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2017年12月17日

ふゆあかり レビュー感想 手堅い短編鬱ゲー(というより胸糞ゲー)















物書き志望の大学生、近江祐一は
己の未来に行き止まりを感じて自暴自棄になっていた。
そんな祐一にとって河川敷で顔を合わせる少女、
今宮明里の存在は唯一の救いだった。
だが、明里のまばゆい笑顔は祐一が抱える歪んだ欲望に火をつけることになる。

ーーその日。

人生のすべてに絶望した祐一は、夜道をひた走っていた。

この心さえも凍る真っ暗な冬の中で、ただ一つの灯りを求めてーー

















▼まず絶対条件として、主人公がガチのドクズなことが大きく評価を分ける。


というか評価を落としそう。一番嫌われるタイプの主人公だから







物書きに憧れているがそのための手段が大きく間違っている。かつ自分勝手な人間で、同情すべきポイントがただの一つもない。




小説じゃダメだからと妥協し、舐めているラノベ新人賞に応募するが、それでも落選続き(これもラノベオタは怒るだろう)








女との交流もないので、偶然知り合ったヒロインとの会話のみが唯一の楽しみという寂しい奴









▼一方、ヒロインは何か悩みを抱えているが元気に生きていて、主人公とは真逆の人間

優しい世界_No-0002_mini.jpg










だがある時、そんなヒロインを、劣情に任せ、レイプしてしまう



しかも明らかに事情を抱えて傷心のヒロインを、だ。







泣き叫ぶヒロイン。超然としているところのあるキャラだったが、ヤられてる間は完全にただの少女で、こっちが実態なのかな











出すものを出して賢者モードの主人公。




自分が悪いにも関わらず、罪悪感というよりビビリから引きこもり、ヒロインには謝罪一つしない。




賢者どころか全くの愚者モード。










明くる朝、電話がかかってくる。だがボッチで友達のいない主人公の携帯が鳴る事は通常無い。







警察だと思ってビビルが、なんと電話は出版社から。





小説がギリギリのところで新人賞に引っかかったという














人生に光明が差すかに見えたが、既に犯罪者のため時すでに遅し…













ヒロインに会いに行くも自殺をしており、倒れている







だがよく見るとまだ息がある。



一瞬意識を取り戻したヒロインは主人公の顔を見て一言






「殺して」










今救急車を呼べば助かるのに、保身を選び見殺しに…










▼…で唐突に終わるという、ブラックというよりただ主人公がドクズなだけのお話…



クリア後に、タイトル画面からヒロインが消えるのがなんとももの悲しい。普通は逆だからね(何もないバックに、ヒロインが登場するのが普通)






面白かった夏ゆめ彼方のライターが書いてる割に、シナリオは単純につまらないです。しかも夢破れた主人公という、同じテーマで書いてるのにつまらない。




夏ゆめ彼方は、落ちぶれた主人公の心理描写が上手かったけど、ふゆあかりのそれは、とても下手でした。




クオリティが高ければもっと胸クソ悪いゲームになっただろうけど、主人公やヒロインのキャラ立ても適当で、シナリオも中身が薄いので、何の罪もない、何か事情のある少女をレイプするというストーリーなのに、余り胸クソ悪くならない。









▼結局ヒロインの素性、正体などが全て謎のまま終わってしまったのは大きくマイナス(前作と違って周回要素もなさそう)







近所の河川敷で顔を合わせる制服姿の女子学生。
一見、笑顔が魅力的なごく普通の少女だが、
どこか陰のようなものをまとっている。

どこに住んでいるのか、どこの学校に通っているのか、
仲の良い友達はいるのか、家族構成はどうなっているのか、
なぜ毎日のように河川敷へ足を運んでいるのか……

その一切は謎に包まれている。







まさか謎のまま終わるとはね…ここに迫るのがストーリーのコアだと思ってたのに


結果、主人公の葛藤も安っぽいならヒロインにもこれといった種明かしがない、非常に薄っぺらいストーリーになってしまった













▼でもゲームにありがちなご都合主義がほぼないのはいいですね。




ヒロインはダメオの主人公のことが何故か好きで、だから好意的だった、レイプも受け入れる……ってのが王道だけど、明らかに好意はなくて、ただ礼儀正しいから社交辞令で挨拶してただけの少女だしね





好意(?)を見せるのも、せいぜい毎日会ってるから自己紹介したいと言ったくらいかな。


この「会ってる」ってかなり引っかかる言葉だったが、特に意味はなかったな。


普通「見かけてる」だけど、ただの作者の言葉選びだったのね。


同じ言い回しが「想い出にかわる君~メモリーズオフ~」でもあったけど、主人公はヒロインに「会ってる」といわれ、「それは見かけてるだろう」とツッコんでいた。


























▼絵は結構綺麗だけど背景がおかしくて、自室の天井が低すぎることが気になる。


ヒロインのリストカットも、右利きなら左手首を切る筈だし(でもなぜか傷が右手首にある)




主人公が19歳って年齢も、人生を諦めるには若すぎるね。ヒロインとも1,2個しか違わないだろうし、39歳無職くらいが絶望感あってリアルだったんじゃないかと












▼評価D
55点






ドクズな主人公を見たい人にはおすすめの一作。

内容が内容だけに良作とは言い難いが、プレイする価値はあります



バックログが原稿用紙になってたり、芸も細かい。








この原稿用紙を書いてる設定の主人公は、ガチのドクズだけどね☆






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