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2019年08月25日

君の世界は鳥籠の中 レビュー感想 白と黒

「リバース・ゲーム」「ファントム・リム」と世界観を同じくする新作



唯一無二、フリゲならではの作品に仕上がった。色々と衝撃的な内容。極めてシリアスな内容となっており、女の子と楽しく会話をするような明るいゲームではありません。という文言



更には、NTR、胸糞、泥沼、ヤンデレ、裏切りという、わくわくする言葉が躍っている



「リバゲ」がそれらのネタで面白かったので、かなりの期待を込めてプレイ







まず前2作と世界観が同じといっても、テイストが違います


デスゲームではないので、「リバゲ」の欠点(というよりデスゲームもの全般の欠点)だった「説明文の多さ」と、それによる中弛みは全て解消



序盤からすらすらと読める文章と場面展開で、非常にスムーズな展開









「特別」であることに憧れる主人公白鳥悠人が、片思いしている「普通」に憧れを持つミステリアスなヒロイン鴇田愛歌と、ひょんなことから恋人の振りをするようになった…
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ヒロインには勿論謎があり、プレイヤーの興味を惹く


まともに会話すらしなかったふたりだが、一緒にお茶をするような仲へと、進展





だがとある事件が起き、楽しくも普通だった日常は崩壊する








まあこのヒロイン…がね…というか女性キャラが…



大きなくりくりきらきらの目が特徴的なんだけど、可愛いのなんの




「リバゲ」はバランスが悪かったり、背景と浮いたところがあったが、かなり上手くなってる。立ち絵は目パチもする





異性の悪友の黒江も、髪型が微妙だけど、これまた可愛い


主人公に好意がありそうだ






そしてキングと呼ばれるイケメンで有能な親友キャラが登場…



……


………






あれっ?

このパターン知ってるぞ!!







この時点で私は、あっ…(察し)となった










周回前提のゲームで、1周目で衝撃的な幕切れをし、2周目から追加シーンによってその真相に近づく…というシステム




マルチエンド全3話で、難易度は少し高かった



色々選択肢を試しながらプレイしたが、トゥルーエンドを見るまでに、多く存在するエンディングをほぼコンプしてしまった



なのでエンディングが多くて面倒くさそうだなあ、という考えの人がいたら、全くの杞憂だ。普通のプレイで、自然とエンディングを回収できる










本作のストーリーはとても感動的で、少年少女が大人になっていく、青春成長ストーリー





「リバゲ」は女の子が多いにも関わらず恋愛要素はほぼなかったが、本作は列記とした恋愛ものである





デスゲームのように小難しい設定もないので、是非ともおすすめしたい一作だ




ではネタバレ感想(前作のネタバレも含む)
















3話から愛歌視点になり、本当に鳥籠に閉じ込められ、攻略キャラが使用人に変わるが、愛歌の好感度が低いとバッドエンド落ちするのは、よく出来てるよね



悠人への気持ちが「あの少年」…程度しかないから、何の希望も見出さない、というね…
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別のゲームでありながら「リバゲ」の伏線回収を行ったことも、ポイントだ


被害者となったヒロインのドールが登場した場面では、ここで繋げるか…と思わず唸った
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まさかこんな姿の彼女と、また対面することになるとは…

やっと殺された理由を、知ることができたね






回収まで2年…


フリゲ史上でも、かなり(リアルタイムが)壮大な伏線回収ではないかな






はるかの再登場も、懐かしい気持ちになった。



すっかり憑き物が落ちたみたいな顔してるけど…







はるかさん、あなたが智紀さんにしたこと、忘れていませんよ(威圧)














普通を乗り越えて特別になるふたり…
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屋上のシーンは、本作でもっとも感動的なシーンだ
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(ゲームでは瞳がゆれる演出がある)











一気に時間が流れ、結婚まで進展したのも、幸せを表現するのに、ベタだがよかったんじゃないでしょうか
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妹の将来を描く必要もあったしね









大人愛歌が少女愛歌に語り掛ける場面を、姉妹の言葉にあわせたのも、実に綺麗な演出だ(でもラストシーンのふたりの表情は、笑顔を描いたほうが、絶対良かったと思う)







…というわけで、本作のストーリーを読了、エンディングコンプリート…




いやあ…染みますねえ…久しぶりにフリゲで感動しましたよ



…でも何かを忘れているような…






唯一無二、フリゲならではの作品に仕上がった。色々と衝撃的な内容。極めてシリアスな内容となっており、女の子と楽しく会話をするような明るいゲームではありません。

NTR、胸糞、泥沼、ヤンデレ、裏切り











ああ…完全に忘れてた…



どうやらクリア後追加のルート分岐が、これに該当する模様






えええぇ…つまり、敢えて、このハッピーエンド後に、どきついバッドエンドを見せるってのか…?









プレイヤーは何もわかっちゃいなかったよ…





作者の人間の底すら無い、悪意を……!!











評価A+
80点



下半期一番の、凄い力作でした。シナリオにも、ダレるような無駄が全くないです。



鬱ゲールートまで、完全攻略します(1話ラストで愛歌がああなってた理由も、謎のままだし)





そういえば「リバゲ」がフリーゲームの世界ということは、それと同じく、本作もフリーゲーム中の話ってことなのかしらん…
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