時を経て、多くの戦いを乗り越え、世界観が1周したような謎のカタルシスが8話にはあった…
9話はどうなるか。楽しみだ。






▼とはいえ別に咲は倒すべき敵ではないだろう。とは思う。
かつては彼女も仲間だった。友だった。


一緒にアヘ顔ダブルピースをした仲でもある。

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このシリーズって怪奇ホラーではあるんだが、本質は少年少女の青春モノだと思うんだよなあ。
だから咲の末路もそう悪いようにはされない気がする…

ふだん不敵な彼女が自分をレイプした父親に迫られた時、はじめて強い感情を発露した。
あれが咲の素顔で、所詮は中学生の女の子だと思う。











評価B+
75点

▼今回も傑作の匂いがプンプンしますねぇ。
じっくりと続編を待ちます。

最後になるけれど、「しまつかはたれ」の由来はなんでしょうねえ。
前2作は主人公のネーミングとタイトルを文字っていたが、「しまつかはたれ」は最後の最後にタイトルの意味がわかると予想。
各話タイトルでやってる演出を、ゲームタイトルにも使うわけだ。



メッセージ画面には意味深な■があるし、その可能性は高そうだ。

「始末(末始)」「誰彼(彼誰)」と分解できる。
「誰彼」は「たそがれ」なので「はざまたそがれ」のこと。
とすると「始末」は「かいきみなづき」に関する言葉が入るはず。

「はざまたそがれ」視点で表示されるのが「誰彼」…
「かいきみなづき」視点で表示されるのが「末始」なので、的を外してはいないはず…




だが…なんだぁ…?不覚にも連想できないな。

続編、或いは完結までには閃きたい…








【ほかにプレイしたフリゲとか】



▼ノベコレにアップされた「12月に雪は降らない」…見覚えがあると思えば、むかし引用レビューしたフリゲだった。

ヒロインが豆腐メンタルすぎるし、その割にストーリーにもキャラクターにもバックボーンが無く、
当時余りにも陳腐なストーリーで逆に驚いたのだが…
あれから奥深さより手軽さがストーリーに求められる時代になったので、今やるには逆にいいんじゃないかな…






▼「THE LAST WISH」はやはり攻略断念。

バグ(エラー)が多いし、テンポが悪すぎる。
サクサク攻略を進めるためにはサブイベントの消化などが必要なんだろうか。

戦闘も敵が硬く、戦略性が高そうなシステムの割にワンパターンになりがちだ。

本当に惜しいフリゲ。せっかくの力作だが、肝心の遊び易さがない。
しかしレトロゲームを意識したフリゲなので、その世代のゲームが好きな人にはいいんじゃないかとフォローしておく。

クリアは今これを読んでいるあなたに任せる。









【期待の同人ゲームとか】



▼作者が2023年中には出したいと言ってた「ひかげものがたり」はどうなっているのか。
2023年は、もうすぐ終わる。

このゲームからはなんとなく「かたわ少女」の匂いがするので楽しみだ。







【フリゲレビューの教科書】



▼「実践!クリティカル・シンキング」「道徳的に考えるとはどういうことか」が、なかなか参考になった。
クリティカルシンキングとは「批判的思考」のことだという。
私が学んできたこと、無意識に実践していたことが本に書かれており、驚いた。
よび方が違うだけで、こういう思考法はむかしからあるのでは。

何度か書いた話だが、私はライティング本を記事執筆の参考書にすることが少ない。
思考法や話し方の本を読んだほうが、結果として文章力や記事を作る能力が上がると思う。
ここまで言うとオーバーだが、なにかしらの経験値…「人生経験」を積むのは更に良い勉強法。
というか、最良の勉強法。







【ふとフリゲを連想した名著】



▼石川宏千花の「G65」。本当に素晴らしい小説。
女性だけで脅威に立ち向かうのもいいし、安易にイケメンを恋人役に据えなかったのもいい。
ラストシーンは心底感動した。半泣き。

冒頭、視点がコロコロ変わるので違和感を感じつつ読み進めるが、
主人公の正体が巨乳の女の子が着けているブラジャーと判明する一文に大きな衝撃を受けた。

無機物が主人公の小説は伊坂幸太郎の「ガソリン生活」などがある。
あれは車が主人公だった。

フリーゲームでは「世界一彼女の近くで」は眼鏡が主人公だった。
眼鏡もブラジャーと同じくらい近視の女性には必須だろうが、普通ブラジャーを主人公にしようとは思わないだろう。
少年漫画でたまにある、男性キャラがブラジャーやパンツに変化する類いの話でもない。
もう創作のネタは尽きたと思っていたが、書こうと思えばあるものだ。

つーか「世界一彼女の近くで」は世界一近くはないな。
ブラジャーのほうが肌に密着している分、近い。
タイトルに偽りありだ。







2023年12月01日

THE LAST WISH ファーストインプレッション 古き良きでありながら、古き……でもある

ある日、フォーガルデン村に記憶喪失の兄弟イシュアとフレンが現れる。
まだ幼かったふたりはレフォード夫妻に引き取られ、育てられることとなった。

数年後、ふたりは村の剣技大会で優勝するまでに成長を遂げる。
しかし、破魔の儀と呼ばれる祭事からふたりの運命は大きく変わり始める・・・








▼久しぶりのインプレ…
「ASTLIBRA 〜生きた証〜」以来かな。


今回は、「THE LAST WISH」について。

クリア後のレビュー感想、評価ではなく、
一定時間プレイした長編ゲームの所感を述べる
のが、このコーナー。






▼…それでは早速、最初の印象に触れようかな。


推定で全体の15%進めたが……

今のところかなり面白い。
悲劇や裏切りが起こる序盤から、一気に引き込まれる。


「イリスのアトリエ エターナルマナ2」を簡易化したような戦闘システム…
「FF10」のスフィア盤を簡素化したような育成システム…
これらは商業ゲームの凝ったところを取り入れることに成功しているし、それでいてフリゲらしく単純なのもいい。
だから簡素化と言った(類似するゲームを例に挙げただけで、本作がこれらのゲームを参考にしたという意味ではない)

私はフリゲにゴチャゴチャした物など求めていないので、これで充分。








▼さて、そんな感じでレトロゲームが好きなので面白そうと直感した、この「THE LAST WISH」……

……

「古き良き王道の2DドットRPG」「SFC後期からPS初期の古き良き2Dドットの王道RPGを目指して開発した作品」とあるんだが………私はその世代のRPGを殆どやってないんだが……




古き良きだけではなく、古き悪しきまで継承しているような…



まずゲームバランスがちょっと悪い。
エフェクト多めで戦闘のテンポが悪い。


しかも敵が硬い。
なのに避けたり回復したりこちらの攻撃力を低下させたりってな敵が出てくるし、戦闘が長引きやすい。
難易度はEASY、NORMAL、HARDがあるが(なぜかデフォルトがHARD)、EASYでさえそうなる。

このバランスだと最後まで持たないかもしれない。
画面の一部を暈す画面効果も鬱陶しい。目が痛くなる。


以上の点は、残念





▼だが、コナミの名作「幻想水滸伝」や中堅ソフトハウスのようなキャラデザ…

他の作品では最後に持ってくるような種明かしを序盤に持ってきたりと(ネタ自体は今となってはよくあるから、引っ張る必要なんてないからね)ストーリーが良いだけに、惜しい。…王道で面白いからね。

兄弟や親子がテーマになっているが、
キーキャラクターの兄貴は最後の仲間か、主人公に殺されるかのどっちかかな。








▼インプレお約束の攻略日記を書くかは、ぶっちゃけゲームの出来次第。
面白かったらガンガンにやってしまうし、絶対書きたくなるだろう。
それがレビュアーのサガだから(書くとしたら例によって他人を攻略に手引きするものではなく、私がゲームを攻略する日記であり、フリゲ選びの参考にはなるだろうが、ネタバレ全開なので注意)



そんなわけでぜひ皆さんも「THE LAST WISH」をやってみてください。
直感的には「あたり」を感じています。







【1年前の12月にレビューした良作フリゲから、更なる良作を選りすぐり】




▼お約束の月イチコーナー。
今月紹介する2022年12月にレビューした良作は…











キミはボクを

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▼大学を舞台にした、青春ものの良作。
主人公が2人のヒロインどちらと結ばれるか……がこの手のゲームの面白いところだが、片方のヒロインの葬式から始まるというツカミの良さも評価。

まさに約束された絶望。
そして救済のストーリー。




▼絵はAIだが、1年前の時点でかなりの完成度。
最近だと「KISS ー忘れられない想いー」には1年分以上の進化を感じたが、
来年のAIイラストフリーゲームがどうなるかも、楽しみだ。


2022年12月は、他にも良作フリーゲームが大量に配信された。
「キミはボクを」は、年末であった。
2023年12月も、飛び込みで良作が出てくれると嬉しい。

2023年11月30日

ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 372周目 一歩前に出る勇気があれば、きっと何かがはじまる

▼ストーリーイベント「A Gleaming Mejiro Gala」完走

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ここ最近の出来が良すぎた所為か、今回は平凡。

ウマ娘たちが1つの目標に向け一致団結する定番のストーリーだが、
キャラクターの成長より、「メジロ家」という背景にスポットを当てすぎじゃないか?

このストーリーだとメジロ家から見たウマ娘ではなく、ウマ娘から見たメジロ家が主役になってる…
いや主役は言い過ぎか。だがメジロ家についての描写が多すぎて、そう見える



▼だがブライトとドーベルの、ライアンからの巣立ちはきれいなエピソードだったね。
ライアンが最後までしゃしゃり出ないし、ブライトたちがライアンに頼らないのが良い。

ここでライアンに頼ってしまったら、全く成長してないじゃん、何のためのストーリだったの?…となるからね。



▼やはり俺としては最愛バのメジロアルダンが登場しなかったことが最大のネック。
マックイーンまで不在だし、俺は一体誰を愛したらいいのか





▼メジロメジロ煩いストーリーなだけにいくつか新しい事実が判明したが、
現時点の設定としては、メジロラモーヌを最後に「勢揃い」なのねえ。
もうこれ以上メジロは増えないんだろうか…

特定のウマ娘に突然妹や弟が生えたように、新たなるメジロにも生えて欲しいのだが







▼ガチャでは、クリスマスメジロブライトをまたも単発引き。

いつも速攻で引いてるが、単発3連はなかなかでしょ?

どう?天才的?
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▼早速ライブしたが、可愛すぎてヤバいね。

この異様な愛らしさは、メジロではブライトだけでしょ。
ホーム会話も面白いし、チャンミLONG特化だから引いてよかったよ(とはいえオープンではそこまで特化じゃないかも。必要なものが揃っているため育成し易い、というだけで)。
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▼勝負服イベントでは同室のツヨシに面倒見のいい先輩としての一面を見せたり、
妹分であるブライトに優しいラモーヌが見れたが…最大の見所は「甘やかされ上手のトクベツ」

…やっぱりブライトの真の理解者はトレーナーなんだな。
親戚であり幼馴染でもあるメジロの子たちよりもブライトを理解してるのが本当、俗にいう「ごちそうさま」だ。
さすが貰えるスキルが「ロックオン」だけある。


そして…確認しただけで、なんと分岐が5パターンもある!
このゲーム最多か?
一部内容が簡素なので格差があるが、たぶんシナリオによる分岐じゃないか



▼ブライトにお姉さんするメジロ姉ックイーンとメジロ姉ダンが面白い。
マックイーンは中等部だが、ブライトより年上なのかもな。

メリーゴーラウンドに乗るブライトに手を振るアルダンは……お姉さんというよりお母さんだろ、こういう仕草って。
ここでブライトがしている事は、誰しもが幼いころ体験した事だね。
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…この事からも解るけど…


…もう、俺たちの仲はメジロ公認なんだよね…
ブライトには末永くよろしくとお願いされたし…
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ブライトの作ったリースなんて、まるで新郎新婦ぢゃん…
完全に俺たちの将来ぢゃん…
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これもう50年後も結婚してんぢゃん!?











▼タップダンスシチーガチャでは、
単発でフジキセキと…
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ホッコータルマエを引いた。
タルマエは持ってないので、ひさびさの新キャラ。
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▼早速育成。


いきなり吃驚だが、ホッコータルマエシナリオ……
ファル子シナリオの後日談じゃないか。

ファル子は他の子のシナリオだと既に完成された女王として登場するが、
ドバイ挑戦に失敗したエピソードは、リッキーシナリオには出なかった気がする(ただしファル子の相棒が「ファン1号のトレーナーさん」かは不明。彼ならファル子をドバイでも勝たせるだろう)。
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▼「ファル子シナリオの後日談」が単なる素材ではなく、
ファル子がマイナーなダートをメジャーにした後の世界という設定が、最大限生かされてた……割とガチ目にびっくり。ダートの扱いそのものが変わっているとか、他に無かったパターンだわ。

タルマエシナリオ…ダートへのネガティブな話題が一切無いんだよね。
徹頭徹尾、ダートを生きるウマ娘が輝く場所として描かれている。
まさかここまでダートを、ダートを生きるウマ娘たちを輝かしい存在として描写してくれるとは…

レースが終わり砂だらけの彼女たちのひたむきさは、
芝の熱量とはまた違ったものがある
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ファル子はリッキーシナリオでも大人の女性だったが、タルマエシナリオではより顕著。
完全に人生の先輩ポジションだわ。
見た目こそ若いが年齢もいってそうだし、大人の雰囲気がある(髪型はアレだし、私服のセンスは相変わらず酷いけど)。

ぶっちゃけ…
これまでのウマ娘で一番大人の女性を感じたのは…マルゼンスキーではなく、このシナリオのファル子。
己も悩みつつ、完全に後輩を導く役割だから。







▼ダートをネガティブに描かなかったのは、ファル子が切り開いた未来の話ということもあるが、
タルマエの苫小牧をメジャーにしたいという想いにスポットを当てた話でもあるから、かもな。
あれもこれも描いてると、話が纏まらないから。

……とにかくストーリーが暗かった…
曇らせ、曇らせ、曇らせ…そればかり

シニアで吹っ切れるまでずっとそんな調子だが、
タルマエがあまりにも真面目すぎる子だから、
ひたすら上手く行かず苦悩する描写が続くんだよねえ…つれぇわ。


▼でもトレーナーさんが意外にも(?)王子様タイプのイケメンで、
タルマエに寄り添い、問題解決していく姿が格好良すぎたな。
トレーナーさん、有能すぎでしょ。



タルマエシナリオは本質的にはメジロアルダンシナリオに近いかもしれない。
覚悟がガンギマリした少女に大人の男性が寄り添い、彼女の夢を叶えていく…
ふたりは成長し、惹かれ合う…
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「トレーナーさんのふるさとになりたい」というタルマエに、
「とっくにそうだよ」と即答するトレーナーさんには感動したわ。
正直、半泣き。
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トレーナーさんはタルマエのふるさとで、
タルマエもまた、トレーナーさんのふるさと…




これもう9割がた結婚してるだろ…
完全に相思相愛じゃん…








▼タルマエは超がつくほどの真面目ちゃんだが、涙もろくて熱い女。
最後までリッキーの風水に流されないのが良い。
ここで風水に流されていたら、結局自分が無い子になってしまうからね。
それでいて風水への考え方が柔軟になった。成長を感じる。

タルマエとリッキーのストーリーは今後も描かれるだろうが、
ふたりは親友でライバルでありながら、この価値観だけは重なることが無い気がするな。
彼女たちのように、お互いを大好きだが相容れないという親友関係は稀有だ





さぁ残るダート3人娘はワンダーアキュートだけ。
彼女のトレーナーになれる日も楽しみだね








▼アニメ8話は箸休め回か。
テイオーが既にドリームトロフィーを走ってるなら、マックイーンたちもかな。

ゲームだとテイオーはトゥインクルにいたので、キャラクターの持つ価値観がだいぶ違う。

9話の映像だけのシーンは「秒速5センチメートル」みたいだ。
アニメ版のサトノダイヤモンドはゲームに比べると完全に毒気を抜かれているが、じゃんけんも普通にやるのね。

この話は、キタサンがダイヤに引導を渡す話に思える…
リアルダイヤも、このあとはロクに勝てない…
ダイヤはキタサンに自分には至れない圧倒的な強さと高みを垣間見て、想いを託したのかも…


1クールということは、もう終盤やんけ。
スズカとか殆ど台詞がないまま終わりそうだが…トレーナーの相手役と聞いていたが、会話すらしてないような…

2023年11月29日

ハコパレス レビュー感想 純粋な勝負。製作者からの挑戦状?

近所を散歩してたらつまづいた。そのまま変な方向へ落っこちてしまう。

ハコパレスだ...マイナーな都市伝説で聞いたことある

数あるバックルーム系の派生型のひとつ 怖〜めんどくさ〜...


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▼うぎゃー!!難しいとにかく難しかった…



だが久しぶりにアクションフリーゲームで熱中した…
やはりゲームはある程度の難易度があってこそ、楽しい





▼「ハコパレス」は1画面型ボスバトルアクションゲーム。
弾幕シューティングならぬ、弾幕アクション。

所謂ステージや雑魚敵がなく、延々ボスバトルを繰り返す。




▼特徴的なのはなんといってもその難易度。


とにかく死ぬ。何だって死ぬ、何度だって死ぬ。





死ぬたびにトライアンドエラーし、ボスの攻略法を探し求める。
…それに苦心する。


「死にゲ風味のミニボスバトル」「結構難しいです...?」
とあるように、初見クリアはまず無理だろう(できても最初の3体くらい)。
なかなかに絶妙な難易度と思う。

ボスのHPを5まで削るも殺された時は、思わず絶叫した(笑)。






▼すこし面白い要素なんだが、天井を移動できるんだよね。
これにより、画面は小さいながらも戦略性の高いバトルを生み出している。

もちろん天井に張り付くことが攻略の鍵になっているので、
2Dでありながら立体的な視点が求められるわけね。
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▼「ハコパレス」はきわめてシンプルながら高い完成度を誇るのだが、
ここまで無駄を排除したゲームであるからには、とどのつまりプレイヤーのゲームセンスを問う作品なのではないか。

レベル強化!!相性のいい武器で攻撃!!
……なんて要素もない。
頼れるのは本当に自分だけ。自分のテクニックと経験値のみ。

どこまでも純粋だよねぇ。


これは久々の純アクションですわ。














評価C+
65点

グラフィックもいいですね。
レトロゲーム風ドット絵なのに、色彩がオサレなのが凄い。





死んではやり直し、死んではやり直し…



それが苦にならないなら、是非攻略してみて!







【その他のおすすめフリーゲームレビュー】


「こうもりさんの花物語」

ピンクの可愛い奴といえば「カービィ」を思い出すが、カービィより初期能力がハイスペックで多彩なアクションが楽しめる。
自機がぬめぬめ動きすぎなので、操作性は微妙?





「ミラクル★トレジャー」


「RPGスクール」作者の新作。

可愛いイラストだが、「人間鍋」というインパクト大のワードが出てきたり、…人の言葉を喋る魔物が人間を殺して食う世界観なのが怖い。




このゲーム…





うっかり(?)女性主人公でやっちまった!



男性キャラが好意的だが…、もしかして男性主人公だと女性キャラが好意的なのか?

「サモンナイト」みたいに恋愛エンドもあるのか?


うわぁ男性主人公でやり直してぇ!








「君と重ねたい好きがある。」


「ポルノ地獄」のBL要素だけを抜き出した、ポルノおじさんが出てこない「ポルノ地獄」



…みたいな……。

説明を読むと重い話に感じるが、ノリが軽いので、サクっと読めた。







【1年前のその月にレビューした良作から更なる良作を選び抜く、月イチ恒例コーナー】



今回紹介するのは…








ゆめみなじかん

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このようなホラーゲームの重要なポイントとして「判明した真相の気持ち悪さ」があるが……「ゆめみなじかん」の真相は、心底気持ち悪かった。

このネタを実写ドラマでやって欲しいのだが、手法的にゲームでしか出来ないため(ご都合主義もかなりあるし)、無理だろう。

この気持ち悪さを、是非味わってほしいね。
シュールなので、人によっては爆笑するかも。


2023年11月17日

ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 371周目 LOH終了。そしてチャンピオンズミーティングLONG…有馬記念へ…

▼LOH終了!
今回はなんとかプラチナ★★★まで行けた!

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重課金厨パでもプラチナ★★★★行けなかったトレーナーも結構多いようだし、この課金額で(390円)、しかも推しパにしてはやれたんじゃないか。

メインメンバーは水着マルゼン、正月キタサン、タイキシャトルだが…正月キタサンは全く見なかったな。
まあ普通ならチョコネスを使うだろう
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反省点はやはり、やる気UPスイーツを使わなかったこと。
…いやはっきり言ってしまうと、使いそびれたこと…
勝機が来ないと、ついね…

もうちょっと策を練れば、プラチナ★★★★も行けそうだが…
再来月もあるなら、色々と対策したい










▼カ和カミプリンセスとの温泉旅行が一発で当たった。
「一緒がいいです」がここでも聞けて嬉しかったが、温泉は更に強い感動
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(私の王子様は──貴方がいい)


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音楽も感動的だが、マジでとんでもねえシーンだ。



プリンセスはグッドエンドが中途半端だが、温泉エンドで初めて完結する。
これこそがプリンセスのトゥルーエンド。

「ウマ娘」はもうずいぶん長い間プレイしているが…


間違いなく本作のベストシーン。最高のシナリオ。


お涙ちょちょ切れですわ。










▼っていうかカ和カミプリンセス可愛すぎるんだが…
このサイドテールが俺を狂わせる…
スイープトウショウがカワカミを取られたと嫉妬するのも無理ないですわ
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プリンセスはプロポーズは自分からと言ってたが、
プリファイの流れでつい俺からプロポーズしてしまいましたわ…
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これもう半分ダブルプロポーズだろ…













▼和テイオーをもう1枚。
この時点で打ち止めしたが、翌週はまさかのウマガチャ無し。
結果として、必要以上に回さなくてよかった。
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俺限定の確定演出だろうが、たづながケツを向けて扉に走る時、たまに髪の毛がぴょーんと跳ねる。
このとき決まって★3が出る。

いつもと違うデータを読み込むことで、処理がズレるんじゃないか。

…オカルトだろうけど、チャンミで優勝した時は、いつも決まって紙吹雪が多い……気がする。
俺はこれを「優勝確定演出」と呼んでいる。









▼アニメ5話、ドゥラメンテの声が軽い…
もっと、低くずっしりした声と思っていたが…

既に最強クラスのキタサンブラックとドゥラメンテをどう負かすか?…は脚本家が頭を捻るポイントだろうが、
2人とも油断と慢心で隙を突かれ、ノーマークのウマ娘に負けるとはリアルで面白い。
どれだけ強くても所詮女子中学生だし、未完成だからね(おっぱいは大きいけど)。

ドゥラメンテに「誰だ?」と言われ大きなショックを受けたキタサンブラックが、今度は自身がノーマークの選手に負けてしまう。それもドゥラメンテ共々…「誰ぇぇえ!?!?」と叫んで。


なんとも皮肉がきいている。
担当でもライバルでもないキャラが1着というのはゲームでも用意された展開だが、どんな空気でウイニングライブやったんだろうな。


…そしてここでもまるで仕事をしないトレーナー。
他走者の情報すら学習させていないとは…マジでなんのためにいるんだあのオッサン…研究熱心なろっぺいとは雲泥の差…

ネイチャのチームトレーナーもイケメンだが、女の子たちの為のイケメン要員?






▼GTに出る時点で強いのでGTレースはどの馬にも勝機がある、逆にいえばどんな馬でも負けるってのが俺の論ともいえない競馬論。

イクイノックスが人気のない馬に負ける可能性だってあると思ってるよ、俺は。菊花賞も売り出し中とはいえ、勝者はドゥレッツァだったでしょ。
「ジャイキリ」も不正確。GTに出れる時点で相当強いから。


▼ママグルーヴが指導者という設定はゲーム版には無かった気がする。他のビジネスをやってたような…。
エアグルーヴもママグルーヴに師事してるだろうから、姉弟子といったところか…
…ドゥラメンテって見た目も設定もメジロドーベルと被ってる…


▼予想通りゲーム同様、アニメもメンバーが多すぎて空気キャラが出てしまったな。
サイレンススズカは殆ど背景キャラだし、「遊戯王」でいう本田君、御伽君レベルで存在感が無い。
「遊戯王」では本田君が好きだった私としては「またか」となった。
もっと全員が活躍できる脚本がいいのだが…





▼6話はOPをカットするほどか?というほど前半がつまらないが、後半が面白い。
やはり主人公にはほどほどの強さが求められる。ダイヤはその理想だった。

高身長でスタイルのいいゲームリッキーとは別人のまんまるアニメリッキーが登場したが、まさか幼馴染であるキタサンではなくダイヤとの絡みとは。

ゲームゴルシは仲間想いだが、アニメゴルシは結構ドライだ。
ゲームゴルシは自分を「アタシ」と呼ぶがアニメは「私」だし、やはり別世界のゴルシなんだな。

精神的に成熟したメジロマックイーンは大人の女性のようで、良い意味でゲームと別人。
「退屈な勝利」はゲームのエンディングなので、アニメはその後を想定してるんだろうか?
…まあ「勝ちたかったですのにぃ……っ!」と泣いてた女が何をイキってんだとは思ったが。




7話放送後、唐突に「ヴィルシーナ」「ヴィブロス」の2人を公開。


大魔神の馬じゃねーか(笑)。



最近は佐々木主浩で検索すると野球よりも上に競馬の情報が出るし、世間的にはもう佐々木主浩に野球のイメージはないのかもな…

実装はいつになるだろうか?アニメ放送中が一番効果的だが、サイゲはいつも逆張りだから。
史上初の2人組実装(2人を同時に育成する)だと面白いが、ありえないか。


肝心の7話だが脚本が適当になってきた
ライバルだったドゥラメンテが突如何の説明もなく姿を消し(現実だと引退)、ライバルがサトノダイヤモンドにシフト。
漫画やアニメによくある、キャラクターが突然空気になる現象だ。
「アイシールド21」のヒロインがまもりから鈴音に変更された時と同じ現象で、あまりに不自然。流石に何らかのフォローが入ると思いたいが、もうちょっとなんとかならなかったのか。

天才といえばオグリキャップも天才だが、
彼(彼女)は血統がそこまで良くないし、家も貧しい…
更には地方出身で、最強クラスのライバルたちを倒すという成り上がりドラマがあるが、
キタサンブラックは血統(家柄)も良く、都会の天才だからね…
ドゥラメンテやサトノダイヤモンドに負けてはいるが、総合成績は歴代でもトップクラス……これではいまいち盛り上がらん。










▼ピースを集めて、空マックイーン解放。やっぱりここでも「アクエリオン」。

そして久しぶりにマックEーンをやってしまった。



きれいな連敗…してるだろ…?

ウソみたいだろ…
死んでる(ゲームオーバー)んだぜ。それで…

たいした着差もないのに、だた、ちょっとファン数が少なかっただけで...もう動かないんだぜ。
な。ウソみたいだろ。

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まあスキルを覚えたらマックE+ーンだろうけどな…













▼チャンピオンズミーティングLONG!
今回の育成も10回以内!
人数も厳選に厳選を重ねた!





逃げ⇒チョコネス
先行⇒和テイオー
差し⇒正月ダイヤ、アルダン、FAフクキタル




彼女たちで行く!




なんと去年有馬を制した追込は無し!
理由は使い回しの優勝ブライトが、練習で妙に勝ってしまうから!
評価点が低いのに、妙な安定感がある。
もうこれ以上のウマ娘は作れないと、育成はしなかった。


…というか、出来なかった。
余りにも育成運がなく、長距離Sを全く継承しなかったからだ。
そればかりか、道悪の為だけに入れたタマモクロスSSRの、最初のイベントすら起きない事が、3回もあった。これがあるから「ウマ娘」は怖い。

気づけば育成10回を終えていた。
もう今回は、これがエントリーメンバーだ。
この4人に使い回しを組ませ、レギュラーを決める。








▼感触としては、差しが強い。
加速最強は差しだ。

正月ダイヤは久しぶりのエースで、練習勝率は7〜8割にも及ぶ。
完成してみれば評価点15000と1点に泣いたが、それでもスキルを減らし、なんとか形になった。


今大会の最有力と言われた和テイオーだが、オープンリーグには適さない。
理由は簡単で、制限のあるオープンではスタミナを満足に確保できないからだ。
正確に言うとスタミナに数値を割いてしまうと、バランスが崩れる
これでは覚醒スキルを本領発揮できない。

だが決まった時の加速は驚異的だ。
「見事なゴボウ抜きを見せる!」という、普段あまり聞かない実況が流れるほどのブチ抜きだし、浪漫枠ではあるだろう







▼メジロアルダンは差しで使う。
なんとか距離Sに出来たが、評価点とスタミナが足りなかった…

練習でも勝率は数%だが…
それでも決勝に出したい
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後は時を待つのみ!








…まさか直前になって人権スキルとか出さねーよな…サイゲ…?


2023年11月10日

【定期コラム】ふりーむ!の炎上と、ゲームの表現規制に思う事

定期コラムという名の、不定期コラム。

今回はみんな大好き、ふりーむ!について。



例によってオチはないし……実を言うとこの問題、取り扱うか迷った。
騒ぎたいだけの滑稽な野次馬が多過ぎるので、取り扱った時点で同類と見做されてしまう危険性がある。
スルーしたほうが絶対にクールだろう。




…だが、どうしても触れないといけない理由があった




それでは本題に入りたい。







▼ふりーむ!の過剰な規制が小さな火種から始まり、遂には燃え広がったようだが……


……


これについてまず言いたいことは…





キミたち遅いよ。
俺はガイドラインが改訂された時から、ずっと指摘してるのに。






ほら、全部俺の言った通りになったでしょ?
ねっ、ふりーむ!、炎上したでしょ?




その事について、ド派手にイキリたい(俺が予言者だぁ!みたいに)

これこそが私がこの問題を記事にした理由であり、主張の9割は完遂。
クールとは程遠い理由である。






▼最初の指摘から、もう10作以上もふりーむ!に掲載拒否されたフリゲを見てるからね。
最近レビューした「私はかたまり」もそう。
作者が【18禁指定された問題作】18禁要素があるとしてふりーむ!で公開できずフリーゲーム夢現で公開といったツイートをしたが、
現実には問題作でもなんでもなく、ふりーむ!が過剰に規制しただけの話(このツイート自体が皮肉かもしれないけど)。





▼ふりーむ!は、「18禁」の定義がおかしいよね。
CSではCERO B程度に該当するフリゲを、CERO Zと言い張ってる。

フリーゲームという元々狭い、「好きな人しかやってない」コミュニティに於いて、過剰な規制だと思う。

高齢童貞、高齢処女の性への潔癖症のようで、なんとも気持ち悪い。


……

………




でも…


たったそれだけで手のひら返してふりーむ!そのものを叩く層も、かなりダサいよね。
キミたちだって、散々ふりーむ!でフリゲをDLしただろうに。


これは全く別の事、分けて考えるべき問題と分かってない人が多い。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いなのか、
元々ふりーむ!に不満があった人への決定打になった背景もあるんだろうね

この炎上自体、ふりーむ!の信頼度が高ければここまで燃えなかったかもしれない






▼だがふりーむ!のお陰で出会えたフリゲは数知れないしついでに出会えた製作者連中も
同社が長年行ってきた、フリーゲーム普及への絶大な貢献を考慮すると、私はたったこれだけで批判する気には、到底なれないね。

類似ビジネスをやってる知り合いの苦心を見てきただけに猶更。
どの企業にも少なからず起こり得ることが起きた、程度に認識してる

私が意見するのは、あくまで過剰な規制に対してのみ
ただただ愚策と思ってるので、早目に弁明を伺いたい。







▼仮説を2つほど挙げると、ふりーむ!はDLサイトである前に一企業なので、やはり広告ビジネスをするにあたって、年齢制限に抵触するコンテンツを配置できない事情があるんじゃないかな。

大きな会社ではない上、
広告収入が利益の何割かをしめているなら、こうするしかなかったと。
立ち上げ当初、広告は余り張られていなかったように記憶してる。

今はもう何にでも広告が張られている時代で(プレイの合間どころか、プレイ中にさえCMが入る時代)、インターネット事情の変化による、サイトの変貌だね。




もう1つは、クレジットカード会社との兼ね合い。
ニコニコで一部マスターカードが利用不可になったが、ふりーむ!にもその波が来たんじゃないかな。
だとしたら今後は他社でもニコニコやふりーむ!と同様の事が起こる筈なので、解りやすいだろう



企業の目的は存続と発展であり従業員やその家族を食わせないといけない
ので、今回の件は仕方ないだろうと、一社会人としては解釈した。

あ…ふりーむ!はユーザーより家族を取ったんやな…、って。



もしそうだとしたら、なんとも悲しい。
本来の文化圏とは関係ないところで、規制が強化されてしまったんだから。
だがフリーゲームはインターネットゲームとほぼ同義なので、いつかはこうなる運命だったのかもね。

今にして思えば、ニコニコ系列とはいえあそこまで自由だったアツマールは凄いよ。
アツマールが閉鎖した所為で、ふりーむ!に過激なゲームが集まった影響もありそうだ









▼私がフリゲを作ってた時代と今は、環境が全然違う。
現代の製作者ならではの悩みがあると思う。

当時はCSではまず通らないような表現や作品が、ノンプロのゲーム製作という事で、問題なく通っていた。
…通っていたと思っていたが、「お目こぼし」でもあったのかもしれない。

私はそんな時代のフリーゲームが大好きだが「規制は絶対にゲームをつまらなくする」「フリーゲームは昔より今のほうが面白い」という二律背反を抱えているので、今後、この規制で自分の中の評価がどう変化するのか楽しみだね





▼Aboutにも記載してるけど私は元々フリーゲームや同人ゲームの製作者で
このブログを立ち上げてからもフリゲ、エロゲ、スマホゲーを作ったけど、
意外なことに(?)規制とはほぼ無縁。

知識のある人がチェックしてくれたというのもあるが、スマホゲーは想定より緩かった。



先日「今は駄レビューが多すぎるからプレイヤーがレビューを取捨選択する時代」と書いたが、製作者がプラットフォームを取捨選択する時代でもあるんだろうね。

昔よりずっと選択肢が広がった。
棲み分けがより一層広がりそうだ。



2023年10月30日

ウマ娘 プリティーダービーを攻略し瞳の先にあるゴールを目指す 370周目 スマトレーナー(IQ135)、やっぱり頭脳も育成も引きも一流

▼ストーリーイベント「秋さびて、想ひ綴る」読了!

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今回も面白い!余りの面白さに一気読みしてしまった!



お陰でインターバルの台詞を回収し損ねた…!
いわゆる「取り返しのつかない要素」なのだが…









▼シナリオテーマが育成のグランドマスターズに少し似ていた。

想いの継承がテーマだが育成シナリオ同様、
おふざけ無しのガチカミプリンセスを見られてよかった。
プリンセスにはやはりシリアスが似合う。

祭りが終わった後のキングの台詞は「──子どもってすぐ大人になるのね」に通ずる。
勝負で負かされたわけではないが、自分を慕う少女に完全に上をいかれて、感慨深いのだろう。


プリンセス(がアップ)のスチルが無かったので、最後の最後に出てくれて安心した。






▼ハルウララはこのゲーム屈指のアホの子だが、彼女はどうやって歌やダンスを習得しているのか?
…という2年数カ月の疑問が紐解かれたのもよかった。
ハルウララでもミスなくこなすし、ウマ娘は歌やダンスが得意な種族なのか?…と考えていたが…

解は実にシンプルでハルウララは想定よりずっと賢かった。
まさか計算で他人に気を遣っていたとはびっくりだ。

同室のキングがウララを決して低く評価しないのは、
ウララの知性を見抜いていたから…かもしれない…
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ライスシャワーやメイショウドトウ相手では、どうだろうか?
彼女たちはウララが無意識に自分を励ましてくれる優しい子と認識していたが…
実際には2人が思うよりずっと賢いだろう









▼ダイワスカーレットとウオッカも慕っていたが、
カワカミプリンセスが皆に愛されてると改めて分かったのも収穫だった。


みな口をそろえて「カワカミ」と呼ぶ。親し気でも「カワカミちゃん」。
やはり、カワカミプリンセスのことを「プリンセス」とお姫様扱いするのは王子様であるトレーナーだけだな。
親は勿論例外だが、プリンセスと呼ぶモブは「姫」という意味だろうし。


テイオーとツヨシが仲良しなのは今でも違和感ある。
テイオーはツヨシみたいなタイプを格下に見ている節がある…ネイチャのことも無礼ていた。

シンボリルドルフ産駒というメタ視点がなかったら、2人が仲良しな理由がわからない









▼ガチャでは単発2連で2人ゲット。
この素晴らしいストーリーに花を添える事が出来、とても嬉しい。

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前回ガチャでもチャンミCLASSICで得たチケットで、またもファインが1発(3枚使用の1枚目)。
これで★★★★に。
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ついでに赤テイオーも引いたが…
正直もういいかも…
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▼和衣装が4人そろったので、早速「トレセン音頭」。
きゃーわゆい(マルゼン語)。
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▼今日は時間がないのでもう無理だが(フリーゲーム小話含めて、記事も長すぎ)、
育成したら「プリファイとキングさんという2人の師匠」とか言ってる…


……俺はっ!?トレーナーはっ!?しかもプリファイが先っ!?


…となるが…
プリンセスの中では男を「トレーナーさん」と呼びながらも徹頭徹尾「王子様」なんだろう…

そして新プロフによるとプリンセスのマイルールは「王子様へのプロポーズは自分から」

俺はまだされていないが、いつもプロポーズする側(?)なので、プリンセスからのプロポーズを待ちたい。


テイオーはCMに出たテレビが大ヒットしたことが自慢とある。
明らかに元ネタがありそうだ。
競走馬がテレビCMかあ…時代を感じる。











▼ネイチャSR[とびっきりの金メダル]が久々のトレーナーポエム。
そして俺はこれを待っていた。


自分でもなぜだか分からないが…今回はイラストを見た瞬間ポエムの波動を感じ、「特大級のポエムが来るぞ!!」と確信めいた予感があった。そしてやはり、それは当たった。

これまでのポエムが雪や夕陽をテーマにしていたからね。
決められたテーマがある。今回のネイチャもそうだ。
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トレーナーはネイチャを(少女という意味での)子供と思ってるようだ。
兄より父扱いされることが多いしネイチャの台詞からも結構いい年齢っぽいが、そんないい歳した独身男性が自分を何年も好いてくれる女の子に「もちろん1番だよ」と言った責任を取らなくてはならない。絶対に。

キングやプリンセスにも子どもと言ってたが、トレーナーの認識では中等部は子供なんだろう。
逆に高等部となると途端に女性扱いする男。

彼には謎の拘りがありそうだ。








▼ラモーヌお義姉さんのストーリーにアルダン登場…当たり前ではあるが。

自分のトレーナーにはしっとりした声だが、
姉のトレーナー相手には結構尖った声で喋るし、現金な女だ。おもしれー女。

こんな感じでもっとアルダンの別の顔を見たいが、もう出番は無さそうだな…
あの世代で他にウマ娘に出来そうなの、いたっけか…









▼12月はチャンピオンズミーティングLONGで、まさかの有馬!
もうやったじゃん!…またあの地獄を繰り返すのかよ…


まさかここまで徹底し、現実通りとは…

前回は…逃げ外しの大博打に勝利。
優勝できたが、うんざりだった。

CLASSICを優勝し次は育成最小限と書いたが、いまは最小限すら作りたくない…
「ふり」ではなく、次はガチでカジュアル育成で終わる









▼アニメ3話も面白かったな。


ゴルシがG16勝!?現実と同じだ!
チームシリウスのゴルシがいまだ出走しないのは、時系列がまだリアルゴールドシップの生まれる前だからだろう。
この理屈だとゴルシのメイクデビューは2部か3部だな。

しかしGT6勝もしてるゴルシがただの変な人扱いなのが納得いかない…会長に次ぐレベルの生きるレジェンドの筈だが…(まあそれをいうならウオッカは7勝だが…)

寮生なのも衝撃。同室は誰だろうか?名前が出たことで実装が確定的になったオルフェーヴル?

ドリームトロフィーリーグの名前が出てきたが、やはりピークアウトした選手がいく2軍リーグっぽいな。
マルゼンスキーやタマモクロスがドリームトロフィー行きを匂わせていたが、元ネタがわからない。
モデルとなった馬になんらかの共通項があるんだろうけど…。

モブに今浪厩務員がいたし色々元ネタがありそうやね。
アニメはアニメで面白くなってきた。



4話も面白い。
リアルキタサンブラックが強すぎるので、トレーニングにスポットを当てたのはいい。


しかしアニメ版のトレーナーはほとんどストップウオッチ計測係のおじさんだな。

ウマ娘たちに策を授けてるわけでもないし、精神的支柱はネイチャ先生。
今回もトレーニングは他人頼み…1カ月も現場を離れたが、影響なし。
こいつなんのためにいるんだろう…?

ライスも存在意義が分からない。
ろくに食事も作れない。アスリートとして1か月間あの食事なのは、致命的。
だがトレーナーはここでも何も言わない…

育ちが良い筈なのに、キタサンの食べ方が汚いのは嫌だった。
これじゃ汚サンだよ。
ゲームでもそうだが…スタッフに…かなり変な性癖を拗らせた奴がいそう。









▼スキルの説明テキストが修正!?改悪だろ!



あの不自由で何を書いてるか意味不明な日本語!
通称「サイゲ語」こそが「ウマ娘」の売りだったのに…
俺がなんのために必死に努力してサイゲ語検定1級を取ったと思ってるんだ!

…いや実際、データ化するのも困りもんだよ。
ただでさえ解析された所為でゲームの面白さが薄れてしまったのに……、自分の頭で考える要素が減るのはいかんわ。




長くなったし、本日の「ウマ娘」攻略日記はここまで。
後日…和テイオーは強いけど、オープンリーグではそうでもなくね?…などを考察したい








【フリーゲームのアレやコレ】



▼「KISS ー忘れられない想いー」2周目をクリア。結末は変わらなかった。
やはりあのエンディングが物語の正史なんだな。

主人公がタイムリープ(ループ)する理由も明言されなかったが、東野圭吾と同じスタイルか。
「秘密」「トキオ」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のように東野圭吾作品では時折摩訶不思議なSFファンタジーが起こるが、原理が解説された作品は少ないからね(というか、ない?少なくともメジャー作品ではない気がする)。

「忘れられない想い」がサブタイトルだが、まさに「忘れられないフリーゲーム」になった。
これより主人公とヒロインの想いが強く相思相愛で、クリア後の余韻が鮮烈なフリゲそうはないだろう。


しかしこれほど登場人物が少ないのに、ラストに登場した女の子は世界観にそぐわなかった。
「キモイ!キモイ!おじさん!おじさん!」吠えてたのに、ちょっと甘い顔をしたら手のひら返して「お兄さん、ファーストフードでよければ奢るよ(下半身ビショビショ)」って……即落ち2コマじゃねーか!


即落ち2コマじゃねーか!


ヒロインであるさゆには10年以上の「想い」があるのでキャラが立っているが、この子はポっと出に等しいので…
自殺するまでのプロセスを、どこかに、上手いこと挟んで欲しかったな。



ストーリーのインパクトが最大級なのでレビュー感想では敢えて触れなかったが、AIイラストも素晴らしい。
ここまで表情の表現や表情変化に拘ったAIイラストフリゲは初めて。

特に泣き顔が凄い。本当に悲しんでる顔だわ。
グラフィック一番の見所は?…と訊かれたら「女の子の泣き顔」と答えるね。
スクリーンショット 2023-10-29 213531_compressed.jpg









ゲームでも漫画でも、美少女キャラの泣き顔っていかにも綺麗に泣いてるんだよね。顔が崩れない。
でも「KISS ー忘れられない想いー」は号泣して顔が崩れる。ぶっちゃけ、美少女キャラには到底見えないような表情(顔)にもなる。まさに「泣き崩れる」だよ。

現実の女もポロポロ泣くから、リアル(まあAIなんてある程度同じものが出て、製作者が手を入れてるかもしれないけど、それをゲームで表現する事が異色であることには変わりない)。


晴れて恋人になったさゆを「他に好きな子が出来た」と捨てるシーンは胸が痛ぇーわ。
あの時の無理して笑おうとするさゆの涙は忘れられない。
散々ループさせて、プレイヤーにもさゆとの想い出を作ってから捨てさせるのが上手いな。

まーそんなわけで、まごうことなき傑作よ。









▼「幸を運ぶ怪物」がアップデートされたようだが……クリア後モードの夏鈴花がブスになっとるやんけ!?!?(サムネを見ると)


なんでこんな修正したんだろ…?
死んだくせに自信満々で、あの見透かしたような表情が良かったのに…

夏鈴花は若い風に描かれてるが自分をおばさんと言ってるし、物語を読み解くといい年齢っぽいな。
そんな「おばさん」が主人公のフリーゲームは珍しい。「幸を運ぶ怪物」の希少性の1つでもある。










▼YouTubeに「キミの瞳に映る夏」のプレイ動画がアップされている。

なぜ今更!?と驚いたが…エクレア編の製作者が、アツマール閉鎖にあわせて、自分が権利を持ってる分だけ公開したらしい。なるほど。

昔書いたレビューには、エクレア編が一番面白いとある。いやはや懐かしい。
プレイ数コメント数はそこそこあったが、レビュー感想を書いたのは私だけのようだ。




…そういえばこのフリゲ…他のサイトにはアップされなかったので、もうプレイできない。
実況動画もないので…、映像的なソースはこの動画だけ。
他の製作者が消息不明なら仕方ないが、良作だし公開終了は惜しい…。





2023年10月26日

KISS ー忘れられない想いー レビュー感想 遠回りのloop駆け抜ける螺旋

主人公である坂口恭一には幼馴染の女の子がいた。
彼女の名は石田さゆ。
大学生となったことで幼馴染の関係を卒業し、恋人同士になりたい。
恭一はさゆへ告白することを決めたものの、なかなか言い出せず−−

スクリーンショット 2023-10-26 182016_compressed.jpg










▼すげえ!めちゃくちゃ面白ェ!


「KISS ー忘れられない想いー」はこの秋一番のノベルゲームだ!



ストーリーの続きが…、主人公恭一とヒロインさゆと……

そして終盤登場する真のヒロインの未来が気になり過ぎて、休むこともなく、一気にクリアしてしまった



完全に想像を超えていった。
まさかこんなドぎつい恋の物語になるとは……想像もしなかった

終盤…さゆを想う余り恭一が取った行動は、この物語の何かを壊した




恭一がさゆをどれだけ愛しているか…
さゆが恭一をどれだけ愛しているかが
ふたりの想い出を通じて痛いほどに分かっているから、
その決断は余りに残酷だった。
スクリーンショット 2023-10-26 182057_compressed.jpg









恭一は破滅に向かう、取り返しのつかない決断をした。










▼私はこのゲームを…主人公が実は死んでるヒロインを助けるため、ループするSFなんだろ?

…程度に思っていた

だがそんな想像から、「KISS ー忘れられない想いー」の想いはかけ離れていた


これは青年が時空を彷徨う中で、真実の愛を探す物語だ。

往年の名作SFや「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」「ひとかた」に近い。







▼画面演出もフリーノベルゲームでは見られない物が使われており、没入感は圧倒的だった。
まるで映画のようだが、フィルム映画を意識していると思われる。

STARTもLOADもタイトル画面もなく、いきなり意味深なムービーから始まるのも洒落ている。

そしてこの時点で、物語は始まっている。






▼1つ言いたいのは、ループ物の宿命とはいえ同じシーンを見せすぎじゃないか?

…ということだ。
3ループからはスキップしたくなった










評価B+
75点

どうも私は、このようにシンプルながらも
「青年が過酷な運命に抗う」…だとか…
「絶望の果て…最後の最後に一筋の希望が残る」…という物語に弱いようです。
ついつい、のめり込んでしまいました。

「KISS ー忘れられない想いー」が面白いのは
最後に残されたのが本当に希望なのかが…分からない事です。

物語的に希望じゃないなら何だという話ではあるし、…ネタバレなので伏せますが、
このゲーム、実は彼らの恋の結末が描かれないのですよ。

不幸なままなのか?
○○は消滅したままなのか…?
すべては不明で、時空を彷徨った恭一が運命を変えるある行動をし
新たなる未来に想いを馳せるところで、物語は終わります(真エンドがあれば別ですが)。

しかしそんなハッピーエンドではないけれど希望を感じさせるエンディングは、時として再会した主人公とヒロインがベタベタするようなメロドラマより、遥かに強いインパクトと感動を残すのですよね



恭一とさゆと○○の未来、どうかあなたも見届けてください。





2023年10月25日

私はかたまり レビュー感想 本当の姿って、なんだろう?確かなのはあなたを救うチャンスが、私にあること…

▼いやー…




久々にフリゲで感動しましたね







こんなに「救い」のある物語のエンディング、あるんだね…
人間は一生懸命に生きれば必ず神様が見てくれるのだなと、ふと感動してしまった…

人を想えば、かならず応えてくれるんだなとも


伏線を回収し点同士が1本の線につながるエンディングの感動は、ひとしおだ。






▼「私はかたまり」は「かたまり」というケサランパサランのような白い物体を育てるゲームだ

オブジェクトを調べ経験値を入手し、それぞれ一定の姿に変化する。
変化後は謎解きをし、そもそもかたまりとは何なのか?という真相編へと突入する
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真相編はジャンルがガラリと変わり
ちょっとしたステルスや鬼ごっこもあるADVになるのだが、
このテイストの変りぶりも面白かった

即死トラップが2つほどあるが、攻略は簡単だろう







▼さて突然話を変えるようだが、物語には「テーマ」がある。

各製作者が考えているかは不明だが、プレイヤー、読み手がそれを想像することは自由だ。

私は個人的に「私はかたまり」のテーマやメッセージ性を想いの成就と切ない愛の物語だと思った。

この不器用な愛が本当の意味で成就する時、私は驚きとともに大きな感動を味わった


短編ながらに実によくできたストーリーだ。
かつて秋吉理香子もこういった小説を書いていた


まさにミステリと切ない愛の複合だ











評価B
70点

ワンマップ探索から始まるかたまりの小さな冒険は、
本当の姿を取り戻してから、加速度的に進行します



短編ゆえに、物凄い速度で




振り落されないで欲しい、このスピードに。
最後にあなたなりの真実の愛を見つけて欲しい








【フリーゲームのアレ】


▼先日レビュー感想を書いた「電車で眠るダウナーなあの子に」がver.1.01に更新。
日常イベントおよび夢イベントでのステータス変動値を上方修正しました。とあるが、製作者も問題点と自覚したようだ(私と同じ指摘をした人が、他にもいたし)。

他にも問題点は色々あるが射精ゲージの上昇幅が、自慰とヒロインの口内、膣内で同じ(もしくはほぼ同じ?)なのはおかしい。

現実には口内膣内のほうが圧倒的に気持ちいいので、ならば圧倒的に上昇しないと変だ。
主人公のようなスリルを楽しむ人間なら尚更だろう。しかも遅漏過ぎる。

実際その所為でゲームバランスがおかしくなっているので、自慰で射精ゲージを高め、フィニッシュだけヒロインの膣内で…だなんてありえないことになっている。
そこを修正すると他の数字もいじらないといけないので、やはりまだまだ修正の余地がある。
ゲーム製作はどこまでいっても大変だぁ…



そういえば以前「僕たちはいけない遊びを覚えてゆく〜風雲相討学園フラット2完全版〜」の攻略日記にて「私はエロゲ的なエロゲはやらない」と書いたが、
「電車で眠るダウナーなあの子に」が初めての「エロゲ的なエロゲ」かもしれない。

システムが雑ではあったがこのように頭を使ってあれこれできるエロゲには、可能性を感じる。

そもそも単調なレベル上げで攻略できるRPGや
読むだけノベルのように「誰でもできる」が嫌いな私は、そういったゲームと相性が良さそうだな。

そして食わず嫌いも嫌いだ。


今後は積極的にプレイしたい。
「1room -家出少女-」は面白そうだな。

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  4. 4. ほろびのゆりかご レビュー感想 ラストシーンで判明する真相は、最早SFファンタジーのスケールを超えた(ネタバレ)
  5. 5. 鼓草 レビュー感想 極限の花婿たち
  6. 6. 色は黒に包まれて レビュー感想 深い光に包まれて
  7. 7. 怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば
  8. 8. 籠の街 レビュー感想 少年の爽やかな成長物語と思いきや、まさかの欝ゲー展開に…
  9. 9. かわいいは壊せる レビュー感想 七つの愛憎
  10. 10. 決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー〜 レビュー感想 うげっ、なんでそこまで分かるんじゃ!!?ロリコンは皆こうなのか……?
  11. 11. 電波障害ノベルADV AlexiA〜アレクシア〜 レビュー感想 もう、勇者しない。
  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き