兵庫県立加古川東高等学校 アメリカ研修（２０１８年）

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早速、MIT Tシャツを着ています。みんな眠たそう…

徹夜組が楽しんでます。

SSHから国際理解の担当になって２年目のアメリカ研修ですが、参加申し込みの際の志望理由書には、英語の向上が目的、が昨年より増えました。それを受けて今年は理系の施設訪問を少し減らし、企業訪問や最終日の自由時間を増やしました。それが裏目に出ないかという心配は杞憂に終わり、生徒達の進歩が予想以上だったのが嬉しい驚きでした。文法の間違いはテストではきっちり減点する英語科の立場からでなく、「文法は気にせず、もっと積極的に話しかけろ！」と、自身も英語で話しかけている新先生が叱咤激励してくれたのは説得力がありました。またＪT Bの添乗員さんも、２年前のこの研修を担当し、ご自身も留学経験があるので、生徒達に親身にアドバイスして下さいました。おふたりのおかげで、企画担当者として全体の流れや安全面に意識を集中することができたのは、有り難かったです。プレゼン本番も予想以上の出来栄えで現地の先生方に褒めて頂きました。生徒達の著しい成長に、東高生の誇りを感じました。

海外から帰ってからよく聞かれるのは、治安は大丈夫だった？ということです。
本研修を実施したのはボストン郊外のチェストナツヒル市です。ここは超がつく高級住宅街です。アメリカン・ドリームを叶えたものが住むことができる場所にあります。だから治安は全く問題ありません。女性の夜間の一人歩きもチェストナッツヒルであれば大丈夫です。
スーパーまでの道を歩いていると、映画に出てくるような豪邸。バスケのゴールがあり、車はどでかいピックアップトラックも多いです。
しかし、各部屋の壁に書かれた緊急時の注意には、銃撃された時の対処法が事細かに書かれており、アメリカが銃社会であることを思い知らされます。

明日は飛行機の出発が早いため、午前3時15分集合です。朝ではない時間ですね。このまま起きとくという生徒もいます。
でもまずはパッキングをしましょう！

寮の食堂で最後の食事です。メインの料理は、よそってくれるスタッフがいるのですが、今日のメインはターメリックライスと鳥のトマト煮込みと添え物の煮野菜。とても美味しそうだけどいつものように”a little please”と要求。それでもこの量。なかなか”a little”を共有するのは難しい。
しかしこの食堂の料理はとても素晴らしかったです。毎日メニューが変わりバラエティがあるし、サラダなど野菜類も豊富だし、白ご飯、フォー、パスタなども日替わりで出されるなど各国料理にも対応しています。
油の量の多さに胃がもたれていた人も、そのうち対応していました。同行の添乗員さんは各地の学食を経験されてますが、ここほどレベルが高いところは見たことないそうですよ。
いずれにせよ、海外に行った時に食事に対応できるかどうかは重要なことです。いくら日本食が広まっているとはいえ、日本人が満足できるレベルの高級料理店に毎日行くわけにはいきません。
私の経験からいうと、海外に行って胃がもたれたり、お腹を壊したりは、起きて当然です。私は特に胃腸が弱いので、今回もかなり壊れました。種類の豊富さも日本を基準にしてはいけません。毎日同じものを食べ続けるなんてザラにあります。
しかし、他国の食文化を尊重しながら、見たことのない料理や食材にチャレンジすることを楽しんでください。料理にはその国の気候、土壌、地形、宗教などの影響を強く受けています。なんじゃこれは！とかいいながら恐る恐る箸を進める時も文化交流をしているのです。さらに、なぜこの国ではこの食材が豊富なのか、その原因を考察できるようになればさらに楽しいです。それには地理の知識がとても役立ちます！

世界最高峰の大学の一つであるハーバード大学に行きました。
正門には”veritas”（真理たれ）という標語が掲げられています。
施設内は立ち入り禁止ですが、図書館の入口付近から内部を覗き見します。あれがハーバード大生だ！と騒いでいます。
そして、学位授与式が行われる記念教会前で写真を撮りました。
大学生協ではお土産をたくさん買っていました。そんなに買って、スーツケースに入るかな？

昼食はクインシーマーケットで。ボストン名物といえば、クラムチャウダーとロブスター。
クラムは日本のものより大きくて食べ応えがあって、とても美味しかったです！
またクインシーマーケット内にはユニクロもあります。ユニクロ頑張ってるねー！

午前中はアメリカ独立の契機となった様々な史跡をめぐります。
案内してくれるのは、当時の服装に身を包んだマークスさん。イケメンです。
All English の説明はどこまで聞き取れましたか？また、例え英語が聞けてもボストン茶会事件や、当時の歴史的な世界情勢に関する知識がないと厳しかったでしょう。
英語だけができれば国際人ではありません。様々な知識を幅広く学んでください。