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2019年08月29日

サイコロサイコ -第四の出目- レビュー感想 夕飯がフルーチェだけやった時は泣いたで、さすがに

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ユーザー参加型ゲームにして、「メンヘラフレシア」待望の続編



CHARONお得意のヤンデレやメンヘラ…


ではなく、その更に上の狂気、サイコパスがヒロイン









Usatubeという、激しくどっかで聞いた事がある動画サイトで生計を立てる虐殺系Utuber、祭子




「メンヘラフレシア」の、一応は主人公の事が好きだと分かるヒロインとは、まるで違うプッツンぶり



「メンヘラフレシア」でいうと、あゆめスイセンに近かった(主人公に明確な好意もないしね)












ひょんなことから、学校へは行かずユーチューバーとして生活する祭子と出会うめたろー




彼女の動画撮影の手伝いをしていためたろーだったが、ルールを守っていた動画は、過激さを求め、徐々にエスカレート


そして事件は起こった


…といった、風刺的ストーリー












冒頭で風刺の要素がかなり強いとの警告文が出るのだが、Vtuberとのコラボゲーム「あさみエスケープ」が控えてるとは思えないくらい、youtuberやアマチュア製作者の闇に切り込んだ、挑戦的なストーリーだった






まあ、名前こそ出ないものの、ぜってーあいつのことだろというyoutuberを、ディスるのなんの








お気に入りは、死んだらあかん!人生は冒険や!の余りにも頭の悪い迷言で一躍バズった、ゆたぼんのディスだね







ディスとはいえ、youtuberとはこうあるべきだ、何々はやってはいけない…というような指針的な台詞につながるので、寧ろポジティブな台詞なんだけどね











キャラクターがマツリカを持っていたり、祭子というネーミングから察するように、まつりマツリカのまつりが登場する



でも「メンヘラフレシア」をプレイしていなくとも分かるストーリーだと思う







評価C+
60点




1作目としては、インパクトの強いサイコパス風刺ゲームじゃないでしょうか


七七の制服のダサさも、病み付きだね



残されたクリアパスワードがあるように、シリーズはまだまだ続くので、楽しみですね



2019年08月26日

君の世界は鳥籠の中 隠しエンド攻略

隠しエンド見ました。「リバゲ」を含むネタバレ感想です。








隠しエンド1は、真琴エンドかあ…




髪型が微妙なキャラが髪を降ろすと、可愛いという王道
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彼女を裏切って、彼女の友達と浮気する話





前書きでフリゲでしかできない、泥沼、etc…とかなり強く煽ってたが、そこまで泥沼でもないと思った。





内容的にはえぐさよりも、仄暗い、青春の1ページという感じだ。

「リバゲ」のほうが鬱ゲーだった。
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あれはヒロインが主人公を裏切って、殺して、主人公よりハイスペックな親友と付き合うのに、でもそれを隠してる…


親友はいまも主人公の死に苦しんでる…自分の恋人が殺したとも知らずに…って流れが強烈だからね
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あのエンディング、実は私はかなり好きだ


あれがなければ、「リバゲ」はただのデスゲ系になっていたと思う





フリゲの制作路線は、大きく分けて、2種類


「これが本当にフリゲ!?」と驚かれるような一般ゲームと見紛うクオリティのものか、「これはフリゲでしかできないよね」と驚かれる、独自性の高い奇を衒ったもの(趣味性の高いもの)か…




本作は、後者だよね





蛇足と批判されているが、作りたいものを作れるフリゲに於いて、蛇足ではない。



本作で懲りずに同じことをやってるので、日和らないスタイルには好感が持てた














NTRられるのが、愛歌じゃなくて悠人なんだね。




私はこのゲームの主人公を悠人だと思ってたんだけど(3話以外、ほとんど彼の視点だし。一部EDが愛歌視点なくらいかな)、設定的には、愛歌らしい

なるほどたしかにこれならNTRだ。




これだけ甘酸っぱい恋愛を描いておいてヒロイン(愛歌)が寝取られたら鬱だなあ…と思っていたが、ヒロイン(悠人)が寝取られたわけね



男性目線的には、ダメージはなかったが、女性プレイヤーには、きついシナリオかもしれない。やっぱりプレイヤーというのは、同性に感情移入するものだし









隠しエンド2はかなり短いのだが、愛歌が闇落ちする過程をもう少し描いて欲しかった。作中でドールや殺人衝動が描かれてないので、唐突感あり。











アナザーエンドは、キングと花恋の恋愛…



汚い恋を知り過ぎてしまったキングと、汚れながらも恋を知らない彼女の恋愛は、瑞々しいね



キングが恋愛にかなりアクティブなんで、見てて苛々する要素もないし、主人公にはない積極性だ










…隠しエンド1…




本編との逆なんだよね。本編では愛歌が悠人を屋上で振ったけど、隠しルートでは逆



彼の為に生き残ろうと、想いを募らせていくシーンが切なかったね





まあ一見すると、そんな彼女を裏切ったように見えるんですけど…






これ、悠人くんと真琴は悪くないっすね








なんでかっていうと





そもそも悠人くんと愛歌は、付き合ってすらないんですよね




あくまで恋人のふりをしているだけ。性行為どころか、キスもしてないから、実際には恋人のふりすらしてないんすよね





しかもそれは、愛歌が一方的に、無理矢理つき合せただけ





これだけでも悠人くんは全く悪くないんですけど、しかも今回は愛歌自身が「本当に好きな人が出来たら別れましょう」と言ってるんですよね





もしこれが悠人くんから言い出してたら彼が悪いんですけど、全ての原因は愛歌にあるので、やっぱり悠人くんは悪くないっすね





更にいうと、悠人くんは振った愛歌に、最大限配慮をしてるんすよ







傷付けないようにと、真琴と付き合ったことも伏せてた。親友のキングにさえ、詳しくは言ってない


でも愛歌がストーカーという卑劣な行いで、それを無理矢理つきとめた…





そして妻と義理の妹を殺され、お腹の子まで奪われた…




もうこれは悠人くんは、完全に被害者っすね…





しかもこのとき、愛歌は23歳くらいで、もうとっくにJKでもない、結構いい歳なんすよ




ゲーム開始時の悠人くんと同じ17歳になる時には、愛歌は40過ぎのおばはん






17の時40のおばさんとやらされるって…










これはもう、悠人くんの息子も被害者っすね…






というか…



女の子を振るって、結構勇気がいるんですよ


こんな非情な決断を下すのは、凄いと思うんですよね






悠人くんを尊敬してます!



2019年08月25日

君の世界は鳥籠の中 レビュー感想 白と黒

「リバース・ゲーム」「ファントム・リム」と世界観を同じくする新作



唯一無二、フリゲならではの作品に仕上がった。色々と衝撃的な内容。極めてシリアスな内容となっており、女の子と楽しく会話をするような明るいゲームではありません。という文言



更には、NTR、胸糞、泥沼、ヤンデレ、裏切りという、わくわくする言葉が躍っている



「リバゲ」がそれらのネタで面白かったので、かなりの期待を込めてプレイ







まず前2作と世界観が同じといっても、テイストが違います


デスゲームではないので、「リバゲ」の欠点(というよりデスゲームもの全般の欠点)だった「説明文の多さ」と、それによる中弛みは全て解消



序盤からすらすらと読める文章と場面展開で、非常にスムーズな展開









「特別」であることに憧れる主人公白鳥悠人が、片思いしている「普通」に憧れを持つミステリアスなヒロイン鴇田愛歌と、ひょんなことから恋人の振りをするようになった…
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ヒロインには勿論謎があり、プレイヤーの興味を惹く


まともに会話すらしなかったふたりだが、一緒にお茶をするような仲へと、進展





だがとある事件が起き、楽しくも普通だった日常は崩壊する








まあこのヒロイン…がね…というか女性キャラが…



大きなくりくりきらきらの目が特徴的なんだけど、可愛いのなんの




「リバゲ」はバランスが悪かったり、背景と浮いたところがあったが、かなり上手くなってる。立ち絵は目パチもする





異性の悪友の黒江も、髪型が微妙だけど、これまた可愛い


主人公に好意がありそうだ






そしてキングと呼ばれるイケメンで有能な親友キャラが登場…



……


………






あれっ?

このパターン知ってるぞ!!







この時点で私は、あっ…(察し)となった










周回前提のゲームで、1周目で衝撃的な幕切れをし、2周目から追加シーンによってその真相に近づく…というシステム




マルチエンド全3話で、難易度は少し高かった



色々選択肢を試しながらプレイしたが、トゥルーエンドを見るまでに、多く存在するエンディングをほぼコンプしてしまった



なのでエンディングが多くて面倒くさそうだなあ、という考えの人がいたら、全くの杞憂だ。普通のプレイで、自然とエンディングを回収できる










本作のストーリーはとても感動的で、少年少女が大人になっていく、青春成長ストーリー





「リバゲ」は女の子が多いにも関わらず恋愛要素はほぼなかったが、本作は列記とした恋愛ものである





デスゲームのように小難しい設定もないので、是非ともおすすめしたい一作だ




ではネタバレ感想(前作のネタバレも含む)
















3話から愛歌視点になり、本当に鳥籠に閉じ込められ、攻略キャラが使用人に変わるが、愛歌の好感度が低いとバッドエンド落ちするのは、よく出来てるよね



悠人への気持ちが「あの少年」…程度しかないから、何の希望も見出さない、というね…
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別のゲームでありながら「リバゲ」の伏線回収を行ったことも、ポイントだ


被害者となったヒロインのドールが登場した場面では、ここで繋げるか…と思わず唸った
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まさかこんな姿の彼女と、また対面することになるとは…

やっと殺された理由を、知ることができたね






回収まで2年…


フリゲ史上でも、かなり(リアルタイムが)壮大な伏線回収ではないかな






はるかの再登場も、懐かしい気持ちになった。



すっかり憑き物が落ちたみたいな顔してるけど…







はるかさん、あなたが智紀さんにしたこと、忘れていませんよ(威圧)














普通を乗り越えて特別になるふたり…
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屋上のシーンは、本作でもっとも感動的なシーンだ
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(ゲームでは瞳がゆれる演出がある)











一気に時間が流れ、結婚まで進展したのも、幸せを表現するのに、ベタだがよかったんじゃないでしょうか
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妹の将来を描く必要もあったしね









大人愛歌が少女愛歌に語り掛ける場面を、姉妹の言葉にあわせたのも、実に綺麗な演出だ(でもラストシーンのふたりの表情は、笑顔を描いたほうが、絶対良かったと思う)







…というわけで、本作のストーリーを読了、エンディングコンプリート…




いやあ…染みますねえ…久しぶりにフリゲで感動しましたよ



…でも何かを忘れているような…






唯一無二、フリゲならではの作品に仕上がった。色々と衝撃的な内容。極めてシリアスな内容となっており、女の子と楽しく会話をするような明るいゲームではありません。

NTR、胸糞、泥沼、ヤンデレ、裏切り











ああ…完全に忘れてた…



どうやらクリア後追加のルート分岐が、これに該当する模様






えええぇ…つまり、敢えて、このハッピーエンド後に、どきついバッドエンドを見せるってのか…?









プレイヤーは何もわかっちゃいなかったよ…





作者の人間の底すら無い、悪意を……!!











評価A+
80点



下半期一番の、凄い力作でした。シナリオにも、ダレるような無駄が全くないです。



鬱ゲールートまで、完全攻略します(1話ラストで愛歌がああなってた理由も、謎のままだし)





そういえば「リバゲ」がフリーゲームの世界ということは、それと同じく、本作もフリーゲーム中の話ってことなのかしらん…
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2019年08月22日

直感探偵 レビュー感想 毒の花

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※推理が苦手でも問題ナシ!
自力謎解き要素皆無・直感がすべて!





…と前書きのある推理ゲーム



これはどういうことだろう…













プレイすればすぐ分かるのだが、このゲームには事件発生や調査が存在しない。



フーダニットこそあるが、ハウダニットが存在しない


トリックなんてものは、勿論ない




なんといきなり犯人当てから始まるという、一風変わった推理ゲームとなっている




プレイヤーは容疑者リストから直感で犯人を選び、断片的なキーワードを入手し、真犯人を推理する




勿論、そこに至るまでのストーリーが無いので、どんな連中かもわからない




まさに直感だ







推理といってもキーワードをすべて集めた時点で真相パートに進み、主人公が勝手に推理していくので、プレイヤーは何もしなくていい





ネタバレはしないが、事件の真相としては、特殊なシチュエーションを活かした、ストーリーとシステムがドッキングした、なかなかいい落としどころだなあと思った






パッケージヒロインっぽいポジションにいるのはアイリだが、実際にはヒロインはモモセだった



その事実に気づいてからは、なんとなく真相が読めた感じだ






そして何よりクリアして思ったことは…






せや!幼馴染なんていらんかったんや!

モモセ最高や!

やっぱりモモセがナンバーワン!








クリア後はおまけとして、直感恋愛というギャルゲー&ホモゲーパートが追加されるが、これが非常に面白い






はっきりいって本編を食ってるんですよ








直感推理同様、前触れなく恋愛が始まる



殺人事件こそ起こらないものの、キャラクターのこれまでの生き様は同じだろうから、直感的といっても、内容は普通に分かる






面白かったのはアイリのメンヘラぶり。


子供の頃、主人公に結婚の約束をして、断られたってのがなんとも切ない










他にも本編に登場した女性キャラのルートが、全員分ある



まず攻略キャラじゃないだろというような、厚化粧で、泣くとつけまが落ちる(斬新な顔グラ)おばさんのルートまである





まあ中でもやっぱり…










モモセが実は幼馴染だったのも最高や!

やっぱり幼馴染ヒロインがナンバーワンや!

おっぱいが大きいのも最高や!

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探偵は目立ってはいけないことが原則なのに、エピローグの探偵コンビは怪しいコスプレイヤーにしか見えない





















評価B+
70点



絵も綺麗で差分が多く、動きがあるように魅せてました。



「斬新なシステム」「斬新な設定」というのは、所詮は既存のアレンジに名前をつけただけに過ぎない物が大半なので、「全く新しい物」を創作、開発するのはもうゲームの歴史を紐解いても、ファミコンが出てから35年も経つので、難しいですね。



私はヒロインではなく主人公の好感度を上げる「Linaria 7days」を絶賛しましたが、これも最近話題のゲームでいうと「FF7」が大昔、既にやってますし…。(あ、そういえばどっちも「7」で主人公もクラウドっぽいな…絶対偶然だけど(笑))





「FF7」はティファ(ヒロイン)ではなくクラウド(主人公)の好感度を上げるシステムでした。





でも(制作者にその意図がなくても)そのような要素をギャルゲーに落とし込んだアレンジが凄かったので、評価した次第です。





しかし「ちょかたん」は、いきなり推理から始まるという点に於いては、もしかしたら本当に完全に新しい切り口かも…?




…と思ったり…どうなんでしょう?





そんな少し新機軸な推理ゲーム、「ちょかたん」…おすすめですよ。










2019年08月19日

定期預金 レビュー感想 仕事をするな

運気を吸い取ると言われる人形(萌えドール)と暮らす主人公に襲い掛かる、不幸の連続












まず主人公が禿げたおっさんという設定が面白い。




ヒロインとは親子ほどの年齢差があり、おっさんというよりお爺さんで、キャラクター性もよくある活きのいい少年青年に比べると、幾分か落ち着いている








そんな主人公とドールの生活を「世にも奇妙な物語」のオマージュでゲームにしており、3つに分岐するエンディングは、まさに「世にも奇妙な物語」のようだ




即ち、バッドエンドならホラー系の「世にも奇妙な物語」…グッドエンドなら、いい話の「世にも奇妙な物語」っぽいんだよね








タイトル通り定期預金に関する話がベストエンドだろうけど、私のお気に入りは主人公が仕事と趣味に生きるルート




ここではヒロインは、一切登場しない




主人公は孫と過ごす老後を夢見ながらも、自分の人生に満足しているように見える






タモリ的な人が、そんな主人公をそういう人生もいいかもしれませんねと評した後…






「じゃ、かみさんが待ってるので私はこれで」と立ち去るんだよね
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この切れのある皮肉、凄く「世にも奇妙な物語」っぽいよね



本当に案内人のタモリが言いそうだ











ホラーテイストのバッドエンドも、少し怖い。


難易度は低いので、手軽にコンプリート出来ます












評価C
60点


「世にも奇妙な物語」っぽいストーリーは数あれど、そのものを意識したフリゲは、初めてプレイしたかもしれませんね


作者はドール愛好家のようですけれど、ドールや愛好家のネガティブな部分も描写しているので、結構、挑戦的なゲームという気がします



面白かったです





2019年08月18日

消印 レビュー感想 月華の変死

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あと数日で引っ越してしまう幼馴染と、夏の想い出を作りたい主人公


だが奇怪な出来事ばかりが起こってしまう













ホラーゲームとしてはそこまで怖くも難しくもなく、ひと昔前のフリゲの雰囲気




死亡トラップや鬼ごっこもあるけど、スムーズにクリア出来ると思う











路線はオカルトや都市伝説で、こっくりさんのようなメジャーなものが多い




可愛い絵の反面、ストーリーはえぐい部分もあり、プレイヤーに心理的嫌悪感を与えてくる




私が気になったのは異世界の駅に迷い込んでしまい、誰もいない購買でお菓子を買うところ



買うといっても金を払った様子はないので、主人公とヒロインは恐らく盗んだのだろう




そして、お菓子を食べたヒロインがひとこと。



「なんか…ちょっと気持ち悪い…」




何を食べたか、後で薄々とわかるのだが、明言はされなかった



意味がわかれば、なんとも不気味な話












マルチエンドで、エンディングは3つ。


初回でハッピーエンドを見るのは、少し難しいかなーと思う
















評価D
50点



絵が好みならおすすめです。


かなり多くのバグが残ってるので、修正待ちでもいいかもしれません。



2019年08月14日

色のない世界 レビュー感想 色を取り戻す物語(直球)

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目に見えるすべてのものがモノクロに見える大学生の「僕」は、駅のホームで不思議な「少女」と出会う



別れる筈が、一晩泊めてくれとお願いされ、奇妙な同棲生活が幕を開ける










色が見えない主人公という設定は「記憶の欠片は始まりの赤」とか、ゲームでは幾らか使われているが、本作は色を使った伏線が上手で、とあるシーンでは「そういうことか!」と唸ってしまった。



プレイヤーに見えてるものと僕に見えてるものは違うのか?と思っていただけに、これは面白い見せ方だ











僕は、ひょんなことから知り合った少女と同棲生活をすることに






僕が成人男性で、少女がその半分くらいの年齢とあるので、「みのりびよりに」以来の年の差カップルですね
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本作をぶっちゃけて一言で説明すると、男子大学生と女子小学生の恋愛もの





現実なら捕まる







…まあね、この少女には隠された秘密があるわけ





「少女の正体」、「僕の色は何故失われたのか?」、「少女と出会ってから見るようになった昔の夢は何か」…


そして「夢の中に出てくる少女そっくりな人物は何者か」…



というパズルのピースを埋めていくうちに、僕は答えに辿り着く…



王道だよね







一昔前の泣きゲー系のエロゲーやギャルゲーの雰囲気で、少女に隠された秘密もプレイヤーの予測の範囲内だけど、こういうトラッドなギャルゲーは好感が持てますね






まあ女子小学生はギャルじゃないけど









作画は綺麗で、メインストーリーと関係ないふたりの会話劇はなかなかに面白いし、章ごとに分かれたストーリーはテンポ良く進むので、起承転結と纏まりのある良作です



そして何より、少女が可愛かった



恋愛ものである以上は、ヒロインが可愛いのは絶対条件だしね





ネタバレ感想、色々と













少女は僕の死んだ幼馴染だったわけだが、ミスリードかはさて置き、途中まで僕が子供の頃助けた猫なんだろ?って思ってました。




根拠は僕がこの年頃の少女に知り合いはいない(動物ならいるんだろうと推測)と言った事や、わざとらしく野良猫を拾うシーン、猫耳っぽい髪型など、色々あります






途中から狐の話になるので、猫じゃないなら狐だろ?白いしなとまで思ってた




でも外れ。人間でしたね








モロに事案な男子大学生と女子小学生のキスシーンで色を取り戻すのは、とてもいいシーンだったが、少女と再会するため僕が取った行動は、そこまでやっちまうか…と少し怖かったな



狂気の愛だね



ここで急激にサイコホラー化したよね




そもそも僕は10歳女児の裸(パンツだけは履いてたが)を見て興奮するようなやべーやつだしね













色を使った演出は上手い



少女にどんどん色がつくんだが、僕は何故かその事に触れない。



おかしいぞと思っていただけに、理由が明らかになるシーンは驚きだ






でもなぜかバハムートには最初から色があるよね。セーブロード画面も色があるし、仕様ミスなのかな…








最後までキャラクターに名前が無かったが、何故だろうね。でも飼い猫のバハムートだけは名前がある(笑)









評価C
65点



タイトル画面から色が消えたり、また色が戻ったり、Loadの下が選べるようになったり…


演出も良かったです




2019年08月11日

サァビス終リョウ -ソーシャル英雄デスゲーム- レビュー感想 なに、気にすることはない

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ソシャゲをモチーフにしたデスゲーム


現在は1章までを公開










みんな大好き「逆転裁判」+「ダンガンロンパ」+「キミガシネ」が恐らくベースとなっており、影響がかなり見られる






探索し、証拠を揃え、パズルを解き、推理をし、ゲームを進める。


終盤、議論で矛盾を指摘し、犯人当てをする…


最後は犯人との一騎打ち…



というスタンダートな「キミガシネ」系の流れ








「ダンガンロンパ」で言うところの「超高校級の才能」が、本作ではソシャゲを元ネタとした「スキル」などで表現されており、それにより行われた殺人事件を解く事になる。主人公側も、勿論スキルを持っている






キャラクターの好感度ポイントを消費し、サブイベントを見るシステムが、他と少し違うかな













グラフィックのクオリティが高く、数ある「キミガシネ」系フリゲの中では、一番というくらいに、絵が綺麗です




エフェクトも細かい



しかも「ダンガンロンパ」を狙ったであろう処刑シーンは、ムービーという拘り















例によって個性的な見た目をしている「キミガシネ」風のキャラが多数登場し、中でもソウをモデルにしたと思しきユートは、憎たらしくて良いキャラをしているね








これもう半分ソウの弟だろ
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女性キャラも可愛い。




レイカ、アン、メアがお気に入り
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(そろそろ…狩るか…)










特にアンはデスゲーム攻略に非常に有効なスキルを持っており、正体不明の謎めいた少女


クールで取っ付きにくかったが、主人公に助けられてからは好感を持つようになるという、ヒロインポジションで、実に可愛い






守りたい、この笑顔
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まあ性別は違えど、「キミガシネ」でいうところの、ケイジだわな



この先、ラストまで生存する相棒ポジションなんだろう







ネタバレ感想






















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…えっ?






1章にして早々にヒロイン死亡…だと…?






明らかに最重要人物なので、これは意外な展開…




「ダンガンロンパ」のさやかを思い出すが、つまりアンはヒロインでも重要人物でもなかったのかしらん…


響子みたいな本当のヒロインが、生存メンバーにいるってことか…



アンが握っている秘密は絶対にストーリーのキー…それは確かだと思うが…








デスゲームの王道、葛藤する主人公とそれを励ます仲間達…という風に終わったので、2章が楽しみだ



何故ならそんな仲間達にもまた、裏切り者がいるはずだからね…





ワクワックの、ドッキドキだよね




そして、やはり、真の裏切り者がウンエイと通じてるのだろうね











評価C+
60点



まだ序章なので、これからでしょう。



2章がかなり楽しみです。











【追記】

2章の、プロローグのみが先行公開されましたね。


ウンエイは、レイカ姉弟が作り上げたってオチかな?

2019年08月09日

アーシェの泪 レビュー感想 まだ慌てるような時間じゃない

貧乏ななんでも屋を営むヒュウガとエイルは、ひょんなことから少女アーシェを保護する


世間のことに疎いアーシェは、なんでも屋の一員として奮闘するが…












設定もストーリーもキャラクターも王道で、後書きにもあるように、殆どのネタに元ネタがあるので、これはあれに似てるなぁ…という印象がかなり強いが、親切設計で丁寧なRPGでした






常時セーブ、エンカウントのタイミングを確認可能、ダンジョン内に回復ポイント、1度行った町にショートカット、難易度選択、行き先が分からなくなっても手帳から確認可能…




など、プレイ中の不自由は殆どありません







イージーにすればラスボス以外オートで倒せるほど簡単になるので、RPGが苦手でもクリア可能








ストーリーは青年ふたりのところに謎の少女が転がり込む、彼女には何か隠し事があり…というお約束







なかなか面白かったのだが、纏まりの無さが目に付く。







アーシェが酷く世間知らずだった件が姉が登場してからもクローズアップされないし、ヒュウガとの恋愛を匂わせるような台詞もあるが、特に進展しないまま終わってしまうので、主人公とヒロインの関係がかなり希薄で、盛り上がりに欠けた(その分ほかのキャラに恋愛要素がある)



25歳にして恋愛経験がない童貞という煽りがちょいちょい入るので、書いたからには活かすとよかった
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折角、25歳の童貞の相手として、世間知らずな14歳の少女がいるのだし、かなり面白い絡みになりそうな予感があったのに





25歳童貞という武器をちゃんと使いましょうよ!









それはさておき、RPGはあくまで主人公とヒロインが中心のストーリーであるべきだが、どうにもヒュウガとアーシェは中盤以降空気で、余り活躍の場がなかった



なんでも屋の回想でも、主役はエイルだしね






そもそもヒュウガ、どういう経緯でなんでも屋に入社したのか、よく分からない。


戦災孤児か何かだろうか?


掘り下げて欲しかった(そういう過去があるから自分と同じ境遇のアーシェを保護したのかと思ったが、特に何もないので、ストーリーにピークが来ない)







後書きにもあるが、ぶっちゃけアーシェのヒロインポジションは、姉に食われたよね





時系列を考えると矛盾したような個所もあるし、ストーリーはもうちょっと練りこめたんじゃないかと






王子を倒してからの展開は、何かシュールさがあった














評価C
60点



大きな盛り上がりこそないが、起承転結が丁寧で、何より親切設計なので、良く出来たRPGです







しかし、エイルはエイルで、酸いも甘いも噛み締めた大人の男性として描かれてるので、31歳だと若すぎますかね。(14歳の父親ではないだろうし)


しかも王子より年下…



イメージは40歳くらいだったな



2019年08月07日

私が理緒ちゃんを暖めますね。 レビュー感想 ふたつの眼

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こわいなーこわいなー





…って思ってたらね、まあこのゲームはサイコホラーというやつなんですねえ…



主人公のゆずは、学校で誰からからいじめを受けているんですねー


ノートをボロボロにされたり、靴に画鋲を入れられたり…





でも親友の理緒が慰めてくれるから、悲しくないんですよ〜…





いつものように慰め抱き合うふたりだったんですがね、そこでゆずがふと有る事を言ったら、その場の空気はサァァー…っと一変するわけです…








がたがたがたがたっ!





理緒は、そこでがくがくっ…と震える








変だなーこわいなー






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果たしてゆずは何を言ったのか?



友達ってなんなんだ?





そんなことを考えてしまう、これは百合ホラーなんですよ…




マルチエンドなんですがね、私のおすすめはTRUE END…






こっちのほうが、やだなーこわいなー











評価C
60点


おかしいなーおかしいなー


理緒には何か秘密があるのかなー












しかしこの理緒の制服はなんなんでしょうねえ…
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変だなー変だなー








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  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き