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2019年03月21日

少年と夜空 レビュー感想 THE BODY(直球)

夜空のもと、少年ふたりが語り合う掌編、「ハッピーバースデー」「バチャ・バジの夜」を収録した掌編集


「サモンナイト」の夜会話だけの内容と言えばイメージに近いかもしれない

ドコモ光×ひかりTVショッピング









絶滅しそうな日本語や概念として、という言葉がある。


平たく言えば格好いいことをしたり、気の利いた事が出来たり、洒落た行いに対して、粋だねぇ…などと言う。




某漫画家がエッセイに…



バーで友人と偶然会ったので一緒に飲んだら、非常に気の利いたエスコートをしてくれた。自分はその時ただ楽しい時間を過ごした


友人は先に帰ってしまったが、約束していた訳ではないので仕方ないと、後は独りで飲んでいた。さてそろそろ帰ろうかと支払いの時、店員に「お連れの方にもう頂いています」と言われた。その時、楽しさばかり優先した自分を恥じ、友人の気配りに思わずだと思った…



そう書いていたのだが、このような感情などを指す言葉である



多くは、本当によく出来た大人のやる事





でもこのゲームは、登場人物が少年しかいないにも関わらず、思わず粋だねぇ…と言ってしまう会話劇なんだよな




特にそう思ったのが「ハッピーバースデー」




見ての通り、軽くホモである
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主人公が少年ながらに、なかなか格好いいキャラクターで感心してしまった



イマドキを意識した現代っ子の口調や俺たち金無しYouTuberっぷりとのギャップもいい



作者の構想ではこの後再会するようだが、別れたままのほうが粋ではないか








一方、「バチャ・バジの夜」は非常に切迫した内容で、先程の話が牧歌的に思えるほどの世界観


結末は少し考えさせられる。少年ふたりの行く末を、是非その目で見届けて欲しい



ドコモ光×ひかりTVショッピング



評価C
60点



「ぼくの帰る町」の作者なので台詞回しには特に期待したら、やっぱり面白かったです。



2019年03月19日

【ホラー】にくミツケ【ンヌグム】 #VTuberゲーム レビュー感想 は い れ た  は い れ た

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VTuber×RPGアツマール、ゲームコラボ第2弾




検索してはいけない系バーチャルyoutuberのンヌグムを題材にしたゲーム
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多くの萌え系バーチャルyoutuberがゲームになってきた中圧倒的存在感でお前かよという感じだが、ジャンルは勿論、ホラー






ンヌグムとの恋愛ゲームを期待していたリスナーは、残念!








数値を上下させるシンプルなホラーゲームだが、目を閉じるシステムを使った脅かしは単純ながらになかなか怖い



ゲーム攻略には繋がるが、プレイヤー自身の恐怖感が高まる仕掛けとなっている




作中にyoutubeやtwitterなどをモチーフにしたサイトが登場し、リアリティがあるのもよかった






評価C
60点


リスナーもそうじゃない人も、しっかり怖がれる内容だと思う


余談だが、本作は中の人が就活で唯一落ちた会社から出ているそうだ。


人生、数奇な事もあるものだね





なんというか…



ATSUSHIはCHEMISTRYに落ちたけど、その結果CHEMISTRYよりも売れたEXILEに入れた、みたいな…







うーん上手い事言おうとしたけど…





違うね


2019年03月15日

解なき選択 レビュー感想 メイウェザー

なんの取り柄もない少年陽介は、ある日逆ナンをされる


最初こそ罰ゲームかと疑っていたが…







よりにもよって逆ナンの場所が病院というのが余りにもアレで、その時点で普通の神経ならやべぇ女だと断りそうなものだが、まあそこはゲームなのでスルー






クリアまで10分程度の非常にシンプルなストーリーで、何か秘密がある、今は亡きヒロインとの、5年前の思い出を回想していく


類似する既存作品が多過ぎるほどあるあるなストーリー、設定なのだが、音楽のセレクトなども良く、手堅い一作だった


掌編ながらに伏線もちゃんと張られてる


そして最後に少しだけ、仕掛けならぬ問い掛けがあります



ベタでも、切ないゲームが好きなら楽しめるでしょうね




ネタバレ感想












同じ顔の姉妹と摩り替っていた…



というお話なんだが、普通気付くだろってツッコミはさておき、これをやるには陽介と彩佳の想い出の描写が少なすぎたかなあ…



主人公ではなく「プレイヤー」に選択を委ねるゲームだからこそ、少なすぎる…


この題材をやるなら、もう少しシナリオボリュームが必要だったかと



そもそも陽介が最初に好きになったのは彩佳だったはずだが、そこはどう消化したのだろう…






最後の選択肢は遥にしたのだが、解なき選択を迷うまでもなく、こちらを選ぶプレイヤーが多そうではある



違和感のある台詞は、遥が探りを入れてたんだろうね…










評価D
55点


主人公が双子を最初に予感してたり、遥が全く乗り気じゃなかったなどの死に設定は、もっと活かせた気がしますね。


姉妹も同じ男に対して恋人を演じる葛藤が余りなく、実にあっさりなのは、やはり短過ぎるからかな



…病院、顔がそっくりの双子、死…これらからは「メモリアルソング」の白石姉妹を想い出した



作中の一部台詞が邦楽の歌詞と同じらしいが、かりゆし58の「さよなら」かな


どっちかというとBUMP藤原のお前が「死にたい」と言って無駄に過ごした今日は昨日死んだ奴が一生懸命生きたかった明日なんだを想い出すのだが…



実はこれ、本人は言ってないんだよなあ…



2019年03月10日

フィギュアディテクト(推理デスゲーム) レビュー感想 これが私の……最終結論よ!

正解なら犯人は公開処刑、不正解なら犯人だけ脱出。
推理デスゲーム。

主人公は共同生活体験ゲームを開発した。
自分の脳のデータを送ることで、人工知能プログラムを搭載した架空の人物たちと楽しい共同生活を送れるゲームだった。

しかし何者かによってゲームが乗っ取られ、主人公は元の世界へ帰れなくなってしまう。

「アナタ達にはこれから殺人事件を起こしてもらいます。」
「主人公には犯人を当ててもらいます。正解なら犯人は公開処刑、不正解なら犯人にご褒美を…」

オーバースペック(特殊能力)を持った架空の人物(人工知能キャラクター)達と繰り広げられる殺し合い。










結論から言うと、非常に面白かった




フリーゲームの推理ゲームでは、歴代トップ5に入るクオリティでしょう













推理ゲームは、一般ゲームでもフリーゲームでも、作るのが難しい



何せ推理系のシナリオを書くだけでも勉強しないといけないことが多いのに、ゲームにするとなると、破綻の修正だけではなく、絵やフラグとの整合性など、考えないといけないことが多い



そんな中、本作は1話完結の続きもので、推理ゲームを作る上での繁雑さをかなりスムーズに解決してる。登場する毒物なども独自のものだ


何々の毒は実際には悪臭がするので飲み物に混ぜるのは現実には無理だ〜〜〜なんてディティールも考えなくていい








舞台は主人公が作った電脳世界。


開発中に削除した人工知能キャラクターが反逆を起こし、主人公たちに殺人事件とデスゲームを強制させる



推理ゲーム+デスゲームという複合ジャンルだが、タイトルにもなってるように、実質推理ゲームかな


デスゲームによって次々に容疑者が減っていくので、一風変わった推理が楽しめる














「逆転裁判」でいう法廷パートが、犯人当てをするデスゲームになっている


血も現実離れした色だし、犯人は処刑されるが、「ダンガンロンパ」の影響かな


最後に犯人を追い詰めるために、身体や服装から物的証拠を探すスタイルも、面白い









普通の推理ものと違い、キャラクターがオーバースペックと呼ばれる特殊能力を持ち、それによるチート、トリックで殺人を行う
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推理小説というより、SF要素の強いラノベ風だ。西尾維新とかね




でもそんな、現実では有り得ない「オーバースペック」やSFルールを推理に絡めた論理矛盾の少ない実証は見事という他なかった









主人公は探偵役なので誰も殺せない、誰にも殺されない、自殺もできない…という能力を持つが、死なないのをいいことに、敢えて毒死をして毒について改めたりね



オーバースペックを使い、ロジカルな推理で証拠を突き付け、犯人を追い詰めるのは、ワクワクした


逆に、犯人のオーバースペックにより翻弄される展開、推理合戦も熱い








キャラクターも人工知能という設定だが非常に人間味があり、喜怒哀楽も強い



仲間を追い詰める葛藤や、仲間の死による悲しみなど、キャラクターがちゃんと生きたシナリオだった



「フィギュアディテクト」ってネーミングも、かなり秀逸だと思う










立ち絵は普通膝までだが、全身が描かれているのも珍しい。


差分がかなりあって、視覚的にも楽しめた








親切設計なので、捜査も討論もサクサク進める事ができた








というわけで…



ご都合主義、何気ない台詞、パロディ、いかにもなゲーム的演出…




これらすべてが「巧妙な伏線」だった本作の最終章、ネタバレ感想





二転三転するストーリー…



こいつが犯人だと確信した後の、怒涛のどんでん返しと真犯人…



プレイヤーを騙すギミックの数々…







いや、すごいわこのゲーム…





























最後の犯人であるズズが死に、イリシーとのサドンデス



だがそんなイリシーもまた死んでいた…



自分を参加者だと名乗り出なかったラエラとの最後の戦い



果たしてイリシーを殺したのはイリシーの自殺か、ラエラか…




ここからの目まぐるしい展開は間違いなくこのゲームのピークなのだが、これまでのストーリー、殺人事件を全て伏線に使い、「ダンガンロンパ」の影響なんだろうな程度に思っていた血の色まで、「表現規制をかけていた」という舞台設定に絡め、イリシーの自殺という最終結論まで持っていくどんでん返しが、本当に秀逸




そしてラエラの自殺でこのデスゲームは幕を降ろすが、最初から死に場所を求めてたのかなあ…




開発者としてそんなラエラすらも愛する主人公…
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終わってみれば主人公を乗っ取ろうとしたキャラもいないし、皆悪い奴じゃなかったんだよな…(一部相当アレだけど)






あ、「フィギュアディテクト」は友達がいない女性が、熾烈な仮想体験を経て、現実で成長するストーリーだったんやな…って






評価A+
85点


デスゲーム系でも、「キミガシネ」以来の傑作だった


これだけの面白さでありながら、本作は、余りプレイされていない


ルーキーの新規タイトルということで、知名度も低いのだろう


作者のツイッターフォロワーも、たったの2だ


だがその完成度は飛び抜けてた。間違いなくおすすめの一作です




これが私の……最終結論よ!





2019年03月09日

はざまたそがれ半 レビュー感想 二作寄っては良作に至り

前作の純粋な続き物で、システムなども同じなので、詳細は割愛
https://fanblogs.jp/katananana/archive/643/0




「はざまたそがれ半」は「はざまたそがれ体験版」のシナリオを収録した他、追加された画像などもあるので、本作をやれば前作をやる必要性は恐らくありません




前作を超える臨場感と興奮があり、シナリオの先が気になる、良作



というわけで、最初からネタバレ感想








いきなりストーリーが進んだね…


終盤で種明かしすると思われた、この世界の謎や同じ顔をした不気味な人間の正体、陽子の感じた視線の正体も、あっさりと解がある




この世界が、科学者の実験によって、生徒全員が人為的に見せられている夢だとは…


「アナザーコード」のアナザーのような機械だろうか?



昭和が舞台だし、心霊的な物をイメージしたが、SFだったね


同じ顔をした人間のオチは、もっと壮大な話を期待したのでやや拍子抜けした












前作に比べると、思いのほかギャグ要素が多かった。



クールで格好良かった陽子だが…
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顔芸おばさんになる
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前作で超然とした少女だと思えば案外普通の少女だった…と思ったのだが、別の意味で普通でもない少女だったようだ



だがそんな風にコミカルなシーンがある時は、決まってホラーへの前触れで…










前作は世界の探索がメインだったが、今回はバトルが多い。


それもバトルといっても主人公たちは戦う力を持たないので、知恵と勇気を振り絞って敵を倒すのが、少年漫画のようで熱い



幽霊との戦いでは、わざわざ家庭科室に潜入したのでどうせ塩で撃退するんだろ?という読みだったが、かすみが明かりをつけるなんて妙な事を言い出して驚いたな。



結局明かりがつかず塩で撃退することになるのだが、最終的には塩すらも無効化され、絶体絶命…



夜明けのお陰でなんとか逃げる事が出来たが、本当に緊張感ある戦いだった
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新キャラの咲も、戦力としては溢れ出る微妙感があるけど、必死に頑張ってて好感が持てるね



見た目が華子にそっくりなのだが(このゲームは皆同じような顔をしているが)、どうも陽子にとっての新しい親友キャラというポジションがあるように見える





それに…
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ふーん、エッチじゃん






まさかのお色気要員だとは…






機転と度胸の陽子、頭脳のかすみ(実質リーダー)、戦闘の雨宮という役割が出来てるので、咲は「この世界の情報を知ってる」以外の役割がないのだが…





二十話に登場する愛美が心霊戦闘要員とするなら、マジでお荷物になりそうなので、何か役割を与えて欲しい






でも、まあ…
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ウヒョヒョヒョヒョ!


咲ちゃんはエッチな子だねぇ!


居るだけでもいいかもねぇ!













各話ネーミングは、今回も面白い



このゲームは冒頭でタイトルの前半だけが出て、クリア時にオチ…


そこで初めて意味が分かる手法を使っているが、「荒っぽい事は俺がやる、けれど逃げるが勝ちという」「貴方がそれを望むなら、私が一肌脱ぎましょう」は語感もいいし内容にマッチしてて、クスリとしてしまうな







評価B+
75点


前作を超える面白さでした



これでまだ中盤…


突っ切って欲しい、この勢いのまま





因みに本作はスマホのメモ帳でシナリオを書いているそうだが、その制作スタイルに時代を感じて、少し驚きましたね


時代の主流であるスマホでレゲー風ゲームシナリオを作るということや、スマホのフリック入力から、このクオリティの高いシナリオが生まれている事にもね




2019年03月08日

はらぺこりんちゃん レビュー感想 ハイエース

なぜか毎日お腹をすかせた幼女りんちゃん


今日も食べられるものを探す











虐待をテーマにした掌編ADV。コンプまで10分くらいなので、少しネタバレもします






ストーリーは本当にシンプルで、EDを1つずつ見れば真相が分かるんだが…まあ見ての通り、ママに虐待されている幼女のお話






短いながらに演出は少し凝ってて、りんが大好きなカレーにありつける、唯一のエンディングが…




悲しいなあ…





音を使った演出なのだが、幸せに見えるりんの身に一体何が起こったのか?とすぐに察せるものとなっている…




きっとあなたは、こんなふうに「あっ…(察し)」となる
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ヤバそうなおじさんにハイエースされるルートもあるが…
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施設に入れられて無事に育っているので、母を捨てるのも悪くない結末だと思った








りんはママを信じてるし、このゲームはホラーではないと思ってたので、バッドエンドは結構怖い
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死亡エンドがあるとしても飢え死にだと思ってたので…



ママ…




我が子をガチで怒りのままに殺っとるやんけ…
(;^ω^)











評価C
60点


グッドよりバッドのほうが力が入ってた。



アイコンまで手描き風だったりで、何気に画面も細かいですね。


2019年03月06日

神さまの人生ゲーム レビュー感想 神のゲーム

家に帰ると、待っていたのは妻のエミコではなく、知らない男


間男だ、不倫だと怒るが、彼は自分を神さまだと名乗り…









茶目っ気たっぷりで実に面白いゲーム。もう発想からして面白い





主人公は仕事ができ、美人と結婚して、子供は4人もいる…


何もかもが順風満帆で成功してきた男性




そんな自分の人生だと思っていたものが、実は神によって裏でコントロールされていた…


そんな物語なのだが、それを決めるのが、あの誰もが友達と一度は遊んだことがある「人生ゲーム」だというのが、実にシニカルだ
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(玉がついてるのは根本ですよ)





人生ゲームが神さまが突然訪ねてきた理由にもなっているのだが、人間は所詮、神さまの掌の上で転がされているだけという事を、愉快に描いている






エンディングは2つあり、博士エンドがバッド、アマゾンエンドがグッドだろうか。


博士エンドのブラックな終わり方は、「世にも奇妙な物語」の脚本でも通用しそう。主人公は散々な目に遭うが、このエンディングのほうが好きだ



アマゾンエンドは博士エンドに比べるとあっさりしているが、主人公はなんとかまた成功できたし、叔父さんとも再会でき、ふたりの男のサクセスストーリーとしては良かった




エンドロールがサイコロのように回っている演出も、センスあるね
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(どっちかというと、スロットっぽいが)








評価C+
60点


製作期間は3日だそうな。それもなかなか凄いですね。



2019年03月04日

ポケットモンスター サン・ムーン、数年越しのリーリエショックに気づき、咽び泣く

ポケットモンスター ソード・シールドが発売する前に言っておくッ!
  
                    

おれはポケモン サン・ムーンでリーリエの可愛さをほんのちょっぴりだが体験した
  

                

い…いや…体験したというにはまったく可愛さの次元を超えていたのだが……




         ,


あ…ありのまま…今気付いた事を話すぜ!
   



『おれはリーリエのソファベッドで眠っていたが今思えばあれはククイのソファベッドだった…』

     




な…何を言ってるのかわからねーと思うが




おれも誰のソファベッドで寝たのかわからなかった…








そもそもリーリエは逃げてきたのをククイの研究所に匿われてるから…

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あれは「リーリエがつかっていたソファベッド」であっても「リーリエのソファベッド」ではありえない…




 
この事実に気づいた時、「リーリエもまたククイのソファベッドで寝ていた事実」と、「おれも実はククイのソファベッドで何十回も寝ていた事実」に頭がどうにかなりそうだった…





優しい少女の香りだとおれが思っていたものは、おっさんの臭いだった…?







ほしぐもちゃんだとかウルトラビーストだとかククイの手つきが怪しいだとか…
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そんなチャチなもんじゃあ…断じてねえ






もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

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2019年03月03日

狸の家 レビュー感想 ジャン拳

2人目を授かり皆で住めるマイホームを探している主人公は、田舎の古民家を内覧するも、閉じ込められてしまう

そこは現実とは違う、摩訶不思議な世界。徐々に異変が起こり、助けを呼ぼうにも、携帯も圏外。


探索中、余りに古めかしい、妊娠中の妻そっくりの女性の写真を見つける…








妻子持ちの普通の中年男性目線。美化されてないキャラデザ、キャラクター性で主人公というのは、少し珍しい



掌編ホラーADVだが、方向性が怪異、怪談、怪奇現象、SF(すこしふしぎ)…




またはタチの悪い寓話といったもので、クリア後は一体この話はなんだったのだ?と、狐ならぬ、狸につままれたような気分になれる





音楽も自作らしく、独特の雰囲気がある



タイトルの通り狸をモチーフにしているが、ロード中の足跡が狸のものだったり、芸も細かい



探索の難易度は低いので、誰でも簡単にクリア出来ると思う







ネタバレ感想










母狸子狸が語り掛けてくるシュールさと、ドラクエのボスにいそうなグロいクリーチャーが、少し怖い





「女」(「妻」ではない、同様に「息子」ではなく「少年」…)の腹は狸そのものなんだよね。


伏線?
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評価C
60点


独特の雰囲気のある短編でしたね…



でも謎めいてるようで、答えは割と提示されてる。

2019年02月28日

あなたの命の価値 レビュー感想 マジですか、フハハ!

「あなたの命の価値リメイク」がなかなか良いゲームだったので、オリジナル版もプレイ



OP・EDがオリジナルにも入ってる事に驚きだね





シナリオ、設定など、ベースは同じなので、説明は割愛するけど、1本道のリメイク版と違ってサブヒロインのルートとEDがあるので、ストーリーは寧ろこっちのほうが後から出たバージョンにさえ思えた



よくある、〇〇が攻略できる完全版!というゲームをプレイする感覚に近い



そもそも「あなたの命の価値リメイク」であって、「あなたの命の価値完全版」ではないからね






小学生がポケモンや妖怪ウォッチの話をしているが、リメイクにはなかった



リアルタイムとミスマッチだから削除したんだろうか。近未来を舞台にした作品ではよく主人公がDSをやってるし、別にいいのだが




他にも西野カナとか、アーティストの名前がカットされてたり、細かい違いがある。時世ネタはリメイクではほぼカット(残ってるのはLINEくらいか)



キズナの学園が絆の学園だったり、名称の違いもある







バッドエンドの有無のような決定的な物は別として、疑問なのは、勇気と夏美がセックスへの段階として、初めてお互いの裸を見せ合うシーンが、なぜかリメイクからはカットされていたこと



実はリメイク版をプレイした時、わざわざお互いの裸を見せ合うというものだから、虐待の傷跡の話は避けて通れない話なので出ると思ったんだよね



でも何も触れないままブラックアウトし、終わってしまった…
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(この代わりになるようなシーンもなかったような…)





序盤で少し触れたのはなんだったんだろうと思ったまま…




それがオリジナル版には存在するので、このシーンは気に入ってる
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逆にリメイクにはオリジナルにはないシーンもあるので、一長一短といったところ




各シナリオを、ネタバレ感想

尚、一部キャラのルートがリメイク版とほぼ同じ内容なため、今回は、点数はつけていません






あえてね
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・沙希ルート

勇気、沙希、広司の三角関係恋愛シナリオだが、まさか沙希自ら勇気を見下してた事を告白するとは…



沙希よりも寧ろ、リメイクでは出番が少なかった広司が主役じゃないかな



「俺にはお前以外友達がいないんだよ」っていうギャグみたいな台詞の理由もちゃんと描かれてる






・佳奈ルート

途中までほぼリメイクと同じ内容なため、余り書くことがないのだが、あと1日でも佳奈と交流していたら、勇気は夏美と結婚することはなかったんやな…







・リリィルート

店長の名推理が冴えわたる


母のエピソードはリメイクよりあっさり。結婚を進めてた相手がいるなら、その男は振り回されて気の毒だね



犯罪者を許し異様な心の広さを見せたリリィだったが、勇気と付き合った途端、豹変…



勇気を好きな女に刺されそうと言ったり(佳奈の事なら仲間に酷い暴言(笑))、挙句の果てには…


ぐう畜リリィさん、沙希を煽ってしまう





沙希が内心、自分たちを見下していたことを根に持ってたんだろうか…




オリジナル版はギャルゲーっぽいんだが、リリィも典型的なギャルゲーにありがちな、下品なだけのビッチヒロインになってしまっているのが、残念だ


勇気もリリィの巨乳をイジったり、ラノベの主人公みたいに軽い男になってるし…



夏美EDでキャラクターの後日談が出てくるが、リリィの将来が警察官じゃなかったのは、まあこういう人間だからなのかな




キャラクターが違い過ぎるし、作風が崩れるので誰も得しないのだが、この時ばかりは、作者の脳細胞が死滅していたのだろうか




勇気の体重が42kgとこのルートで判明するが、ここまでガリガリだと、施設でも虐待されてると思われそうだ







・由紀ルート

途中までリメイクとほぼ同内容


男子中学生がゼノギアスやヴァルキリープロファイルを知らない事にあ?(威圧)となったのだが、まあ実際のところ知らないだろう



由紀視点で見ると勇気は厳しい兄だった



でもこのルートがなくても、由紀は自然と兄離れしたばかりか、夏美の事とかで兄に説教するくらいの女に成長するんだよね…







・広司ルート

作者あとがきに広司の解説が無いのだが、補足的ストーリー


リメイクとほぼ同じだが、広司視点


友情を取るのは結構だが、人間的な視野が狭くなってないか?



勘違いするなよ、勇気はお前を一番の親友といったが、それはあくまで「友達の中で」って事に過ぎない



お前にとって勇気が一番でも、勇気にとってお前の優先順位は、あくまで夏美、優美、由紀より下だぞ
m9っ`・ω・´)










・先生ルート

いい人やな…


先生は絆の学園と結婚したんだね…









・夏美ルート

メインヒロインルート。ほぼ同じだが、前記したような違いが結構ある


リメイクのレビューで「夏美以外と付き合う勇気は想像出来ない」と書いたのだが、夏美ルート以外は全て夏美と親しくなる前に分岐するので、これならアリだと思った



バッドエンドは岩佐夫妻が虐待とDVに走ってしまうという悲しい結末だが、寧ろこっちのがこのふたりの組み合わせだとありそうな未来だ


特に夏美は結局家事もロクに出来ないままだし、相手が勇気じゃなかったら結婚は無理なくらいの人間だろうから(笑)


優美はこの環境でも歪まなかったのが凄いね。


普通なら「誰が生めと頼んだ!!」となるでしょ


「お母さんを返して」の久美もそうだけど、親に依存してるようだ。まあ、通常ルートでもまだ反抗期前だし、5歳なら当たり前ではある


やらかしてしまった岩佐夫妻と被害児童である優美に対する、先生以外の反応も見たかったな








評価B+
70点


シリーズ総評として…



面白いゲームだったが、面白いという表現が当たらない、文化的な内容だった


その所為か、ヒットとはいえないDLだったようだ



主流のフリゲ(というかゲーム、娯楽全般)はエンタメに限りなくよせているが、本作はNHK教育や〇〇放送何十周年記念作品と銘打たれたドラマのシナリオのようで、笑いや萌えの要素はほぼ無いので、見た目からして一般受けしなかったのだろうな。絵も上手とはとてもいえない




妹はあっさり彼氏を作るし、彼氏とも明らかにヤってる



ヒロインは衝動的に他の男にレイプされることを望むし、娘には臭いとまで言われるような、普通のフリゲではまずないことが多々起こる





普通のフリゲだと妹は確実に兄(主人公)で自慰してるからね




だがプレイしてみると専門的な内容であっても説明文は極力排除しているし(こういうゲームはキャラクターがただの解説員になりがち)、取っ付きにくいゲームではないだけに残念だ



でもプレイした人間の評価は高くなると思う



少し文化的フリゲをやりたい人には、お勧めですよ







しかし本作はタイトルが長い。「あなたの命の価値」だけでも長いのに、「あなたの命の価値リメイク」とか





略称は「アナ雪」と同じ語感で、穴位置でいいですかね?






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  12. 12. Human killing レビュー感想 東出大好き