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2017年11月07日

有機肥料での液肥の作り方は?【家庭菜園】

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市販されている有機肥料には液肥がありません。

しかし、液肥がないわけではありません。

液肥の入手方法と使い方をご紹介します。

腐汁

水10に油かす1から3くらいの割合で入れます。

この時、ペットボトルなどフタ付きのものを使うことが多いと思いますが、ガスが湧くので、容器が壊れないようにフタを外しておくことが大切です。

そして、とても強烈な悪臭が辺りに漂うまで放置します。

水は茶色く濁りますが、その水に油かすの主要成分であるチッソが溶けだし、即効性のあるチッソ液肥の完成です。

じょうろにちょっと入れて、植物にまいてあげると葉っぱや茎の成長が良くなります。

これは菊栽培などで使われる伝統的な液肥だそうですが、ハッキリ言うと、排泄物や腐敗臭に似ているような臭いです。

家の中にも置いておけないくらい臭うので、庭やベランダに置くことになります。

住宅が密集をしているような場所で作ると近所迷惑になる可能性があります。

生ごみ堆肥の副産物

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キッチンに設置するコック付きバケツ型の生ごみ処理機の副産物として液が手に入るのですが、その液が肥料です。

俗に生ごみ液肥なんて言われます。

使い方は水と薄めてまくだけです。

生ゴミが原料なので、腐汁と違い、様々な栄養素が入っているのが特徴になります。

特に、有機肥料では入手し辛いアミノ酸が入っているのがいいですね。

液肥も腐るので、早く使いきってしまうか冷蔵庫で保存しましょう。

畑に設置するタイプの家庭用コンポストでは手に入れたり、キッチンに置くタイプの電気式の生ごみ処理機では手に入りません。

液肥は固形状の肥料よりも植物への吸収が早いので、即効性のある肥料が欲しいのなら生ごみ液肥を手に入れるのもいいと思います。

ただ、デメリットもあります。

・製品によってはフタをしても臭いが漏れる。

・容器に生ゴミの臭いがつく。

・発酵促進剤を購入しないといけない。

・生ごみによってはいれてはいけない。

・生ごみは穴を掘って埋めなきゃいけない。

・天然のものなので、腐るリスクがある。

臭いが気になるような方には向きません。

臭いが外に漏れない製品もありますが、力が弱い方は開け辛いとのこと。

他にも段ボールタイプのものもありますが、段ボールなので臭いや虫に悩まされることも少なくないようです。

まとめ

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有機肥料における液肥は2種類あります。

・油かすのエキスを水に抽出した腐汁。

・生ごみ堆肥の副産物である液肥。

腐汁の主な成分はチッソで、葉っぱや茎を育てる助けをしてくれますが、本当にひどい悪臭をします。

止めはしませんが、これを作るくらいなら液肥を購入することをおすすめします。


生ごみ堆肥の副産物である液肥については栄養が豊富で、有機栽培では高価なアミノ酸肥料を入手出来るという大きなメリットがあります。

ただ、こちらも腐ったり、臭うというデメリットがある上、結構、面倒くさいので、液肥が欲しいという理由だけで生ごみ堆肥をするのはおススメしません。
posted by kantankateisaien at 09:33 | TrackBack(0) | 肥料

2017年10月31日

米ぬかを肥料として使う時の注意点とコツ【家庭菜園】

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家庭用精米機を持っているなら、玄米を精米した時に米ぬかが出ますよね。

それって肥料として使うことが出来るのでしょうか?

米ぬかとは?


米ぬかとはお米を精米した時に出る粉です。

元は白米の表皮になります。

栄養は豊富で体にとてもいいものですが、肥料として含まれる成分量は少ないです。

比率にするとチッソ3、リン酸とカリウムが2くらいでバランスの良さが特徴になります。

鮮度があり、時間が経つと古くなります。

米ぬかを使うメリット

米ぬかは肥料として使うことが可能で、いくつかのメリットがあります。

・栄養豊富なので、畑にいる菌たちのエサとなり増える。

・含まれる肥料成分が少ないので、多少まき過ぎても肥料過多になり辛い。

・菌が増えるので、草などの分解が少し促進され、肥料吸収効果が高まる。

・有機物なので、土が肥える助けとなる。

・地域によっては無料もしくは格安で手に入る。

大きく5つのメリットがあります。

格安で手に張るので、有機農法においては力強い味方となってくれます。

米ぬかを使うデメリット


しかし、デメリットもあります。

・まき方を間違えると虫が湧きやすい。

・まき方を間違えると、ネズミに食べられる。

・そのまままくと肥料としての効きだしが遅い。

・肥料成分が少ないので、効果がないことがある。

・腐る。

・安定的に使うためには一度、発酵させて使うべき。

デメリットは肥料成分が少ない以外はどれも有機肥料ならではのものです。

化成肥料感覚で使うと、畑に虫が湧き過ぎて野菜に影響が出ることもあります。

このデメリットを把握した上で使うと格安の肥料として有効に活用することが出来ます。

米ぬかの使い方


米ぬかは畑にそのまま肥料として直接まく方法と発酵させてからまく方法があります。

発酵させたものはボカシ肥料といい、別記事に詳しく書いているのでご興味がある方は以下のリンクをご参照ください。

家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方

畑にまく場合は土の表面にまく場合も土と混ぜる場合も少量を心掛けること。

そうでなければ、虫が土の中からワラワラと出てくる光景を目にすることになります。

土の表面にまく場合もうっすらとまきましょう。

塊のままにしておくと、ネズミが食べます。

降雪地帯では畑仕事を終え、初雪が降る頃に米ぬかを薄く、土の表面全体に巻くと春先に畑の菌が増え、少しだけ雪解けが早まります。

まとめ

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最大のメリットは安価に手に入ることでしょう。

しかし、虫がとにかく来やすいというデメリットがあります。

管理人は米ぬかを直接まくということもやったことがありますが、使い勝手が悪いので今はしていません。

ぼかし肥料に加工して作っています。

特に有機栽培主体の家庭菜園には正解はないので、自分の合ったやり方を見つけて実践することが一番の近道です。

世の中には生の米ぬかをまいて野菜を作っている人もいるので、うまく使いこなせるかどうかがカギです。

生の米ぬかをメインに野菜を作ることができれば、肥料代も米ぬかを肥料に加工する手間も大きく削減されるので、時間とお金を有効に活用することが出来ます。

米ぬかを肥料として活用したい方は、豊富な実例が掲載されている以下の本を参考にしてみてはいかがでしょうか?

発酵の力を暮らしに土に米ぬかとことん活用読本Amazon販売ページ


posted by kantankateisaien at 10:43 | TrackBack(0) | 肥料

2017年09月11日

家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方

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ボカシ肥料とは米ぬかなど有機肥料をブレンドして発酵させたオリジナル肥料のことです。

有機肥料だけで野菜を育てたいという場合は強い味方になるので、作りましょう。

ボカシ肥料のメリット

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ボカシ肥料は米ぬかをベースに色々と有機肥料を加え、納豆菌・乳酸菌をメインに発酵させたもので、全ての野菜に使えるオールマイティな肥料です。

メリットは、

・虫が湧き辛い。

・肥料吸収が生の有機肥料よりも早くされる。

の2つ。

有機肥料は虫のエサでもあり、しっかりと土と混ぜてもそこから虫が発生することは少なくありません。

そして、有機肥料はまいてから植物に吸収され始めるまでの時間が長いという特徴があります。

これは土の中で菌が肥料を食べ、その排泄物を植物が吸収するからです。

発酵させることで、すぐに植物が肥料を吸収しやすい状態にしておくのがボカシ肥料になります。

材料は安く抑えることが可能で、ただ、発酵させればいいだけです。

家庭菜園で使う分には量も多くのないので、失敗もほとんどありません。

ボカシ肥料の材料

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管理人のレシピです。

・米ぬか

・鶏フン

・有機石灰

・草木灰

・納豆

・ヨーグルト

・水

管理人はその時々で違いますが、大体、

・米ぬか5割から6割

・鶏フン3割から2割

・有機石灰1割

・草木灰1割

の割合で作ります。

複数の成分が違う肥料を組み合わせることで、全ての野菜に使えるオールマイティの肥料の出来上がりです。

米ぬかはリン酸とチッソとカリウムがバランスよく少し入っているのが特徴で、その中でもリン酸が少し多めに含まれます。

ただ、肥料成分としてはどれも少ししか入っていません。

しかし、研究所も菌の培養の時に使うくらい、菌を繁殖させる素材として抜群のもので、納豆菌と乳酸菌を爆発的に増やしてくれます。

鶏フンは有機肥料の中でも肥料成分が多く、即効性があるとされ、リン酸が多く含まれています。

有機石灰カルシウムやマグネシウムなどが含まれますがいっぱい入れてしまうと、土の酸性度に影響を与える可能性があるので、1割だけにします。

草木灰はカリウムの肥料です。

カリウムは根菜類の太りや豆類の実付きを良くし、日照不足の時に肥料吸収を促します。

リン酸が多いのが管理人のボカシ肥料の特徴です。

鶏フンの臭いが嫌という時は骨粉に変え、チッソ成分も加えたいという時は油かすも加えると良いです。

ボカシ肥料の作り方

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水を入れたじょうろに納豆のフィルムのねばねばを溶かし、ヨーグルトをスプーン1さじの半分くらい入れます。

材料を混ぜて合わせ、水を少しずつ入れながら、更に混ぜていきましょう。

水加減は手で握ったら、崩れるくらいが目安です。

米ぬかが新鮮だったり水分が多い材料を使う場合、水は少なめ。

逆に、材料に水分が多いと水はちょい多めになります。

その後は袋や密閉容器に入れ、しっかりと封をするのがポイント。

10キロ以上作る場合は温度が上がるので、その場合は温度を下げます。

暑過ぎると、発酵菌が活動出来なくなるからです。

3キロや5キロといった少量作る場合には高温問題は全く関係ありません。

甘酸っぱい臭いがしてきたら完成ですが、最低でも1週間以上掛かります。

保存する時はネズミに食べられない場所に置いて下さい。

悪臭がしたら失敗です。

長期保存をしたい時は乾燥します。

乾燥中にねずみや害虫がつかないように注意です。

ボカシ肥料の注意点

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・カビたり腐敗するので、早めに使いきること。

・ネズミが食べるので、しっかりとネズミが来れない場所に仕舞っておくこと。

・虫がつかないように注意すること

・長期保存をしたい場合は天日乾燥させること

・大量に作る場合は、スコップでかき混ぜ温度を下げる。

基本的に注意点はこの4つですが、ボカシ肥料は鮮度があるので、早めに使いきって下さい。

長期保存の時、天日で乾燥させますが、その時、虫が卵をうみつけることがあります。

畑に使うには問題ありませんが、気持ち悪いので虫がつかないように管理して下さい。

まとめ

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ボカシ肥料を手作りするのは簡単な上に、米ぬかと鶏フンをメインにすればお金もさほど掛かりません。

早めに使いきることと大量に作る場合は発酵熱でかなり熱くなるので、混ぜて温度を下げてあげることがコツです。
posted by kantankateisaien at 10:36 | TrackBack(0) | 肥料

家庭菜園で主に使われる5つの有機肥料について分かりやすく解説

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家庭菜園で有機栽培をやってみたいという方は多いみたいです。

しかし、どの肥料がどういう効果を持っているかなんとなくしか分からなくて困ってはいませんか?

有機肥料も種類によって栄養素は様々なので、しっかりと理解して使わないと折角の野菜の味が台無しになってしまいます。

米ぬか

田舎だとコイン精米がちらほらあるので、無料で入手出来ます。

無料ゆえに、夏場にコイン精米を回っても他の人が持っていったりするので、なかなか手に入らないこともある人気の有機肥料です。

栄養豊富で、菌の培養にも使われるほどだとか。

主な肥料成分はチッソを中心にカリウムとリンがバランスよく含まれていますが、少ししか含まれていません。

とてもおいしいので、そのまままくとネズミや虫に食べられたり、虫の発生源になるので、発酵させて、ボカシ肥料にしてから使うことが多いです。

このブログでも米ぬかをベースに発酵させて作ったボカシ肥料をベースにした野菜の育て方をご紹介しています。

発酵させる時も新しければ新しいほどいいので、新鮮な米ぬかを手に入れて早く加工しましょう。

油かす

菜種の搾りかすです。

昔は多少、油分があったみたいですが、現在は技術が進み、徹底的に油をしぼりとられ、本当のカスになっています。

主な成分はチッソです。

葉っぱや茎を育てる肥料。

こちらもそのまままくと、ネズミや虫のエサになるので、使う時はしっかりと土と混ぜ込んで下さい。

ただ、いくら土と混ぜても虫が湧きやすいので、発酵させることをおススメします。

これだけで野菜を育てると、野菜の味が悪くなるので米ぬかなどと併用して下さい。

鶏フン

鶏さんのうんこ。

安価なものは発酵といいながら、ただ乾燥しただけの劣悪品も多いので注意。

発酵させていないものは悪臭です。

個人的にはペレット状に加工してあるアイリスオーヤマの鶏フンを使っています。

主な肥料成分はリンで、花をつけたり、実をつけ、根の発育を促す成分です。

他にはチッソとカルシウムも少々含まれています。

骨粉

動物の骨の粉です。

数少ない動物性の有機肥料になります。

主な肥料成分はリン。

リンは果菜類で重要視される成分ですが、味に影響するので他の野菜にも重要です。

管理人は使ったことはありません。

理由はお値段が少々張るからです。

有機石灰

ホタテや牡蠣の貝殻を粉にしたもので、土作りにも使われますが肥料としても使えます。

管理人もお世話になっています。

貝が原料なので、貝くさいです。

苦土石灰よりも効きだしが遅く、ゆっくり長く効いていくのが特徴。

そのため、有機石灰を施したその日の内に苗や種を植えつけることが出来ます。

石灰は土をアルカリ性にする他にも土の表面にまくことで、カルシウムの追肥をすることも可能です。

ただし、石灰と土を混ぜると、土の下までアルカリ性になってしまうので、混ぜないで。

基本的に土の表面に大量にまかない限りは土の表面が多少のアルカリ性になっても大丈夫。

土の表面だけがアルカリ性なら、中性の野菜は育つことが出来ます。

石灰大好きなアルカリ土壌っ子のほうれんそうには有機石灰を施したばかりの土はペーハーが物足りない可能性があります。

まいてから石灰の効果が効きだす1週間後くらいに種をまくといいかもしれません。

まとめ

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主な有機肥料として5つ紹介しました。

管理人は米ぬか、鶏フン、ホタテの有機石灰を混ぜて発酵させたボカシ肥料を作り、使うこともあります。

ただ、有機物は腐ったりカビたり、早めに使いきらなきゃいけなかったりするので管理が大変です。

家庭菜園が広い肥料代の節約にはなると思いますが、狭いと余ってしまうかもしれません。

管理人はカビさせてしまったり腐らせてしまったりしたこともあり、今は時間もないので有機入り化成肥料を使っています。

ただ、ボカシ肥料で作った野菜は甘みが強い傾向にあるので、余裕がある人にはおススメです。
posted by kantankateisaien at 08:47 | TrackBack(0) | 肥料

2017年08月15日

安上がり!誰でも出来る家庭菜園の肥料の作り方3選

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家庭菜園もハマると肥料の成分だの土質だの、野菜ごとに必要とする肥料だのと様々な要素を追求したくなります。

少しでも美味しい野菜を作りたいと思っているのなら、やってみる価値はありますが、どのように作ればいいのか分からないと思っていませんか?

管理人も一時期、肥料作りにハマりました。

基本的に化成肥料を買うよりは安くつくので、時間があるという方は肥料を手作りしてみましょう。

キッチンで作る生ゴミ堆肥

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普段の生ごみを発酵させて堆肥を作るのですが、その過程で出るのがエキスです。

これを水で薄めて追肥に使うことが出来ます。

他の液肥と同様に、週に1回程度撒けばいいでしょう。

このエキスを入手するためには、蛇口付きの小型コンポストを使う必要があります。

家庭菜園の片隅に置く大型のコンポストでは液肥はとれません。

この袋に生ごみと菌を入れ、よく混ぜます。

菌の量は生ごみの表面全体によくまぶされるくらいです。

入れるものは、植物性のものがおススメです。

蟹の殻などは分解し辛いです。

動物の骨を使う時は熱湯を掛けておきますが、管理人はやったことないです。

しょっぱい食べ物も使わないようにとのことですが、管理人は気にしたことないです。

このレベルでも野菜はちゃんと育ってます。

その後はコンポストに入れて発酵を待ちます。

生ごみ堆肥用のEM菌や家庭菜園用の乳酸菌パウダーが売っています。

もっと、安くあげたいという人はボカシ肥料を自作して使用して下さい。

発酵の過程で甘酸っぱい臭いがし、エキスが出ます。

コツは生ゴミの水気をしっかりと切っておくことです。

変な腐敗臭がしたら失敗ですから、畑の片隅にでも埋めておいて下さい。

腐敗菌が土や微生物を傷めるとされるので気になる人は埋めなくていいですが、自然界では腐敗物も土になるだけですから、大らかな人はどんどん埋めて下さい。

近くに野菜を埋めていないし、今後もそんな予定がない限りは大丈夫です。

エキスは腐らないように冷蔵庫で冷やして液肥として使います。

生ゴミがコンポストに入りきらなくなったら、畑の片隅にでも埋めておきます。

埋められた生ごみは土の中で微生物の力により更に発酵し、上質で栄養満点の肥料となります。

発酵途中にガスが発生して植物の根を傷める可能性があるので出来る限り、最低1ヶ月は生ごみを埋めた場所には野菜を植えないようにしましょう。

動物に掘り起こされることもあるので、深く穴を掘って埋めることも大切です。

深く穴を掘って埋めた場合は、すぐに植えても大丈夫という人もいます。

手間が掛かりますが、生ごみを埋めた場所で野菜を作ると、あまり肥料をやらなくても美味しく育つ気がします。

畑で作る生ごみ堆肥

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コンポストを使います。

堆肥と名前がついていますが、鶏の骨など色々なものが含まれるので、栄養もいっぱい含まれているのが特徴です。

こちらも生ごみの表面に菌を掛けますが、その後は畑のコンポストに入れます。

入れた後は土や草を被せ、踏みつけ、虫が来ないようにします。

コンポストがいっぱいになるまで繰り返したら、その後はコンポストを外し、隣に置き、再びコンポストの中に入れ直します。

コンポスト上部にあった生ごみを下に、下部の生ゴミが上に来るようにするのが発酵を均一にするコツです。

その後は再び、コンポストを被せ、堆肥化するまで待ちます。

虫が湧きやすいのが欠点ですし、上下入れ替えの作業はなかなかに重労働です。

原型が多少残っている状態で畑に埋めた時、ガス湧きやチッソ飢餓のリスクがあるので、植物の根を傷める可能性があります。

深く穴を掘って埋めるか最低2週間はそこに植えないようにしましょう。

何故、キッチンで作る生ごみ堆肥よりも短いのかというと、畑に置いたコンポストのほうが発酵が進んでいるからです。

ボカシ肥料

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ボカシ肥料は米ぬかをベースにあれやこれやを入れ、発酵させたオリジナル肥料です。

生ごみ堆肥を作る時の発酵剤として作りたいという場合は米ぬかと発酵の元だけで作ると良いでしょう。

管理人はコイン精米機からもらうタダの米ぬかとアイリスオーヤマのペレット鶏フンと牡蠣の有機石灰を混ぜて作ります。

割合はその時で適当ですが、大体米ぬか7、鶏フン2、石灰1くらいです。

本当は米ぬかを生のまま撒ければ一番良いのですが、一度発酵させないと、虫が発生してしまいます。

虫が気持ちが悪いので、米ぬかを使う時に発酵は必須。

どのような肥料成分になるのかというのは混ぜるもので異なります。

管理人が発酵に使うのは、ヨーグルトと納豆です。

ドライイーストがあるという人はそれも入れて大丈夫です。

作り方ですが、少量のヨーグルトと納豆を水で薄めたものを用意します。

材料と水を混ぜます。

水の量は材料を手で握った時に崩れるくらいが理想です。

米ぬかなどの材料の乾燥具合によって水分量は左右されるので、大体これくらいと示すことは出来ません。

混ぜ終えたら、空気が入らないように発泡スチロールのケースや肥料袋に入れておきます。

私は肥料袋に入れ、空気を抜きに抜いて紐を撒いておきます。

大量に作る場合は高温になって菌が死んでしまうので、何回も混ぜて温度を下げます。

この作業を切り返しといいますが、肥料袋や発泡スチロールで収まる分量を作ることがほとんどの家庭菜園では必要のない作業です。

発酵の途中ですごく良い臭いがするので、ネズミが来ます。

しっかりとねずみが手出し出来ないところに置いておいて下さい。

私は大きな蓋つきのゴミ箱で保管しています。

良い臭いがした頃が完成なので、使って下さい。

使う時は畑に深く穴を掘って埋めるか土とよく混ぜて下さい。

適当に浅い穴に入れておくと、動物に掘り返されて食べられます。

たとえ、鶏フンが入っていようと、自然界の食べ物事情は厳しいのか容赦なく食べられます。

長期保存をするためには、発酵が完了後にカラカラになるまで天日か何かで乾燥させます。

私は完成から3週間以内に使いきり、乾燥はさせません。

まとめ

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家庭菜園で使える手作り肥料の作り方をご紹介しました。

生ごみ堆肥は管理人も作りましたが、結構、面倒くさくて結局、今年は植えないと決めた場所に穴を掘って、生ごみを埋めるだけとなりました。

それでも、きちんと分解されて、鶏の骨以外は姿かたちもありません。

生ごみの削減になったので、ゴミ袋代も節約出来ました。

私は有機栽培がメインなので、ボカシ肥料を作ります。

自然のものから個人が作るものなので、腐ったり虫が湧くリスクがあります。

管理には注意が必要ですが、メリットも大きいです。

家庭菜園での手作り肥料のメリットは、

・化成肥料だけでは補えない微量要素を畑に補充出来ること。

・達成感と満足感がハンパない。

・肥料を買うより安価なことが多い。

今は化成肥料も有機肥料が配合されているものも多いので、微量要素も補えていると思いますが、当時はそういうのがまだまだなかった時代でした。
posted by kantankateisaien at 16:36 | TrackBack(0) | 肥料

2017年08月14日

家庭菜園の肥料のやり方

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家庭菜園では植えっぱなしでも野菜を育つことは育ちますが、おいしい野菜を作るためには適切な方法で肥料を与えなければいけません。

しかし、家庭菜園の経験が浅い頃はどのような肥料のやり方がいいのかよく分からないという方も多いと思います。

肥料の間違ったやり方は野菜の成長や味にも影響を及ぼします。

どのように肥料をやれば、美味しい野菜を収穫出来るのでしょうか?

苗や種を植える前の肥料のやり方

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苗や種を植える前の肥料のやり方を元肥(もとごえ)といいます。

葉物野菜や根菜類ではこれから植えつける畝全体に肥料を混ぜ込むことが多いです。

これは根っこが下へ下へと伸びていくからと、葉物野菜は筋撒きやバラ撒きが多いからです。

家庭菜園とはいえ、種の真下に肥料を丁寧に入れるという作業はとても面倒くさいです。

じゃがいもの場合は芋と芋の間に肥料を入れます。

キュウリやトマト、ナスなど実がつく野菜の場合は根っこが横や下と広がっていくのが特徴です。

苗を植えた時に根っこから下15cmくらいに少し肥料を入れておくこともあり、これを心肥ということもあります。

これらの野菜に根っこを伸ばしてほしいという意図があります。

キュウリやトマト、ナスは夏の間生えるので、少しでも根を大きくして立派に育ってほしいという意図があります。

根っこから下15cmじゃなくても、苗の葉っぱから一回り外側に肥料を植えて置くこともあります。

何故、葉っぱから1回り外かというと、丁度、葉の下あたりに根っこがあるからです。

根っこに直接触れるように肥料はやりません。

理由は肥料が直接根に触れることは刺激が強過ぎるからです。

1回、良かれと思って根っこに直接、追肥をしてみたところ、葉っぱが変な形になりました。

通常、肥料は土の微生物によって分解されてから、その分解物を植物がとりこむのだそうです。

つまり、育ってほしいから根っこに直接追肥するという行為は全くの無駄ということになります。

なお、化成でも有機でも基本は同じです。

苗や種を植えた後の肥料のやり方

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苗や種を植えた後にやる肥料を追肥といいます。

追肥をやるタイミングは葉色や樹勢を見て判断をしますが、週に1回少しだけや液肥をやると決めてやることもあります。

葉物野菜では収穫が30日から50日くらいのものなら、元肥だけで育てて追肥をやらないことも多いです。

葉の色の理想は普通の緑色から少し薄い緑色です。

雑草を参考に、自分の野菜と身比べてみて下さい。

濃い緑色は肥料過多なので、肥料はやりません。

肥料過多の野菜はマズイので、有機でも化成でも肥料は少なめを心掛けましょう。

この辺りは数年くらい家庭菜園を続ければ分かってくるので、焦らず観察して下さい。

ナスの場合は花を見て下さい。

雄しべが雌しべから長く飛び出していたら、肥料が多い証拠ですが、なすは肥料食いなので丁度いいです。

この状態で油断をしていると、すぐに短くなっちゃいます。

雄しべの長さにこだわる人はこだわる人は雄しべが雌しべから少し出た状態を維持するように追肥をします。

追肥の種類についてですが、粒と粉状の化成肥料、化成肥料の液肥、粒と粉状の有機肥料、有機系の液肥の4つに大きく分かれるでしょう。

化成肥料は即効性があります。

化成肥料の液肥がもっとも即効性がありますが、すぐに効果も切れます。

有機肥料は穏やかな効き目が特徴です。

有機肥料の液肥は化成肥料の液肥ほど即効性はありませんが、粒や粉状の有機肥料よりは即効性はあります。

追肥のやり方ですが、粒や粉上のものを使う場合はキュウリやナスといった果菜類なら、畝肩や葉っぱの一回り外に少量、撒きます。

液肥は週に1回、決められた量を水に薄めて撒いて下さい。

有機肥料だけで育てたいという方は複数の肥料を組み合わせて使うことになります。

有機系の液肥は生ごみ堆肥の製造途中で出るエキスが主に該当します。




化成肥料と有機肥料はどちらがいい?

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このサイトでは有機肥料で野菜を育てていますが、正直どちらでも大丈夫です。

有機肥料と化成肥料どちらで作っても肥料の成分バランスがちゃんとしていれば味に違いはありませんし、優劣もありません。

化成肥料のほうが楽ですから少しでも楽をしたいという場合は化成肥料を使うべきです。

有機肥料のほうがいいと思うのなら有機肥料で作りましょう。

こちらのほうが手間が掛かる分、達成感もあります。

ただし、効き目が遅いです。

それというのも、肥料というのは土の中で微生物に分解されてから植物が吸収します。

化成ではこの工程が人工的に行われていて、即座に吸収されますが、有機では微生物の働きが必要だからです。

昨今の化成肥料の中には有機肥料を配合しているものもあります。

現在の管理人は主にこちらを使っています。

どちらも肥料の安全性について議論されることもありますが、市販されていたり簡単に手に入るものだから安全と管理人は割り切っています。

安全じゃなかったら、売れないからです。

100歳を超える人が年々増えているというのもその証拠だと勝手に思っています。

化成肥料の原料はとうもろこしを使ったり、工場の副産物などです。

大手メーカーなら安全性をチェックしていることがほとんど。

一方の有機肥料の原料は鶏フンや米ぬかですが、抗生物質を使っていたり農薬を使っていることがほとんどです。

フンをした鶏が病気の可能性だってありますよ、油かすはなんらかの汚染地域から採集したものが元になってるかもしれませんよと、このように疑えばキリがありません。

ご自身が納得出来る肥料を選択して下さい。

まとめ

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肥料のやり方は種や苗を植える前にやる元肥と苗や種を植えてからあげる追肥の2種類に分かれます。

収穫時期が短い葉物野菜なら追肥をせずに収穫することもあります。

ただ、収穫時期の長い果菜類の場合は肥料が切れないようにこまめに少しずつ肥料をあげます。

果菜類に追肥する時は葉っぱの一回り外側に追肥をしますが、キュウリやゴーヤなどはよく分からないのも事実です。

その場合は前に追肥した場所と違う場所に穴を掘って埋めておくか畝肩に埋めておきます。

液肥の場合は水やりの時に、水で薄めてじょうろで撒きます。

肥料は化成肥料と有機肥料があります。

肥料の中の栄養素がきちんと野菜がおいしくなるような成分比率だったら、どちらであっても美味しく仕上がります。

使い方も同じです。

有機肥料のほうが効き出すまでに遅く、長くゆっくりと効きます。

今はそのような持続性を再現した化成肥料もあります。

管理人は化成肥料と手作り有機肥料、生ごみ堆肥と色々とやってきました。

どれでやっても味に違いはないし、肥料の成分が濃過ぎれば化成だろうが有機だろうが味も生育も悪くなります。

家庭菜園では自分の好きなように野菜を作れるので、自分に合った肥料を見つけて下さい。
posted by kantankateisaien at 11:38 | TrackBack(0) | 肥料
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