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2018年01月29日

信玄軍記 松本清張

松本清張 河出書房

一応歴史小説だが、非常に小ざっぱりした内容。概説書くらいの大筋の史実にいくらか脚色したくらいのあっさりとした内容。
信玄の人生をほぼ有名なエピソードのみ取り上げて200pほどの中編として書いている。

貧乏同心御用長 柴田錬三郎

柴田錬三郎 講談社

時代小説、大量の居候の子供が暮らす家、そこの家主である同心が子供たちと共に事件を解決していく話。

うーん時代小説はあまり好きじゃない勢ですが、この人の作品は面白い気がする。

2018年01月21日

古代豪族 青木和夫

青木和夫 講談社

正直言うと「わからないことが分かった」感じの感想。とりあえず気になったポイントをピックアップすると。

ヤマトタケルの伝説では、東国に対しては目立った反乱とかは書かれておらずもっぱら自然の驚異などとの闘いであり、その時代には東国に関しては大した豪族がいなかったのではないかと推測している。
日本には昔は文官武官の区別はなく、みんなトネリだったとしている。
郡家は3種類あり、最初から計画的に作られており古墳時代以前の遺跡が下にないタイプ、かつての豪族の家がそのまま郡家になったタイプ、そして複合的な性質を持っており2つのタイプとは性質の違うタイプ。
以下略。

ある種学者の一般向けの本らしく、論文に用いる形式とエッセイに用いる形式と概説書に用いる形式と啓蒙書に用いる形式が混在しており、正直読みにくい。学者の本はぶっちゃけ一部の商売のうまい人を除けばなるべく論文を読んだ本がいいんですよね、入手のしやすさがネックになりますが。本当に入手が不便なのがつらい。

オスマン帝国500年の平和 林佳代子

林佳代子 講談社


オスマン帝国の興亡。

アナトリアではルームセルジューク朝が崩壊したのち小国が割拠していた、最初アナトリアの一地方政権であったオスマン侯国、全く初期の史料がない中断片によると、ビザンツ帝国の軍の再編の中で免税特権を廃止された兵士たちがオスマンの原型のような集団に寝返っていったために勢力を拡大で来たのではないかとしている。イブン・バットゥーダによれば、彼の時代にはアナトリアの一地方政権ながらに、アナトリアの諸侯国の中では有力で100の要塞と多数の兵と富を抱える集団だったらしい。
その後サカリヤ川の氾濫でビザンツの要塞網が崩壊したのを機に一気にビザンツ領へ侵攻、さらに当時ビザンツの衰退により小国が割拠していたバルカンへ傭兵として進出し、アナトリアと大差なない山がちで遊牧民や農耕民が混じる環境の中で勢力を拡大、然しティムールによって一度崩壊、再統一され、その後はバルカンへ略奪して疲弊させその後各地の有力者を支配層に組み込む→属国化したのち王を追放→県として編入することにより勢力を拡張、その時使われたのはアクンジュと呼ばれる略奪品を持ち帰ることを許された騎士だったそうだ、彼らはイスラム教徒以外にかなりのキリスト教徒も含まれていたとされる。
その後は常備軍イェニチェリを編成、彼らはスルタンの奴隷という立場だったが、あくまでスルタンのみに対する立場で、帝国内では特権的な階級となっていた。
その後コンスタンティノープルも征服、アナトリアに残るトルコ人勢力も抑え、結果全盛期のビザンツくらいのの領土を確保する、それはイスタンブールから1夏で遠征できるくらいの距離だったかららしい。そして1夏以降は軍が遠征をしたがらないという問題があったそうだ。
アナトリアのトルコ人はその後も不安定な存在で、クズルバシュと呼ばれる集団を形成してイランのサハヴィー朝に寝返るなど情勢は混とんとしていた。
然しその後もマムルーク朝を滅ぼす、ロードス島を攻め落とす、ウィーン包囲、紅海方面へ進出しイエメン州を設置、さらにインドまで遠征などいろいろと勢力を拡大。スエズ運河とアゾフ海とカスピ海を結ぶ運河まで計画するまでになっていた。しかし徐々に軍事的な優位性は失われ、イェニチェリも長年の腐敗もありあまり役に立たなくなり、徐々に限界が生じていき、露土戦争などで徐々に衰退。
末期になると曖昧な支配層を持つオスマン帝国は、西洋の民族の波にのまれ、トルコ人による国家へと変貌していき、オスマン体制は終わっていく。

2018年01月20日

美男城 著:柴田錬三郎

柴田錬三郎 講談社

時代小説。関ケ原にて西軍を裏切った架空の美濃のある城主にかかわる一連の悲劇という感じの内容。

かなり面白い、時代小説はあんまり好きではないというスタンスなのですが、これはなかなか、気が付いたら2時間くらいで読み終わってしまった。

周縁から見た中世日本

講談社

講談社日本の歴史14

中世日本の周縁部分、主に奥羽〜北海道、琉球、対馬近海の歴史。
奥羽における擦文文化の交易と南下とそれに伴う混乱、多数の環濠集落の建設、それが終わるのが藤原氏の頃。そして擦文文化はアイヌへと至る。
琉球の建国、琉球は明との交渉(交易)のために国家としての体裁をとる必要があったというのが背景としてある模様。
日本と朝鮮の間に存在する海域の勢力、所謂「倭寇」と呼ばれた集団の歴史。

海の史劇 著:吉村昭

吉村昭 新潮社

日本海海戦をテーマにした記録小説。ロシアの第二太平洋艦隊(バルチック艦隊)が日本海へ到達するまでの経緯を中心に、日本海海戦までの経緯〜海戦〜その後までを克明につづる。

面白いですねこれ、かなりのページ数をいつまでたっても進めない第二太平洋艦隊に割いており、海戦までに何があったかがかなり克明に描かれています。なるほどというか、こんなことがあったんだと。
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