Gary Moore は別格のギタリスト
人格的にも音楽的においても彼は素晴らしい人物であった、過去に忘れ去られようとするミュージシャンとレコーディングをする姿、これをレコード・セールスの為の政略に見るか?過去に勉強させてもらったミュージシャンを表舞台にに出てもらいたいという願望なのか?は意見の分かれる事かもしれないが、歳の差はあるもののアルバート・コリンズ、アルバート・キング、BBキング、との競演を見させていただくと歳の差以上に音量の差もあり、ゲイリー・ムーアは手を抜く事なくギターを弾きまくります「あなたのお陰でこんなに上達させて頂きました」と言わんばかりだ、先輩達も「俺に恥をかかせるのか?」と言う表情は見せない「良くここまで私を勉強して私を超えるギタリストになったね」という言葉が伺える、
自分の曲を演奏してもらうというのはミュージシャン冥利に尽きるのではないだろうか?それとも一曲演奏すると印税が入ってくるのか?とにかく諸先輩達はどちらにしても嬉しいはずだ、その他にもアルバムに収められている曲には昔のブルースマンのものも多数ある、白人ブルースではジョン・メイオール、ロイ・ブキャナン、などのクレジットも、私はゲイリー・ムーアと同世代を生きてきたのでこのような曲は良く知り尽くしているのでゲイリー・ムーアがどのように自分流に料理するのかとても興味深く聞かせてもらっていた、
初めて聴いたのは「コロシアム」というバンドでギターを弾いていたのだがジェフ・ベックのようなギターで度肝を抜かれた、シン・リジィの「ブラック・ローズ」でも凄いギターで驚かされ、グレッグ・レイク、コージー・パウエルのアルバムにおいての競演でも「ぶっ飛び」状態、バリバリのハードロックで飛ばし捲っていた頃東京の武道館のコンサートにおいて直に音を聞く事が出来た、その後ブルース・ギタリストに転進したのだが弾いているギターは以前と変わらず力強いものだったし、時々垣間見える今では聴けない本人ジェフ・ベックのビックを使ったフレーズは私はとっても好きだった
エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーブ・ヴァイ、イングェイ・マルムスティーン、私の推測であるがこの次世代のギタリストの登場で、もしかしたらゲイリー・ムーアはブルース・ギタリストに転進したのかも知れない、
クリームのジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルース、とのバンド「BBM」を聞かせてもらったが「何故?今この人達」と思う内容であった、先輩達に敬意を表して遠慮しているようにも見える、突然クラプトンの真似したり、クリームが良くカバーしいてたアルバート・キングの真似弾き、クリームを彷彿とさせる曲もあるがブルースになると本領発揮でバリ弾きでゲイリーの一人舞台、このバンドでなくても良かったのではと思わせる「意味ワカンネェ?」という感じのセールス的には失敗のアルバムでしょう、
ゲイリーはこのバンドで何をしたかったのか?クリームの解散はジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーの不仲説にあったと聞いておりますので、又、このバンドでその理由により解散したのかもしれません、
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