※推理が苦手でも問題ナシ!
自力謎解き要素皆無・直感がすべて!
…と前書きのある推理ゲーム
これはどういうことだろう…
プレイすればすぐ分かるのだが、このゲームには事件発生や調査が存在しない。
フーダニットこそあるが、ハウダニットが存在しない
トリックなんてものは、勿論ない
なんといきなり犯人当てから始まるという、一風変わった推理ゲームとなっている
プレイヤーは容疑者リストから直感で犯人を選び、断片的なキーワードを入手し、真犯人を推理する
勿論、そこに至るまでのストーリーが無いので、どんな連中かもわからない
まさに直感だ
推理といってもキーワードをすべて集めた時点で真相パートに進み、主人公が勝手に推理していくので、プレイヤーは何もしなくていい
ネタバレはしないが、事件の真相としては、特殊なシチュエーションを活かした、ストーリーとシステムがドッキングした、なかなかいい落としどころだなあと思った
パッケージヒロインっぽいポジションにいるのはアイリだが、実際にはヒロインはモモセだった
その事実に気づいてからは、なんとなく真相が読めた感じだ
そして何よりクリアして思ったことは…
せや!幼馴染なんていらんかったんや!
モモセ最高や!
やっぱりモモセがナンバーワン!
クリア後はおまけとして、直感恋愛というギャルゲー&ホモゲーパートが追加されるが、これが非常に面白い
はっきりいって本編を食ってるんですよ
直感推理同様、前触れなく恋愛が始まる
殺人事件こそ起こらないものの、キャラクターのこれまでの生き様は同じだろうから、直感的といっても、内容は普通に分かる
面白かったのはアイリのメンヘラぶり。
子供の頃、主人公に結婚の約束をして、断られたってのがなんとも切ない
他にも本編に登場した女性キャラのルートが、全員分ある
まず攻略キャラじゃないだろというような、厚化粧で、泣くとつけまが落ちる(斬新な顔グラ)おばさんのルートまである
まあ中でもやっぱり…
モモセが実は幼馴染だったのも最高や!
やっぱり幼馴染ヒロインがナンバーワンや!
おっぱいが大きいのも最高や!
探偵は目立ってはいけないことが原則なのに、エピローグの探偵コンビは怪しいコスプレイヤーにしか見えない
評価B+
70点
絵も綺麗で差分が多く、動きがあるように魅せてました。
「斬新なシステム」「斬新な設定」というのは、所詮は既存のアレンジに名前をつけただけに過ぎない物が大半なので、「全く新しい物」を創作、開発するのはもうゲームの歴史を紐解いても、ファミコンが出てから35年も経つので、難しいですね。
私はヒロインではなく主人公の好感度を上げる「Linaria 7days」を絶賛しましたが、これも最近話題のゲームでいうと「FF7」が大昔、既にやってますし…。(あ、そういえばどっちも「7」で主人公もクラウドっぽいな…絶対偶然だけど(笑))
「FF7」はティファ(ヒロイン)ではなくクラウド(主人公)の好感度を上げるシステムでした。
でも(制作者にその意図がなくても)そのような要素をギャルゲーに落とし込んだアレンジが凄かったので、評価した次第です。
しかし「ちょかたん」は、いきなり推理から始まるという点に於いては、もしかしたら本当に完全に新しい切り口かも…?
…と思ったり…どうなんでしょう?
そんな少し新機軸な推理ゲーム、「ちょかたん」…おすすめですよ。
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